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【01 農産会員情報】
2009-05-20
ゆうき伊賀の里 訪問記(その2)
5月8日(金)、三重県のゆうき伊賀の里の福広さんを訪問してきました。
5月29日開催の『福広塾』の打ち合わせと当日資料の準備が主目的ですが、
あわせて圃場見学をしてきましたので、勉強会前のネタばらしにならぬ程度にご報告します。
福広さんのご自宅玄関に掲げられているトマトの絵。
知り合いの方からいただいたそうですが、ダルマさんのようにも見えます。
ダルマさんの「石の上にも3年」、有機栽培のとまとづくりにかける福広さんの想いが絵からも伝わってくるようです。
打ち合わせを始めようとした時、あるものが届けられました。
あるものとは・・・。
『クロマル』くんです。
クロマルとは、トマトなどの受粉に活用されている日本在来のマルハナバチの商品名。(正式の名前はクロマルハナバチ。ふつう西洋マルハナバチを活用することが多いのですが、福広さんは環境問題や管理面から日本在来種の活用をはじめています)
ちなみにクロマルハナバチと西洋マルハナバチの見分け方は体の色。
クロマルハナバチはお尻の部分が黄色で、そのほかは黒。
西洋マルハナバチは、お腹の一部が黒ですが、それ以外は黄色。
(※5月17日の「甘楽町有機農業研究会 訪問記」で報告したように新井さんのトマト圃場では下記の西洋マルハナバチが活用されています。百聞は一見にしかずなので、巣箱のイラストを見比べるとその違いがわかるかと思います)
福広さん、早速クロマルくんをトマト圃場に設置します。
まずは梱包をといて、ハウスのコーナーにあらかじめ掘っておいた穴に巣箱を設置します。
ところで、なぜ穴に入れるの? と疑問に思われたかもしれません。
実は、これからの季節、ハウス内の温度がますます高くなるので、クロマルくんが巣箱内の暑さでバテないようにとの配慮からです。
そのため、ハウス内でも温度が低く安定しやすい半地中に設置しているというわけです。
しかし、じかに地面に巣箱を置いてしまうと甘いものが大好きな蟻がよってきてしまいます。
蟻が巣箱に侵入してしまうとクロマルくんも安心して受粉作業ができません。
そこで福広さんの親心、蟻侵入防止用に巣箱の下に水を張った皿とさらに高床式にして巣箱を設置します。
もちろん直射日光を避けるために、巣箱の上には遮光用の覆いもかぶせています。
巣箱の下はこんな感じ 巣箱を設置したところ
遮光用の覆いをかぶせて準備OK!
下の写真はクロマルくんの着地台。
なんかカタパルトみたいで、格好いいですね。
ちなみに着地台上の青いプレートの穴はクロマルくんの出入り口。
青いプレートをスライドさせるともうひとつ穴が出てきます。
それぞれの穴が出口専用と入り口専用とにわかれています。
(今見える穴が巣への入り口、巣からの出口は閉じています)
下の写真は、5月8日時点での福広さんのトマトの様子。
一段目が大きくなって色づきを待つ状態でした。
管理もしっかりしています。
写真を見てわかる人はわかると思いますが、福広塾のネタばらしはできないので、詳しい内容は『福広塾』にて。
参加者の皆さん、しばしお待ちを!
福広さんの露地野菜も順調に収穫がすすんでいました。
話はとんで、下の写真は畑のお助け役「プラソイラー」
福広さんも活用をしています。
(※『プラソイラー』は群馬の新井さんの勉強会『めだかの学校』の重要な
キーワードとなっています。
新井さんは『プラソイラー』の導入・活用を強く推奨しています)
プラソイラーはロータリーでは耕すことのできない深い層に爪を入れて、畑の深い層に亀裂と暗渠になるような空間をつくります。
そのため硬盤のできた圃場にプラソイラーをかけると畑の水はけがアップし、降雨後の水溜りができにくくなります。
ということは、湿気を好む病気などの発生抑制につながるわけですね。
プラソイラーをかけた畑の状態を説明する福広さん。
福広さんの堆肥場の様子です。
真ん中の部分は春に施用した部分。
手前の山が発酵が終了した堆肥で、いつでも出番OKなもの。
奥の山が原料をこれからまぜる堆肥(準備中)です。
さて、ご存知「現代農業」。
農家さんの知恵袋として活用されている方は多いかと思います。
その現代農業6月号に福広さんが8ページにわたって紹介されています。
そのうちの4ページを農文協さんのご好意でご紹介。
残りのページは書店などで手にとって見てくださいね。
ちなみに6月号は「減農薬大特集」ですよ。
農文協さんのHPより、現代農業の目次と一部の記事を読むことができますので、ぜひご参考に → 現代農業2009年6月号
福広さんの後に、ゆうき伊賀の里の期待の新規就農者、村山さんの圃場を見学してきました。
村山さんは、福広さんのところで研修後、昨年独立しました。
現在は、ゆうき伊賀の里の生産者の一人として、活躍されています。
詳しい話は、『福広塾』で村山さんご本人からお話をいただくので、今回の報告はここまで。
来週開催の『福広塾』では、遠くは北海道・九州から意欲的な生産者が集まります。
もちろん群馬の新井さんも参加されますので、かなり密度の濃い話が聞けるものと期待していてください。
また、残念ながら参加できない方も本ブログでも福広塾の開催報告をしますので、ぜひご参考にしてください。
(Radix研修生の右田さんも参加して、生産者から見た福広塾のレポートをしま
すので、こちらもお楽しみに!)
(Radix事務局:成田)
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