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【08 水産News】

2010-01-20

イガイ漁業で世界初のMSC認証取得

デンマークのリムフィヨルドでVilsund Muslinge Industri(VMI)が漁獲するヨーロッパイガイが、持続可能で適切に管理された漁業としてMSC認証を取得しました。MSCのエコラベルが表示される世界初のイガイとなります。

VMIは現在、年間およそ30,000トンのイガイを漁獲しています。27隻の漁船が、ニュークビン・モースとアッゲルスンドにあるVMI A/S工場に漁獲物を陸揚げしていますが、これらの工場も審査によってCoC認証を取得しました。このイガイは、殻を取って調理、冷凍された形で、もしくは活貝として全ヨーロッパ市場に販売されます。

Vilsund Muslinge Industriのマネージング・ディレクター、Søren T. Mattesen氏は、「イガイ漁業は、リムフィヨルドで1世紀以上にわたり良好に営まれてきました。イガイ漁業によって漁業者や加工業者の暮らしが次の世紀そしてそれ以降にも成り立つようにするためには、持続可能性を最優先しなければなりません。MSC認証は、私たちがそれを成し遂げたことを証明するとともに、VMIの漁業者によるリムフィヨルドのイガイ資源維持への努力をたたえるものと言えます。過剰漁獲とならない方法で私たちがイガイを獲っていることを、MSC認証取得によって示すことができました。また、この漁業が生態系を維持し、他種の餌に影響を及ぼさないことも、この認証が保証しています。」と述べています。

「私が特に誇りに思うのは、MSCエコラベルの付いたVMIのイガイを購入することで、それが持続可能な漁業を供給元とする製品を選んでいることになることを商業パートナーや消費者に対して保証できることです。「デンマークのイガイ産業が、低価格のチリ産輸入イガイとの激しい競合に直面する中、このMSC認証取得によって、私たちの携わるすべてのマーケットの良心的な消費者への売り上げを伸ばすことができるでしょう」と、氏はコメントしています。

この企業は、2年以上にわたりMSC認証取得に努めてきました。認証機関Moody Marineが選定した独立の専門家チームが、この企業の提出した包括的な資料の審査を行いました。この漁業についての報告書は、すべての関係者に公開され、その内容につきDanish Society for Nature ConservationからMoody Marineに対して2009年9月に異議申し立てがなされましたが、12月に撤回されています。

2010年1月15日 海洋管理協議会(MSC)

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【08 水産News】

2010-01-19

ポルトガルのイワシ漁業が同国漁業として初めてMSC漁業認証を取得

ポルトガルの巻き網イワシ漁業が、持続可能で適切に管理された漁業として同国の漁業として初の海洋管理協議会(MSC)の認証を取得しました。

Portuguese Association of Purse Seine Producer Organisations(ANOPCERCO)[1]は、同国のイワシ生産量の95%(年間50,000トン超)を占めるイワシに、今後、国際的に認知されたMSCの青いエコラベルを付して販売することができます。認証は、主に巻き網漁に従事するこの協会の大型沿岸漁船(長さ9m超)のすべてを対象としています。

ANOPCERTOのHumberto Jorge理事長のコメントは、「この17ヶ月にわたる経験は、非常に前向きなものでした。MSCの審査プロセスを通じて、私たちは漁業資源の持続可能な管理についての議論を、水産業界内外で再開することができたのです。漁業者と商業パートナーが、全プロセスを通して強い関心を示し、何が問題であるか、また、MSC認証を通じてどのように便益を得ることができるかを理解しました。これは私たち全員に有利となる状況です。MSCを通じて、私たちは持続可能性への真摯な取り組みを世界に示すことができます。漁業に対する信頼は今回の認証取得により高まることでしょう。それはまた、市場での自らの選択が世界の海の将来に影響を及ぼすという意識を、ポルトガルの消費者の間に目覚めさせてくれるものと期待しています。」とコメントしています。Jorge氏はさらに、「MSC認証審査は、管理システムの欠点と長所を見極め、見直しを図る絶好の機会を与えてくれました。それにより私たちは、認証を取得できただけでなく、私たちの漁業の将来を再考し、ポルトガルの漁業界内部および利害関係者との協力関係向上に向けた目標を定めることができたのです」と述べています。

