【01 農産お知らせ】
2008-06-30
小祝塾2008関西果実勉強会のご案内
小祝塾2008関西果実
~品質向上してクレームを低減しよう!~
本年度第4回の小祝塾を、奈良県・和歌山県にて開催することとなりました。ぜひご参加ください。
イチゴのほ場周りでは、うどんこ病対策や奇形対策を中心とした肥培管理。
モモのほ場周りでは品質向上を重点にした肥培管理と出荷管理の確認などを。ナスではトロケ対策を中心に見て周ります。
また、各ほ場回り終了後、時間があれば座学にて講義も行います。
【1】奈 良 奈良産直センターさん
開催日時 2008年7月24日(木) 13時00分~17時00分
集合場所 まきの苑付近 TEL0747-22-5511 奈良県五條市大沢5-25
集 合 12時45分までにお集まりください
内 容 イチゴを中心とした畑巡回 堂本さん( イチゴ )
※所属生産者の畑を合同で巡回。生育状況、注意点、次作の準備段取りなどを確認。
【2】和 歌 山 紀の芽の会さん
開催日時 2008年7月25日(金) 9時30分~16時00分
集合場所 粉河駅 南口ロータリー前(JR和歌山線)
集 合 9時15分までにお集まりください
内 容 モモを中心とした畑巡回 根来さん、ほか3箇所( モモ、ナス )
※所属生産者の畑を合同で巡回。生育状況、注意点、次作の準備段取りなどを確認。
お問い合わせ Radixの会事務局 狩野(090)2874-7838
お申し込み
参加者名、団体名、希望する日にち、参加者の連絡先(携帯)を記入の上、Radixの会事務局あてFAXにてお申し込みください。メールでの申し込みも受け付けます(karino@radix-jp.org)
【02 畜産お知らせ】
2008-06-27
「国産採卵鶏を守る緊急集会」開催のご案内
@@@緊急!@@@
Radixの会の農産畜産会員が多く加入しているBM技術協会さんから、下記集会の開催案内をいただきました。
実行委員には黒富士農場さん、会田協同養鶏組合さん、秋川牧園さんが参加されています。
ぜひ参加しましょう!(タケウチタマネ)
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「国産採卵鶏を守る緊急集会」の開催
-「国産採卵鶏(種)」を守り育てよう-
最近の飼料価格や原油価格の高騰、卵価低迷により、特に国産鶏(採卵鶏)を飼養する中小規模の養鶏場にとって、経営難という深刻な状況になっており、一部では廃業を余儀なくされた農家もあります。
これに伴い、日本で育種改良して作出された国産採卵鶏種は、その飼養羽数が減じ、存亡の危機に直面している状況にあり、育種から農家による飼育まで貫かれている国産鶏の生産体制が崩壊しようとしています。
以上の事から、飼う側の生産者と食べる側の消費者が一緒に参加し「『種』からの食の自給」ということを考えながらお互い理解し合い、この事態を広く社会に伝え、共感の輪を広げ、国産鶏を維持拡大するよう働きかけることを目的として緊急集会を開催します。
●日 時;7月4日(金) 13:30~16:00
●会 場;JAビル9階 JAホール
千代田区大手町1-8-3 ℡03-3245-7467
●内 容;
基調講演 野田 裕一郎氏 (株)のだ初 専務取締役
たまごの利用拡大に向けた実践活動を通して、飼う側の生産者と食べる側の消費者が一緒に参加し自給ということを考えながらお互い理解し合う事と日本型養鶏を通し国産鶏を維持拡大する必要性について
実践報告 西垣 源正氏 西垣養鶏場代表
向山 茂徳氏 (農)黒富士農場代表
持続的・環境保全型養鶏経営の自給飼料基盤に立脚した実践と技術の活用等について
●国産採卵鶏(種)を守る緊急集会実行委員会(構成団体)
(株)後藤孵卵場、(有)鹿川グリーンファーム、(有)黒富士農場、(有)野地養鶏、(農)会田共同養鶏組合、(農)旭愛農生産組合、(有)幾見養鶏、常盤村養鶏農業協同組合、美濃愛農産直、(株)秋川牧園、BMW技術協会、独立行政法人家畜改良センター岡崎牧場、全国養鶏経営者会議、JA全農、パルシステム生活協同組合連合会、大地を守る会、生活クラブ事業連合生活協同組合連合会 実行委員会団体数17団体
【01 農産活動報告】
2008-06-26
6月13日 小祝塾2008東北野菜 山形エダマメ編
【01 農産お知らせ】
2008-06-23
小祝塾2008北海道野菜勉強会のご案内
小祝塾2008北海道野菜
~品質向上してクレームを低減しよう!~
開催のご案内
本年度第3回目の小祝塾を、夏恒例、北海道にて開催することとなりました。ぜひご参加ください。北海道では、長期貯蔵できる野菜と・鮮度が命の生鮮野菜という、二種類の生産物があるなかで、肥培管理による長期保存・生鮮保持を目指し、さらに出荷体制・貯蔵体制を生産者同士で視察を通して情報交換することで選別作業や流通中の品質向上を目指し、信用性や信頼性をより高められるようにしていきましょう!
