ワザを極めよう!……農産畜産Blog このページでは、農産部会、畜産部会の技術向上についての活動、関連する情報を事務局より報告しています。

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【01 農産アンテナ】

2009-08-18

土壌分析機器の購入費用などが国の補助対象となりました!

平成21年度の国の補正予算事業により簡易土壌診断装置(分析機器)の
購入費用が全額補助の対象となりましたので、取り急ぎお知らせいたします。

Dr.ソイル本体などの導入、試薬の更新などをご検討されている場合には、
ぜひこの機会をご活用いただければと思います。
(※土壌診断装置以外の補助対象もありますので、下記の施肥体系緊急
      転換総合対策パンフレットをご覧ください)


補助事業名:施肥体系緊急転換対策事業

受付窓口:市町村・都道府県の農政課など

募集期限:
     
募集期限は都道府県により異なりますので詳しくは受付窓口にて
      お問い合わせください。
    (※第1回の募集〆切りが8月末です。その後も予算枠が残れば追加募集される予定)
 

補助対象:
     
3名以上の受益農家を含む団体、農業生産法人、農事組合法人など
      です。ただし代表者の定めがあり、組織および運営についての規約が
      必要となります。
    (※水稲を栽培している場合、21年産の生産調整実施者であることが必要)

補助対象:
    
1.簡易土壌診断装置の導入
     2.診断結果に基づく施肥指導等支援パソコンソフトの導入
     3.土壌診断用試薬等、土壌診断に係る消耗品の購入
     4.土壌診断等の実施に係る補助者賃金
     5.指導者育成等に係る研修会等開催費及び出席旅費
     6.外部機関による土壌診断等実施経費


施肥体系緊急転換対策事業につきましては、下記資料をご覧ください。
   肥料高騰緊急対策について(H21補正予算)
   施肥体系緊急転換総合対策  パンフレット(PDF:337KB)
        (※肥料コスト抑制に関する事業のパンフレットです)
   肥料高騰緊急対策(平成21年度補正予算)申請書等様式集
       (※肥料高騰緊急対策(平成21年度補正予算)の各種事業を実施するための申請書等の
            様式をダウンロードすることができます)
   施肥体系緊急転換対策事業Q&A集


※都道府県によって募集期限が異なる場合がありますので、詳しくは市町村・都道府県の農政課などの受付窓口にお問い合わせください。


(参考)
青森県:施肥体系緊急転換総合対策(平成21年度補正予算)に関する説明資料
秋田県:施肥体系緊急転換総合対策の実施について
福島県:施肥体系緊急転換総合対策(H21国補正予算)について
群馬県:施肥体系緊急転換総合対策事業
茨城県:平成21年度施肥体系緊急転換総合対策について
長野県:施肥体系緊急転換総合対策について

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【01 農産活動報告】

2009-08-17

らでぃっしゅぼーや・Radixの会 東北ブロック会議 報告

らでぃっしゅぼーや・Radixの会 東北ブロック会議
日時
:2009年8月7日 14:00~18:00
会場:山形県鶴岡市 鶴岡商工会議所4F
参加者:41名(※スタッフ含む)

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8月7日、山形県鶴岡市の鶴岡商工会議所において、らでぃっしゅぼーや・Radixの会 東北ブロック会議を開催しました。
その会議の概要をお伝えします。


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(後藤事務局長より挨拶)
今日の前半はRadixの会による意見交換会、後半はらでぃっしゅぼーやの農産課から共有化したいことがあるということで、このような集会を設けさせて頂きました。

らでぃっしゅぼーやは1989年、いまから20年前に発足しました。
1994年にRadixの会が始まったわけですが、それからRadix基準をつくろうといういうことで自主基準を皆さんとつくりましたよね。
そして小祝塾を筆頭にもろもろの技術勉強会などの活動をしているのがRadixの会です。

2年前まで事務局長だった竹内周さんが、らでぃっしゅぼーやのおはなしサラダ編集長になり、今は私が事務局長を担当させていただいています。
ニコニコした女の子がいますが、昨年より研修制度、農家さんやメーカーさんのご子弟を一年間Radixで研修する制度ですが、今年度は熊本の草枕グループの娘さんが一年間研修をうけていただいているところです。

Radixの会はすでに14年目に入っています。
Radixの会は農産・畜産・水産・加工・エコの生産者・メーカー314団体からなる
日本全国のネットワーク組織です。
日本では民間団体でこれだけ有機農業を中心に集まっているのは皆無だと思います。

岩手県で200年のお醤油造りをしている八木澤商店の河野和義さんが会長をしていただいています。
あとでご挨拶をしていただきますが、山形県のファーマーズクラブ赤とんぼの伊藤幸蔵代表が副会長をしていただいています。
基本的に生産者の皆さんよりご提案をいただいて実行する会です


5年くらい前までブロック会議をやっていたんですが、今回森崎課長を始め生産者理事からもブロックメンバーの中で意見交換をやっていこうやということになりました。各ブロックをまわってかなり面白い意見が出ているんですよ。
栽培技術、貯蔵方法などで悩んでいるので、その開発の応援をしてほしいとか、病害虫対策、さらに農家民宿などの企画など具体的な意見をいただいています。

この会議では、正直こんな点で悩んでいるとか、らでぃっしゅぼーやにこういう点を提案したいというような建設的なご意見やご提案などをいただければと思います。
皆さんと意見交換をしながらその辺のお話をしていただければと思います。
有意義な会議にしたいと思いますので、よろしくお願いします。


(Radix事務局より農産部会の活動紹介)
1.生産者塾について
      昨年も好評だった生産者塾を全国6カ所で開催します。
      5月:福広塾(三重県:トマト、野菜、堆肥活用勉強会)
      7月:小川塾(山梨県:果樹勉強会)
      8月:船久保塾(山形県:お米勉強会)
      9月:新田塾(熊本県:果樹勉強会)
    10月:出張版新井塾「めだかの学校」(長野県:トマト、野菜勉強会)
    11月:丸山塾(茨城県:野菜、堆肥勉強会)

2.生産者勉強会助成について
      生産者主催の自主勉強会を後押しするための助成制度を実施します。
      地域や生産現場の問題解決に予算を活かす方針です。

3.農業セミナーについて 
      6月20日、明治学院大学の神門先生による「日本の農地・農業問題を
     考える」農業セミナーを開催しました。
     (※食糧・エネルギー問題の柴田先生、水産資源問題の小松先生に続く
          学識者によるセミナーです)

4.農業経営塾について
     昨年、群馬で開催した農業経営塾が好評だったこともあり、開催継続の
     ご要望をいただいています。ブロック会議でご意見を聞きながら今年度の
     開催を検討していきます。

5.農産ブロック会議について 
     Radix役員より提案のありました農産ブロック会議を全国5ブロックで開催
     します。ブロック会議では、生産者同士の意見交換・交流をすすめていきま
    す。

6.いと愛づらし百選、伝統野菜調査について
     いと愛づらし百選企画への協力と選定委員会への参加を予定しています。

7.農産分析機器購入助成について
     生産者が簡易に土壌分析できる機器の導入助成を継続実施します。


【以下、参加生産者の自己紹介とご意見をまとめました】

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(会津うまいもの塾 佐藤さん)

福島県の会津から来ました会津うまいもの塾の佐藤と申します。
会津に勉強会組織があり、そこに約30名います。
その中のお米中心に共同出荷をするグループに二十数名います。
範囲が広くため、勉強会を開催しても全員が揃うことが年に一度もなくて、情報が的確に全員に伝わるかというとなかなか難しいかなと思っています。
みなさんの中できちんと情報が伝えられる組織体制になっているところがありましたら、どのように組織を作られているのかをお聞きたいと思います。
よろしくお願いします。

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(アグリ福島 松川さん)

アグリ福島の松川と申します。
生産しているのは野菜・米などです。
らでぃっしゅぼーやさんには野菜を中心に出荷しています。
主にブロッコリー、トウモロコシ、大根などです。
それ以外にサプリメントの青汁、大麦などもやっています。
農業生産法人として30haぐらいの畑をやっています。

JAS有機認証が11haぐらい、JGAP認証では福島県の第一号でやっています。

息子が新規就農する予定です。
よろしくお願いします。
 
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(いわきやさい倶楽部 佐藤さん)
いわきやさい倶楽部の佐藤と申します。
1年ぐらい前から、毎月1回、生産者が一同に集まって雑多なことも含めて情報交換をする場をもうけています。
一同が集まることによって生産意欲がわくのではないかと思って、毎月1回集会を開催しています。
もっと生産意欲を高めよう、技術を上げよう、失敗を減らそうということで、やっています。
よろしくお願いします。

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(エコ・ライス新潟 阿部さん)
エコ・ライス新潟の阿部と申します。
自分たちは有機栽培米などを栽培しています。
有機は難しくてあまり増えないのですが、これからも取り組んでいきたいと思っています。
よろしくお願いします。

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(おーちゃーどたわわ 五十嵐さん)

おーちゃーどたわわです。
よろしくお願いします。
山形の大江市でやっています。うちは果樹専門です。
モモ、ブドウ、リンゴなどを栽培しています。
らでぃっしゅぼーやさんには、昨年からブドウを納めさせて頂いています。
よろしくお願いします。

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(シグマー商事 土田さん)
シグマー商事の土田と申します。
事務局をさせていただいております。
福島県の会社ですけど、産地はたいへん広くて福島から山形の村山まで。
主に果物を納めさせて頂いています。
地域が広いものですから、品目ごとに情報交換をして土作りや圃場のことなどを勉強しながら、がんばっています。
最近の天候不順で果物、防除の面で生産者の方が本当に苦労しています。
このような集会で情報をいただきながら勉強できればと思っています。
よろしくお願いします。

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(庄内協同ファーム 志藤さん)

