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【10 からだをほぐす こころをゆるめる】
2010-05-31
からだをほぐす こころをゆるめる(第5回) 『腰のはなし③』
さて、東洋医学では腰のどこが痛むかによって、それぞれ腰痛を引き起こす原因が違ってくると考えます。
たとえば腰の右側が痛いのなら肝臓の疲れからくるもの、左の腰が痛いのなら胃腸の不調からくることが多いと考えます。
では、左右の腰が同じ様に痛むのなら原因は?というと、泌尿器の疲れまたは免疫系のトラブルと疑います。
仙骨といって、おしりの真ん中の平らな骨が痛いという人も多いものです。
その仙骨が痛い場合は婦人科の不調、あるいは自律神経の乱れからくる腰の痛みと考えます。
前の物を取ろうとしてかがんだ時に痛いのは何かというとストレスからくるもの、体が後ろに反らないのなら内臓の疲れからくるものと考えたりもします。
何か思い当たることはありますか?
この肝臓の疲れとか胃腸の不調という言い方をすると「えっ、病気なんですか?」と受け取られる方も中にはいらっしゃいますが、そうではありません。
他の臓器と比べて疲れている、がんばっているという程度のことで、病気なのでお医者にすぐに行かなければならないということではありません。
もちろん、肝臓の病気を実際にお持ちの方が左の腰から背中の痛みを訴えたり、腎臓の病気を持つ方がやはり腰全体の痛みを訴えることは私の施術所でもよくあることです。
東洋医学では体の内と外、つまり内臓と筋肉や骨格が密接な関わりをもつと考えています。ですからどちらかにトラブルが起きると関係のある所にサインが出てきます。
特に内臓の不調で筋肉や骨格に影響を与え、コリや骨格の歪みを引き起こし、体の痛みにつながると考え治療を行います。そこで東洋医学の治療では腰の痛みに肝臓の調整をしたり、免疫系の力を高める操作をすることがあります。
逆に実際に内臓にトラブルや病気を持つ方は、筋肉をゆるめて骨格の乱れを整えることによって内臓の病気を改善しようとも考えます。
では、少しでも腰の痛みを具体的に改善させるにはどうするのか?
それは次回にお話しさせていただきたいと思います。
(開音堂 姿勢保健均整師 中野史朗)
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