昨年8月の勉強会より(麓郷生産組合・菅野義則さんの畑にて)
【1】十勝地方
開催日時 2008年7月11日(金)11時00分~17時00分
集合場所 泉農園さんほ場
住所:芽室町西芽室基線46
集 合 10時45分までにお集まりください
内 容 泉農園さん(馬鈴薯、玉葱、人参、チンゲン、レタス)/大牧農場さん(馬鈴薯)/松田農場さん(玉葱)
【2】富良野地方
開催日時 2008年7月14日(月)9時00分~17時00分
集合場所 なかふらのすりーしーずさんほ場
住所:北海道空知郡中富良野町吉井農場 TEL:0167-44-3191
集 合 8時45分までにお集まりください
内 容 なかふらのすりーしーずさん(馬鈴薯、玉葱、メークイン、人参、大根、ピーマン、かぶ)/ちにたファームさん(馬鈴薯、カボチャ、人参)/NOF麓郷生産組合さん(玉葱、カボチャ、人参)
【3】石狩地方
開催日時 2008年7月15日(火)9時00分~17時00分
集合場所 狩野自然農園さんほ場
※住所:北海道岩見沢市稔町843-12 TEL:0126-24-1342
集 合 8時45分までにお集まりください
内 容 狩野自然農園さん(馬鈴薯、玉葱、カボチャ)/番場農場さん(玉葱)/オーガニック・マーケット・北海道さん(プルーン、ナガネギ)
※ほ場廻り終了後、時間があれば座学にて講習があります。
お問い合わせ
Radixの会事務局 狩野(090)2874-7838
お申し込み
参加者名、団体名、希望する日にち、参加者の連絡先(携帯)を記入の上、Radixの会事務局あてFAXにてお申し込みください。メールでの申し込みも受け付けます(karino@radix-jp.org)
【01 農産活動報告】
2008-06-23
6月12日小祝塾実施報告…遠野
この時期東北地方はまだ梅雨に入っていなかった。どんより明るい高曇り、時々かっと輝くお日様。今年2回目の小祝塾は、遠野ライフ農法研究会(岩手県遠野市青笹)の畑を会場に開催された。
実施の目的は出荷前ほ場を観察しながら、参加者全員で品質の高い野菜作りを学ぶこと。また、流通の過程で野菜が受ける様々なストレスを想定しつつ、クレームの発生しにくい肥培管理も確認していこうという欲張りなものだ。
クレームの低減は、せっかくいい野菜をつくっても、傷んだ品物が届いてしまっては、畑でのご苦労の意味がくなってしまうから、らでぃっしゅぼーやとしても改善していきたい大きなテーマになっている。
東北ライフ農法研究会は、菊池文市さん、菊池京一さん、奥寺晴夫さんの3名からなる小さな団体。春から夏にかけてブロッコリー、レタス、キャベツなど、晩秋からは長いもを生産、出荷している。今回のポイントを出荷前体制のブロッコリーなどの葉物野菜として、まずは菊池京一さんのブロッコリー畑を見学させていただいた。
おっと、今回は事務局研修生の狩野くんが初司会! しっかり最初のあいさつをして進行役を務めてくれた。参加者は合計12名。遠野ライフの皆さんのほかアグリ福島の松川さん、八幡平農研の赤坂さん、鈴木さん、新潟は高橋徹さんご夫妻が参加された。

雨が降らない。何とかしよう!
