ワザを極めよう!……水産食品Blog このページでは、食品部会、水産部会の工場についての活動、関連する情報を事務局より報告しています。

水産食品Blog

【03 会員情報】

2012-01-24

“女たちはどう乗り越え、どう立ち上がったのか“ 「食の学校」復興セミナー報告

2012117日(火)、「食の学校」復興セミナー
“女たちはどう乗り越え、どう立ち上がったのか“ に参加してきました

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東京秋葉原の貝印本社、Kai Houseというおしゃれなコミュニティースペースにて、お話を聞きました。


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講師は講演順にRadixの会でもおなじみの

大木代吉本店の大木洋子さん
水山養殖場の畠山寿子さん
八木澤商店の河野光枝さん

どなたも老舗を陰で支える名物女将さんです。
女たちのしなやかな底力、さあ、お聞きしましょう。


大木洋子さん

clip_image002[8]大木さんとPC操作をされたお嬢さん

福島県矢吹町という小さな町は津波の被害こそ無かったが、地震の揺れが大きく農業用パイプラインが崩れ水の供給復旧のメドが立たなかった。
原発からの避難者を多く受け入れたが、風評被害も大きかった。にもかかわらず、東電からの補償金は対象外。

まだまだ大変な日々のようだ。

さて、3月11日当日。

大木さんはご主人とお二人車でイベント会場へ移動中。
信号待ちの時、急に空が真っ暗になり車が縦横に揺れ、頭が天井にぶつかる。
道路が波打ち、信号機が倒れそうになり、歩いていた人々はみな地面にひれ伏していた。
恐怖で体がガタガタ震えた。

車で公園に避難したが、余震が続き携帯は繋がらず情報が無くパニック状態に陥る。

その後自宅へ向かうが、国道はすごい渋滞、家がつぶれ火災がおき道路が陥没しているため、迂回して裏道を通り自宅へ。

でも、怖くて真っ先に自宅へ行けず、事務所から見届ける。
やっと、夜八時ごろ自宅へ。

門灯が倒れ蔵がつぶれていた。全身の力がいっぺんに抜けてしまった。

社員に聞くと、ガラスの割れる音、建物の崩れる音、まるでバクダンが落ちた様な音で暫くは耳がおかしくなっていた。
土煙で前も見えない。女子社員は無我夢中で逃げるが、余りの惨状に体が震え地面に泣き伏してしまったとか。

翌日、静まり返った中で、絞りを待つのみだった酵母のプツプツという醗酵する音が、脳裏に残る。

しばらくはお嬢さんの家で過ごし、ライフラインの復旧もままならない中、地下水で炊き出しをしながら生活。一面の瓦礫の山で復旧作業を続けたが、社員の中には「こんな危険な所で作業させるんですか!」という者もいた。

そんな中、二人一組で溢れたもろみをすくい、瓦礫を袋詰めし、残ったお酒を移し、全員ヘルメットをかぶって頑張った。

私の立場で社員にできる事は何か?

先ずは暖かいものを作り社員に食べさせ元気になってもらう。

どんな状況にあっても、食べる事は生きる事、食べ物のエネルギーをもらって生きていく。
物は無いけれど何とか続けてきた。

多くの方の支援と応援を心から感謝している。

現在は、更地に車や資材を置き、この冬何とか酒作りを再開。
建物は春以降順次修復していく予定。社員の安全を図りなんとか作業している。

自宅はガラスの無い部屋など、地震の度にギシギシ音がして不安だが、修復のメドが立たない。先ずは蔵を最優先。

福島県は地震被害の他に原発被害もある。
風評被害が大きく福島県産を諦め山形・秋田県産の米を使用。
仕込み水は地下水だが製造工程の中で何度も検査をしながら安全確認している。

福島県内まだまだ復興には時間がかかりそう。
矢吹町でも75%の家屋が被害を受けている。

また、大型スーパー進出で昔ながらの商店が寂れてきた事に、今回の震災が拍車をかけているのがとても残念。町の復興と自社の復興と一緒になって頑張りたい。
その為にも地域の復興の手助けをしている。

今回の震災のストレスで、ジンマシン、不整脈、胸痛・・・等に悩まされ後ろ向きになる事もあったが、皆に支えられ前に進めた。人のつながりのありがたさに、前に進める事に感謝。

これからは、職場環境・確かな品質・新商品の開発を考えていこう。

物静かな大木さんが淡々と震災当日の様子を語られるのを聞き、瞬時に崩壊していった家や蔵や町を目の当りにしガタガタと震えながら立ちすくむ様子、 今更ながらに恐ろしい・・・
そんな中、皆の為にまず暖かいものを作る、大きな屋台骨を支える細い大木さんの底力。
体調不良にも負けず社員の為、会社の為、町の為、福島の為に頑張る姿。

やっぱり凄い!

美味しいお酒、どんどん作ってくださいね。

私はあまりお酒は頂きませんが、“こんにちは料理酒”のファンです。

味ももちろんですが、あのラベルもいいですね。
会社も町も福島も元気になって、美味しいもの、良いもの、ガンガン復活させてください!


【畠山寿子さん】

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       (写真上:畠山さんとPC操作のお嬢さん)

地震のその時は外出中。
地震の瞬間めまいかと思ったが、この大きさなら津波は来る!と、思った。
過去のチリ津波と比べまあまあの津波が来るだろうと思っていた。

信号も止まってしまったので、急いで猛スピードで車を飛ばし家に向かう。
普段からのスピード狂が功を奏した?!

