2009年9月28日の記事

農産畜産Blog

【01 農産会員情報】

2009-09-28

アップルファームさみず主催の「小祝塾」が開催されました

2009年7月21日(火)、長野県のアップルファームさみず主催の生産者勉強会「小祝塾」が開催されました。

アップルファームさみずさんより当日の模様について報告書をいただきましたので、以下にご紹介いたします。

(※産地主催の勉強会等の情報がありましたら、ぜひRadix事務局まで
       ご一報ください。本ブログで紹介いたします!)

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                                                                                                  2009年7月28日
                                                                                     アップルファームさみず

2009年「小祝塾」実施報告書

開催日:2009年7月21日(火)
                 午前10:00~12:00 座学
                
午後13:30~16:00 圃場での勉強会

開催場所:アップルファームさみず圃場
                  
(座学は近隣の公会堂を使用)

講師: ジャパンバイオファーム 小祝政明氏

参加者: アップルファーム 24名
               
サンファーム 3名(座学のみ)
                まし野    3名
                長野有機 1名
                らでぃっしゅぼーや 1名(高平誉之氏)
               
ジーピーエス 2名(田村氏・鷺谷氏)
                その他 1名
                                              合計35名

内容:
【座 学】
植物の光合成によって作られる炭水化物は、植物の体作りの材料であると同時に、様々な活動のエネルギー源でもある。葉緑素によって光合成がしっかり行なわれれば、その生産物である炭水化物はたくさん製造される。糖やアミノ酸は炭水化物を材料に作られるので、炭水化物が多くなることは収穫量を多くし、収穫物を甘くすることにつながる。この葉緑素は中心に1つの苦土(Mg)と4つのチッソ(N)をもっている。この葉緑素がしっかり作られ、機能していることが植物の健全生育の基本である。そのためには苦土とアミノ酸肥料(有機チッソ)をバランスよく供給し、欠乏状態にならないことが好ましい。

また、施肥の基本ルールはミネラル先行、窒素後追いである。ミネラル(苦土・鉄・銅・マンガン等)により植物の食物繊維と細胞壁を厚く丈夫にすることで、害虫などの外敵から身を守ることができる。ミネラルが不足しているなかでチッソを吸収した細胞は病気・軟弱な育ちになる。ミネラルを吸いながらチッソを吸収することが重要なポイントである。そのためには、新芽がでる春先までに、苦土・鉄・銅・マンガンなどのミネラル分を土壌中に満タン状態にしておく必要がある。また、窒素を含む肥料が根に届くまでには時間を要するため、春先の芽が動きだす時期に合わせるためには、遅くとも雪解け前までに行なうことが最も効率的な施肥となる。

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【圃場勉強】
雨の中、アップルファームさみず生産者の圃場を15箇所ほど回った。各生産者からの施肥履歴及び土壌検査結果が説明された。
  実際のりんごの樹や葉の状態などから、欠乏成分の分析を小祝氏が説明した。全体的に苦土(Mg)・石灰(Ca)は足りているが、鉄(Fe)・マンガン(Mn)不足の圃場があった。葉が薄い、葉脈が透けて見える、葉裏がいくつかの点状に透けて見える、又先端の葉が黄色いなど鉄不足の症状を参加者全員で確認することができた。

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【参加者感想】
以前、近郊産地の学習会で話を聞かせていただいた事がありましたが、そのときは難しすぎて理解できませんでした。今回の話でやっと植物の成長に影響する部分の話が実際の圃場や黒板の式にて理解する事が出来ました。
 
また、産地になるべく化学合成農薬を使わないで美味しいものを作ってもらうという立場から、すぐに農薬回数を減らすにはという話からはじめがちでしたが、今回の話を聞き、施肥設計をきっちり行い、上部な木や光合成をたくさんしてくれる葉を作る事が、病害虫の予防に繋がるとのお話はかなり参考になりました。
今後、産地へ行くに当たって、話の幅が増えました。
   今回はどうもありがとうござ
いました。

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