このイワシ漁業は、イベリア半島最古の漁業の1つです。ポルトガルの漁業はローマ時代にまで遡ることができ、少なくとも14世紀から継続して行なわれてきました。操業は、ポルトガル本土沖、内部大陸棚の範囲内(通常水深15~70メートル)で行なわれます。三大漁港――マトジニョス、ペニシェ、フィゲイラ・ダ・フォス――は、いずれもリスボンの北に位置しています。

イワシの年間水揚量は、1世紀以上にわたって50,000トン超を記録しており、最盛期の1960年代には、300隻を超える漁船により150,000トンを超える水揚げがありました。その後水揚量は低下し、1998年~2007年の平均は64,600トンでした。近年は、漁獲努力量の制限が導入されたことにより、船団の規模が徐々に縮小され、現在は巻き網漁船約130隻となっています。17ヶ月の独立した厳格な審査の結果、この漁業は十分に生物学的限界内にあることが示されました。審査チームは、資源の生産性を維持する方法で漁獲が行なわれ、より広範囲な海洋生態系に対するこの漁業の影響が最小限であることを確認しました。

MSCの最高責任者、ルパート・ハウズは、「ポルトガルの巻き網漁業による今回の認証取得をお祝い申し上げます。これは、持続可能性に対するこの漁業の先見性と真摯な取り組みを証するものです。イワシは、ポルトガルの人たちにとって文化的に極めて重要な象徴的な魚であり、今日のイワシ漁師は、この貴重な資源の1世紀にわたる優れた伝統的管理を継承しています。持続可能な漁獲へのこの取り組みは、将来にわたる長期的な利益をこの漁業に確約するものであり、私は、MSCのエコラベルと持続可能な水産物に対する需要の高まりが、この魚に新たな市場をもたらすに違いないと思っています。」と述べています。

2010年1月15日 海洋管理協議会(MSC)

[1] ANOPCERCO(Associação Nacional das Organizações dos Produtores da Pesca do Cerco):Portuguese Association of Purse Seine Producer Organisationsは、1997年に設立されました。対象とする自然資源を確実に持続可能な状態に管理することを主目的としています。

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【08 水産News】

2010-01-08

スウェーデンのバルティック・タラ漁業がMSC認証審査を開始

スウェーデンの東西バルティック・タラ漁業が、持続可能で適切に管理された漁業のためのMSC認証取得に向けた審査を開始しました。8月のデンマークの東バルティック・タラ、11月のドイツの東バルティック・タラに続き、スウェーデンの同漁業は審査に入る3番目のバルティック・タラ漁業となります。
認証され、さらCoC認証によるトレーサビリティが確立されれば、スウェーデンのバルティック・タラには、MSCのエコラベルを付けることができます。

東西のバルティック・タラ漁業は、主に底生魚トロールおよび、刺網・延縄によるもので、漁獲高はそれぞれ8,910トンと2,714トンです。漁業は年間を通じて行われ、Karlskrona港 と Simrishamn港で水揚げされたのち、鮮魚市場や加工に向け販売されます。

スウェーデンの加工業者および水産業者を代表して、Yngve Björkman 氏と Henrik Svenberg氏は、「このMSC認証への動きは、重要かつ時機を得たもので、十分な根拠に基づくものです。MSC認証は国内市場と輸出市場の双方において、スウェーデンの水産業に貢献することになるでしょう。」と述べています。

MSCの欧州ダイレクターであるNicolas Guichouxは、「スウェーデンのバルティック・タラ漁業関係者が、この重要な漁業をMSCの本審査に進める決定をしたことは非常に喜ばしいことです。過去何年にもわたりこの漁業は改善されてきており、様々な関係者がこの審査を大きな関心を持って受け止めることと思います。」と語っています。

審査は、独立した認証機関である、フード・サーテフィケーション・インターナショナル(FCI)によって行われます。審査される漁業の関係者は誰でも審査のプロセスに関わることができ、FCI では既に17のステークホルダー団体を確認しています。ステークホルダーとして登録したい場合は、 44 (0) 1463 223 039 にご連絡いただくか、FCIのウェブサイトwww.foodcertint.com から登録を行うことができます。

2010年1月5日 海洋管理協議会(MSC)

