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【01 農産活動報告】
2008-07-29
7月11日 小祝塾2008北海道野菜 十勝地方編
【1】十勝地方
開催日時 2008年07月11日(金)11時00分~17時00分
集合場所 泉農園さんほ場
内 容 泉農園さん(馬鈴薯、玉葱、人参、チンゲン、レタス)
大牧農場さん(馬鈴薯)
松田農場さん(玉葱)
参加人数 21名
自然農法的な泉農園さん、実験圃場もあり農協かと見間違うほど巨大な倉庫設備などもつ規模大牧農場さん、小祝塾後まっさきに勉強内容を実践して栽培に結果をだしている松田農場さん。そんな日本の東端。しかし日本最大の食料基地北海道の十勝地方での勉強会となりました。
曇り空の中での勉強会となりました。北海道生まれのボクにとって、懐かしき故郷での勉強会。帯広・・・寒いです。17度らしいです。東京を出立するまで出ていた汗が凍りそう。
実は、東京からずっと小祝氏と同行。そのまま泉農園さんほ場まで一緒でした。
なんと、富良野の麓郷から菅野氏が駆けつけて出席。また菅野氏はRadixの会の役員理事でもあります。ほかに、らでぃっしゅぼーやの農産担当からの紹介でフルタイムファームから市川夫妻が出席されました。
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1.泉農園の圃場巡回
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タマネギ、ブロッコリー、カボチャ、ニンジン、ジャガイモ、大豆と巡回して回りました。 小祝塾開始前から、泉氏から「今年も小バエが来てしまった」というように、一部のタマネギが小さかったりしてました。

その後は持ち直し、成長を再開したようでしたが、温暖化ゆえか小バエの被害が大きく感じます。 回りには小さなハエがいるのが見えました。 でも、もう作物も復活してきている様子。
ここで小祝氏が、
原因の追跡し特定をするための質問を生産者に投げかけたのでメモした内容を。
Q.ハエはどうやってやってくる?
A.臭いによって。
Q.どんな臭いがハエを呼び寄せているのか?
A.動物糞などから発するものの臭い。人間にはアンモニア臭を感じ取れる。正確には誘引するアルコールやガスによってハエがやってくる。
Q.やってきたハエはエサをかじっているのか? 舐めているのか?
A.舐めている。舐めるということは液体なので、エサ(肥料・堆肥)は液状化しているものとなる。
ということで、「発酵段階がアンモニア態窒素にある肥料や窒素はアルコールやガスによってハエを呼び寄せるので、アンモニア臭を出し終わった発酵段階の肥料や堆肥を使うこと」というアドバイスがありました。
具体的なやり方としては、「春撒き」していた肥料を前年に「秋撒き」にすることで、年を越えて春になる頃には発酵が進み、小バエもエサの匂いを出しているアンモニア臭がしないので、食害が減るだろうということでした。
また、微生物として、ナットウ菌(バチルス)を使った駆除方法も紹介されてます。
もともとナットウ菌は強く、カビなども発生することができないほど力があります。
小バエの幼虫のウジは、ナットウ菌によって溶かすことができるので、これをうまく利用するとよいそうです。ジューサーでナットウ1パックを細かくして砂糖を加え、水20リットルに溶かして散布することで充分な効果が見られるようです。
ナットウ菌というのは面白いですね。イネ科であればイネはもちろんヒエでもアワでもナットウ菌が発生するので、簡単に調達して培養できますし、熱量も68度以上になるので土中で発熱させれば種も熱で焼ききることができるし、冬場に暖をとる工夫もできますし。
ほかにもなにか面白い利用方法があると思います。
北海道の生産者としては、難しい課題です。
10月には霜が降り、11月上旬から雪が降ることを予測した農作業になります。同じく北海道にある実家のほ場だと、11月から12月にしてる農作業は収穫や肥料撒きや畑の耕起作業が急ピッチで行われてます。雨が多い秋に、晴れ間で乾燥した日に収穫しないと土が固くなり作物も腐敗しやすくなるのでタイミングによってはいつまでも収穫できない場合もあります。 つまり、雨が降って収穫作業で遅れをとっても、来年の作付け準備ができるようになればいいんですよね。打開策としては人海戦術でしょうか?
…やっぱり、難しいです。
ちなみに、泉農園さんのニンジン畑は自分の実家の畑を思い出すような雑草に埋もれていました。何か妙に安心しました。(すいません。うちの実家も多いもので)
除草作業の終わったところは綺麗なニンジン畑になっていました。 --------------------------------------------------------------------------
2.大牧農場の圃場巡回
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大牧農場さんでは五十川氏のほ場を巡回したのですが、ジャガイモ・ニンジン・麦・大豆の品目のなかで、ジャガイモで面白い実験をしていました。
小祝氏が社長を務めるジャパンバイオファームと大牧農場が協力して、ジャガイモの課題であるソウカ病を乳酸菌という微生物で押さえ込めるかというものです。
1Haはありそうな広い土地でジャガイモを栽培し、自家培養した乳酸菌を散布。
またカルシウム分になる石灰も噴霧して、ジャガイモに効果あるかという実験でした。結果としては、成功なんでしょうか? 副産物として、ジャガイモが肥大化してたほうに驚きが行き過ぎてしまいました。まだ花も終わりきらず収穫まで40日以上あるのに収穫サイズです。
あまりに大きいので、「デンプン」がまだジャガイモの中にできてないんじゃないかという疑惑が生産者の中に浮かびあがりました。株数からして凄い茎数です。8本ぐらいかなと思ったら、12本とかあるんですよ!!
ほ場巡回のあとに、ふかしイモにして食べてみましたが、塩もいれてないのに味付けされたような味で旨みの有る食感でした。もっと水っぽいと想像していたのですが、ふっくらとしていてデンプンも充分ありました。
3.松田農場の圃場巡回
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松田農場さんのほ場に到着したとき、草丈70cmもあるタマネギが視界の果てまで広がっていました。
なんと直線距離で540mもあるとか。起伏があるところだったので、全貌が見渡せませんでした。
松田氏は小祝塾で学んだことをすぐに実践する方で、多量・微量要素が大事と学べば苦土などを入れ、次の小祝塾では成長したタマネギを参加者がみてみんなやりはじめるという牽引役のようになっているようです。今回は、小バエ対策のため肥料は秋撒きにし、春以降は乳酸菌など微生物しか散布してないとのことで、学んだことを確実に実践し結果を出していってる様子です。
それまでは、タマネギの草丈も腰まであったらしいのですが、微生物を実践してみると背丈は伸びなくなったが首回りが太くなり、たくましくなったということです。
最後に、保温施設を見学させて頂いたのですが、倉庫の中で壁沿い30cmの間をあけて鉄パイプをくみ上げ、ビニールで覆い、温風を流し込む設備で、低コストで充分な施設ができていました。
北海道の作物はタマネギなど貯蔵野菜が主なので、冬場の寒さに耐えられる設備さえあれば、長期間貯蔵できるので、そのまま長期の出荷もできるようになるので、なかなかお得なのですよ!
右上の写真。2重のカーテンになっていて、開け閉めも軽快でした。上手く工夫して作られてます!

温風送風機です。これで暖かい空気が送られるので、中に貯蔵された作物も凍結しません。
カリノタカユキ
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