農産畜産Blog

【01 農産活動報告】

2010-07-26

関西・中四国ブロック会議 開催報告

6月5日(土)、大阪の京橋にて関西・中四国ブロック会議を開催しました。

らでぃっしゅぼーや農産課からは売上状況、『ぱれっと』リニューアルの報告、
基準改訂の話など、会員サービスセンターからは会員さんの特徴や日々の業務、会員さんの声の紹介、参加の生産者からは近況や様々なご意見をいただきましたので、概要をご報告します。

IMG_8888 後藤事務局長より開会の挨拶

最初に後藤事務局長より、九州ブロック会議でも好評だった農業経営セミナーを開催する背景についてご説明いただきました。
『理想はあっても食っていけない地域や産地があったり、人ごとではない状況にきている。後継者も育ちにくくお互いどのようにやっていくのか確認しながら前にすすみたい』

IMG_8890 就任のご挨拶をする宮垣さん

関西・中四国ブロック理事の宮垣農産の宮垣さんから、就任のご挨拶をいただきました。
『今日も多くの生産者がお集まりいただき有意義な会議ができることと期待しています。役員会で皆さんの声をつないでいきたいのでご協力お願いします』

あわせて、関西・中四国ブロックで若者集会を開催してほしいとの生産者の
声もご紹介いただきました。 


【らでぃっしゅぼーやからの報告】

農産課の森﨑課長より、
『皆さんが日々積み重ねてきた栽培技術があるからこそ出荷ができます。
経営的にも、どうすれば危機的な状況を回避できるかということもあわせて、澤浦さんに経営セミナーをお願いしてきました』
と農業経営セミナーの必要性を訴えます。

IMGP3264森﨑課長からの各種報告

経営では記録による管理も大切なポイントです。
『エクセルなどで日報をつけてみませんか?分析が簡単にできます。まず記録だけでもつけてくれればいろんなことができます』
日報による記録どりを推奨し、らでぃっしゅぼーや和郷で実施している日報をご紹介いただきました。


  IMGP3260IMGP3265 

つぎに本題となる
・らでぃっしゅぼーやの売上状況の最新データのご紹介
・使用農薬基準の改定の話
・『ぱれっと』リニューアルのご報告
などについてのお話をいただき、参加生産者から様々な質問がでて、活発な意見交換が行われました。(※詳細は割愛させていただきます) 


IMGP3307

会員サービスセンターのスタッフからは、「ら」会員さんの特徴やクレームの概要の説明、日々の業務での会員さんとのやり取りの様子などをとてもわかりやすくご報告いただきました。

スタッフの荒木さんから生産者の皆さんと一緒に目標に向かって歩んでいきましょうという
〆の言葉。
『らでぃっしゅぼーやは全国で子供とお母さんにもっとも愛され、信頼される会社になるとビジョンを掲げています。ビジョンを具現化するには、つくっていただいている皆様のご協力が不可欠です。子供とお母さんに安心して食べてもらえる商品をともに届けて参りましょう!』

【Radix事務局からの報告】
Radix事務局からは下記の内容について簡単に報告しました。
・Radixの会の昨年度の活動概要
・昨年度の農産部会の活動
・今年度の農産部会の活動予案

【参加者の近況およびご意見など】

IMG_8894

(鴨島自然農法グループ 久米さん)
今は生産者6名です。
私たちのグループも高齢化が進んで何人も生産者が亡くなってきている。
若い人をどのように入れていったらよいか・・。
若い人があまりでてこないけど、もっと交流ができることをやっていかないといけないと感じています。

(丹波有機の会 山本さん)
久米さんと同じような状況。後継者がいなくて高齢化が進んでいます。
農業に対する理念と商売的な感覚を両方をもちあわせていないと経営的にはなかなか難しい。若い人にも経営的にものを考えられるようになってほしい。
「儲けたらあかんのや」という考え方もあったが、ちゃんともうけていける、
儲けることはいいことなんやという考えにしていかないと、若い人にやってもらうには少し難しい状況かも。
都会から若者が田舎に入っても飯がくえないから2~3年でやめてしまう。
その状況をかえていかなくてはいけない。

