水産食品Blog

【02 水産部会】

2008-10-29

お魚会議in宮城 開催報告

2008年10月9日(木)~10日(金)、宮城県塩釜の野々島の浦戸諸島開発総合センターにてお魚会議in宮城が開催されました。
全国から総勢41名が集まり、今年も非常に熱い2日間
となりました。

野々島に到着してすぐに今年度のお魚会議がスタート!
Radixの後藤事務局長より、今年度のRadixお魚部会(加工部会)の取り組みについての紹介から始まります。

 
IMG_0140

本会に入る前に、Radixの河野会長の代理で特別参加されている石川さん(Radix副会長、おとうふ工房いしかわ社長)よりRadixの会の説明をいただきました。

そして、お魚会議本会へと移ります。


1.Radix理事の眞城さんからの報告
近年の水産資源の危機感をうけて、卵から育てる養殖を今後の活動テーマの一つに掲げたいとの提案が眞城さん(Radix理事、アジアマリン(有)社長)より出されました。
生産管理体制が非常に整っている高知県のある養殖場の視察報告もあり、魚の安定供給につながるひとつの方向性が示されました。
養殖について参加者との意見交換も行われ、今後は餌や養殖方法などについて、らでぃっしゅぼーやの基準に沿って確認作業が進められていきます。
(眞城さんと一緒に養殖場を視察した水産担当の吉田さんから、ハマチを試食した感想などが報告されました。ブリシャブ、アラ煮、テリ焼きなどの料理、どれも好評。古い養殖のイメージを刷新し、新しい養殖技術を説明しながら、次のステップにつなげていきたいとのことです)
また、Radixの水産担当理事の定員増に関する提案、細菌検査・栄養分析の助成制度に関する提案などもいただき討議されました。

IMG_0132


2.渡辺商会の渡辺さんからの報告
今回、野々島の会場などをセッティングいただいたホスト役の渡辺さん(渡辺商会社長)からは、地元宮城の水産事情から、水産業界の変遷、原料確保についての提案などをいただきました。
渡辺さんは、これからの時代の人たちに、どうしたら美味しく魚を食べて頂けるのかを常々考えているそうです。その視点の先には、子供たちにおいしい魚を食べてほしいという願いがあるからです。
そして国内の漁師さんが減る一方、日本人が食べる魚の量が減ってきている、しかし国内では値段を安くしないと魚が売れない・・・。ここまで漁師さんの悲鳴が聞こえてくると、浜のおかれている現状もご説明いただきました。

IMG_0147IMG_0154

アジ・サバ・サンマなどを旬のよい時期に原料確保して、それを安定的に適正な価格で販売することは食生活を守ることにつがると力説され、お魚会議に集まっている方々が協力すれば、安定して原料の確保をすすめることができるので、活動提案として出していきたいとのことです。


3.(株)シンコーの丹野さんからの報告
(株)シンコー社長の丹野さんは、
石巻で水産加工に長年携わってこられました。そこで、今回水産業界の経緯や今後の課題などのお話をいただきました。

IMG_0172

丹野さんは高校卒業後、水産業界で約40年仕事をされてきました。
時代とともに流通が変遷し、市場からスーパーや外食産業に販売ルートが代わり、
水産加工の仕事も国内から中国など海外に移ってしまったという歴史。
今では中国の会社が日本で原料調達まで手がけ、(日本で販売するのではなく)欧米のマーケットをターゲットに動いているという現状。
(日本は、注文がうるさい、面倒なことが多い、ロットが小さい、高く買ってくれないなど、市場として魅力がない! とのことです )
すでに秋鮭などでも原料高騰が起きていて、自分たちがほしい価格、つまり国内で売れる価格では入手困難になりつつあり、イクラも同じように日本が買い負けしているそうです。 
また今の時代、消費者はあまり料理をしないので、魚だけを売るのではなく、何かと組み合わせて売るのがよいというご提案をいただきました。
(健康管理に役立つような料理提案などをしつつ、組み合わせ商品を出した場合には勝算ありとのこと)
単品商品だけを売る時代から組み合わせの時代へ。
そのような時代が来つつあるので、らでぃっしゅぼーやさんには先手を打って対応してほしいとのアドバイスをいただきました。


4.らでぃっしゅぼーや水産担当の吉田さんより報告
吉田さんからは、らでぃっしゅぼーやの水産の現状(売上推移・価格設定の方針・商品リニューアルなど)についての報告をいただきました。
また、らでぃっしゅぼーやの水産ではガイアの夜明けで放送されたような活動をしているにも関わらず、その活動の認知度がやや低いようなので売り方や伝える工夫などをしていきたいとの報告も。
日本の魚の消費動向として平成13年に年間1人あたり40kgも魚を食べていたのに、平成18年になると32kgに減少している点をあげ、刺身や寿司が好まれる一方で面倒な煮魚が敬遠されている調査結果から簡単にできる煮魚セットなどに活路ありと見ています。
また、らでぃっしゅぼーやでは主に日本船籍で漁獲された魚介類で商品開発を進めている点についての意見交換も
されました。

IMG_0185 

今年の魚ッチングin高知の取り組みから生まれた新商品が披露され、今回特別に先行試食となりました。
そして、らでぃっしゅぼーやの年末・年始スケジュールの概要の説明もありました。


お魚会議のワンシーン
IMG_0190 IMG_0192 IMG_0195 IMG_1041 IMG_0212 IMG_0205


次回のお魚会議の開催場所については、今後の検討課題として残りましたが、お魚会議in宮城はこれにて無事終了。
会議終了と同時に恒例の懇親会に突入!
とにかくすごい、熱気のある懇親会・スポーツ交流会となりました。


懇親会およびスポーツ交流会 メモリアル 
IMG_1030 IMG_1031 

             IMG_0227              IMG_0233 IMG_0240 IMG_0274 IMG_0264 IMG_0281 IMG_0289 IMG_0292 IMG_0293            IMG_0324 IMG_0328 IMG_0331

 IMG_1067 IMG_0347

IMG_0363 IMG_0351
IMG_0361 IMG_0357

IMG_1090 IMG_1092 IMG_1096 IMG_1097



IMG_0336 ・・・・皆さん、お疲れ様でした

この記事にコメントする

名前:
メール:
URL:
コメント:

RadixWebトップページへ

RSS2.0 /  Atom

Copyright 2009 Association of Radix. All rights reserved.