庄内協同ファームの志藤といいます。
庄内協同ファームはここ鶴岡市と隣の三川町とその隣の庄内町と3市町村の農家22戸で構成している農事組合法人です。
主な作目は、お米、柿、枝豆、お米・大豆の加工品、お餅、きなこ、麦茶など、農産物と加工品の生産と販売を行っています。
世の中の状況としては、安いものを求める声が非常に多いと思いますけども、産直を長く続けている一番の強みというのは、こういう時代こそきちんと生産者の立場をわかっていただきお互いの立場を理解しあい、生産者・消費者がともにやっていけるのが産直の強みだと思っています。
こういう時こそ本当に本音で話し合ってできる、ぎりぎりのところをみんなで話し合いをしていくというのはいいことだと考えています。
ぜひ率直な話し合いを期待したいと思っています。

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(新農業研究会 今井さん)

新農業研究会の今井です。
うちのグループはリンゴが主体で、お米と野菜なども出荷しています。
今年、出荷団体のナチュラル農究の代表が亡くなったんですけど、組織としてつなげていきたい、後継者につなげてきたい、生産技術なども高めていきたいと思います。
よろしくお願いします。

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(津軽産直組合 斉藤さん)
青森から来ました津軽産直組合の斉藤です。
私どもには43名の組合員がいて、全員リンゴ農家で一部ナガイモをつくっています。全員が有機栽培で安心・安全・美味しいをモットーにしてつくっています。有機栽培で10年ぐらいたっているんですけど、天候不順で苦しんでいるまわりとはちょっと違って、良い結果がすこしづつ出始めているのがわかってきて自信をもって栽培しているところです。
よろしくお願いします。

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(土地込農産 佐藤さん)
土地込農産の佐藤です。
宮城県から参りました。ここから約150km東に位置します。
車で3時間、新幹線で言いますと古川の東側で、利根市になります。
米の生産者です。
一昨年の会津の勉強会と、昨日のお米集会は都合で参加できなかったんですけど、これからも勉強させてもらいます。

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(なるほど舎 竹内さん)

秋田県の一番南、日本海側の、鳥海山のふもとにある、なるほど舎の竹内と申します。
15年ぐらいになりますか、同時進行で立ち上げた鳥海山にブナを植える会も足かけ15年ということで、全国に600人ぐらいの会員がいらっしゃるんですけど、これまでに20000本ぐらいのブナの苗を植えています。
生産と環境問題ということで取り組んでいます。
生産活動うんぬんの他に、中山間地の地域の農業をどうするかという大きいテーマもありまして、やはり負担感が増えているなという実感があります。

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(八幡平農研 赤坂さん)

八幡平農研の赤坂と申します。
岩手から来ました。
八幡平(ハチマンタイ)という観光地の麓に私どもがあります。
私を含めて合計5軒の農家で生産をしています。
岩手県は農業県で、しかも四国四県分の広さがあり、三陸という海はありますし、標高800~1000メートルの農地もあります。
宮城県に近い温暖な地域から、津軽に近い県北まで、非常に広い耕地、海あり山あり高低差ありというところで、農業県として非常に魅力にあふれる県でないかと自負しております。
今5軒でやっているものを将来的には50軒、100軒の生産地にしたいという思いもあり、求心力を高めようと言うことである農家と一緒になり株式会社を立ち上げました。
まだ新参者で、皆さんのご指導をいただきながら一緒にやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

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(羽山園芸組合さん )
福島県の二本松市からきました羽山園芸と申します。
4名で組織をくんでリンゴを栽培しています。
先日、Dr.ソイルデジタルを初めて使ったのですが、一発で数字がわかるのであれはいいと思います。
よろしくお願いします。

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ファーマーズクラブ赤とんぼ 武田さん)
山形県のファーマーズクラブ赤とんぼです。
いつもお世話になり、ありがとうございます。
私どものところでは米と野菜をやっています。
野菜はキュウリとかナスとか収穫しているところです。
果樹はブドウ、サクランボ等を出荷させていただいています。
山形県の南東、置賜地方で生産をしています。
米や野菜の生産の他に、精米、お餅などの出荷もしています。
若者を中心とした技術開発委員会で毎年いろいろな勉強会をしながら技術力を高めています。
お父さんだけでなくお母さんなど女性にも参加して頂いたり、生産者全体として勉強を毎年やっています。
今年もBM技術協会で8月17日に小祝さんを講師として野菜・果樹等の勉強会を開催する予定です。
今日いろんな話をうかがいながら勉強をしたいと思います。
本音でいろいろと話ができればと思います。
よろしくお願いします。

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(ベジタブルスタイル 信太さん)

秋田県の大潟村からきましたベジタブルスタイルの信太と申します。
よろしくお願いいたします。
栽培品目は、らでぃっしゅぼーやさんでお取り扱い頂いているのは、お米と中玉トマトとニンジンです。
そのほかに、まだ取り扱いをいただいていないもので、メロンと長ネギ等々、大潟村でありながらも周辺地域を考えながら野菜の方に力を入れております。よろしくお願いします。

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(みずほ有機生産グループ 菅原さん)
自分たちは有機米と特栽米をらでぃっしゅぼーやさんに出荷しております。
昨日のお米集会の中でプレゼンをしたのですが、都会の消費者に自分たちのことをもっと伝える方法はないのかなと思いながら参加していました。
ただ売れるだけで良い、売れるためにはなにがいいか・・・、たしかに良い物をつくれば売れます。それだけでは我々の生活が大変になってしまう。
消費者との接点がなにか見つかればいいなと思っています。
よろしくお願いします。

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(みちのく有機 斎藤さん)
うちの会には18名の生産者がおりまして、青森県11名、岩手県5名、秋田県1名で組織されています。
会を始めて14年になります。
主な生産物はナガイモ、ごぼうなどです。
野菜は基本的にJAS有機をとるようにしています。
すべてではないですが、極力取るようにしています。
よろしくお願いします。

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(遊農くらぶ 尾形さん)

遊農くらぶの尾形です。
私はここから一時間ほど北の遊佐町で農業をいとなんでいます。
仲間は4名です。
できるだけ農薬に頼らない農業をやっています。
自己紹介をさせていただきます。
数年前から食事を変えまして、一切動物性の物をとらないベジタリアンになっております。5年ほどたったのですが、大変調子がいいです。
なぜ世の中に病人が多いんだろうと思います。
遊佐町でも急激に人工透析患者が増えています。
人間もクスリに頼らない生き方もあるのではないかと思います。

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(大潟村有機栽培研究会 山田さん)
秋田県の大潟村から来ました大潟村有機栽培研究会の山田です。
らでぃっしゅぼーやさんには、あきたこまちを納めさせて頂いています。
有機栽培研究会という名前ですけど、国の有機認証が始まる前に設立された研究会です。研究会では有機質肥料を使った稲作を研究しています。
今おさめさせていただいているのはJAS有機ではなくて特別栽培米です。
有機質肥料をつかった稲作を主体としてやっています。
よろしくお願いします。

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(遠野ライフ農法研究会 菊池さん)

岩手の柳田国男の遠野物語で知られている遠野でやっています、遠野ライフ農法研究会の菊池と申します。
らでぃっしゅぼーやさんに方には主にレタス、キャベツ、ネギ、ブロッコリーなどを出荷しています。
この間、集中豪雨に遭いまして二週間ほど欠品などでいろいろとご迷惑をおかけしました。
天候に左右されないような栽培方法を考えたいとがんばっています。
3人で共同出荷をしています。

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(最上まいたけ 荒木さん)

最上まいたけの荒木と申します。
この秋から私どものマイタケを扱っていただくということで参加させていただきました。
私どもの方では、マイタケ、ヤマブシタケ、シイタケ、季節的にトビタケ(トンビマイタケ)などをやっています。
加えて干しマイタケ、干しシイタケなど加工品をつくっています。
よろしくお願いします。


【生産者の皆さんからのご意見・ご要望ピックアップ】

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(伊藤副会長より)
こんにちは。
ファーマーズクラブ赤とんぼの伊藤と申します。

昨日からお米の勉強会をやっていたんですけど、若干今までと変わってきたことがあります。
らでぃっしゅのお米の勉強会、ほかの品目の勉強会もそうなんですけど、今までは技術、生産技術をずっとつきつめてきました。
それが昨日は、他産地の方とグループをつくっていただき、グループワークということで、集まって頂いた任意のグループが、どんな米をつくって、どんな価格で、どういう人に売るかというグループワークをしました。
それを米屋のふなくぼ商店さんとマゴメさん、それと上甲さんがプレゼンをうけて、それを評価して買うか買わないかを決めるという取り組みをしました。
その中で、共有してでてきたのが技術プラスその先に産地も含めて組み込むしかないよねということ。
『自分たちが提案も含めて売ること、積極的にかかわるべきでしょう』という話がでました。

もう一つは大前提としてRadix、この会ですよね、Radixの会員というのは基本的に生産者の会です。生産者、メーカーさんの会です。
Radixを十分に活用していただいて、どこにでも通用するもの、どこにでも売れるもの、自分たちの技術や想いも含めて、レベルアップしていただきたいということです。その上で、らでぃっしゅさんと取り組みができればいいなと思います。

今回はらでぃっしゅさんもお見えになっています。
でも基本的にはRadixの座談会ということで皆さんの忌憚のない意見、Radixの会にこんな活動をしてほしいということがありましたら、発言していただきながら、Radixの活動につなげていきたいと思っています。
先ほど、価格のことや地域のことなどの話がでました。各組織でかかえている課題とか悩みなどを出して頂きながら進めたいと思います。
その上で次の役員会につなげていこうと考えていますので、よろしくお願いします。

【生産者の皆さんからのご意見・ご要望の抜粋】
・若手も農政を考えて、自分の地域で何をするのかを考える時にきている。30~40代がこの先の農業を担っていくと考えると経営的な課題だけでなく、具体的な農政であったり、動向などをきちんと把握できる農業者の育成も必要。Radix会員内で先人の方にご指導をいただいたり、外部の方を招いて勉強会を開催するなど、ぜひ若手農業者を育てていただきたい