途中の橋も峠も心配した崩れは無く家に帰り着く事が出来た。
干潟の水が通常引かない時間帯に引いていた。
その様子を確認して津波はどのぐらいか、と考えながら家に入る。

社員は皆帰っていたが一人だけ気仙沼の人がいてその人だけは、なかなか安否確認が出来なかった。
被災はどうあれ、一週間後その一人の社員の確認ができて本当に良かった。

家の裏山へ向かい藪をかきわけバラ道を逃げる時、向かいの山の半分が波でうまっていた。
52軒中44軒跡形もなく流され4人亡くなられた。
残った人の健康を考える事で頭が一杯。
我が家が避難所となる。

気仙沼方面は火災による黒い煙がたち、雪、みぞれが舞う中、車に分乗して一晩エンジンをかけて暖をとる。
翌日からはだるまストーブを探し出し、山から薪を探してきて暖をとった。

食事はまずうどんからスタート。
家にあった頂き物の残りの乾麺と営業用のいなりの皮で作った。
水は、沢から引いている水を拾ってきたホースを繋いで一端水槽に溜め、それをペットボトルで汲んで、煮沸しキッチンペーパーでろ過し、使っていた。
ご飯を炊き海苔で包み、冷蔵庫の中身を何でも煮て食べた。

3日目、消防団と防災関係の5~6人が救助に来てくれた。
お年寄りはその時連れて行ってもらった。

とにかく食べる事。次が仕事。
そしてこれからどうしよう・・・という順番で考えていた。
仕事は存続なるか?という状態だったが全国からボランティアが集まり大いに助けてもらった。

牡蠣のたねは、北海道から少し届き、石巻のたね屋で残っていたものと併せて、急いで海に下げた。

すると、海の生命力はすごい!
通常1年半かかるところが半年で大きくなった。

この勢いで早く回収していきたい。
被災者で違う仕事に就いていた人たちも一緒に作業している。

「もう少し状況が良くなって、もう少し暖かくなったら、皆さんいらしてください。
  皆さんで牡蠣パーティーでもやりましょう!」

実にお元気なお話の楽しい畠山さん。
震災で語り尽くせない経験をなさったのに、明るくお話して下さった。
やはり、女の底力は「食」でした。

沢の水をどれだけ苦労して煮炊きに使ったことか・・・
でもきっと、いつもお元気に声を掛けながら皆さんを引っ張っていかれたのでしょう。目に浮かぶ様です。

そんな浜の女たちの陰の図太い力が、豊かな海に流れ込み牡蠣を大きく育てているのでしょうね。

「森は海の恋人」運動の引き続きの推進も応援します。
フランスからルイ・ヴィトン氏も支援に見えたのですよね。

別件ですが、私も牡蠣オーナー制度に参加しています。
「元気になっていく皆さんと牡蠣」、楽しみです!


【河野光枝さん】

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左から、野呂食品の野呂さん、山本監査役と、河野さんと、親跡取締役

震災当日、お孫さんはインフルエンザでお嬢さんも体調不良。
河野さんは自宅でお孫さんたちと一緒に家に居た。
去年3月から常務の役を降りのんびりやっていたところだった。

グラグラと地震が来て、なまこ壁は崩れ、家の中はめちゃくちゃ。
冷蔵庫を始め全てのものが飛び出した。
今までに無い揺れ。これは普通ではない!

会社を見るとすでに社員がおばあちゃんを連れて逃げていたので、お孫さんとお嬢さんを連れて車で逃げる。
何も持たず一刻も早く渋滞に巻き込まれずに逃げよう!

とりあえず息子さんの家(8Mぐらいの高さがある、小学校の2Fぐらいの高さ)に逃げればいいかと向かったが、皆留守で鍵がない。
車で待機していたら、海から普通ではない津波が・・・

湧き水のある神社に逃げる。
津波怪獣に追いかけられている感じ。

工事現場の小屋があり皆が非難していた。
社員やお子さんたちは無事を確認できたが、着の身着のままだったので、寒いこと寒いこと!
カーテンを敷いて10人ぐらいで足を突っ込んで合わせながらごろ寝。
さすがに88歳のおばあちゃんは夜中に具合が悪くなりヘリコプターで救助してもらった。

避難所には、400人ぐらいが集まっていた。
そこで誰彼の安否情報を色々聞いた。

その内、人間とは不思議なもので「悲しみ」の感情が麻痺してきた。
心の中が無表情になる異常な状態。
「私はこんなに冷たい人間だったのか」と思ったぐらい。

台所で食材の確認をしたが、あっという間に食材も底をついてしまった。

地元のお年寄りの知恵で焚き火をしたり、木を削ってお箸を作ったり、被災を免れた人が赤ちゃん用の離乳食を作ってきてくれたり、逃げる事の出来た者同志助け合いながら過ごした。

一方、ご主人の河野さんは当日新幹線に乗車中。
上野に戻り駒込在住の妹さん宅へ非難し、テレビで被災映像を見ながら、「皆死んでしまったぁ・・・」と妹さんとオイオイ泣いた。
14日、やっと戻る事が出来たご主人に、河野さんは「いつまで帰ってこないのよ!」「何やってたのよ!」という気持ち。

分かるなぁ・・・怖くて不安で心配で堪らない日々、やっと生きている夫の顔を見たのですもの、安心と同時に文句も言いたくなりますよね。

お孫さんたちは東京や北海道に避難し、八木澤さんご夫婦・息子さん・社員の皆さんは自動車学校に仮会社を造り、陸前高田の支援物資を会社中継でデリバリーボランティア。

残った2台のトラックを使って1ヶ月ほど頑張る。

会社の全てのデータは流されて無かったものの、会計事務所に保存されたデータがあり、事なきを得た。
車の中で会計事務所から送られた先月のデータを基に給与計算をした。

一番先にめがねを作っておいて、ホントに良かった。

4月ごろからは会社再建を考えた。
若い社員のやる気が無ければもう再建は諦めよう・・・とも考えていたが、皆がやる気だったので手伝おうということになった。

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非難した神社へ続く石段と鳥居は津波で流されたが、若者たちが感謝の気持ちを込めて木や竹で修復した。


若者が頑張る事に口出しをしないように、河野さんは家族の事を考えようと思った。

避難先の一ノ関から戻ろう。
2年後には越前高田に家を建てよう!
がしかし、発表された復興計画を見ると家を再建するのには10年はかかるだろう。

それまで私は何をする?今の私に出来る事は?

