農産畜産Blog

【01 農産活動報告】

2008-06-06

5月29日 2008交流勉強会in三重

 

【交流勉強会】
開催日時 2008年05月29日(木)18時00~
集合場所 名張シティホテルロビー
  今回、福広塾の前日に交流会が開催されることになったのは、生産者からもRadixの会からも「情報共有の必要性」が提起され開催の運びとなりました。情報の共有化もしたいけど、そんなことよりもまず同じRadixの会の生産者の仲間が、どんな人たちなのかお互いに知りたい。交流を深めたい。
  その要望のもと交流会が開催され、例えば結果的にそれで情報を共有化も進み1団体や個人で抱え込んでいた問題も解決できるかもしれない。
  …しかし、潜在的には商売敵であったり、自分こそプロと自負する生産技術者としてのライバル意識が邪魔し火花バチバチとなったりしないのだろうか?!
なんてドキドキしながら見守ることになるのでした。

 

  …全然そんなことなく、和気あいあいと語り合われてました!約六時間という長時間にも関わらず、内容盛りだくさんでした。
(地元の集まりもこのぐらいの奥深い内容だったら聞き耳たてにいくのにナー)

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参加者の紹介
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「ゆうき伊賀の里」
地元であり福広氏の所属する生産者団体さん。
出席は、福広氏のほかに新規就農者の村山氏。

「天恵グループ」
生産者の後継者となる二名で、津田氏、井本氏。(ボクと同世代でした)

「紀の芽の会」
Radixの会の理事でもある宮楠氏。川口氏。(後継者でやはり同世代)

「甘楽町有機農研」
会長であり、関東の生産者塾「めだかの学校」でおなじみの新井氏。

「辻野氏」
個人でブドウを主に栽培されている生産者で、
らでぃっしゅぼーやにかなりのブドウを出荷されているとか。

「らでぃっしゅぼーや」産地担当者の神保氏。「Radixの会 事務局」竹内先輩と狩野が出席。合計11名での交流会になりました交流会で話し合われた内容で気になったことをいくつかあげて置きます。

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話の内容 情報共有をして問題を解決したい
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「関東の大きな団体が、あの問題を解決したらしい」

「東北の生産者があたらしい品種に挑戦したがやはり失敗したようだ」


  Radixの会事務局に研修にきて、これまでに多くの生産者の話を聞く機会を得られたのですが、不思議なことに言ってることが一言一句同じ事を言ってることがあるんですよね。今回出席された辻野氏の「成功例には人が集まるが、失敗例も必要。でも失敗例の事例にはなかなか人が興味を示さない。
  まずは成功例の人のところで勉強会でなくてもいいから集まりたい」という意見を頂きました。
実は、Radixの会役員会にて同じ提案が出ていてビックリです。

  さて、一口に情報共有といってもやり方がいろいろあるわけで、
Radixの会(特に事務局)で揉んでから何かを始めることができると思うのですが。

具体的にどういうものがいいか…
アイデア募集中!!

  まったくの余談ですが、産地という地域的な問題で人との接触が希薄! さらに職人気質なところ!
その二点だけあげても、情報格差社会という流行語で当てはめると、かなり情報伝達が遅いです。
…でも、聞き耳は立ているのか、新聞もテレビのニュースも情報として伝達が遅すぎ当てにならないという生産者も実は結構いますね。
どういう人間的なアンテナを立てて情報キャッチしてるのかご教授頂きたいです。

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話の内容 栄養分析で目安にしたい
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   栄養分析して、自分の栽培した「生産物の栄養価を知りたい」と、生産者ならば誰しも知っておきたいと思います。例えば、結果がわかれば相対的に見て、「もっと鉄分豊富な栽培ができるかもしれない」ということもありえるかもしれないですよね。

・自分の生産物がどの程度の栄養価なのか。
・通念的に見て、今年の栄養価はどうなのか。
・同じ品目を栽培しているRadixの会員と比べてどうなのか。
・市場に出回っている一般的な生産物と比べてどうなのか。

と、いう声が交流会の時にあがり、調べてみました!
・小祝氏の肥料分析勉強会のときにあった栄養価
「ビタミンA、ビタミンC、鉄分、カルシウム」

・Radixの会が助成している栄養分析の品目
「エネルギー、水分、たんぱく質、脂質、炭水化物、灰分、ナトリウム、食塩相当量」

・助成対象外ですが取り扱っている品目

「カルシウム、リン、鉄、ビタミンA、B1、B2、C、食物繊維、ショ糖」

  また検査する時期も、収穫時期、出荷中、センターから配送後と検査するタイミングでも数値に変化があるそうです。価格のほうですが、
助成対象外 「カルシウム 委託料 4,000円」、「ビタミンA 委託料36,000円」となってます。
「栄養分析でRadixの会でなにかできないか考えて欲しい」というような要望があったので、まずは調べてみました。

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話の内容 ニームの是非
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防虫忌避剤で有機の農業資材で注目されてきたニーム
交流会でも話題になりました!