・小祝塾がなくなり、技術指導は小祝先生以外に考えられないか。
小祝塾のような勉強会を開催してほしいと思います。

・消費者の生の声を生産者にももっと伝えてほしい。クレームだけでなく、お褒めの声も私たちに伝えてくれればと思います。
(森崎課長より:消費者からのFAXが毎週束になって私の机の上に置かれます。生産者の皆さんに必ずお便りは送っています。良い声というのはなかなか届かないんですよね・・・)

・お米のクレーム件数は会員さんに届けたお米の数で割ると0.1%もいかないと思います。0.1%にならないクレームに対応しようとすればするほど、きれいなものを出せば出すほどクレームを助長してしまうような気がしてしまいます。
農業の現場でこのようにやっていると出てしまう物なんですと、きちん生産現場の説明を行うことがこれからはしていかなくてはいけないと思います。
商品にいろいろなカードを入れるなどの対応も含め、生産現場の声を会員さんに直接届ける仕組みというのを求めて行かなくてはならないのかなと、先週の衛生講習会と昨日のお米集会で感じたところです。

・もっと消費者に田んぼや畑に来て頂きたいと思います。

・農水省の「施肥体系緊急転換対策事業」という事業があります。
生産者団体として土壌分析機器などを申請すると、地元の秋田県の説明では簡易な土壌分析装置が50万円ぐらいなんですが100%助成対象になります。
試薬についても申請すれば助成されると思います。
まだ土壌分析の機器をもっていない産地にとって、良い機会かと思いますので、地元のしかるべきところにぜひ問い合わせてみてください。
農水省のHPにも紹介されていると思います。

・有機農業と農政の動きについて、有機農業に関わる他団体とも協力しながら動向をウォッチしていく必要があると感じます。

   ・・・・・・・・等々

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ブロック会議後半は、らでぃっしゅぼーや農産課の森崎課長のお話。
詳細は省きますが、下記内容が話し合われました。
・ 売上動向および販促例について
・クレーム動向および対策について
・温度管理、温度計について
・異物混入防止について
・農薬の管理体制について
・農薬保管庫について
・禁止、制限農薬の見直しについて
・農薬の管理体制についてのスケジュール
・農薬の管理、使用について
・管理帳票についての提案
・コスト削減の提案
・資材販売について(Pプラス)
・リースコンテナについて
・農業生産事業参入について ・・・等々

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東北ブロック会議にご参加の皆さんより、多くのご意見・ご要望をいただき、
誠にありがとうございました。
会議でいただきましたご意見・ご要望、アンケートにご記入いただきました内容はRadix役員会を通じて活動に反映させていきたいと思います。

(Radix事務局:成田)

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【01 農産活動報告】

2009-08-13

らでぃっしゅぼーや・Radixの会 北海道ブロック会議 報告

 
らでぃっしゅぼーや・Radixの会 北海道ブロック会議
日時
:2009年7月17日 13:00~17:00
会場:北海道富良野市 ふらの広場2F
参加者
34名(※スタッフ含む)

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7月17日、北海道富良野市のふらの広場の会議室において、
らでぃっしゅぼーや・Radixの会 北海道ブロック会議を開催しました。
活発な意見がかわされた会議の概要をお伝えします。


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(菅野理事より挨拶)
皆さん、遠いところをご苦労さまでございます。
日頃よりRadixの会の活動に多大なご協力をいただきありがとうございます。
改めてお礼申し上げます。

北海道ブロック会議の開催は数年ぶりとなりますが、Radixの会とらでぃっしゅぼーやの共催ということで皆様にお集まりいただきました。
Radixの会の役員会に出席しても、なかなか地域の生産者の声を把握した上で発言できていないということを他の理事の方も把握しておりまして、ブロック会議を復活できないか、意見を集約した方がよいのではないかということで各地でブロック会議を開催しています。

今年の春先は非常に天気が良くてスタートダッシュはよかったけど、ここにきて雨ばかりが続いて、全道各地もうこれ以上雨はいらないのかなという感じです。

私はタマネギを中心に栽培していますが、今年はかなりタマネギバエにやられました。春先、雨が少なかったためハエにやられたのかなぁと・・。
他の生産者に聞くとそれだけではなくて、ある意味で有機質の肥料をやるということはかなりリスクを伴うのでそのあたりを考えた方がいいのではというお話をいただきました。
そうした技術的な話も、後ほどの懇親会などでお話ができればと思っています。

8月末にRadix役員会があります。
Radixの会に伝えたいこと、私の方に伝えてくれれば役員会で話をしたいと思いますので、今日の会議ではいろいろと話を聞かせてください。
有意義な会議にしたいと思いますので、今日一日よろしくお願いします。

(事務局よりRadix農産部会の活動紹介)
1.生産者塾について
      昨年も好評だった生産者塾を全国6カ所で開催します。
      5月:福広塾(三重県:トマト、野菜、堆肥活用勉強会)
      7月:小川塾(山梨県:果樹勉強会)
      8月:船久保塾(山形県:お米勉強会)
      9月:新田塾(熊本県:果樹勉強会)
    10月:出張版新井塾「めだかの学校」(長野県:トマト、野菜勉強会)
    11月:丸山塾(茨城県:野菜、堆肥勉強会)

2.生産者勉強会助成について
      生産者主催の自主勉強会を後押しするための助成制度を実施します。
      地域や生産現場の問題解決に予算を活かす方針です。

3.農業セミナーについて 
      6月20日、明治学院大学の神門先生による「日本の農地・農業問題を
     考える」農業セミナーを開催しました。
     (※食糧・エネルギー問題の柴田先生、水産資源問題の小松先生に続く
          学識者によるセミナーです)

4.農業経営塾について
     昨年、群馬で開催した農業経営塾が好評だったこともあり、開催継続の
     ご要望をいただいています。ブロック会議でご意見を聞きながら今年度の
     開催を検討していきます。

5.農産ブロック会議について 
     Radix役員より提案のありました農産ブロック会議を全国5ブロックで開催
     します。ブロック会議では、生産者同士の意見交換・交流をすすめていきま
    す。

6.いと愛づらし百選、伝統野菜調査について
     いと愛づらし百選企画への協力と選定委員会への参加を予定しています。

7.農産分析機器購入助成について
     生産者が簡易に土壌分析できる機器の導入助成を継続実施します。


【以下、参加生産者の自己紹介とご
意見をまとめました】

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(泉農園 泉さん)
今年の生育はやや遅れ気味、最近温度が上がってきて遅れがどの程度回復できるか様子をみているところです。
病気・虫の異常発生はまだ出ていませんが、暖かくなるとどうなるかですね。
秋になってみないとわからないです。
天気がかなり悪いときには光合成菌などの微生物を活用したり、ミネラル系の肥料を活用して光合成の能力を高めて病気にならないような工夫を考えています。

勉強会もいろいろ参加して、だいたい良いところまで来たのではないかなと思います。
ただ勉強して、あれが足りない、これが足りない・・・、本当に足りないのかわからなくなってしまうこともあります。
鉄が足りないという場合も、本当に鉄が足りないのか、天気の加減や温度の加減などで吸収できないだけなのか・・・。
作物の姿を見ながら対応もしています。
色と光沢と葉の厚みなどを気にして見ています。


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(大牧農場 五十川さん)
大牧農場はここずっとDr.ソイルを活用していてミネラル重視の施肥設計をしています。
らでぃっしゅさんには、ジャガイモを中心に出荷しています。
ジャガイモはソウカ病対策が課題です。
輪作はもちろん、緑肥も組み入れてやっていますが、どうしてもでる土地があります。
小祝さんの指導のもと乳酸菌だけのボカシをつくったところ、ソウカ病というのはカビと放線菌のタイプがあって、大牧はカビの対策が必要だということで、カビにはバチルス菌(納豆菌)がいいんだよということを聞きました。
そこで今年つくったボカシには納豆菌と乳酸菌を組み合わせたボカシをつくって試験をしているところです。

7月5日、小祝さんに圃場巡回していただきました。
そのときに勉強したのは作物との会話ですね、私たちはまだ若いので定規みたいなものがあればいいなと思っていたんですけど、そのときに光合成の量を計るメーターを持ってきていただきました。
マグネシウムをきちんといれている圃場は上の葉も下の葉も数値で70ぐらいで、借りている畑でマグネシウムを減らした畑は、上の葉が65~62ぐらいになっていました。
仲間だけの畑を比べても試験にならないと思って、慣行のジャガイモをやっている方の葉を測定してみると数字が45ぐらいで、ああ違うなと改めて思って、収量は別として数値としてでてくるんだなと思いました。
ソウカ病は畑の菌のバランスなのかと思いまして、豆とにんじんにも同じボカシをいれて試験をしているところです。
試験の記録は取っています。
クロロフィルメーターは9月に購入予定です。(※試験は借りて実施)
光合成量を見ることでミネラルバランスを見ることができます。
栽培のモノサシになると考えています。


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(大牧農場 村橋さん)
今の問題としては肥料が高いことです。
苦土、石灰、鉄、マンガンなどいろいろありますが、単肥と比べて倍ぐらい、リン酸だと3倍ぐらいします。
それぐらい肥料が高騰していまして、今年の施肥設計では苦労しました。
肥料の値段が下がることを神頼みするしかないです。


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(大牧農場 樫木さん)
最近天気が悪く、2日ぐらい前まで天気が悪くて畑に入れなかったし、明日からも天気が良くないと言われています。
畑に入れない日が続いています。