夜になると真っ暗闇、子供たちは震災の夜暗闇の中逃げたトラウマがあり、暗闇を怖がる。
どうにか明かりを作りたい。
原発ではない代替エレルギーは無いか?考える。

ボタン電池をいれた小さなライトを紙の袋に包み木に吊るす。
その中に子供のメッセージを入れて点灯し三陸イルミネーションとして仮設住宅の入り口に飾った。

その後そのメッセージライトは横浜に送られ年越しをする。
子供達の心を癒す運動、もっと何が出来るだろう?考える。

また、地元の木を使いタイムカプセルとしてメッセージを書き、組み合わせて小さな集会所を造ったが、そこにカーテンを作らなければ。
被災者が助け合って私の出来ることは何か?考える。

陸前高田はまだまだ砂漠状態、その情景を見ながら、心の底から悲しみがこみ上げてくる。涙が出る。

まだまだ復興の入り口、真っ暗闇の夜と同じぐらいのものなのかも・・・

でも、八木澤商店の若い社員の皆さんの力、河野さんの何が出来るかいつも考え前に進もうという力、その素晴しい力があれば暗闇の砂漠にも溢れる光がしっかりと降り注がれます!

会社は息子さんたち若者に託し、復興の為、未来を担う子供達の為、女傑河野光枝さん、ど~んとそのパワーを見せてください。
ご主人とお二人でのこれからのご活躍を、ワクワクしながら応援していきます。

我がRadixの会でも絶大な信頼を得ている河野さんご夫婦のご活躍が、これからの復興を大きくリードすると思っています。

3人の肝っ玉母さんたちのお話をお聞きした後、美味しいワインとお酒とお料理のフリータイム―フータイム。

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野菜は大阪ナチュラルビズさん、骨付きハムはアーク牧場さん、パンは今昔工房さん、そして、大木代吉本店さんのお酒と、ワイン、ホントに全て美味しかったです。

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また、食の学校伺います。有意義なひと時でした。

ありがとうございました。

                                                                                     Radixの会事務局:松橋

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【01 食品部会】

2011-11-28

2011年トップミーティングin東京/食品・畜産合同会議 開催報告

2011年10月21日(金)、東京都港区の芝パークホテルにて、食品部会・畜産部会を対象とした「2011年トップミーティングin東京」が開催されました。今回は特に、参加対象者を組織の経営者または経営に携わる方を対象に設定。川越で開催された初の食品会議の趣旨に立ち戻り、組織を牽引する立場の者が語り合い、思いや考え、今後の方向性などを共有しあいながら、共に発展するきっかけとなる場を目指しました。 また、引き続き翌22日(土)には、食品・畜産合同会議も開催。豊浦獣医科クリニックの大井宗孝先生をお招きし「NonGM飼料、口蹄疫の実情と今後、豚インフルエンザ、畜産の放射能汚染について」と題したセミナーを行いました。 

IMG_2045<プログラム>
13:00~
受付開始
13:30~
「上期の総括と今後の戦略について」 らでぃっしゅぼーや㈱ 緒方大助代表取締役社長
14:10~
「らでぃっしゅぼーやの会員増と購買傾向について」
らでぃっしゅぼーや㈱ 事業本部マーケティング課 木船信義課長
14:40~
休憩
15:00~
会社紹介・業界情報・メッセージ ※参加企業各社からの報告
17:20~
閉会挨拶 ㈱おとうふ工房いしかわ 石川伸代表取締役社長(Radixの会食品部会副会長)
17:30~
終了IMG_1969

 

今回は、トップミーティングのメインイベントであった、参加企業各社の代表の皆さまによる発表より、特に注目度の高かった発表を抜粋してご紹介いたします。

 

(農)会田共同養鶏組合 中島組合長
本年、農林水産省が推進している『農場HACCP推進農場』の第一次指定農場5つのうちの一つとして選出された。2009年より取り組みを開始していることもあり、来年にはHACCP認証を目指している。近年の鶏インフルエンザなどに対する対抗策としてもHACCPの取得は重要。また、アニマルウェルフェアも同時に推進しており、概ね90%という段階まで達成が進んでいる。数年後にはアニマルウェルフェアを完全達成ということを目指している。6次産業化の団体にも指定されることもあり、しっかり勉強して取り組んでいきたいと考えている。

