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【01 農産活動報告】
2010-06-24
草枕グループを見学してきました
山道を登りながらこう考えた。
この一文から始まる夏目漱石の「草枕」が執筆された場所、熊本県玉名市天水町へと行ってきました、研修生の高橋です。私も車で山道を登っていましたが何も考えてはいませんでした。きっと車の運転のせいで何か考える余裕が無かったんでしょう。
ここ天水町に来たのは別に漱石が好きだからとか、自分探しとかではなく、この場所でミカンを作っている草枕グループに見学に行くためです。というのもこの草枕グループの右田利香さんは私の前の年にRadixの会で研修をしていた先輩なのです。是非見に行きたいといったところOKが出たのでこうして熊本へ来る次第となったわけです。右田さんの家に到着し、事務所に入って今のミカン栽培の様子などをお話していただきました。
正直に言うと私はミカン畑なんてものは見たことがなかった。昔から好物だったので毎年冬になると食べていましたが、畑は一度も見たことが無い。ただ一度風のうわさで聞いたことがあったのです。何でもミカン畑にはモノレールが走っているらしいということを。見たい、できれば乗りたいと思っていました。そして右田利香さんの兄、右田忠利さん(右田家の長男で、跡継ぎです)に聞いてみたところ、「うちにはないよ」とのこと。悲しくなりました。
草枕グループの事務所の中でいろいろお話を聞かせてもらいましたが、そこで初めてらでぃっしゅのみかんジュースの原料が草枕グループ他、九州の産地のものだと知りました。とてもおいしいんでお勧めです。
しかしミカンもつらいことが多いみたいです。私は米農家に生まれたもので、米作りが一番つらいんだと信じてました。ミカンは消費が落ちてきていて、それを補うために新品種やブランドを作ったり、加工したりと努力しているそうで……あれ、米とあんまり変わらないんじゃないの、とも思っちゃいました。
さらに他にも虫害が大きいこと、果樹であるため品種の転換に時間がかかることもあるそうです。特に虫はゴマダラカミキリがひどく、木の幹に穴を開けて入り込んで木が衰弱してしまうとか。そしてそれを殺していくと…。グロいですよね。
そんな話をした後で、いざミカン畑へと出かけることに。車に乗り込み畑へ向かうのですが、ミカン畑に着いてみると凄く高い。山の上なので急斜面でさらには蛇が出るから気をつけろとまで言われる、恐ろしい場所でした。そう言ってみたらまだましなところに案内したと言われてしまいました。
見渡す限りのミカン畑なのですが、特に蛇もカミキリムシの姿も見えないので聞いてみると、カミキリムシはちょうどこれから出始めるところだったらしい。ただ幼虫の開けた穴を見つけてくれて、そこに木の棒なり針金なりを差し込んで中の幼虫を防除するのだと教えてくれました。
カミキリムシの開けた穴。
ここから成虫となったカミキリムシが飛び立ちます。
そんな感じでいろいろ見せてもらったワケですが、最後に、冒頭の夏目漱石が熊本小天温泉で草枕を書いたとかいうのは忠利さんが教えてくださいました。私は全く知りませんでした。どうもありがとうございます。そして右田利香さん、見学したいといういきなりの申し出を受けてくださった秀利さん、幸子さん、ありがとうございました。
右から右田秀利さん、右田幸子さん、
右田忠利さん、右田利香さん。
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