一行は畑に到着。さて、定植後のブロッコリーが出荷時期ごとに並ぶ1haほどの畑がみごとに乾ききっていた。本来ならそろそろ出荷のはずの区画も芽が出たか出ないか、茎もかわいそうな位にか細い。これはどうしたことか……
「雨が降らないので困っている」と京一さん。作物の生育に欠くことのできない雨がまったく降らないという。それで生育が止まっている。大問題だ。勉強会は生育確認から畑での対策講義、協議に。
色々と他の原因もあったようだ。小祝さんによると、育苗上の課題も指摘された。畑の1本を引き抜いて観察すると、移植後すばやい活着が必要な苗の根が、水枯れで根に生気がないだけでなく、とぐろを巻いて絡まり、生育が止まっている。これは育苗の時間を取り過ぎたためだった。苗が老化してしまう、所謂「老化苗」というそうだ。
施肥にも問題があったようだ。元肥に施した発酵鶏ふんが良くないという。この問題は巡回後の座学で詳しく説明してもらうことになる。

今回同行のらでぃっしゅぼーやスタッフ森田さん上甲さんもケータイで本部と対策を協議する。これから雨が降って肥大を始めたとして、らでぃっしゅぼーやの大きさの規格に達するかどうか、使用可能な資材の範囲を確認したりと必死になる。課題を抱えているにせよ、どうにかして作付けの約束を守りたい、何より生産者の1年のご苦労になんとか報いたい。お届けができなかったら、遠野の野菜を期待して待っている消費者を裏切ることにもなってしまう……。
農業は、自然の摂理と人間の知恵の合作だ。摂理を無視して野菜は育たないし、知恵がピタッと来れば、作物はすばらしい潜在能力を発揮する。人間が雨を降らせることはできないが、苗作りや土作り、肥培管理は人間の知恵の見せ所だ。ここを学ぶのが小祝塾。そして作付けの約束、お届けする責任は生産者とらでぃっしゅぼーやが果たさなきゃならない。
今回の勉強会は、奇しくも畑での人間の知恵を小祝さんから、約束を果たすという人間の知恵をらでぃっしゅぼーやから学ぶような勉強会に展開していったのだった。
アミノ酸と土作り
座学は遠野ライフの事務所で行なわれた。小祝さんはまず、肥料をコップに入れてお湯に溶いたものをみんなに回し始める。
「みなさんこの香りを嗅いでください。どうですか?」
ぜんぶで3つの土色の液体。お湯に溶く前のものから嗅ぐと、どれもそんなにキツくなかったのだが、液状のものは違いが瞭然とする。ひとつはまんまオシッコの匂い! もうひとつは臭みの強い魚、最後のものは縁の下の土の香りがした。
オシッコの匂いがするものは、今回京一さんが使用した発酵鶏糞であるという。発酵したもののはずなのに、小祝さんによれば「みなさんわかりますよネ? これは発酵していない。乾燥鶏糞ですね」。
肥料は水に溶くと素性を露にするそうだ。今回のいちばん大きな教訓はここにあったという。当たり前のことだが生産者は自分の使う肥料を把握すべきだ。まず良否の見極め。次善の策としては、その肥料の特性に合わせた施肥の調整だ。
小祝さん、今回の乾燥鶏糞は、水が供給されない環境下ではお手上げで、易分解の炭水化物が含まれるアミノ酸系のものが必要だったという。そして土作り、堆肥の大切さも共有されていった……
◆おさらい◆
………………………………………
これまで耳にタコができるほど小祝さんから聞かされてきた光合成の話を思い出そう……
光合成は、簡単に言えば水を太陽光で電気分解して炭水化物を合成する流れ。小祝理論では有機栽培の優位性を、曇りの日続きの栽培を無機栽培と比較して教えている。
普通の指導では根からのN成分と、光合成で産出される炭水化物(CHO)が結ばれて植物の細胞が作られるとする。即ちCHOのCは空気中のCO2のみから、HOは土中の水のみからしか得ることが出来ないと教える。
これに対し小祝さんは、根はアミノ酸(CHO+N)程度の大きさの分子なら吸収すると前提する。とすると光合成が弱くても、植物は根からの養分だけである程度の生育が可能となる。生育に必要なCHONのすべてが吸収できることになるからだ。この説は学会でも一部実証(ハダカムギの実験)されており、何より現在、アミノ酸施肥による成果を実感している生産者は全国に数多く存在している。