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(農)会田共同養鶏組合 中島組合長

(株)おとうふ工房いしかわ 北瀬常務 

企業の中の資産として「ヒト・カネ・モノ・情報」がある。最近の取り組みの中では「ヒト」の部分で手応えがあることが多かった。現代は、非常に低成長の時代に突入しており、何を大事にすべきかと考えた時、まず人材教育が基板となってくると思う。どの会社でも様々な研修やセミナーなどを実施されていると思うが、なかなか響くものが少なく、いざ実行となると難しいと感じる。そのような中で、弊社でも様々な取り組みを実施しているが、100キロの距離を30時間かけてあるく「100キロウォーク」というイベントへの参加が印象的だった。30時間、夜中と歩いていると、人からの励ましが心の底から染み渡り、本当の感謝がどういうものかがわかる。人は一人では生きていけないということが体験的にわかった。若いスタッフだけでなく、管理職クラスの人材とも多くを共有でき、とても満足度の高い社員教育になったということを、ご紹介したかった。

IMG_2223(株) おとうふ工房いしかわ 北瀬常務

木次乳業(有) 佐藤社長
酪農家は経営的に厳しい状況に置かれており、高齢化・後継者不足という問題も抱えている。このような状況に対して、お付き合いのある酪農家を支援できないかと考え、2~3年前より、耕作放棄地を利用した粗飼料の生産に取り組んでいる。今年度からは飼料稲の栽培にも着手している。後継者不足という問題に対しては、これまでにないスタイルの牧場を展開することで、対処していけないかといったことも考えながら、新たな取り組みを進めている。

IMG_2251 木次乳業(有) 佐藤社長

桜井食品(株) 桜井社長
今年は北海道の馬鈴薯が不作で確保に大変苦労した。北海道では3年連続での馬鈴薯の不作が続いている。また、燃料の価格上昇も追い打ちをかけてきている。そのような状況の中ではあったが、昨年ISO22000を取得。社内的には2年前から勉強会を始め、「ムリ・ムラ・ムダ」を取り除くような仕組みづくりやトレースといった取り組みを行なってきた。勉強会は平日の就業時間中に実施。出荷や製造の現場には大変な負荷がかかっていたため、生産量は落ちるであろうと思っていたが、結果的にはムダのない製造を行うことによって、勉強会に取られた時間分をカバーできていた。原材料調達などの問題もあり、売上は下がったが、利益はなんとか確保できた。大きい要因としては、原材料比率は上昇したものの、製造経費が大きく低減し、生産性が上がったことが大きかったのだと思う。ISO22000の取得は、海外への輸出が主目的であったが、結果を見てみると、社内の改善に対する意識や成長したいという意欲につながったのではないかと思っている。

IMG_2377 桜井食品(株) 桜井社長

(株)角谷文次郎商店 角谷社長
愛知県は醸造業が盛んな地域で、全国的にも有名な大手調味料メーカーも多くある。このような地域の中で、私達は大手メーカーが切り捨ててきた部分を、丁寧にきちんと守るという方向性を選択してきた。本格的・伝統的な三河味醂にこだわり、変わることなく作り続けることで、今日安定した経営を実現している。愛知県の1%であれば経営は厳しいが、全国の1%であれば経営を成りたせることができる。他メーカーがコストダウンや大量生産・大量販売でなおざりにしてきた部分を、私達はきちんとやるということで、品質的に大手メーカーの前を歩くことができているのだト思っている。新商品の開発で幅を広げていくという戦略もあるが、私達は逆に商品の絞り込み、1点集中という進路を取ることで、みりんとはどんなものかをしっかり考えながらやっている。これをさらに深め、みりんを作るというところで終わらずに、その原材料であるお米の美味しさを醸造という技・力をかりてどこまで表現し、伝えていけるかといったことに取り組んでいきたい。

IMG_2455 (株)角谷文次郎商店 角谷社長

21日のトップミーティングは47名、22日のセミナーは22名と、大変多くの企業経営に携わる重職者の皆さまにご参加いただくことができました。加工食品は取扱商品の幅が大変広く、共通のテーマを見つけることが難しいという課題もありますが、企業経営の中心に立ち、日本の食とを守るという大義名分と、信念に追従し、懸命に働いてくれるスタッフたちを守るために、日々戦い続ける経営者という立場に立つもの同志、共有できるものも多かったのではないでしょうか?年1回の食品部会・畜産部会の会議ですが、この場から、新しい取り組みやコラボレーション企画が誕生する日も遠くないのかもしれません。

IMG_2906 そうそうたるメンバーで記念撮影。

 

(報告:Radixの会 小川)

 

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【02 水産部会】

2011-11-16

第10回お魚会議(2日目「全国うまいもの市」編)開催報告

2011年11月12日(土)、記念すべきお魚会議10周年のメイン企画として「がんばろう日本!東北に笑顔を取り戻そう・東日本大震災復興支援チャリティイベント・全国うまいもの市」が東京タワー前広場で開催されました。節目となる記念大会を、より多くの方の思い出に刻み込みたいという、水産チームの思いが届いたのか、雨模様の予想だった当日の天気も一転して晴れに。秋空のもと、このイベントに集結した水産関係者をはじめとした、生産者・メーカーの皆さま、らでぃっしゅぼーやスタッフが一丸となり、東京タワー前広場でよりすぐりの“うまいもの”をPRしました。

今回は、写真中心で当日の模様をご紹介します。

IMG_3721Radixの会の事務所から会場に向かって荷物を搬送中

 IMG_3724 これでもか、と言わんばかりの快晴。絵に描いたようなイベント日和です

IMG_3736 四国四万十川をPRするポスターも掲示中(四国ブロックブース)

IMG_3738 お鍋のおともに「ゆずりんこ」。試食で“おいしい”と購入される来場者さん続出(九州ブロックブース)

