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【01 農産活動報告】
2008-06-26
6月13日 小祝塾2008東北野菜 山形エダマメ編
【2】小祝塾東北野菜 山形エダマメ編
開催日時 2008年6月13日(金) 13時00分~17時00分
内 容 枝豆を中心とした畑巡回 尾形修一郎さん( 枝豆 )
その他、時間があるようであれば、他も。
参加者 14名
※所属生産者の畑を合同で巡回。生育状況、注意点、次作の準備段取りなどを確認。
※巡回終了後、公民館にて座学で肥料設計や生育の注意点などの勉強会。
小祝氏を講師に、東北地方の山形県遊佐町の遊農くらぶさんほ場にて開催いたしました。急な案内でしたが参加して頂きまして本当にありがとうございました。
エダマメとコメの関係
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今回、遊農くらぶの尾形氏のほ場を視察させて頂いたのですが、生産者が入れ違いで東京に出張されているとのことで後継者である息子さんに案内してもらいました。尾形氏によるとここでは、畑作でエダマメを三年作った後は、水田でコメを三年間作るという方法で作付けしています。本当は二年交代で充分だが、手間が大変で三年交代で転換してました。
水田では、アイガモに除草をしてもらいその糞や稲藁をすきこむことで、畑作に転換したときは豊かな土壌となっていて実りよいエダマメが栽培状態に。実は、前日に遠野ライフ農法研究会さんのほ場でも水田にアイガモをつかった除草をしていました。東北地方では当たり前?
アイガモ自体は、やはりカラスやキツネなどの害獣に襲われるので、対策に苦労していて色々と対策していました。
果樹園の生産では害獣である猿対策に犬を放すと被害がなくなると竹内先輩から教わっていたので、そういう対策を聞いてみると、すでに水田の路肩で犬の散歩をして匂いをつけるているそうです。カラス対策についても水糸を張り巡らしていました。ともあれ犬さん、働きもの。
アイガモの糞が、好きな場所だけ巡回するので栄養分が偏る場合もあると聞いていたのですが、水中で分解し拡散していくので、隅々に行き渡るわけではないらしいですが、対費用効果で考えれば充分機能しているのでベターなんでしょうね。
また、収穫後に土壌にすき込まれた稲藁が土をやわらかくしているため作業がしやすく、「いつまでも働けるこりゃいい!」と朝早く出かけて夜遅く帰って来るらしいです(息子さん談)
小祝氏によると、多少の虫がついてるがエダマメは問題なくよく成長してる様子で、多量・微量成分もしっかりと効いて、主根が下までしっかり伸びていて良いそうです。
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では、直根が降りてないとどうなるのか?
肥料のみ吸収し、水分が吸収できません。手で抜きやすく、風に倒れやすい構造になってしまいます。
もちろん、植物生理に必要な水分もないので、成長も遅れてしまいます。
エダマメの花芽をつけるには、窒素分を少なめに追肥。多い場合、細胞ばかり増えるため柔らかく、虫の寄り付きやすい状態にもなってしまいます。エダマメは、基肥と追肥でうまくコントロールできるそうですが、総窒素7-8kgの場合、基肥は4-5kg、追肥は1kgで必要回数分与えます。
Radixに研修に来る前のことですが、父がここ数年前から「追肥、追肥」といいながら追肥を始めていたような気がします。しっかり小祝氏から学んでいた様子。(知らん振りしてマグネシウムも施肥していました。…タヌキ親父だ)
最近、東北地方は雨が少なく岩手も山形もカラカラの状態でした。
北海道だと、かつて日照りが続いた時期があって山火事にも対応できるような散水スプリンクラーを所持してる生産者が多いので閃いたことが。昼は光合成。夜は散水。
これでばっちり収量アップ!とろくに考えもせずに小祝氏に尋ねたところ、朝方に水かけをしたほうがいいそうです。
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肥料設計テクニック
-------------------------------- 小祝氏が、一般的な植物生理の説明を終えた後に、有機栽培にしかできない施肥テクニックを紹介してたのでここに紹介します。
アミノ肥料8-4-1
アミノ肥料4-2-1
という肥料があるとします。さて、後ろの数字は何でしょうか?
もちろん、8-4-1なら窒素8%-リン酸4%-カリウム1%という意味ですよね。つまり合計13%が3成分なんですが、残り87%は何でしょうか?
アミノ肥料の場合、残り87%は炭水化物(CHO)となります。
たんぱく質などで構成されている肥料が、アンモニア態窒素まで分解が進み液状化していると、アミノ酸(N+CHO)とになり、植物に吸収することができるようになります。
アミノ酸として吸収できる状態であれば、化成肥料なら合計13%の吸収で計算するところを、アミノ肥料では炭水化物(CHO)も含めて吸収させる計算ができるようになり、非常に効率的に植物を成長させることができるようになります。
施肥設計の場合、窒素分(N)を元にいくら投入するか計算するのが基本ですが、このテクニックでは、窒素分(N)がキーワードになります。8-4-1の肥料と、4-2-1の肥料なら、8と4では窒素が二倍差なので8-4-1の肥料のほうを使用しますよね?
…このときついてくる炭水化物は87%です。4-2-1の肥料では、二倍の肥料を用意しないと8%の窒素分になりません。しかし4-2-1の肥料を二倍施肥をしたとき、炭水化物186%(一袋あたり93%)も施肥できることになります。
この方法は、収穫前など追肥に使用することで必要分の窒素を与えつつ、炭水化物をたっぷりと吸収させることができる設計になります。化成肥料を使った植物生理では光合成を経てCHO(炭水化物)の合成となりますが、アミノ肥料は光合成のほかにもダイレクトに根からN+CHOとして吸収することができるので、多くの炭水化物を植物の細胞を増やしたり、甘さを増やすことに使えます。 結果として、それが高品質と多収穫へつながります。
初期の基肥は普通どおりに施肥してセルロースと細胞をつくり、追肥として収穫前に窒素分(N)に炭水化物が二倍になるので、かなりの効果になりそうです。収穫までに施肥する肥料は基肥が多く追肥が少ないので、肥料代的にもそれほど負担にならないかと思います。
※ぼくとしては、化成とくらべても、13%で終わる肥料が、残り87%もついてくるだけでもすごいと思うんですけど。すごく有用な話だったのですが、今の説明でちゃんと正しく伝えられたでしょうか…。
読んだ人で意味が伝わらなかったら教えてください。
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