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(オニオンファーム カワマタ 川眞田修さん)
作物は主にタマネギです。
有機栽培のタマネギ、今年で7年目になります。
らでぃっしゅぼーやさんには、トウモロコシでもお世話になっています。
トウモロコシもなかなか大変な作物の一つで、有機栽培だとアブラムシが一番の問題で、アブラムシとヨトウムシなど毎年苦労しています。
自分のところの直売店で売るのは問題ないのですが、外に売る場合はアブラムシは全然受け入れられなくて困っていた状況です。 
7月末から10月中旬まででます。遅くなるとヨトウムシにやられるんですよ。
本で調べましたらネットをかぶせて対策をしていると見ましたが、広いところを全部ネットをかけるとなると・・・。
作業も大変だし、どれほどの効果があるのかもわからないし・・・。
今年の春はタマネギの移植直後から干ばつで、移植の時は天気が良かったのですが、干ばつで灌水もしましたね。
生育中期、6月中旬から7月にかけまして雨が多くなりました。
2回ほど土砂降りとなりまして、畑の低い方へ雨水が流れまして側溝があふれかえって、田んぼ状態になってしまいました。
経験したことのない雨でした。

草取りができる状況ではありません。
草はどんどん大きくなる。今年は草で一番泣かされるかな。
出面さんも来ていただいているけど草取りが間に合わない。
昨年はそれほどでもなかったけど、今年は見るに見かねて自分も草取りを手伝っているけど・・・。

タマネギの状況は、雨が多いせいか、ちょっと色が抜けている感じです。
色がいつもより薄いですね。それと水焼けがあります。
根っこがやられているので、なかなか回復しないかな。
畑の低いところは葉が黄色くなっています。

草取りは別としまして、有機栽培で一番問題になるのは自分の経験上は虫の害ですね。春はタマネギバエです。
一番はタマネギバエですね。二番手はスリップス。
この二つの対策ができれば有機栽培は万々歳です。
病気にかんしてはほとんど心配ない。
虫だけなんとかクリアできれば、いい年だったなということになるのかなと思っています。


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(オニオンファーム カワマタ 川眞田和枝さん

私の担当で今一番まいっているのが草です。
手に負えない状態です。
この雨上がりでまたがんばろうと思います。
毎年種が落ちて、だんだん畑が草にまけてきそうなところなので、皆さんどのような効果のある方法を活用しているのか教えていただければと思います。
草で一番困っているのはスギナがはびこってきて、中にどんどんひろがってきていますので・・、スギナ対策とか・・。
一番地道な方法でひとつひとつとっている状態です。
昨年はタマネギバエにすごくやられまして、よほどの量をとって捨てたのですが、今年はそれがなくて良かったねと言っている矢先に今度は大雨で急に黄色くなってしまいました。
トウモロコシも去年からお世話になっています。
今年もがんばりますのでお願いしたいと思います。
ヤングコーンを袋につめて置いておきましたら利用価値があるようで、喜んでいただける人もいるようなので、食べれるところはなんでも、無駄にしたくないなと思っているところです。


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(小野寺富雄さん)
ナガイモとアスパラでお世話になっています。
今年は5月は天候もよく、6月は皆さんがおっしゃるような長雨もなく適当な雨があって、アスパラは収穫時期が約50日、この間終わったばかりです。 
アスパラもそろそろ美味しい時期になってきています。
これからもよろしくお願いします。


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(麓郷生産組合 菅野さん)

タマネギとジャガイモが主流です。
うちも草がひどいです。
雨が多いせいか、タマネギも伸びるんですが、雑草も一日一日と順調に育って今日も逃げ出してきました。
本当にひどいです。
除草対策は春先に何度もカルチを入れると、雨が降らなければ灌水してでも発芽させて、タマネギが小さいうちにカルチをどんどん入れていく方法しかないです。
うちは圃場を毎年交互にしまして、完全にひとつの圃場を休めまして、緑肥をまいてどんどんすき込んで、雑草が生えたらロータリーをかけてですね、4回か5回ぐらいですね。
ここ2年ぐらい、ほんの数年前に比べて草の量は減ってきました。

タマネギといえば、育苗培土は有機の方で問題になっています。
育苗培土のなかに粘着剤、バインダーですよね、来年の春までは良かったですかね、それ以降になると禁止ということで、北海道とか、道の花野菜技術センターさんの職員の方と一緒にかわるものを開発しようと、川眞田さんもそうですが、試験をしようということでやってまいりました。
(※培土に土を固めるバインダーが含まれている。そのバインダーが化学合成された物質ということから将来的に有機栽培では使用が認められなくなる。3年間の経過措置があり、その間に代替え品を見つける必要があるということ。面積が少ないところでは培土を使った機械による定植をしないので問題はないが、北海道のような大面積での有機栽培では大きな問題となる)

春先に土を固める材料として食品添加物のものを入れましてやったところ、土がうまく固まらず、定植率が80%未満ぐらいになりました。
80%未満というのはかなり植え付けが悪いということで、手で補植するとなると大変な労力で、今の(培土の)代替え品にはならないような状況です。
このまま代替え品がうまくいかないと、北海道からJASのタマネギはなくなるという状況におそらくなるかもしれないです。
来年も試験を協力して続けまして、継続していこうと思っていますが、非常に厳しい状況かなと思っています。
特に面積の多い方は8割ぐらいしか固まらないとなるとお話にならないので、灌水の技術が非常に難しい。
植え付けの時、今の培土は上から水をかけても大丈夫なんですが、食品添加物のものは水をかけると砕けてしまう。
だから定植までにかなりの期間、水をあまりやれないんですよ。
今年みたいに干ばつの時期に定植すると苗がよけいふにゃふにゃになって、いっそうハエを呼んでしまう。
そういう状況にもなりかねないと・・・。
他の生産者に聞いても「あまり良くないね」ということで、集まりがあって話をもっていくのですが、存続できるように今後も協力していきたいと思います。
その都度報告したいと思いますのでよろしくお願いします。
これから手植えにもどるということにはならないと思います。
北海道は機械植えがこれからも主流だと思います。


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(麓郷生産組合
白井さん)
20年ほど前に新規就農しました。
怖いもの知らずといいますか、いきなり有機農業をはじめました。
8町1反です。実際に実働しているのは4町ほどです。
そのうち施設の方でアスパラとほうれん草をやっています。
露地の方では、にんじん、芋、スイートコーンなど栽培しています。

課題となっているのが、ほうれん草で、5年ほど前までは見かけの虫というのはコナダニとか青虫ぐらいでできたんですね。
4~5年ほど前から糸ミミズというか赤ミミズというか、色のきれいなミミズが帰ってきましてね、よろこんでいました。
でも、それを餌にしてですね、オケラがすごいんです。
ハウスで播種しましたらトンネルのようにボコボコと中に入ってきましてね、それで2~3列がダメになるんですよ。
それでしばらく待っていて発芽の時期になっても、オケラがはったところはほとんど(芽が)出てないですよね。
そんな状態で非常に深刻な状態です。
相手が土にもぐって生活しているので、なかなかやっかいだなというのがありまして、皆さんから何か情報ありましたらお伺いできればと思います。

あとはもっぱら草取りです。
草取りで苦戦しております。
うちは遅出しがメインなので、今時期に根を切っていく畑もありまして、最初はすべて手で・・。
多少はカルチを入れたところもありますが、あまり深く入れますとまた新しく植えに生えてきますので、よけいにうるさくなりますので・・。

今使っているのは、魔法カルチ(※開発:キューホー製作所、人力株間除草機)というんですかね、あのタイプがいままで使った中では有効なのかなと思います。
地表に対して平行に刃がもぐって、初期の雑草には有効ですね。
ただしタイミングが大切です。
最初のうちに種が発芽してきた状況で、2cm幅で魔法カルチを入れてみて、それでもう一度、畝間が残ってしまうので、今後は刃を少し広げて少し深めにいれます。2回入れるとだいぶちがうのかなと思います。
その後は、うちの家内にがんばってもらっています。
アスパラはハウスも露地もやっています。

オケラの行動範囲は広い。
一匹でかなりの面積のほうれん草をダメにしてくれませす。
たまたまオケラの穴を見つけたら、そこに糠を水でといて、そのとぎ汁を中に入れると出てくるという話を聞いてやってみたけど、ダメでしたね。(笑)


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(オーガニック・マーケット・北海道 長内さん)

オーガニックマーケット北海道の事務局の長内(※おさない)です。
今、一番忙しい時期で、サクランボの時期なんですよね。
アスパラの生産者もいて順調に終わったんですけど、サクランボが雨で、施設が完全ではないので、正直今年はいいサクランボはとれていません。
森崎さんの話の中で相談したいこともありますので、そのときに話をしたいと思います。


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(狩野自然農園 狩野さん)
昨年、Radixの方で研修をさせていただきました。
北海道の方の勉強会でも皆さんに大変お世話になりありがとうございました。主にジャガイモとタマネギとにんじんを作っています。

タマネギですが最初雨が降らずにようやく育ってきたなと思ったらこの雨で草畑になっています。
草の方は、出面さん、パートさんにお願いして草取りをしていただいています。

去年学んだことをやってみようということで、重曹を水に溶かして雑草にかけると枯れるよということで試したのですが、若芽の芽吹いたばかりの草にかけてみたんですけど、黒ずんだだけで生育が遅くなっただけで生えてきましたし、ヒエは全然関係なく生えてきました。
ということで重曹はあまり使えないかもしれないです。
小祝さんより三重県の方に行ったときに生産者から酢にマヨネーズを溶かして水でうすめてかけると草も野菜も全部枯れてしまうということなので、どなたか試されてはいかがでしょうか。

タマネギにスリップスという害虫がつくんですが、ヤクルトに黒砂糖を混ぜてしばらくしてかけてみたら、白カビがはえて、その中にスリップスが入って死んでいました。しかしかけたところがカビの被害が大きくて・・・。
にんじんの播種シートを使うのがいやだったので、粒をちょんちょんと置くタイプに切り替えたんですけど、発芽は9割ぐらいでした。
にんじんの方はアブラムシが多くて、毎年酢をまいています。
籾がら酢を東京の方で作っているみたいですが、自作しようと考えているところです。小祝さん曰く、酢は殺菌作用としても栄養源としてもいいよと言われているので、確保しようと考えています。