IMG_3748 土佐の姫かつおを使った佃煮。にんにくがほんのり効いて、炊きたてご飯が恋しくなる味です

IMG_3754 スタッフ手作りの募金箱。ちょっと文字がズレてるのは、ご愛嬌ということで

IMG_3755 らでぃっしゅぼーや飲料担当の自信作、NS乳酸菌飲料。メーカーさんのご好意で400本を無料配布

IMG_3769 東北ブロックは、震災で被災されたメーカーさんが元気に出店

IMG_3772 北海道ブロックのブースには、北海道ならではの海の幸の缶詰がズラリ

IMG_3836 開場直前。伊藤事務局長から直前ミーティングの号令がかかります

IMG_3849 全員一旦作業を止めて集合。直前ミーティングでもろもろ最終確認

IMG_3902 いよいよスタート。ブースの前に出て、お客様を全員でお迎えします

IMG_3885 北海道ブロックの放牧豚焼き。香ばしく焼ける肉の匂いがたまりません

IMG_3919 司会進行は、(株)あおいくまの坂本さん。のっけから名司会者っぷりが炸裂

 IMG_3940 東北ブロックのブースでは、旬のサンマが美味しそうに焼けています

IMG_3945 開始からまもない時間なのに、会場は一気に混雑してきました

IMG_3948 呼び込みにも気合が入ります(九州ブロック)

IMG_3959 別所蒲鉾店さんの練り物をたっぷりつかったおでん
もちろん、合成添加物・うま味調味料などは使ってない、安心仕様です

IMG_3976 ステージでは、ミニゲームを実施中。写真はちびっ子を対象にした、わなげの様子

IMG_4041 うなぎつかみゲームの様子。はじめてのうなぎにおっかなびっくり?

IMG_4012 ゆるきゃらの共演。らでぃっしゅくん(左)×ノッポン(右)

IMG_4027 「うぉー、うまそうぅぅ~」スタッフからも感嘆の悲鳴が上がった北海道ブロックの焼きたらば

IMG_4003 一本釣りマグロのかつおぶしにこだわる(有)タイコウの稲葉社長
実際に鰹節を削って、出汁取りの実演です

IMG_4029農産部会から参戦したあゆみの会のブース。新鮮野菜がずらりと並びました

IMG_4541 九州・草枕グループのおいしいみかんを売りに来たのは右田農園の看板娘、リカちゃん
Radixの会の2代目研修生でもあります

IMG_4057 募金にご協力くださった皆さまには、ポストカードとステッカー、缶バッチをセットでプレゼント

IMG_4063 日本初の卵かけゴハン専用醤油「おたまはん」でお馴染み・吉田ふるさと村さん(山陰ブロック)

IMG_4126おいしい牛乳の代名詞といっても過言ではない、木次乳業からは、
飲むヨーグルトやチーズが出品されました。

IMG_4140 あゆみの会では、干し芋の試食を行なっていました

IMG_4158 おでん早食い競争。食べる人は補助者に食べさせてもらわなくてはいけないルールです

IMG_4168 これでもか、というほどアツアツにしたおでんをステージに運ぶ別所蒲鉾店の竹並社長

IMG_4221 おでん早食い競争スタート!
「あっちぃ」「やけどする~」と言いながらも皆さん、すごい勢いで完食でした

IMG_4264 メインイベント「鍋グランプリ」のチケット販売開始です

IMG_4291 応援に来てくださった、クヰンビーガーデンの星川さん。いつもありがとうございます!

IMG_4302 鍋グランプリの鍋の仕込みも大詰めです(北海道ブロック)

IMG_4322 水産チームの紅一点、鈴木さん。売り子姿がキマってます!

IMG_4350 飲料担当の2人。秋晴れの空気に似合う、さわやかな笑顔です

IMG_4362 東北ブロックの「三陸海鮮鍋」具だくさんでいろんな魚のつみれがたっぷり!

IMG_4379 スタッフだってお腹がすくんだもん!ガンガン働きながら、ちゃっかり鍋グランプリにも参加

IMG_4392 どの鍋が人気なのか、気になって仕方がない?
入れ替わり立ち替わり、投票箱を覗きに来るスタッフのみなさん

IMG_4453鍋グランプリの結果は…。ダントツで九州ブロックのモツ鍋でした!
しじみ汁、すごくダシが出て美味しかったのに…

IMG_4527 終了時間が迫り、みなさん売り込みにも一段と気合が入ります

IMG_4534 岩手県宮古市から参戦。震災に負けてられるかと、丸友しまかの二代目も元気に売り込みます!

IMG_4588 締めくくりは、やっぱりこの方でないと格好がつきません!
山陰のドン・別所かまぼこ店の竹並一人社長(Radixの会食品部会理事)

IMG_4603 予定より30分延長し、大好評のうちに終了した「全国うまいもの市」
ご来場いただきました皆さま、本当にありがとうございました

 

※当日の様子は、Radixの会の情報発信twitterでも御覧いただけます。
http://twitter.com/#!/radix_info

 

(報告:Radixの会 小川)

水産食品Blog

【02 水産部会】

2011-11-16

第10回おさかな会議(1日目・セミナー&会議編)開催報告

s_IMG_32952011年11月11日(金)、食品部会の中でも独自の活動を展開する水産チームによる「お魚会議」が東京都港区の機械振興会館で実施されました。今年は、節目の10周年ということもあり、毎年恒例となっている会議に加え、タイムリーな話題でもある放射能問題と東日本大震災復興支援という2軸を追加。鋭い提言が各方面から注目を集める気鋭の学者、三重県大学の勝川俊雄准教授による記念講演、さらに翌日には、らでぃっしゅぼーやとの共催で「がんばろう日本!東北に笑顔を取り戻そう・東日本大震災復興支援チャリティイベント 全国うまいもの市」を東京タワー広場にて開催するなど、盛りだくさんの2日間となりました。