(丹後ほっこり野菜組合 中川さん)
生産者や仲間を増やすのに、どのようにしていったらよいか。
配送車同乗とかもやってほしい。 

(天恵グループ 津田さん)
今は5名でやっています。
若い人を仲間に入れても販売などの体制ができていないと、澤浦さんのようにはうまくいかない。かなりのリーダーシップがないとうまくいかないかも。
海外研修では、参加しやすくすることで、多くの若手が行ってくれると後でやる気がでると思う。自分もそうだった。

(王隠堂農園 土井さん)
柿・梅がメインで野菜も出荷しています。
農園部から一人の青年が自立して生産者になりました。
私たちのセンター周辺の未利用地約4ha、センター職員・研修生をうけいれて畑を始めました。
素人集団ですがブロッコリーやレタス、キャベツなどを栽培。
梅干しを作っていますので、夏場はシソやトマトなどが中心。 
現実問題として60歳でもまだ20年ぐらい百姓ができます。
今はセンターで仕事をしていますが、定年を迎えたら百姓をして出荷しようと考えていますので、年寄りも捨てたものではないかと思います。

(辻野さん)
ぼくも続けることを考えています。
70までがんばろうと思っています。
ここ1年は2割ほど面積を減らして、収量・収入を落とさずにもっていきたい。
いままで約10年、がむしゃらにやってきたけど、もうそういう時代でもないし、
ある程度ポイントがわかってきましたので、効率的にやっていきたい
もし娘が農業をやるといったらやれるような状態にはもっていきたい。

(高生連 田中さん)
私は流通業者で、畑は持っていません。
八百屋をはじめたのは82年。会社をつくったのは88年。
そのころ40代でがんばっていた生産者は70代に。
高知には農業を教える学校が2つもあります。
人口80万弱ですが、都会から学校にきます。 
ただ仕事にならない。どこに売っていけばいいのかもわからない。
皆、セット野菜を希望しますがセット野菜がそんなに売れるわけがない。
結局、それでやめて出て行く状況。 
なんとか知恵をしぼって若者の売り先をみつけてやりたい。
いまかすかな希望もでてきている。

(真南風 夏目さん)
沖縄の人間でないものが沖縄の農産物の流通をして17期をむかえています。 
らでぃっしゅぼーやには大きな力になっていただいた。
いろんな品目をやりつつ、素人が怖い物しらずでやってきました。 
この5~6年の間で小祝さんを招いた勉強会をしてきで、その成果を感じてきています。 とくに野菜の生産者。
個性が強い人ばかりで、毎年おなじ失敗をしているんですが、一番技術のない方が必死に勉強して成果が出てきたということ大きかった。
今元気があるのは、実は彼らが元気だから。
後継者も出てきています。後継者も若いです。
50~60代ぐらいの生産者の後継者がでてきています。
やはり技術がついてきて、原因が見えてきた、やり方がわかってきた、今年改善すれば来年はこれができるという道筋も見えてきたのが大きかった。 

(真南風 近藤さん)
Iターンで沖縄に新規就農。好きだった沖縄にきました。
農業にあこがれて体を鍛えていた。 
沖縄に入ったのが39才の時で、今45ですから6年たちました。 
観光で行くのと生活するのとは大きな違いがあります。
まずは言葉の壁を超えるのが難しかった。
本当に言葉を理解するのが難しくてフランス語を聞いているような感じ。
最近やっと話の内容がわかるようになった。
沖縄では圃場を何町歩ではなく坪単位で話をする。反もめったに使わない。
私もやっと1町歩に届くかなという感じ。
あっちに200坪、こっちに300坪という感じで借りてきた。 
今は自信7割、不安3割ぐらいの気持ち。
不安はいい意味で持ち続けていくべきだと思っている。
成長するため進歩するために不安を少しもちながらやっていきたいなと思っている。
温暖化の影響なのか、最近の沖縄の気候がちょっとおかしい気がする。 
沖縄と九州の野菜の時期がずれないといけないけど、時期がかぶってしまっている。同時にとれてしまって沖縄の良さがわからない状況で、沖縄の野菜が売りづらくなっている。
沖縄の気候を活かして加温をせずにトマト、キュウリ、インゲンなどを栽培して、澤浦さんの農業経営の話を参考にしてやっていくのかなと思います。 

