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【01 農産会員情報】
2010-05-06
ゆうき伊賀の里 訪問記
4月16日(金)、今年の勉強会の打ち合わせをかねて、三重県のゆうき伊賀の里の福広さんを訪問してきました。
当日は雨模様の肌寒い日。
日本中が日照不足といわれていた頃です。
(そのため福広さんもベストを着込んでいました。
ちなみに、このブログを書いている5月6日は初夏の陽気・・・)
さて、福広さんの圃場の様子を見せていただくと、一部のハウスで
トマトの定植が終わって一段目の花が咲いていました。
(上の写真は4月1~2日に定植したトマトです。
トマトの花の向きがそろっていることに気づきましたか?)
育苗中のトマト苗の様子。(品 種:桃太郎ファイト)
今年は日照不足と低温のため、水やりと温度管理が難しいとのことですが、
さすがによく揃っています。
福広さんは8節で最初の花(第1花房着花節位)がつくように調整しています。
もし6節目に花がつくと次の花がつくのが4節目か5節目となり、花の向きがそろわなくなります。(トマトの場合、葉は120度ごとにつくので、3節で同じ向きになります。花の向きがそろわないと収穫効率が悪くなります)
7節目に花がつくと次の花がつくのが3節目か4節目になり、8節目に花がつくと必ず以後3節目ごとに花がつくので、花は同じ向きに咲くようになります。
このように管理するのが腕のみせどころ。
最初に定植後のトマトの写真をのせましたが、花が一方向にそろっているということはそういうことです。
ちなみに育苗時の温度が高いと花芽が上につきやすく、低いと下につきやすくなります。温度管理で着花位置がほぼ決まるので、育苗時の温度管理はとても重要です。
![]()
左の写真がトマト定植後に施用するトマト専用肥料
右の写真が福広さんオリジナル堆肥
トマト専用肥料の配合割合は、下記のとおりとなります。
1.完熟堆肥 全体の2/3
2.魚かす 60kg
3.カニ殻 60kg
4.海草 50kg
5.硫酸鉄 4kg
6.硫酸マンガン 2kg
上記写真の量で5a分の肥料となります。
この肥料を定植したトマトにふります。(※マルチを張る前に施肥)
施肥位置は通路のまん中あたりに20~30cm巾ほど、ちょうど灌水した水がくるところにふります。
写真右の堆肥にはらでぃっしゅぼーや中部センターおよび大阪センターから
持ち込まれるエコキッチンクラブの乾燥品も原料として入っています。
福広さんの後ろに写っている機械(※トマトハウスの中に設置されていた機械)、これ何だと思いますか?
実はこれ、三重県と三重大が共同研究のために設置した全自動測定機。
ハウス内の温度、湿度、日射量、気圧を自動的に記録して、ネットを通じて
その情報が大学に送られます。
また作物の生育を昼夜とわず動画・静止画で観測してくれます。
(※5年間にわたってモニタリング。モニターは福広さん含め全国4名の
生産者が対象になっているそうです)
上のカメラは赤外線を照射して夜間撮影もできるそうです。
撮影された画像・映像は一般の人でもネット上で見れるそうですが、
残念ながらまだそのサイトを見つけていません。
こちらがポータブルのデジタルカメラで、特定のトマトの苗の生育状況を定期的に撮影してくれます。(写真データは無線LANでパソコンにとばします)
トマトハウスの入口横に書かれた平成22年3月のハウス圃場内の
EC値です。
福広さんはこの数値をみながら施肥の調整などをします。
これも『農業の見える化』のひとつのやり方ですね。
露地野菜の様子。
低温&日照不足で例年より1週間ほど生育が遅れているそうです。
(※4月16日時点の話)
以上、簡単な報告となりましたが、今年の福広塾の概要が決まりましたら、
あらためてご報告いたします。 (Radix事務局:成田)
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