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【10 からだをほぐす こころをゆるめる】
2009-11-12
からだをほぐす こころをゆるめる(第3回) 『腰のはなし①』
らでぃっしゅぼーやに入社したばかりのとき、私も農業の研修に行きました。
今でも覚えていますが、キャベツの何個も入った箱を軽トラに何ケースも積み込みました。
また、ある時は大きな三浦大根を何十本も抜いたこともあります。
私の場合はせいぜい一日二日でしたが、これが毎日の作業となると相当からだにくるなと思ったことがあります。
そのようなきつい日々の肉体労働から、きっとからだのあちこちに痛みのある生産者の皆様も多いかと思います。
そこでそのからだの痛みのなかでもきっと多いであろう「腰痛」についてまずは書かせていただきたいと思います。
腰痛といえば、重たいものを持ちすぎたりということが原因なのではと思われがちですが、東洋医学では少し違う方向から腰痛を考えます。
先日、私の治療院でこんなことがありました。
30代の男性が腰痛を訴えられ来院されました。
宅配便のドライバーという職業柄、何回かぎっくり腰になったそうですが、今回はぎっくり腰とまではいかないものの、ここ数週間腰の痛みがあり、毎日の仕事がちょっと苦痛とのことでした。
私もからだの使いすぎからくる腰痛と安易に思い込み、全身をゆるめて腰の歪みをとる施術をしました。
『一回目の施術で腰がかなり楽になりました』ということでしたが、それから2日後にその方から『また腰が痛くなった』といって予約の電話がありました。
初回の施術で、ある程度良くなったかなと私は思っておりましたので、『えっ?おかしいな』という思いで二回目の施術をしてみましたが、すっきりといかず、それからまた一週間後に三回目の来院となりました。
いろいろ知っていることをやりましたが、なんか腰の痛みがすっきりしません。
そこでもう一度カルテを見直してみました。
すると子供の時に「気管支喘息」があったと書いてありました。
もう一度その方のからだの歪みを診てみると胸の形がぺったんこで、呼吸器に負担のかかりやすい体型であることに気がつきました。
そこで胸の形を整えると腰の痛みが一段と楽になるそうです。
最後に肺のツボをゆるめると腰の痛みが『あれ!?』と驚かれるほど楽になったそうです。
東洋医学では腰の痛みといっても単に筋肉や骨だけの問題とは考えません。それ以前に腰の痛みを引き起こしてしまう何らかの理由がからだにあると考えます。
その理由を簡単にまとめると、
1.頭の疲れ
2.胃腸の疲れ
3.泌尿器の疲れ
4.呼吸器の疲れ
5.ケガや手術などの古傷など
が腰の痛みに限らず、からだのあちこちの痛みを引き起こすことがあると考えます。
ですから、私の治療院でもこの宅配便のドライバーさんのように呼吸器の調整をすると腰の痛みが改善したり、帝王切開の傷の痛みをとると腰の痛みが楽になったり、あるいはストレスの強い方に頭の調整をしてあげると腰をそんなに施術しなくても腰痛が改善することがあります。
この場でこうすれば腰痛に良いですよと簡単にお話しすることができませんが、日々疲れを残さず、からだのゆがみを整え、腰痛を改善させることに役立ついくつかの方法を、これから何回かにわたってご紹介させていただきたいと思います。
(開音堂 姿勢保健均整師 中野史朗)
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