にんじんの根の方に小さな根が生えているところが黒くなって出荷できないことがあるんですが、どうやら硼素がたりないんじゃないかといわれています。
Dr.ソイルでは(硼素は)測定できないんですよね。
今年は硼素をまいたので今年効果があればどこかで共有できればと思います。

ジャガイモは特になにもしていないです。
本州ではタマネギにマルチをしているんですよね。
今年、マルチをしているタマネギを見てみたらやはり玉がいいですね。
資材的には高いので手がでないんですけど・・・。
マルチをするとベト病がでやすいかもしれないと聞いているので、その点が解決できればやってみたいなと思います。

勉強会については、昨年群馬の経営勉強会で澤浦副会長の話が非常に勉強になったので、ぜひ北海道でも開催していただければためになると思います。
北海道にはそんなに大きなグループはないと思うのですが、今後引退というか、今後大規模化したり、グループ化したりすることを考えている方には良いと思います。


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(新得町しいたけ生産組合 桜井さん)

しいたけをつくっていますので、皆さんと話が少しあわないかもしれませんが、このような会に初めて参加させていただきました。 
畑の話があまりできないので、申し訳ないと思っています。
らでぃっしゅぼーやさんには以前から出荷させていただいています。
十勝というのは冷涼で湿度も低くて、シイタケ栽培も有利な土地なんですが、最近少しずつ変わってきまして、夏の湿度も変わってきまして、最近戦々恐々としています。
原木でしいたけをつくっていて、美味しいシイタケを作っている自負がありますが、菌茸類はかなり足が速いのでできるだけ美味しく食べて頂くためには、できるだけ早く出荷したいと思っています。なかなか便が見つからず、工夫がまだまだできる余地があるのか考えてみる必要があるのかなと思っています。
うちは6名で原木4万本ですね。
原木のほとんどは十勝館内の原木です。


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(ちにたふぁーむ 田中和正さん)

今日3名きています。
昨年は雪解けが早くて、それにあわせてやったばかりに干ばつにあいました。今年の雪解けは平年並みで普通にスタートできました。
それで5~6月はいいなと思っていたのですが、6月下旬から雨がほしいときに全然ふらなくて、近所の農家と雨乞いをしようということで、やりすぎましてね、こんな雨になってしまいました。(笑)
もういらないですね。
雨をやませたい儀式をやらないといけない。
畑には入れないですね。
うちは傾斜地ですが、それでも入れないです。
ここ数日は農休日のような感じです。
今日の天気みたいに早く晴れてほしいです。

ジャガイモは最初に雨がほしいときに雨がなくて、多少恵みの雨をもらって生き返ってですね、このままでいいんじゃないかなという安堵感はあります。
にんじんは、発芽の状態が一部悪くて心配していたのですが、それでも様子見という言うところです。
それとヨトウが少なくて非常に助かっています。
一昨年前にヨトウに悩まされていたのですが、今年はそのような心配はいまのところない感じです。

ウーフという組織があって、その労力を提供していただいて、ホスト側は宿などを提供するわけですね。
金銭のやりとりはないですが、ウーファーを入れてやってもらうわけですが、素人さんなのでやってほしいところと、やってほしくないところがあるわけですね、出面さんと違いますからね。
使い分けは必要ですが、臨時の草取りとか、カボチャのマルチ間の除草とか、そういうところは助かっています。
長い人は1~2ヶ月います。昨年からは香港からの人が多いですね。
イングランドや、アメリカ、オーストラリアからもきます。
自分の力量の範囲でやっています。
しかし最後は天候、運任せです。
息子は主にほうれん草をやっています。


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(ちにたふぁーむ 田中正太郎さん)

この天候で、葉ものが出荷時期があわせづらいということがあります。
寒い日がきたり天候の加減で、ほうれん草のトウ立ちが増えています。
ご迷惑をかけておりますが、この後の天候が安定してくれることを祈るばかりです。
今年から試していることが一つあります。
昨年にほうれん草にコナダニがたくさん出たのですが、ほうれん草の中期から葉が縮れてしまって出荷できないこともあったんですが、農産の島田さんから情報をいただいたり、インターネットで調べたりして、本州の方では気温が高いというのでハウスの施肥後に散水してビニルをかけて熱処理すると・・・。
このあたりでも夏に晴天が続く時期があるので、この暑さをうまく利用してコナダニ対策や、雑草の抑制を考えていこうと思います。



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(ちにたふぁーむ
長山さん)
ハウスでトマトとミニトマトを作っています。
息子がいるんですけど、息子は別の圃場で特別栽培のミニトマトをつくっています。私はJAS有機でつくっているんですが、息子の方も特別栽培から徐々にJAS有機にきりかえてきています。
今年は2棟をJAS有機にしました。
ちにたふぁーむとしてはJAS有機で参加させていただいています。

今年は今までとすこし違う状態で悩んだんですが、途中で生育が非常に悪くなりましてね、しおれてですね、去年までの水やり、同じような栽培では元気がないんですね。
それでやむを得ないから昨年の3倍ぐらい水をやりました。毎日やりました。
なんか最近回復したような気がしたんですけど。 

pHが非常に低くて4.7しかなかったですね。Dr.ソイルで調べたら5.5。
別の機器、デジタルpHメーターで水溶液を測定したら4.7しかなかったんですね。Dr.ソイルのはかり方が悪いのか・・・。
いずれにしてもpHは低かったんですね。
どうしたら高くなるのかな。
ベッドもできて、マルチもかかってしまっていますから。
そういう状態でpHをあげる方法をどなたかご存じでしたら、良い知恵がありましたら教えて頂ければと思います。

もう一つは、暑さ対策なんですが、遮光剤をハウスに塗ったりとか・・、今年はこんな天気なのでまだ塗っていませんが。
今年は、苗床用にハウスを二重にしていたんですが、そこにもトマトを植えたんです。今年はその二重のハウスをとっぱらわなかったんですよ。
時計で言うと、10時と2時ぐらいまで巻き上げておいて、そのままにしておいたんです。
暑いかなと思ったら、すずしいんですよね。
遮光されているわけです。
それですごく元気がいいんですよね。
これ新発見だなと。それを期待して二重のビニルをおろさなかったわけではなくて、忙しくておろせなかっただけです。
そういうことで来年からこんな遮光の方法もあるのかなと収穫もありました。
そういう状態です。


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(なかふらの すりーしーず 徳弘さん)

代表は太田さんなんですが、事務局をやっています徳弘といいます。
Radixの会への希望として澤浦さんに富良野に来て頂いて話を聞いてみたいと思います。
やはりうちのグループも、私が来年で40になるんですが、後メンバーの方は自分より20歳ぐらい上のかたばかりで、グループの中でも次の世代にどのようにつないでいくかということが課題になっています。
今後どのようにやっていくかということで考えているところがありますので、澤浦さんの話をぜひ聞いてみたいです。


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(なかふらの すりーしーず 太田さん)

今年の作柄は、春先の生育不良にあわせて日照不足、最近の雨。
タマネギはそこそこ。
面積が多いので除草が間に合わず苦戦しています。
去年、けっこう欠品してしまいまして、今年は品質向上、収量アップを目指してがんばってやろうと思っていましたが、なんとか目標だけはいけるかなと。
今後はしっかりやっていきますので、よろしくお願いします。



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(番場清司さん)
岩見沢からきました番場と言います。
タマネギを7.5ha、そのうち5haぐらいは有機JASで栽培しています。
虫対策が共通点だと思います。
皆さんから知恵を借りたいと思って話をしたいと思います。
スリップス、タネバエなど虫のオンパレードで困っています。
栽培計画書などのデータで、虫の部分、そのような防虫・防除などに関する情報をネットワークを活かして情報提供というか、他の生産者がどのように対策をしているのかを知りたいですね。お互いにね。
九州の方のやり方が参考になるかはわからないですけど、Radixの会でなんか考えてほしい。
やるかやらないかはそれぞれ選択肢があるかと思うので、どれとどれを混ぜたら効果があったとか、ヒントというか何か手助けをしていただければ・・・。
自分はタマネギなので、タネバエ・スリップスなどですね。
タマネギの葉も青虫に食べられてしまって、水玉のような状態で・・・。
それが現状なんです。
虫対策について、いろんな情報というか、Radixさんの方で対応していただければと思います。


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(松田ファーム 松田和幸さん)

十勝からきました松田です。
6町3反のタマネギをやっています。
その中で耕作しているのは5町5反で残りは休耕、緑肥を栽培しています。
タマネギのタネバエの話が出ましたので、全滅するんではないかと思うほどやられたことがあります。
それを機会に、全部ぼかし、有機質に関しては秋に全部やるようにしました。
十勝は秋に非常に好天に恵まれますので、作業性は非常によいです。
それをするようになってから、タマネギバエの被害が軽減されました。
ネギアザミウマ、スリップスあたりは、幸い今年は気温が低く雨が多いためが若干発生が少ないようです。
このままで収穫が迎えられればいいなと思います。 
今年は過去にない経験をしていますけど、減収はまぬがれないかなと思っています。
昔から泣く子とお天気には勝てないというのが現状です。

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(松田ファーム 松田えみ子さん)
草を横目に今日はでかけてきました。
自然は私たちを見捨てないと信じてがんばりたいと思います。
よろしくお願いします。

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(宮嶋農場 菅野さん)
宮嶋農場で事務局をやっています菅野といいます。
宮嶋農場は3軒の農家で主にトマトを栽培しています。
Dr.ソイルの話がでていますが、私たちも導入しまして、ご近所の太陽農園さんと一緒に使っていますが、感想としては変動は少ないですね。
毎年春調べても毎年変わっていないし、作の途中で見てもあまり変わっていないです。
その数値そのまま信頼できるのかなということですが、先ほど狩野さんもおっしゃっていましたが数値として十分あっても吸えていない状況がいろいろありまして・・・。
最近感じておりますのが一生懸命苦労して比色をしてですね、これはいくつだいくつだとみんなで苦労するよりも、作物の方をもっと見てやって欠乏症など作物が訴えていることを読み取る力をつける必要があるんじゃないのかなと感じているところです。