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2009-12-18

オランダ政府がMSC漁業認証へさらに50万ユーロを追加

オランダ議会は、2010年度の政府予算を補正し、漁業のMSC認証と審査に対する50万ユーロの追加交付を決議しました。この決定により、オランダでは総額150万ユーロが漁業認証に当てられることになります。2008年、オランダの底魚漁船団は、WWF、North Sea Foundation、漁業大臣との了解覚書の一部として、MSC認証取得に取り組むことを約束しました。追加の助成は、欧州漁業基金の予算を通じて行われます。

この補正予算は、オランダの連立政権3党の代表、Ad Koppejan議員(キリスト教民主勢力)、Lutz Jacobi議員(オランダ労働党)、Ernst Cramer議員(キリスト教連合)の補正案によって行なわれるものです。

Ad Koppejan議員は、「漁業認証のために既に交付された100万ユーロは大きな成功であったと言えます。申請が殺到したため、一部の申請者はくじ引きによって除外されなければなりませんでした。これは、持続可能な漁業に対するオランダ漁船団の寄与を明確に示すものです。却下された漁業にも、持続可能な漁業への取り組みを検証する審査が受けられるよう、是非ともさらなる支援をすべきであると私たちは考えたのです」と述べています。

MSCの最高責任者、ルパート・ハウズは、「オランダ政府は、持続可能な漁業に対して再び大きな貢献を果たしました。これはすばらしいニュースであり、環境に対するKoppejan氏、Jacobi氏、Cramer氏の指導力には感謝します。昨年の100万ユーロの予算のもとで、既に10のオランダ漁業がMSC認証に向けて補助金を支給されることになっています。その中で、今週初めに審査に入ったイガイ漁業は、この最初の例ですが、他の9漁業とともに、この新たな交付を受ける申請者を、私たちの取り組みに迎えられる日を待ち望んでいます」とコメントしています。

2009年12月17日 海洋管理協議会(MSC)

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2009-11-30

オランダのシタビラメの刺し網漁業がMSCの漁業認証を取得

オランダ漁業団体(the Dutch Fisheries Organization(DFO))のシタビラメ漁業が、審査の結果、持続可能で適切に管理された漁業であるとしてMSC認証を取得しました。同漁業の認証は、43の漁業従事者から成るDFOが申請したもので、12ヶ月にわたる厳格かつ独立した審査が行われました。

刺し網漁業はオランダ沿岸海域で行われています。操業は3月から10月までの間に行われ、この時期に沿岸に近づくより大型の魚を獲るものです。同漁業で操業する船は60隻ほどで、その殆どが小型船です。同漁業による全水揚高の約3分の2に相当する年間200トンのシタビラメがこの漁業で獲られています。DFOのシタビラメ刺し網漁は自主的な管理計画に基づき操業されていますが、この管理計画の幾つかの規定は、最近オランダ政府が打ち出した刺し網漁業に関する新たな規則の枠組みにも取り入れられています。

DFOのシタビラメ刺し網漁業は、欧州でのシタビラメの長期的管理に対する科学的評価にも貢献しており、漁船は、廃棄分も含め漁獲物の構成比データを詳細に収集する必要があります。

DFO のDerk Jan Berends氏は、「待ち望んでいたMSC認証の取得は、オランダのシタビラメ刺し網漁業が、科学的にも持続可能と判定されたことの証明となります。これは一夜にして実現したことではなく、過去何年にもわたり、漁業者が関係者との間で協議を続け、協力関係を構築してきた結果、広く支持され、かつMSC認証の基盤を成す管理計画を作り上げることができたのです。沿岸域における漁船と網の数量制限は、漁業者自らが課した重要な必須条件です。漁業者は、様々な資源調査にも積極的に関わっています。MSC認証はシタビラメ刺し網漁業に対するイメージ向上につながりますし、より魅力的な価格という形で、市場もこの取組みに応えてくれれば素晴らしいと思います。」と語っています。

MSCの最高責任者であるルパート・ハウズは、「DFOのシタビラメ刺し網漁業の認証取得を歓迎いたします。オランダ産業界、環境NGO、そして政府が一丸となり『2012年までにすべてのオランダ北海底生魚漁業がMSC認証プログラムへの参加を果たす基本合意』が成立されて以降、さらなるオランダ漁業がMSC認証を取得したたことを、非常に心強く思っています。」と述べています。

2009年11月24日 海洋管理協議会(MSC)

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