11日午前/特別講演「日本の魚は大丈夫か」 

過去のお魚会議では、水産資源を専門とする有識者の方々に講演いただいてきましたが、今回は東日本大震災以降、無関心ではいられなくなっている放射能問題にも注目。水産資源などの漁業問題だけでなく、放射能問題についても学ぶ機会をという趣旨で企画。水産資源問題を専門としつつも、放射能問題についても各方面への積極的な提言で注目を集める、新進気鋭の若手学者、三重大学資源学部の勝川俊雄准教授をお招きし、記念講演「日本の魚は大丈夫か ~水産資源と放射能について語る~」を行いました。

s_IMG_3310勝川先生の書籍「日本の魚は大丈夫か」をご参加の皆さまに進呈。

この記念講演には、らでぃっしゅぼーやの会員様も特別ご招待。10月に参加希望を募ったところ、定員10名様のところに50名を超える応募をいただき、放射能問題への関心と勝川先生の注目度の高さを改めて再認識することとなりました。また、らでぃっしゅぼーやスタッフや関係各所からの参加希望者も殺到。あまりの希望者の多さに会場の変更も検討しましたが、費用や場所などの問題で、当初予定していた会場のまま実施することに。なるべく多くの方にご参加いただけるよう、限られたスペースにギリギリまで席を詰め混んでセッティングしたため、「ちょっと会場が狭いなぁ」と感じられた方もいらっしゃったかもしれません。

s_IMG_3361会場内の様子。参加希望者が多く、会場内はかなりの混雑模様。

講演は水産資源問題と放射能問題の2部構成で実施。第1部は水産資源の管理について。現在の日本漁業の内訳を天然魚(国産)、天然魚(輸入)、養殖魚の3つに分け、それぞれの実情と将来的な展望を検証し、日本の水産業の未来予想図がどうなのか、またよい方向に持っていくために必要な事などを、勝川先生の視点からわかりやすく解説していただきました。

s_IMG_3390 三重大学の勝川俊雄准教授。鋭い提言で各方面より注目を集められています。

第一部は、日本の水産資源問題について。日本の水産資源問題といえば、多くの方が“魚の乱獲”を思い浮かべるのではないでしょうか?勝川先生によると、この問題の根底に「日本の規制のゆるさ」があるのだそうです。昔から「親の敵と魚はとれるうちに取れ」とも言われ、とにかく獲れるものは取る、グズグズしていると自分の獲る魚がなくなるという業界風土であることは重々承知の上で、未成魚が価値の出る大きさ似成長するまで、ほんの数年皆で少し待つことができれば、日本の水産資源の枯渇には歯止めがかけられるのだと勝川先生は訴えます。例えば、今0歳の鯖を取っても500円程度にしかならないものが、2年待つことによって価格は10倍近くに。つまり、魚の価値が上がるまで獲り控えるというのは、割の良い定期預金をするようなものなのです。現在、日本の沿岸漁業者の平均年収は260万円程度。多くの漁業従事者が年金も受け取ることで、なんとか食べていっているという状態。さらに、ここ10年で燃油価格の上昇や、魚価は低迷など、なかなか後継者が育だちにくい状況には拍車がかかる一方。これでは乱獲のスパイラルに歯止めをかけることは難しいでしょう。しかし、このような状況であっても、きちんとした産業政策、例えば、漁業権を地域単位で設定するのではなく、個人単位で設定するなどの施策をとり、水産資源が価値のあるものに成長したタイミングで獲るという流れができれば、漁業者が漁業一本で生活していけるようになり、後継者も増え、地域コミュニティや地域経済が回りはじめます。そのためにも、水産資源に関する情報収集・分析に基づく提言や情報公開は誰かがやらないといけない、さらには、消費者も水産資源について知り、水産資源を守るために活動する生産者を応援することが、乱獲の流れに歯止めをかけるきっかけになり、日本の食卓は十分にまかなっていけるのだと、訴えられました。

第二部では、多くの方が高い関心を持っておられる放射能問題について。まずは、放射能がどのようなものかをわかりやすく解説された上で、暫定基準値がどのように決定されているのか、注意の必要な食材についてもレクチャー。今、多くの方が、何を信じたらよいのか、何を食べたらよいのかと悩んでいる現実については、基準値は日本政府だけでなく、ICRP(国際放射線防護委員会)やECRR(欧州放射線リスク委員会)などの機関がそれぞれの主義主張に則った基準を出しているので、それらを検証し、自分の考えに近いところを選んで、食生活を考えることで、それぞれ自分なりの基準を作っていけばよいのではないでしょうか、と締めくくられました。

s_IMG_3408 理系の知識がなくてもスルリと理解できる放射能の説明が印象的でした。

★勝川俊雄准教授の講演の様子を収録したDVD(非売品・Radix会員用)を作成中です。DVDご希望の会員様は、Radixの会事務局までお知らせください。※Radix会員様向けのDVDですので、会員でない方への配布・販売は一切行いません。予めご了承ください。