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(東神楽米生産グループ 寺尾さん)

代表として私が報告させていただきます。
今年の私たちのグループの作付け品種は「ほしのゆめ」「ななつぼし」「おぼろつき」「ゆめぴりか」などを栽培しています。
売れ筋は「ななつぼし」が一番うれていまして、ついで私たちがオリジナルで栽培しております「混植栽培米」です。
これは種籾の状態で、「ななつぼし」「おぼろづき」「きらら397」「あやひめ」という種籾を混ぜて播種してつくった米です。
いわゆる雑種みたいな感じのものです。
雑種というのは病気に強かったり害虫に強かったり、当初減農薬にいいのではないかということで取り組んでみました。
ところが虫はふつうのと同じようにつきまして、病気もふつうにでてしまいました。
しかし食味が非常に良いと言うことがわかりました。
もうひとつは収量が非常にあがることです。
食味が良くて収量が上がるのは生産者にとって非常に喜ばしい品種です。
ただふつうに売ってしまうと、相対品種になってしまうので、売り先をきちんと決めないとなかなか作付けもできないので、計画的な栽培が必要なんですが、非常に伸びている品種です。

今年の作柄は、旭川も東神楽も全道と同じように、春は悪くて東神楽は強風で植えた苗がすぐに痛んで大変なことになって、低温・日照不足、水田だからといって雨ばかりがよいわけではなくて水の入れ替えなどをしてもらわないと酸欠とかになってワラの腐りが悪かったりとか・・・。
普及センターの発表では、私たちの地区では2日遅れではないかと言われていましたが、私たちが見て生産者の方と話をして、4~7日ぐらいの遅れがあり、個人差が非常に大きいと思います。
出穂のばらつき、圃場のばらつきがありますので、青米が多かったりとかどうかなという不安な点があります。

勉強会について簡単に報告させていただきたいと思います。
参考になればと思います。
北大の相馬先生という方がいらっしゃいまして、その相馬先生の勉強会に参加しまして中札内の麦の湿害調査をされたんですが、その先生の勉強会の中で、中札内の湿害の原因がプラウをかけることだったらしいんです。
プラウをかけることによって物理的な硬盤ができて水はけが悪くなる。
これが麦などの湿害につながっているという調査結果だったんです。
その対処方法としてサブソイラを時速2kmで入れなさいということです。
ちょっとだまされたと思ってやってみようかなと思っているところです。
今年は非常に雨が多い年でありながら、4町歩サブソイラをかけた方は、良い結果がでていて地元の人たちが手間をかけた甲斐があったねという感じでした。
ちょっと雨が多かったからわかったという、良い事例だったので、ご参考まで。


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上の写真は、らでぃっしゅぼーや農産課の森崎課長のお話の様子。
詳細は省きますが、下記内容が話し合われました。
・ 売上動向および販促例について
・クレーム動向および対策について
・温度管理、温度計について
・異物混入防止について
・農薬の管理体制について
・農薬保管庫について
・禁止、制限農薬の見直しについて
・農薬の管理体制についてのスケジュール
・農薬の管理、使用について
・管理帳票についての提案
・コスト削減の提案
・資材販売について(Pプラス)
・リースコンテナについて
・農業生産事業参入について ・・・等々


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(菅野理事よりまとめ)
今年の北海道は、皆さん天候で苦慮されているなということがよくわかりました。
雑草対策、また防除等の情報のネットワークというのをRadixの会の方でも
どういった形でやっていけるのかということも役員会で話していきたいと思います。
また資材の情報だとか、そういった部分もできれば皆さん、Radixのホームページとかブログとかをいろいろ見て、すぐ情報が収集できるような形がとれるようになればいいのかなと思いました。
農業経営塾につきましては、澤浦さんの講演会、もし可能であれば北海道の方でも打診してやっていただけるように役員会で話をしていきたいと思います。
今後ともRadixの会の活動に対しましてはご協力をよろしくお願い申し上げまして本会をしめたいと思います。
ありがとうございました。

(※ブロック会議にご参加の皆さんより、多くのご意見やご提案をいただき、
誠にありがとうございました。会議でいただきました内容、アンケートにご記入いただきました内容はRadix役員会を通じて活動に反映させていきたいと思います)

(Radix事務局:成田)

IMG_4314 (会場となった『ふらの広場』)

農産畜産Blog

【01 農産活動報告】

2009-08-13

果樹勉強会『小川塾in山梨』 開催記録

7月3日、山梨県塩山市において、ブドウの新短梢栽培を体系化した小川孝郎さん(グリーンファーム山梨)の果樹勉強会『小川塾in山梨』を開催しました。

小川さんは世の"常識"にとらわれず自らの経営にあった栽培体系を常に模索されています。
その小川さんから、メインのブドウをはじめスモモなど果樹全般の栽培管理のコツ、経営に役立つノウハウなどを縦横無尽にお話いただきました。
(※本文がかなり長いので、前半の途中まで掲載します。全文をお読みになりたい方は、最後に開催記録の全文が読めるファイルを添付しましたので、こちらをご参照ください)


【第1部:ポーの丘 甲州ブドウの圃場にて】

(小川さん)
事前に質問をいただきました。
(※質問内容:
『現在、デラウェアを栽培しています。巨峰について、毎年無核果の発生がひどく、特にこの数年は多くなりました。樹齢は25年くらいで樹勢はおちついているのですが、なかなか有核果を安定させることができません。剪定は中梢選定で180cmのトンネルの下に納まるようにしています。収穫は8月15日位から9月10日位です。解決できるような栽培面での方法や、あるいは着果の安定する別の品種等について、ぜひお聞きしたいと思います』 )

種有にこだわるのであれば、有核率が高く着色し易い巨峰系では“70168”という品種、巨峰以外の黒で、これから面白いと思う品種は“オリエンタルスター”だと思います。(※オリエンタルスター:果樹研究所が育成し登録した品種)
これは“シャインマスカット”と兄弟品種で黒紫色です。(※シャインマスカット:安芸津21号に白南を交雑育成された品種)

とにかくつくりやすい品種です。
ちょっと工夫すれば摘粒なしでつくれます。
ただし黒痘病に弱いので注意すること。
欧州系で完全に有核になります。
無核にもできますが有核でいくべき品種です。
出荷時期は8月末でしょうね。

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(左の写真 左上のブドウが“シャインマスカット”、左下が“オリエンタルスター” )

基本的に種苗メーカーが出しているような冊子はあまり信用しないことです。
書いてあることをポイントとして、まずは1本だけ購入して作ってみることです。
自分の経営の中で取り入れることができるかどうかということが大切。
その視点をもつことです。

(※動画で新品種導入の視点の部分を視聴できます。下記をクリック!
  

自分の販売方法や栽培スタイルの中で、この品種は取り入れても面白いなという視点で見ること。
この品種は経営に取り入れてプラスになるなと判断したら、一気に接ぎ木をするというわけです。
この園を見ていただけるとわかるのですが、全部醸造用の甲州ブドウで、高接ぎになっています。
(※高接ぎ:台木の高い位置で穂木をつぐ接木の方法)

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目の位置まで台木です。(※必ずフリーの台木を用いる)
したがって、この品種がダメになればここでズバッと切って、ここで接ぎ木をかけてやります。
根っこはそのままですから、来年から収穫できるので収入が落ちていくことはないですね。

専門家に言わせると、台木の影響が出て味がどうとか玉張りがどうとか言いますけど、言うだけの話。
かってに言いなさいよ、と言っておけばいいです。
商品として全く変わりませんし、粒を張らせたかったら、玉の張る品種を中間台にして接ぎ木すれば、玉が張ってきます。

早熟化をさせるのであれば、早生種に接ぐ。
デラに接げば半矮化しますので早熟化しますよね。
そういう視点でものをとらえます。
新しい品種を取り入れる場合、時期・作業性・品質・労力などから自分の経営に取り込むことが可能か判断することが大切です。

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ちなみに私が品種を取り入れる視点は、『いかに省力化できるか』です。
だから私のブドウ作りのベースは、摘粒を一切しないということです。
摘粒をしないですむ品種はどれかな、という見方をしています。
もう一つは病気に対する抵抗性がどうなのかなという視点です。

商品が売れるかどうかということは、自分がどういう売り方をするかが重要です。
例えば、宅配で“藤稔”を売る場合、基準通りに28~30粒にして、大玉をそろえて売るか、あるいは、おおむね30~35粒でいいやという発想で、多少玉が小さくなっても味とボリュームを優先したいのか、それを最初から考えてやるということです。

ちゃんと手入れをしたものを最初からやってしまうと、それでずっと続けなければならなくなりますね。
ずっとその商品でおさなくてはいけないのに、自分の体力・能力・視力が落ちていくのだから、やっていけないでしょう。(※商品の品質が低下していく)年々、自分の能力がどのようになっていくのかも考えて、販売の仕方を考えていかないとダメです。
品種を選ぶときには世間に惑わされずにね。

今は“シャインマスカット”がブームでしょ。
“シャインマスカット”は確かにいいと思いますよ。
いいけれども自分の経営でどのように取り入れるかという発想でやらないとダメです。
みんながいいと言うから、それを作ってみたいという発想ではダメ。
自分の経営に入りそうだなと思ったら、一気に変えてしまうことです。
一気にです。

なぜかというと、昔は新品種がでると高価格が長く維持できたんですよ。
今は、新品種が出たらまもなく価格が落ちてきます。
次の新品種が出ても同じです。
一年に一回しかとれないものを、そんなことして追っかけたのでは経営が成り立ちません。
ですから、高接ぎで一気に更新すれば成園化が早く、一気に収穫できるじゃないですか。
人より先に成園になってしまうのですから。
形質的には多少違うかもしれないですけども、遺伝子的には変わらないわけですよ。
ですから、ぜひそのような視点を持つことが大事ですね。

