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【02 畜産会員情報】
2009-03-17
三重県の四日市酪農さん訪問記
2009年3月12日、四日市酪農さんを訪問しました。
四日市酪農さんは平成12年からNonGM飼料で乳牛を育てていて、らでぃっしゅぼーやWEST・中部、そしてEASTに乳製品を出荷しています。
地球まるごとごっくん牛乳やプレーンヨーグルトなど、いつもお世話になっています。
今回の訪問は、先日開催されたRadix畜産会議で後藤事務局長が生産者の太田さんにぜひ現場に来てと誘われたことがきっかけとなりました。
ちょうど、農産勉強会の打ち合わせで名張を訪問する機会ができたので、その道中の四日市に立ち寄ることになりました。
(※後藤事務局長がRadixの畜産担当ですが、今回同行した成田が代理報告します)
当日、後藤事務局長と名古屋で合流し、近鉄に乗って四日市へ。
そこで湯の山温泉行きの電車に乗り換え、四日市酪農さんの工場近くの桜という駅で四日市酪農の原社長と合流。
(※写真は湯の山温泉駅の様子。電車がかわいくデザインされています)
四日市酪農さんの本社を訪れると、2階の窓から「モーモー君」がお出迎え。
いつ動き出すのかしばらく見ていましたが、相手もさるものちっとも動いてくれません。(残念)
こちらがミルクハウスの全景。
入り口から入ると事務所、その奥がアイスクリーム工場です。
四日市酪農さんの牛乳工場。
パレットが整理整頓されています。
回収され洗瓶を待つ牛乳瓶
(※ごっくんローファットの瓶を手に持っているのが、Radixの後藤事務局長)
先日、四日市酪農さんは、この工場で製造しているすべての乳製品についてISO22000(食品安全マネジメントシステム)を取得しました。
乳製品全般で取得したのは全国初だそうです。
(それも審査一回でOK!ふつうは1回の審査では通りません。
ISO22000については、フリー百科事典「ウィキペディア」のISO22000の項目をご参照ください)
この快挙については、各メディアでニュースになりました。
参考までに、毎日新聞と読売新聞の記事をご紹介。
四日市酪農:ISO認証取得 工場製造の全乳製品で/三重 …(Yahooニュース毎日新聞 2009-03-04)
四日市酪農が認証取得 食品安全基準最高規格…(読売新聞 2009-03-03の記事が読めなくなっているので、googleキャッシュをリンクしてあります )
写真の真ん中の方が、四日市酪農の原社長、右が生産者の近藤さん。左がRadixの後藤事務局長。
原社長が手にしているのが、ISO22000の認定証です。
次に四日市酪農さんの生産者を訪問。
最初に飼料高騰のため独自に自家配合飼料の製造まで行っている田川さんと太田さんを訪問。
写真は乳牛の餌となる牧草類が積まれているところ。
田川さんと太田さんは高騰する飼料価格に対応するため、未利用資源を積極的に活用すべく飼料の自家配合へとカジをきりました。 (平成17年11月より稼働、平成18年1月より給餌スタート)
トウモロコシなどの飼料を単体で購入しながら、NonGMのおからなども仕入れます。
濃厚飼料:粗飼料を6:4ぐらいで配合し、乳酸発酵させてサイレージにします。
田川さん曰く、「自家配合していなければ今頃は・・・」
購入配合飼料に頼っていたら、お二人とも畜産を続けていくことは困難だっただろうと言います。
(※飼料高騰の影響は非常に大きく、畜産業界に深刻な影響を及ぼしています)
下記の写真は自家配合するための設備と貯蔵場の一部です。
自家配合用の飼料(あっぺんされた穀物や粗飼料類)
生産者の田川さん
後ろの大きな容器にはサイレージ化されている自家配合飼料が入っています。
一番左が生産者の太田さん
自家配合された飼料は橙色の大きな容器に入れて乳酸発酵させます。
配合飼料の原料はNonGMのおから、醤油カス、トウモロコシ、ふすま、ビートなど。
この容器1杯で約3tのサイレージとなります。
ちなみに乳牛1頭あたり飼料を20kg/日食べます。
田川さんの牧場には約200頭の乳牛がいるので、田川さんの牧場だけでもこの容器2杯分のサイレージが必要となります。
自家配合されたばかりの飼料
若い従業員の方がラッピングして・・・
コンクリート板をクレーンで持ち上げて・・・
ラッピングした容器の上にのせます。
重しをのせることで余分な空気を押しだし乳酸発酵を促進させるわけです。
そして140日ほどねかせると、牛たちがばくばくと食べてくれる良質なサイレージのできあがり。
漬物づくりとよく似ていますね。
仕込み中のタンク、タンク、タンク・・・
それもそのはず、ここでは年間3000tの自家配合飼料を製造します。
持続可能な酪農を目指して、今日も田川さん、太田さん、そしてスタッフたちは今日もサイレージづくりにはげみます。
若手生産者の近藤さん
近藤さんの牧場にて、乳牛たちが干し草をはんでいるところ
人なつこい乳牛たち
思わず頭をなでなで・・。
敷藁や牛たちのうんちくんを良質な堆肥にすべく、牛舎横には新しい堆肥場が設置されています。
発酵を促進させるため、自動攪拌機が毎日2往復します。
完成した堆肥は農家さんのもとへ。
今回はじめて知ったのですが、四日市酪農の原社長はお茶農家でもあり、今でも1町5反!ものお茶畑をご自身で管理されているそうです。
仲間の堆肥を積極的に活用しながら、美味しくて安全なお茶づくりをされています。
四日市酪農さんが管理を委託されている四日市市ふれあい牧場。
ふれあい牧場は、お茶産地の水沢地区に囲まれた乳牛育成場です。
(※四日市酪農さんの子牛が放牧されながらのびのびと育てられています)
消費者との交流の場でもあり、牛や山羊などとふれあうことができます。
写真は管理棟、その奥が育成舎。
四日市市ふれあい牧場の案内図
ふれあい牧場の周辺案内図
四日市市ふれあい牧場からの眺め。
周辺がお茶産地なので、お茶畑が広がります。
その先には四日市市街、伊勢湾、さらに対岸の知多半島まで見ることができます。
天気が良い日には、最高のビューポイントになることでしょう。
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