11日午後/お魚会議

勝川先生の記念講演が好評の内に終了した後は、今回のメイン企画「お魚会議」へと進行。いったん会場の整理・模様替えを行った後。15時35分より、らでぃっしゅぼーやMD部・福江敬太郎部長のご挨拶を皮切りにスタートしました。毎年この時期に実施されるお魚会議。年末年始商材の取扱注意点や配送・物流スケジュールの再確認など、何かと問題の起きやすい年末年始をクレームゼロで乗り切るための情報共有を目的としていることもあり、皆さん真剣そのもの。参加者からの質問も多く寄せられ、ミス無しで今年1年を締めくくりたいという、水産チームメンバーの熱気に満ちた1時間半の会議となりました。

s_IMG_3431 当日司会を担当した、水産チームの山中さん。

会議の内容は、らでぃっしゅぼーやの社外秘相当の情報も含まれるため、当日の発表内容のサマリでご紹介します。

◆ご挨拶(らでぃっしゅぼーやMD部 福江敬太郎部長)
東日本大震災、さらには放射能問題が発生して以降、らでぃっしゅぼーやは、多くの事に劇的な変動を来している。このようなタイミングで勝川先生のお話が聞けたのは、大変タイムリーで皆さまも参考になったのではないか。魚については、らでぃっしゅぼーやに限らず、他の流通小売業でも“魚離れ”のため苦戦していると思う。しばらくはこの状況が続くかもしれない。しかし、ここ最近の動向をみると、盛り返してきている。おせちも順調に出始めている。これをきっかけに、これからは水産の時代だ!という勢いで巻き返していきたい。年末に向かって、追い込みの時期に入っている。らでぃっしゅぼーや会員様の期待に添えるよう、共に知恵を絞りながら、一緒にがんばっていきたいので、ご協力、よろしくお願いします。

s_IMG_3436 ご挨拶に立つ、福江敬太郎部長。

◆水産品の販売状況について(らでぃっしゅぼーや水産担当 吉田貴尋GL)
様々な販売促進を展開してきたが、商品の価値がきちんと会員様に伝わる販促ができれば、きちんと買ってもらえることが数字として現れてきた。我々は、安心・安全といったものはもちろんのこと、味にも重きをおいて商品開発を行なっている。これは、買いやすい価格帯の商品のブランドである「シンプルライン」の製品でも同様。らでぃっしゅぼーやの商品の核となる「RADIX基準」を厳守しながら、申し分ない味、低価格を実現している。商品開発では、試食会やアンケートなどを繰り返し、商品開発担当者だけでなく、多くの意見を取り入れながら作っている。時には、開発途中で商品化を断念する商品もあるが、なにより味にも品質にも妥協しない製品づくりを行うためだとご理解いただきたい。厳しい商品作りを行なっているが、全ては皆さまのお力添えがないと何一つできないこと。厳しいと思われる注文や要望をお願いすることも多々あるかとは思うが、私達を信頼してついていていただきたい。

s_IMG_3456 水産チームを牽引する、吉田グループリーダー。

◆放射性物質検査体制について(らでぃっしゅぼーや食品課 山戸浩次課長)
東日本大震災以降、今までのらでぃっしゅぼーやでは起こり得なかった状況が発生している。放射能に対する会員様のご意見は大変シビアなものが多い。入会される方は、妊娠や出産といったことがきっかけになっていることもあり、農薬や添加物を大変気にされている。当然、放射能に関しても「国の基準よりも厳しくしてほしい」というご意見も多くいただく。このような声を真摯に受け止め、らでぃっしゅぼーやでは厚生労働省が暫定規制値として定めた値の10分の1を自主規制値として定めた。また、独自の検査体制も構築し、実施していっている。検査結果は全てホームページで報告、らでぃっしゅぼーや会員様には、週1回の商品お届けの際、結果報告のチラシも合わせてお届けしている。今、食品安全委員会が政府の基準値を下げることを検討している。当社でもこの動きを見ながら、今後どのように対応していくかを考えていきたいと思っている。また、水産関係については、水産庁から漁獲水域と水揚げ港の表示に関する要望が来ている。これについても皆さまと相談しながらどう対応していくかを考えていきたい。安全な商品をただ扱っていればいいということではなく、らでぃっしゅぼーやのを選んでくださっているお客様にどう伝えるのかが一番大切だと認識している。できるだけ、ご利用してくださるお客様の不安を取り除き、「安心できるね」と言ってもらえる情報提供をしていきたい。

◆物流部からの報告(らでぃっしゅぼーや物流部 鈴木雅和さん)
年末年始に向かって、どうしても事故が増えてくる時期になる。不注意などによる事故のためにリカバリーに時間をとられないよう、皆様には共通認識を持っていただきつつ、忙しい時ほど基本のチェックをしっかりおこなっていただきたい。賞味期限の残存期間が社内で共有できているか、年末年始にかけて年号の印字間違いなど。また、出荷前に発覚した事故についてはは、事前にご連絡いただきたい。事前に情報を共有できれば、こちらでも余裕を持って対応できるため、事故を最小限に抑えこむことが可能となる。また、年末年始の配送はどうしても荷扱いが荒くなりがちであるということも念頭においていただきつつ、いつもより丁寧な作業を心がけていただきたい。

s_IMG_3464 おせちの早期受注チラシを見ながら、内容を再確認します。

◆品質管理下からの報告-1(らでぃっしゅぼーや品質管理課 石井敬子さん)
商品クレームは再注文のチャンスを逃がすことにもなるということを、再認識していただきたい。実際、一本の毛髪が原因で、退会されてしまうケースもある。年末に向けてもう一度手順や作業環境などを見直して事故を未然に防止できる環境づくりを心がけていただきたい。年末年始は製造アイテムが増える、業務に慣れていない方が工場に入るといった、常日頃とは違う流れが加わることで、思わぬ事故が発生する場合がある。また、手洗いについても、どう洗うのか、忙しい時におろそかになっていないかなどか、きちんと実行できているか、再度見直しをしていただきたい。いくらマニュアルをつくっても、現場で実行できないと意味が無いので継続できる取り組みをしていただきたい。