(紀の芽の会 根来さん) 
家は大規模農家。
若いころ大阪で焼き肉屋やっていて27歳でもどってきて10年になります。
いまさらながら幸せやなと思いました。
両親にあらためて感謝した今日1日でした。

(紀の芽の会 宮楠さん)
紀の芽の会では、根来さんのように二代目とか自分たちのような年代の人が跡を継いで世代交代が進んでいるのかなと思いますが、地域的に若い生産者が始める人もいっぱいいるんですけどやはり続かない。
ぼくらも下の年代を集めようと思ってもなかなか・・。
理想と現実と、経営にまでいっていないのが実情。
大きな組織になっているので、もやもやしている若者、どうしたらよいかわかっていない若者。難しいこと抜きにまずは連れ出してきて頂いて、Radixの会としてやっていけたらなぁと思います。

(ゆうき伊賀の里 福広さん) 
グループがなかなか増えず、いまは4人です。
今一人研修にきていまして、来年には5人になる予定でやっています。
一昨年ぐらいから景気対策で研修生の補助金が出始めてから、研修生の問い合わせがあり、ちょっと期待していたんですが、やめていく人も多くて・・。
独立してかせげるかというのが難しいところです。
今度の研修生は兼業農家なので調子は悪くはないんですが、ある程度かせげる農業を目指さないとだめなのかなと思います。

(無茶々園 細島さん)
今年で35年を迎えます。
後継者が少ない状況ですが、地域では青年団が復活してきた。
公民館をつかって楽しく活動している 活性がもどってきた感じ。
私が入って9年たちますが、4700人いた地域人口が4000人を切ってしまった。 
若い人も戻ってきているのでなんとか地域を持たせなくてはいけない時期になってきた。
いま柑橘づくりもすごく問題になってきた。温暖化で作りにくくなってきた。
次の作物として何をつくらないといけないのか真剣に若い人が話し合わないといけない時期なのかなと・・。そういう壁にぶち当たっています。

(銀河鉄道グループ 岡本さん)
同じ年代の5名でやっています。専業農家ばかりです。
後継者がなぜ集まらないかと、それは自分自身がやってきてよくわかるんですけど、今の国のひずみが出てきているんですよ。 
農協に入っている場合、作物が失敗しても保険をかけてあるから金が入ってくる。農協にはいってなくて有機農業で失敗しても一円もおりてこん。 
若い者が有機農業をやりたくても農協にしばられて足抜けできんのが現状じゃないかと思います。
らでぃっしゅが大きくなって、農業融資・保険をつくっていただければありがたいね。

(宮垣農産 宮垣さん)
勉強会に息子を含め5人できました。 
小祝塾を導入して勉強会を開催しています。 
親父は農薬をどんどん使えという農業だったんですが、私の代になりましたら自分の子供もアトピーになりまして、息子が有機農業の話にのってくれるということで実際にやってきました。
近くに同年代がいると、切磋琢磨して技術を盗みあって勉強します。
自分は若いころから全国各地を放浪の旅によく出ていた。
そういった経験が今になって後継者育成につながっていると感じます。
グループ化して情報を一つに集めることで、経営もそこそこ軌道にのってきましたし、それを丹波の町ですすめていきたいなと思います。
 
また関西ブロックでも若者集会を開催してほしい、小祝塾などの勉強会も開催してほしいなどの生産者の声があがっていますので今後Radix役員会を通じて生産者の声を伝えていきたい。


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(澤浦会長)
二日間どうもありがとうございました。
かかえている課題は皆違いますが、課題というのは解決することがパワーになりますので、前向きにとらえていければいいなと思います。
Radixの会も具体的に行動しながら、会員の皆さんがよりよくなるような活動ができていければいいなと思いますので、今後ともよろしくお願いします。 

(Radix事務局 成田)


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