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【01 農産活動報告】
2010-06-24
南島原圃場見学レポート
5月末に行われた九州ブロック会議。その2日目にながさき南部生産組合、長崎有機農業研究会(長有研)の圃場視察にいってきました。南島原の圃場を4軒まわって見せていただきました。
最初は長有研の圃場を見学。
耕作放棄地を借り受けて、タマネギ、ソラマメ、インゲン、ジャガイモ、かぼちゃなどを栽培しています。耕作放棄地ということで、緑肥や堆肥をやっていても土作りがうまくいかず、暗渠もうまく機能しないため、まだなかなかいい作物ができていないそうです。特に今年は天候も悪く、思うような作型になっていないとか。 ![]()
周りは山に囲まれているので、虫や雑草への対策は 特に大変そうです。
見ると雑草だらけなのですが、これは除草できるんでしょうか…
右の写真は上のほうにもまだ畑があるそうで、はたして手は回っているのか。
この圃場は、新規就農者の研修、新規作物等の試験栽培の場であり、有機農業推進のモデルタウンにもなっています。今は研修生を4名受け入れ、会社ぐるみで指導をしています。
なるべく農薬は使わずに栽培しているため、どうしても虫などの被害は大きくなってしまいます。インゲンも虫に食い荒らされている。 通路、雑草側は特に被害が大きかったです。
次は同じく長有研の太田さんのミカン圃場を見に行きました。
8反のミカン畑で、年末年始にできる早生の川田みかん や、佐世保みかんを作っています。実をつけるのはまだまだ先の話。
昔は周りにミカン農家が20件ぐらいいたが今はもう4,5件しかいないそうです。皆やめていってしまった。
管理には農薬も使い、草刈は年に6回くらい。使用農薬はマッチ乳剤、アルバリン、モスピランなど。
肥料は自社製のボカシ肥料を使用しています。長有研では地元で材料を集めて肥料を作っているそうです。ここで使っているものの名前は長有研2号。
3番目はながさき南部生産組合の中村さんのメロン畑です。
アムスメロン、プリンス、スーパーイエロー、グランドールメロンなどを露地栽培で作っています。
きれいに実っているように見えましたが、今年は天候不順で玉太りが悪く、プリンスのように小さい品種は大変だそうです。着花後の低温が続いて、規格外(350g以下)が3割ぐらい出たりするとか。
病害虫で特に気をつけるのがべと、うどん粉、アブラムシの3つ。
運送はどこまで運べるのか、といった質問が出ましたが、なんと北海道まで行くそうです。メロンはそんなに持たない印象だったんですが、結構いけるものなんですね。
最後はながさき南部の金井さんのビニルハウスへ。金井さんはこの10aのハウスでミニトマトを作っています。見せてもらった品種はアイコというもの。細長くて先がとがっている風変わりなミニトマトです。普通のものよりも凄く甘かった覚えがあります。
基本的に肥料は有機肥料で作っていて、去年の反収は約7トン。目標は10トンです。
この地域は4,5年まえから黄化葉巻病が流行っていて、コナジラミが出る。3月ごろからその対策として農薬を使っているそうです。ミニトマトのほうが大玉や中だまのものよりも病気に強く、葉っぱがさらっとしていて風が通るみたいで、管理はしやすい。ネットは0.4ミリを使用していて、これならコナジラミは入らない。暑いときや、台風が来たときはファンをまわせば問題なし。と万全の体制でもって栽培している様子。事実、きれいでおいしそうになっていました。
成長したトマトを紐に引っ掛けて下にたらしています。最終的には15段くらいになるそうです。
水の管理は、畝は作らなくても、7~10日に一回の水掛だけでいいそうです。定植前には緑肥を打ち込んでから、鎮圧してビニルをかけることによって水分の蒸発を防ぐなど、工夫されています。そうして1ヶ月程度おいてから定植の直前にビニルをとって、潅水チューブを設置するそうです。
こうして4箇所圃場を見てまわってきました。今年は悪天候で育ちのよくないものも多くないのかも知れませんが、皆さんは生き生きとしていらっしゃいました。長有研には研修に来ている若者が4人もいましたし、まだまだ農業は元気にやっていけるのではないでしょうか。
それにしても九州にいったのにほとんど暑いとは感じなかったです。今年もおかしな天候が続くのかもしれません。これからは悪天候に合わせた栽培というのも必要になったりするかもしれないなんて思いました。
最後に、圃場を見せていただいたながさき南部生産組合、長崎有機農業研究会の皆様、どうもありがとうございました。
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