◆品質管理課からの報告-2(らでぃっしゅぼーや品質管理課 根田繁課長)
リコールはブランドイメージを著しく損失してしまうので、皆様と情報を共有しながら、発生を防止していきたい。万が一、リコールなどが発生した場合には、電話でのお詫び、手紙やハガキでのお知らせ、ホームページへの情報アップといった対応を行なっている、お詫びの文章については、らでぃっしゅぼーや公式ホームページのトップ画面のお知らせで掲示する。とても目立ち、大変恥ずかしい。一度、どのような情報が掲示されるか、ご覧いただきたい。これまではクローズドマーケットであったが、ローソンと提携し、らでぃっしゅローソンスーパーマーケットを立ち上げることで、オープンマーケットも目指していくことになる。リコールなどが発生すると、今まで以上に広く告知することになるので、より一層の注意をしていただきたい。クレームやリコールはお客様を非常にがっかりさせてしまう。数ある商品から、らでぃっしゅぼーやの商品を選んでいただいているということをきちんと認識し、ミスを繰り返さないための仕組みづくりが大切だと思う。また、皆さまが自社の商品に自信を持っていただくことが品質向上につながっていくと思う。

s_IMG_3467会場内の様子。皆さん、重要ポイントを聞き逃さないよう、真剣そのもの。

引き続き、年末年始の配送スケジュールの確認、食品部会(水産チーム)の竹並理事より次年度のお魚会議開催に関しての提言、翌日に開催を控えた「全国うまいもの市」についての説明を行い、締めくくりには、Radixの会・澤浦会長(野菜くらぶ)よりご挨拶を頂戴し、お魚会議1日目は終了しました。

s_IMG_3560翌日の「全国うまいもの市」の地区ブロックリーダーが意気込みを語りました。

 

会議を滞り無く終了したのちは、皆さまお待ちかねの懇親会へ。会場は港区でもおいしいと評判の中華料理店「味芳斎」さん。勝川先生も参加してくださいました。

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<<翌12日に開催された「全国うまいもの市」の様子は(2日目・全国うまいもの市編)でご報告します>>

(報告/Radixの会 小川)

水産食品Blog

【】

2011-10-17

第10回お魚会議のご案内

Radixの会 第10回お魚会議 のご案内

「日本の魚は大丈夫か」著者勝川俊雄先生をお迎えして

水産原料のネットワークから消費者交流まで、お魚会議は回を重ねる毎に内容が充実してきました。今回は第10回目の節目として、東京で開催します。

1日目の主な内容は「日本の魚は大丈夫か」の著者であり、研究の傍ら、政策提言、日本漁業の改革のため積極的な言論活動を行っている、三重大学准教授勝川俊雄先生の記念講演です。

2日目は、これまでらでぃっしゅぼーやのお魚をご愛顧いただいている会員さまに感謝し、一般の方にも各地のうまいものを食べていただき、被災したメンバーを含め東北の復興を少しでも応援できればとの思いで「全国うまいもの市」を、東京タワー正面広場にて開催します。全国の水産に携わる方々が一同に会する、年に一度の情報交換の場にぜひお越し下さい。

日 時: 2011年11月11日(金)・12日(土)

場 所: 11日 機械振興会館:東京都港区芝公園3-5-8

              12日 東京タワー:東京都港区芝公園4-2-8

参加費: 15,000円(懇親会費・宿泊費ほか全て含む)

宿泊場所

ヴィラフォンテーヌ 六本木ANNEX

〒106-0032東京都港区六本木3-2-7

TEL: 03-3560-5550 FAX:03-3560-5677

http://www.hvf.jp/roppongi_annex/

申込締切: 10月25日(火) 必着 ※参加申込書に必要事項ご記入の上、FAXください。

【日程】

1111日(金)

1300受付開始

13:30記念講演「日本の魚は大丈夫か・・・・・・・」

-水産資源と放射能について語るー

三重大学資源学部准教授 勝川俊雄先生

15:00質疑応答

15:15終了、会員さま退去

15:30お魚会議開始

年末年始共有事項 ・震災関連共有事項 ・今後の取り組みについて

17:30終了

18:00懇親会開始

11月12日(土)

10:00東京タワー正面広場

「全国うまいもの市」販売開始

出展:高橋物産㈱、(有)シバフレッシュミート、(有)渡辺商会、丸友しまか(有)、(有)タイコウ、(有)中津ミート、アジアマリン(有)、(有)渡邊水産、(有)別所蒲鉾店、(有)本田商店、木挽き屋雲川物産㈱、(有)鐘千 ㈱あおいくま、沖縄物産企業連合、大商水産㈱、三重県漁連、他(順不同)

「イベント各種」

輪投げ大会、うなぎつかみ取り、早食い競争、鍋グランプリ

15:00終了

*上記出展会員以外の参加者の方は、各ブースにてお手伝いしていただきます。詳細については、後日参加者の方にご連絡いたします。

勝川 俊雄 先生

プロフィール

1972年東京都生まれ、三重大学資源学部准教授(水産資源管理と資源解析)。

東京大学農学生命科学研究科にて博士号取得。東京大学海洋研究所助教を経て現職。

研究の傍ら、政策提言のほか、漁業者や消費者とともに持続可能な水産資源管理や漁業の制度改革に向けて活動を行う。監訳に「魚のいない海」、著書に「日本の魚は大丈夫か」(NHK出版)。

日本漁業の改革のために、業界紙、インターネットなどで、積極的な言論活動を行っています。

katukawa.com/?p=4098、twitter.com/katukawa

2011-10-17 17:55| |

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