  インド原産の樹木(多年草?)で、昔から使われている農業資材のようです。効果も「農薬なのか?」というほどあるそうです。
# 作物に害虫が寄り付きにくい環境を作る忌避作用
# 害虫に食欲減退をもたらす拒食作用
# ホルモンの働きを抑え害虫が成長しづらくなる脱皮阻害作用

  3つの効果を期待できるそうですが、有機栽培で問題なる害虫からの被害に的確な効果で、画期的な期待ができそうです。しかしネックになっていることが!!人を介さなければ問題にならないことなんですけどね。端的に言うと、世の中を騒がせている偽造問題が原因です。
  ニームの栽培者がきちんと出荷しても、業者が「効果を強くする」ために薬品を混ぜる可能性もあります。もっとも国内の有機栽培でも同じ問題を抱えていて、「間違いない」といわれた農業資材を使っていて、新聞で実は農薬が混入していたと業者の偽造が判明し、使用した生産者も農薬の効果が消えるまで有機栽培ではなくなります。

  ぼくも研修前、北海道でそういう怪しい話をうんざりというほど聞きました。
うちでは、回避できるリスクは臆病なぐらい排除していくという社長である父の方針だったので「やられたー!」って事はありませんでしたが。

 
閉鎖的かもしれませんが、やはり海外で栽培され輸入されてきたニームというのは追跡確認が難しいのもあり、上記の理由もあってリターンの割りに生産者に対してハイリスクすぎるように思います。
この問題を解決すべく真正面から取り組んでいるところもあるらしく、近日中には安全に使用できるようになるんでしょうか。
  交流会でもニームについて話し合われ、それぞれ関心がかなり高く、生産者個々でもアンテナを張り巡らして情報収集してるみたいです。

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話の内容 地域固有の悩み
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  天恵グループさんが、荒波をフェリーで渡ってきたため船酔い気味に見えたのですが、かなり活発に他の生産者に質問をぶつけてました。天恵グループさんの所在地が愛知県にある田原市中山町穂波というところにほ場があり、砂と石ばかりの土壌らしく雨が降ると肥料分だけ綺麗に抜け出ていくそうです。
  土地的には牧畜が盛んで、堆肥は潤沢らしく施肥分にはよいようですが、とにかく肥料分が抜けてしまうらしく。それが悩みで、雨がふっても肥料分を保つにはどうすればいいかを、参加者全員から回答をもらっていたような気がします。最終的に、「福広氏か新井氏に直接来てもらって土地を見てもらったほうが、対処方法も見つかる」という案に落ち着いてました。

  土の養分が全て抜け出るなんて、北海道にあるほ場が畑に石が無いと土地ばかりなので、ちょっと想像不可能でした。

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話の内容 WEBサイトを持とう
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  新井氏が、WEBサイトを持って情報発信したほうが良いとのこと。交流会の中では、割りあいあっさり話が流れた気がするんですが、これから後継者として頑張る側は実践しないといけない部分だと思います。一般の人も企業も、全国にある産地・生産者をどうやって知るか?
それにはWEBサイトが一番で、情報も発信できるし、誰でも手軽に知ることができるとのことでした。
そういう付き合いが生まれる中で、面白い話を投げかけてくれる人もいたりと面白いようです。

  これに関連して研修生は、どうやって生産者を探し当てて修行に来るんだろうと考えていたことがあります。WEBサイトから研修生向きの情報発信もしていれば、目安になるんではないでしょうかねー。

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話の内容 めだかの学校式 病害虫対策!
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  新井氏が、病気は「放線菌、糸状菌、ウイルス、細菌」の4を把握することで対処できると、現在資料を作成中とのことです。8割方資料もできており、「待て次号!」のようです。そのときにはRadixからお知らせできると思います。じゃがいものそうか病や、トマトなどのうどんこ病について話されてましたが、未発表前ですし間違ったことも書けないので簡単に。
  「ウイルスは雑草から感染する。ほ場の中や外側におかしな病気に雑草が感染していないか探してみよう!」そういえば、自分のうちのほ場を思い出してみると思い当たるフシが…。

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  交流会、上記してますが六時間に及ぶ長丁場でした。誰も疲れを感じてないどころか、エンジンかかり始めてた人もいましたが(タケウチセンパイトカ)
  今回、交流会として、親睦も十分に図れたのではないかと思います。11名の参加でしたが人の数だけ話題があるという気配で、20人規模になるとすごいことになりそうです。
とはいえ、生産者ってほ場に張り付いてないといけないから、遠出して集まれるだけでも凄いことなんですよね。

カリノタカユキ


この記事へのコメント

1.Posted by後藤2008-06-09 9:32

なるほど、おもしろくなってきなぁ
生産者 二世 コメント 迷走する 有機農業に 激を飛ばしてくれ ごとう

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