農産畜産Blog

【01 農産活動報告】

2009-02-25

第10回いと愛づらし選定会議 参加報告

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(旬のいと愛づらし野菜たち)


1月30日(金)、埼玉県飯能市の野口種苗さんのお店兼事務所にて、らでぃっしゅぼーや農産課による「第10回いと愛づらし選定会議」が開催されました。

選定委員として、生産者代表の岩崎さん(はちまき自然農法生産グループ)、種屋代表の野口さん(野口種苗研究所)、消費者代表の和田さん・みなくちさん(らでぃっしゅぼーや会員さん)、森崎さん(らでぃっしゅぼーや農産課長)、森田さん(らでぃっしゅぼーや農産課)、上甲さん(らでぃっしゅぼーや農産課)、神保さん(らでぃっしゅぼーや農産課)、高平さん(らでぃっしゅぼーや農産課)が参加されました。
(※Radixからは成田が選定委員として参加)

当日は肌寒い雨が降るなど天気は今ひとつでしたが、野口さんのお店で開催したこともあり、参加者全員、和気藹々として話ももりあがりました。
(らでぃっしゅぼーやの潮田さんのブログでも選定会議の様子が紹介されています。
→ らでぃっしゅぼーやウシオダの『野菜にまつわるエトセトラ』 いと愛づらし野菜の選定会議!


【いと愛づらし選定会議の様子】
まずは、らでぃっしゅぼーや農産課の神保さんより、いと愛づらし野菜の作付状況についての話。
「元気くんの取り扱い品目が増えていることから、いと愛づらし野菜全体の作付金額も前年度対比で増加しています。今後、『いと愛づらし』の作付金額の比率のさらなる引き上げを目標に活動していきたい」

農産課の高平さんからは、いと愛づらし野菜セットの売上推移や購買年齢層の分析などの詳しい報告がありました。
「より多くの会員さんに『いと愛づらし』を食べて頂くために、これからも工夫していきたい」とのこと。
高平さんは今回より新しく選定委員に加わり、いろいろな視点でご提案いただくなど、これからの活躍が楽しみです。


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神保さんより、『いと愛づらし名菜百選』がグッドデザイン賞を受賞したことの報告をいただきつつ、新百選の候補品目の説明がありました。
今回のテーマは「葉もの野菜」だったので、葉もの中心に話がすすみます。
そして、「おいしい野菜・品種を積極的にとりいれて、『いと愛づらし』ファンを増やしたい」と神保さん。

あわせて、いと愛づらし百選の入選・落選条件の見直しも少しありました。
入選条件
・おいしいもの
・地域に根ざす野菜、又は生産者が開発したオリジナル野菜
・畑のままお届けするなど食育的な観点のもの
・遺伝資源的に貴重なもの
落選条件
・栽培の見込みがないもの
・味の評判がよくないもの

■試食タイム■
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(左)試食用に並べられた候補野菜たち
(右)野口種苗の二代目 野口庄治さん(野口勲さんのお父さん)より、丁寧なご挨拶をいただきました。


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昼食を兼ねた試食会。 真剣に試食しながら新百選の候補を絞り込んでいきます。

試食会の後、2009年度いと愛づらし百選の選定作業にはいります。
選定委員の厳正なる審査の結果、以下の5品目が新百選の仲間入りとなりました。
○しろ菜
○京みぶな
○昔小松菜(※種が入手可能な固定種の総称として)
○ハンダマ(※水前寺菜・金時草)
○愛知白玉ねぎ


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新百選の選定に引き続き、現百選の中から落選候補を選ぶ作業に移ります。
思い入れのある品目ばかりですが、生産者が見つからずにやむをえず落選になるものも。
選定委員の合議により以下の5品目が百選からはずれることになりました。
●札幌黄たまねぎ(※将来的に復活の可能性あり)
●弘岡かぶ(※生産者見つからず)
●白人参(※生産者が栽培を断念。また種の輸入もストップ)
●二年子大根(※吸い込み型で収穫が大変。折れやすく辛みも強い)
●親田辛味大根(※出荷なし)



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新百選の選定も終わり、生産者の岩崎さんから種にまつわるお話をうかがしました。
まずは雲仙コブタカナ復活までのストーリー。
「6年前、らでぃっしゅぼーやの潮田さん(※当時は農産担当で、いと愛づらし企画の発案者)が『雲仙コブタカナ』を見て変な野菜だと感心して、いと愛づらし野菜として取り上げてくれたことがきっかけになり、いまでは世界が認める貴重な野菜になりました」
昨年、雲仙コブタカナがイタリアスローフード協会によりプレシディオに認定され、イタリアでも発表されてきたそうです。(雲仙コブタカナは国内ではスローフードジャパンにより「味の箱舟」に認定されています)
雲仙コブタカナが世界的にも注目されたことで、地元加工場の女性がとても元気になり、地域もますます元気に。
「種が、野菜が地域を変えたのです」
雲仙コブタカナにつづく地域の野菜を見つけたいと岩崎さんの期待はふくらみます。 


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野口種苗研究所の野口勲さんからは種苗業界についてのお話をいただきました。
固定種を守りたい野口さんは、種苗業界で雄性不稔技術が広がりつつあることをとても懸念されています。 (※雄性不稔については、野口さんがまとめた「一粒のタネからのメッセージ」をご参照ください)
最近では大根でも自家不和合性にかわって雄性不稔技術による交配品種が増えているそうで、ある種苗メーカーの大根は、すでに雄性不稔を活用した品種ばかりになっていたとのことです。
そして、野口さんの話は細胞中のミトコンドリアの話になり、さらなる生命の不思議な世界に・・・。
私も勉強させていただきます。(^^;)


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らでぃっしゅぼーやの会員さんの和田さんから、消費者の立場からご報告いただきました。 
和田さんは、いと愛づらしが始まる前の「種蒔く人」時代から応援をいただいています。
初めての消費者委員として、これまで選定会議でご活躍されてきましたが、第10回をもちまして選定委員をご卒業されることになりました。 
「美味しくて元気な野菜が大切!最後の選定会議が野口さんのお店で開催できたのはとてもよかったです」と、和田さん。
スタッフ一同、和田さんには大変お世話になりました。<(_ _)>


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和田さんにかわりまして、みなくちさんが新しい消費者委員として加わります。
これまでもオブザーバーとして過去4回の選定会議にご参加いただいています。 
また、みなくちさんはフードコーディネータとして多くの食関係の本を執筆されています。
(みなくちさんのオフィシャルホームページはこちらです → n@porin

みなくちさんは畑が大好きな野菜オタクでもあり、いと愛づらし野菜をつかった料理教室もはじめるなど、非常にアクティブな方です。 
「消費者とのかけはしになれたらと思います。いと愛づらし選定会議では勉強させてください」と、みなくちさん。
スタッフ一同、こちらこそよろしくお願いします。<(_ _)> 


最後に次回の選定会議のお知らせなどがあり、第10回選定会議は終了しました。
みなさん、お疲れ様でした。



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選定会議の終了後、野口さんのお店兼事務所の開店祝いに、らでぃっしゅ農産課スタッフ一同より胡蝶蘭が贈呈されました。


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夜になると野口さんのお店の屋根に「火の鳥」が浮かび上がります。
とても幻想的なので、野口さんのお店を訪問する際にはこのオブジェにも注目ですよ。
(※このオブジェ、実はけっこうハイテクなので、しばしば故障してしまうそうです。
そのため、ときどき火の鳥が地上におろされてしまうことも・・・) 


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