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(参加者)
山形の羽黒町、出羽三山があるところで米(※有機米)を主体にやっています。サクランボと枝豆(※ダダ茶豆)もつくっています。
サクランボは特栽です。

温暖化のせいかウルミがでて最近問題になっています。
ウルミの防止策と着色の促進的なことを一番聞きたいと思います。
(※ウルミ:果肉が過度に柔らかくなる症状 )

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(小川さん)
今日のブドウの話、果物づくりの話をサクランボへ持っていってください。
今日の私の話はブドウだけでなく、果樹の生理をベースにした話をします。
今言われたことは解決できると思います。

一つ一つのことは言いませんが、(質問として)糖度を上げる方法だとか、鮮度維持の品質管理だとか、着色だとか書いてありますが、解決法は皆同じです。

(※質問内容:
『糖度をあげる方法、鮮度保持の方法と品質管理方法、着色の進め方、ショウジョウバエと灰星病の低減方法』 )

作り方次第で、良い方向にもっていけます。
果物づくり、ブドウもサクランボもすべての果物はメタボでつくるとダメです。
そこを解決していくことが、軟果だとか着色の問題とかの解決にもつながるかと思います。

今年からまったくの素人の嫁さんに、“藤稔”のある圃場をまかせています。
一週間くらい前に摘粒が終わったみたいです。
「お父さん、確認してくだい」と言われたんですけど、恐ろしいからまだ見ていないです。どんな形になっているかね。
楽しみでもあり、不安でもある気持ちです。
まったくの素人でもこのようにできますよ、と見ていただくことができるのかなと思います。

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最初に、この栽培の仕方を見ていただきたいと思います。
約30年前から研究を始めたわけですが、ここの畑が25~26年ぐらいたちます。
これがその当時の原木です。
ここに33本植えましたけど、だんだんと淘汰をしていって、これだけ残りました。
そこの3本も弱毒のウイルスが入っているようですから、抜いていきます。

私は、もともと野菜の担当だったんです。
野菜の専門で、昨晩お話ししましたように山崎先生の2年間の研修も、レタスの水耕栽培で研究にいったわけです。(山梨県の普及所に)帰ってきましたら、若い職員が入ってきまして、どうしても野菜をやりたいと言いましたので、「じゃあ、いいよ、俺が果樹やるから」と言って、果樹に鞍替えをしたわけです。
その関係で、果樹の剪定講習とか摘果とかの講習にいったわけですが、そこで一番感じたのは毎年行っても全然変わらないことです。
やった木は変わっているんですけどね。

(※動画で新短梢栽培の説明その1を視聴できます。下記をクリック!


まわりが変わっていないということは農家が話をきいても、難しくてやれないんじゃないかなという発想をもったのが一つです。(野菜のように生理上からの作業の単純化がされていないのに気づく)

もう一つは、その後すぐに大分県の安心院(※あじむ)というところでブドウの全国大会がありまして、そこに行きましたら、安心院という地域は構造改善で山の上にブドウの大産地をつくっていました。
従来の岡山方式の短梢方式と山梨方式の長梢方式とが入り交じって作っていたわけです。
それをよく観察してみると、明らかに短梢の方がシステム化できるなと感じました。

だけど従来のやり方だと問題があるな、なんとか時代にあった新方式がないかな、ということで新短梢栽培を考えたわけです。

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お手元に配りました『長梢剪定と短梢剪定の利点と欠点』ですが、むかし岡山県が出してあらゆる本に掲載されていた内容です。
なんで短梢にこんなに欠点が書いてあるんですかね。
この時、この欠点を全部消していけば短梢の方がはるかに優れた栽培になると思いました。

ではどのように消していったらよいのか、短所を長所にしていくにはどのようなシステム、栽培方法にしていったらよいのか、ということで一つ一つ確認していったわけです。
それで今の栽培体系をつくりあげました。

(配布資料: 長梢剪定と短梢剪定の利点と欠点

長 梢 剪 定

短 梢 剪 定

①樹冠の拡大が速やかで早く結果期に達する

②樹勢に応じて剪定量が自由に加減できる

③棚面全体を均等に利用できる

④結果母枝と新梢の選択が自由にできる

⑤樹の若さが保ちうる

⑥収量が多い

①結果部の上昇が少ないので樹形が乱れない

②新梢の勢力がそろうので果房の大きさも斉一で、調整、出荷が容易である

③結果枝の数が一定しているので結果過多に陥ることなく収量が安定し、樹勢の維持が容易である

④剪定や新梢の誘引が容易である

①樹形が乱れやすい

②結果過多に陥りやすい

③負枝の発生と、これに伴う太枝の大きな切り口を生じやすく、腐敗、日焼けの原因となり樹齢を短くする

④若齢樹では樹冠拡大が速やかである反面、根群の発達と、地上部の剪定程度の均衡を失いやすい

⑤整枝・剪定の理解、修得がやや困難である

①幼齢期から強剪定になりやすく、樹冠の拡大が遅れる

②樹勢に応じて剪定量が自由に加減できない

③側枝(小腕枝)の老化が防ぎにくく、一部枝梢が損傷した場合、長梢剪定のように自由に他から枝を回して空間を防ぐことは容易でない

④新梢の配置は容易であるが、誘引時または強風により新梢が折損しやすい

⑤発芽がやや遅れながら徒長的となり、着色成熟が遅れやすい

⑥果房が小型となり粒着が密で、品種によっては裂果の原因となり品質を低下する

⑦新梢を棚下部へ下垂させるため機械作業が不便となる


簡単に短梢栽培の欠点を説明します。

1.幼齢期から強剪定になりやすく、樹冠の拡大が遅れる
これはですね、例えば、この枝はね、ここからあそこまで伸びています。一年でね。(※長く使う)
従来の剪定というのは、この半分か、2/3を切って落としてしまいます。
それはなぜかというと、頂部優勢性という法則がありまして、それが優先してしまって根元に(芽が)吹かないから、強く切って全部に芽をだしたいと。

(芽の)出ない恐れのある4倍体品種については、あるいは甲州のような品種については、芽傷だとかね、いろいろな催芽処理をして芽を出させようと一生懸命になっている。

僕の発想はまったく逆です。
せっかくこれだけの養分を出す力があるのだから、強く切るのではなくて長く使えば強剪定にならないのではないか、樹冠の回復も早くなるのではないか、と考えたわけです。
これも一年でこれだけになっているでしょ。(※4mほど伸びている)

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その根拠、理由は植物の水分の上げ方は葉が出る前と葉が出てからでは、全然違うと言うことです。
この生理を理解していれば、この発想が浮かんでくるわけです。

根が出るまで植物・果物というのは、浸透圧で順次あがってきます。
春に幹に傷をつけて水がたれて、次にもう少し上の幹に傷をつけて水がたれるまでに3日ぐらいかかるわけです。(※台木の低い位置から徐々に上の部位に向かって水が上がっていくイメージ)
順次あがってきて、先端までいくわけです。
だから圧力がかかってきて芽が動き出す。
短く切れば早く圧がかかるから頂部優勢がさらに強くなってしまう。
遠くなればこの圧が均等にかかってくるから、芽が平均に吹くわけです。
葉っぱがでてからは、蒸散量が多くなるでしょ。

今日はたぶん蒸しますから、皆さん水を持っているかどうか知りませんけど、熱射病になるということはそういうことですね。
体から水が蒸散して水分不足になっていくわけです。
これはまったく同じです。
蒸散で水分が抜かれるから、抜かれる力で根から水分が引き上げられてくるわけです。
そういうことがわかれば、1番の問題は解決できたということです。

2.樹勢に応じて剪定量が自由に加減できない
これは樹勢を強くしすぎるから問題が起きるのであって、樹勢を弱くすれば問題は出ないじゃないですか。
最初の段階で強く切って芽を出させて樹勢を強くしてしまう強い新梢が多く、栄養生長型からの問題が起きるのであって、弱い生殖生長型管理をすればよいということで、これでもう解決できますね。

3.側枝(小腕枝)の老化が防ぎにくく、一部枝梢が損傷した場合、長梢剪定のように自由に他から枝を回して空間を防ぐことは容易でない
ここに芽がでていませんよね。
このような欠損がでた場合、従来はこの枝を、この結果枝をこう下げてきて、ここへ寝かせてね、そして防いでいたわけですよ。
私はそういう発想はしません。
こんなところは、ごくごく簡単な話です。

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(※新梢が欠けた場合の措置のイメージ:結果枝の欠損部は側面、反対側の新梢で補う)

ここはどうですか、反対側の新梢をこっちへ誘引してあるじゃないですか。そうすればこちらの欠損を防げるでしょ。
ここの枝をこちらに下げると言うことは、バイパスが増えると言うことです。
バイパスが増えるということは、養分の転流がほかの枝と違うことになってしまうわけですね。
だから新梢が揃わなくなってしまいます。
そして作業が複雑になるでしょ。
そんなことをしなくても反対側から持ってくればいいわけでしょ。
そういう発想ですね。
そうすれば3番の問題は全然問題になりません。

4.新梢の配置は容易であるが、誘引時または強風により新梢が折損しやすい
これは一番最初の段階です。
岡山方式で線の下へ誘引したわけです。
これだとまさに4番の問題ですよね。

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誘引するのに鋭角になるわけですから、自分の手がこうなるのは簡単だけど、こっちに誘引されると痛いですよね。(※手を後ろに回すことはできるけど、さらにねじられて上に回されると痛い)
だから折れてしまうじゃないですか。
それで特許を取りました。(※小川さんの冗談です。実際にはとっていません)

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ここへ新しい線を引いたわけです。(※支線の下10~20cmに誘引線を設置)
ここに誘引すれば、新梢(結果枝)は斜めに誘引しているわけですから、この問題は全然起きません。
簡単に、はるかに簡単に、能率は上がりますね。
これは、特許に値すると思いますよ。
特許庁には出してありませんが・・。(笑)