このことから小祝さんは、曇りの日では無機栽培(土中にアミノ酸系の成分を施さない)と有機栽培では、有機栽培が優位であると説く。晴れるともっとすごい。有機栽培なら光合成で得られる炭水化物のほか、根から吸収される炭水化物も利用されるので、余剰の炭水化物が、穀物根菜類ならでんぷんの貯蔵に、果実類なら糖度の向上に回されるということだった。だから有機栽培は高収量と高品質の両立が可能なのだ。
………………………………………
しかし今回は光合成に問題がある訳ではなかった。施肥内容を見ても、ミネラル系の施肥もばっちりだ。しかし小祝さんは同じ論で今回の問題の見立てを行なった。
曰くアミノ酸系施肥の肝要なポイントは土中に吸収可能なCHOが含まれていることであり、乾燥状態の鶏糞の施された土からはCHOを吸収できる見込みが立たなかった。そこには遊離したNH4(アンモニア態窒素)と水溶化していない固形の窒素成分しかなかったことに加えて基本的な土作りの重要性。
今回話された内容としては、堆肥など炭水化物(この場合繊維質)を十分に含んだ土壌では、その繊維質が分解し水溶化していく過程で、co2などの気体が放出される点。このふるまいは固層気層液層の3層のバランスの悪い土壌を改善し、ほどよい空げきを土につくることから、より深く発根できるという。
今回の場合、乾燥した環境下でも、より深い発根は水分供給に差を生んだのではないかと指摘する。多少なりともの水分さえ供給できれば、アミノ酸施肥と相俟って、今回のような最悪の状態を回避することができたのではないかと結論した。とうぜん堆肥による保水力の向上も旱ばつの対策になるのだ。
備えることが人間の知恵
小祝さんとて、さすがに雨を降らせることはできない。しかし予測できない様々な気候要件に対応する術を教えてくれる。備えの部分だ。雨が多くても、逆に少なくても対応できる段取りが、次に雨が多かったら、雨が少なかったらどうするかが来る。苗半作というが、まさに今回は事前の段取りの大切さを勉強させていただいた。そして最悪の事態になっても、どうにかしてムダにしないようにする努力を、らでぃっしゅぼーやの対応からも学ぶことができた気がする。
また、今回の勉強会では石油や資材価格が高騰している昨今、生産者の資材選定について構造的な問題が生まれつつあることも話された。
資材費の高騰が明白な状況でも、生産者は「収量さえ確保できればなんとかなる」といった期待の下で、価格競争を勝ち抜こうとしがち。原価計算そのものを収量頼みにしてしまっている傾向がある。天候が良い前提、購入した資材が良い効果を発揮してくれる前提で、生産者は良い収穫がもたらされることを前提してしまう。いい事づくめでものを考えがちになるから、資材の選定も場合により甘くなってしまう。
確かに競争を勝ち抜く技術として、収量や品質を高める生産者の努力なくしては、自立した農業経営は覚束ないだろう。しかしこのクセは、備えることが最善の知恵であるはずの“人間の知恵”としてどんなものなのだろうか? 必要以上のリスクは失敗したときのつぶしが効かないだろう。そこには作り手と買い手の間のビミョーな関係も作用しているだろう。
生産者だけではなく、流通も加わって、そこらへんのこともざっくばらんに協議できる場をつくってはどうだろうか?
雨よ降れ
露地栽培はどの地域でも灌水対策が課題になるが、世界の水問題は大規模な灌漑農業が大きく影響してもいる。天の恵みとしての雨が、ほどよく全国の農地を潤すとよいのだが、地球温暖化の影響だろうか最近の天気は極端な傾向だ。そんな中で、これからも日本の農業は元気であってほしい。京一さんちではアイガモで自家用の米をつくっている。この水使えないかなと素人は思うのだがそうもいかないらしい。このほか京一さんの畑には簡易ハウスに瑞々しくアスパラ。おじいちゃんがこだわってつくっているという行者ニンニクが花盛り(売るほどありそうだ)!
……いろいろと。遠野の3人の皆さんとささやかに語り合い別れることとなった。


この原稿を書いている6月23日、京一さんに電話をした。あれから10日を過ぎ、東北地方の梅雨入りの後も、いまだ遠野の土地には数ミリの雨しか来ていないという。北上中の台風6号がうまく関東以西に横たわっている前線を押し上げて、東北地方に恵みの雨がもたらされることを祈りたい。
元気に今年を乗り切りましょう! ありがとうございました。
タケウチアマネ