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5.発芽がやや遅れながら徒長的となり、着色成熟が遅れやすい
確かに4~5日ぐらい遅れますね。
その遅れる部分がどこかと言うと、骨格に近い主枝の下の部分です。
でも先端は遅れませんよ。先端はね。
この部分が確かに普通の部分より遅れますけど、逆にはここの糖度が収穫できる糖度になったら、すべて一気に収穫ができるということです。
もう一気に収穫できます。
作業性は、はるかにこれの方が高いですね。

(※動画で新短梢栽培の説明その2を視聴できます。下記をクリック

6.果房が小型となり粒着が密で、品種によっては裂果の原因となり品質を低下する
果房が小さくなるということは、マイナスでしょうか?
これはプラスなわけですよ。
特に4倍体ブドウでジベレリン処理をする場合には、絶対プラスですね。
成形が楽ですよ。

例えば、このブドウをジベレリン処理するとするならば、こういうふうにいちいちこれだけ取らなくてはいけないじゃないですか。(※大きい房を示して、支梗の切り下げを示す)
これが半分の大きさだったら、半分の労力ですむということでしょ。
だからはるかに省力的だということです。

今の時代は小さくコンパクトにそろえた方が品質も良いですし、パック詰めで出す場合にはパックの基準にあわせて作ればいいわけですよ。
長梢の、でっかい房をいちいちハサミでねらって落とすのは労力がかかります。目も疲れます。
だからむしろ短梢で果房が小さい方が、省力化ができるということにつながります。

裂果の問題は、葉の蒸散に関係があります。
蒸散量と大いに関係があります。
だから蒸散量が多いということは、それだけ水を引き込むと言うことですね。
成熟期にはいるどんな果物でもそうですが、成熟期に入る前に肥大するわけですよ。
その時に裂果を引き起こしますので、その時点で蒸散量が少ない状態、樹勢管理を仕上げておけば裂果はおきません。(※ベレーゾン期に新梢の伸びが少ない管理)
あとで“藤稔”の圃場へ行きますが、過去に裂果を起こしたことはありません。

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7.新梢を棚下部へ下垂させるため機械作業が不便となる
機械作業がえらいというわけですね。
従来はこの位置から枝を下げて管理していたわけです。

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それはなぜこの位置から枝を下げて管理していたかというと、一点は1房を仕上げるのに葉が20枚必要だという理論があるわけです。
その理論をいかすために、20枚の葉を確保するために、長く新梢を保持するということですね。

もう一点は樹勢を弱めるために枝を下に下げるということです。
樹勢は上にあがればあがるほど、強くなります。
栄養生長型になりますからね。

ですから枝を下げれば下げるほど樹勢は弱っていきますので、その2つの作業をするために下げていくわけです。
穴蔵へもぐるような格好で消毒したり管理をしていたわけです。

20枚の根拠は何かと考えたときに、例えば20枚あってもね、この枝がこのように下がっていれば太陽光線は・・。
初夏の太陽はどう動いていますか?
真上を動いているでしょ。
枝が下がっていると、下がっている部分は午前中に日があたるだけで、午後は日があたらない。
午後はこっちの半分があたるだけです。下の方は全然日があたりません。

植物の原点は光合成ですよね。
光合成でできたものを私たちがいただいているわけです。
光合成で何ができるかというと炭水化物です。
炭水化物からブドウ糖とかショ糖とか果糖とかに変わって、『おいしいね』となっていくわけです。

ブドウの炭水化物は約70%です。あとの20~30%が無機成分ですね。
ですから重要なのは土壌中の成分より、炭水化物をいかにため込むかが絶対に重要なんです。

なぜかというと、炭水化物をためこめばためこむほど、土壌中の根の活動もよくなるわけです。
養分を送り込みますから・・。それで根が動くわけです。
だから地上部の光線利用率をいかに高めるかということが最優先しなければいけないのです。

先のサクランボのウルミの問題もここにあります。
光合成をいかに高めるか。窒素と水は厳禁ですね。

商品価値の見栄えを良くするのなら、窒素と水が見栄えを大きく左右しますが、味で勝負するなら厳禁でしょうね。
だから、味と見栄えは相反する作り方です。

そのところを物によってね、あるいは品種によって、どう変えていくかだと思います。
あるいは売り方によって、売るシステムで味よりも見栄えが必要ならば見栄えを・・。

岡山県はまさに味より見栄えですよ。それは桃からブドウまですべてそうですね。
それはその地のやり方ですから、それで良いと思います。
その商品で有名になって成り立っているわけですからね。

自分の経営体の中でどっちを選んでいくか、作り方を変えて行かなくてはならない部分だと思います。

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そのように考えていくと、7つの欠点はすべてクリアされたということです。
そうすると、7+4で、11も利点になるじゃないですか。
(※『長梢剪定と短梢剪定の利点と欠点』には、短梢の利点として4つの点があげられている)

こんな作り方はないですよ。
この棚を見てください。
支柱が少ないでしょ。

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作業管理は縦横一直線でやりますが、除草作業とか消毒の作業とかは、乗用草刈り機やSS(スピードスプレイヤー)が自由に動けます。
だから従来の短梢栽培よりも、はるかに省力化できますね。

最初にやりだした頃、家内はですね、「こんなことは初めて・・、何を考えているだか・・」と。
一番の抵抗は、かみさんからでましたね。

かみさんは農作業をやったことがありませんでしたから、「世間と同じことをやってくれればいいな」と思っていたんだと思いますが、やりだしたら「はるかにこちらの方がいいね」ということになって、今日もワインの“ピノノワール”の傘かけにせっせと行っております。
いいワインをつくるためにね。ありがたいことだと思います。

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そのような発想でこのような形を仕上げました。
ですから、養分転流をいかにおこすかということで、私の考え方では「もと葉」は10枚あればいいだろう、だから1mから1m20cmあれば十分だと、あとは副梢がでてくれば、それで1房ないし2房を確保する、500gから600gぐらいまでの品種によってはね、確保ができるでしょう。
500g以上をコンスタントに収穫するのであれば、このスパンを3mぐらいに広げてね、結果枝の長さをちょっと長くすればできます。

ですから自分がどのような商品をつくるかで、樹幹の位置を変えていく、光合成をいかにおおくできるようにするシステムを考えていけばよいわけです。
これは他の果物でも同じことです。

光合成をためこむという発想はどんなものでも同じだと思いますから、考え方をそのような視点へもっていってもらって応用していただければいいんじゃないかと思います。

ちなみにここは25年たちますが、肥料は入れていません。
ただ最初の3年は堆肥が入っています。2tぐらいですかね。
それ以降は、一切無肥料です。肥料は入っていません。
たまにほんのちょっと鶏糞をふる時がありますけどね。
木にはふりません。
草を見て、草の生育が遅れている部分がでてきます。
草を見て草に(鶏糞を)やります。

草生栽培というと、皆さんの頭の感覚、指導者の感覚というのは緑肥生産、緑肥補給ということをベースにしています。上を刈ってそれだけ補給するならばね。
私の発想は全く違います。
上じゃなくて、草の根っこをいかに生やしてやるかということです。
根っこにいかにたくさんの穴をあけてもらうか、土にね。
しかも深く穴をあけてもらう。
そうすればするほど、微生物群が増えるわけですから、10cmの有効土層が20cmになれば、極端に言うと2tとれていたものが4tとれるということになるでしょ。
だから土の力を引き出すためには草を積極的につくりなさいということです。

今日は草が刈ってありません。
本来ならばお客さんがくるわけだから、大概は刈ってあるよね。
きれいなところを見てもらいたくてね。
この梅雨の時期に絶対に刈らない理由があるんです。
草を刈ってはいけないわけです。
なぜかわかりますか?

・・・・ 続きは、『小川塾in山梨 開催記録』をクリックしてご参照ください。
(※A4で60ページの報告書です。ワードファイルで、8.3MBほどのサイズとなります。下記のリンクをクリックするとファイルがダウンロードされブラウザ上で全文を読むことができます)

             2009年 『小川塾in山梨』 開催記録.doc


(Radix事務局:成田)

農産畜産Blog

【01 農産お知らせ】

2009-08-11

2009柑橘勉強会in水俣

ちょうど2年前・・・新田さんの柑橘勉強会を開催し、そこで学んだことを実践していただけているでしょうか。今年はその経過についても生産者同士で情報交換をしていただきたくまた、こんな問題を抱えているので解決したい!という積極的な柑橘勉強会を開催いたします。

内容は、2部構成の勉強会です。

・第1部は、新田さんの柑橘勉強会。・・・ 質疑応答式で進めていきます。情報共有の場として、父ちゃん・母ちゃん・
そして若者!ぜひ多くのご参加をお待ちしています。

・第2部はJGAP(農業生産工程管理)について。・・・これから食品衛生について考えるためにも必要だと思い開催に至りました。
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柑橘勉強会in水俣

開催日時 2009年9月18日(金)(8時30分開始)
(前日の9月17日(木)夜、18時頃より昇陽館にて懇親会を予定。)
これかの柑橘について皆さんで語りましょう!

集合場所 昇陽館(8時15分集合 8時30分開始~15時30分終了)
熊本県水俣市浜4098-40 tel 0966-63-4121
※ 昇陽館から中型バスに乗り合わせて圃場へ出発します

内 容
〔1〕新田農園視察(8時30分~10時30分)
・圃場で質疑応答
病害虫の対策、除草対策についてなど

……座学(昇陽館・湯の児温泉)に移動……

〔2〕座学(11時00分~12時30分)
① ぼかし肥料の作り方、使い方
② 柑橘生理について
③ 質疑応答
④ らでぃっしゅぼーや(株)からの報告

……休 憩(昼食)……

〔3〕JGAP(13時30分~15時30分)
・ 農産物生産の各段階で生産者が守るべき管理基準とその実践のことで、 農産物の安全、環境への配慮、作業者の安全と福祉などの視点から適切な農場管理のあり方について

参 加 費 懇親会・宿泊費・翌日の昼食代 ¥13,000
(翌日の昼食代のみの方は ¥2,500 )

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