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【01 農産活動報告】
2008-05-23
歴史の今を刻む北軽井沢有機ファミリー
今年、第1回目の開催となる小祝塾を5月16、17日の両日、群馬県北軽井沢と倉淵で開催した。共に春から秋にかけての高原野菜を生産・出荷する地域で、幹事団体は北軽井沢有機ファミリー(代表:清水忠雄さん)とくらぶち草の会(代表:佐藤茂さん)。両産地とも今シーズンの出荷がスタートし、生産者は秋の出荷まで続く定植準備などで大忙しの季節。
そんな時期でも「オウ、やろうか!」と快い意欲を見せてくれた両団体。いやはや実際、不安定な天候が続く中、小祝さんも驚く伸張。1日目のお話。実施のもようは研修生狩野の報告に譲るとして……
北軽井沢有機ファミリーは名峰浅間山の北東に位置する標高1000メートルの高原地帯。今回は若手後継者メンバー4名が中心になって、小祝さんをそれぞれの畑へと案内していく。品目はレタス、キャベツ、ブロッコリーなど。皆しっかりと土壌分析と施肥設計を行ない、独自につくった設計書を小祝さんに見せながら畑の状況を説明していく。
いやあ、若手ががんばっていた!
彼らの名前は、さすが代表ご子息、おおらかでざっくばらんな清水明俊、緻密な参謀ふうの岩田修一、やさしいイイ男の桐淵正芳、そして誠実肌の関根貴志。みんな30代。それぞれの個性、話しふりで質問を投げかけ、しっかりと小祝さんの見立てを吸収していった。
農業はデザイン。
目的に沿って計画を組み立て、全体感を畑に描いていく。普及所や系統組織のレシピをなぞるのではなく、ユーザーのニーズをもとに設計図面を引き、自分で計算をして、見立てを行ない、調整しながら完成をめざす。彼らの設計書の下半分の空白には勉強会で得たアドバイスがみっしりと書き込まれ、明日からの作業計画に反映されていく。そんな勉強会で話をしている小祝さんも幸せそうであった。
小祝さんの指導は、特に意欲のある若者のモチュベーションを高めていく。Radixの会が北軽井沢の大地で勉強会を始めたのは2001年。当時らでぃっしゅぼーや農産課長だった横山くんの発案で、元会長の信末清さんを招いて開催された堆肥づくり勉強会からだった。北軽井沢でその冬、100名規模の勉強会を3回連続で進めた。とうぜんその時代から小祝さんのお世話になってきた。
北軽井沢は酪農が盛んな土地柄。牛ふんの堆肥は諸刃の剣で、造り方で土にとって毒にも薬にもなる。手近な材料だが未熟な堆肥では土壌消毒から脱却できず。有機農業に舵を切った清水忠雄さんはじめメンバーの皆さんにとり、土づくりは大きな課題になっていた。高原産地の宿命、多忙を極める農作業の傍らで、わかっちゃいたが堆肥を改善し管理することは、誰もが二の足を踏んできたのだ。
そこを準備し育ててきた先駆者として、北軽井沢の皆さんにまず敬意を表したい。堆肥そのものにはまだ改善の余地があるものの、農業というデザインの、土づくりという基礎部分を、しっかりと北軽井沢の土地に打ち込んだのだから。そして大きく、小祝さんのおかげだ。
次のステップを歩もう!
10年後の北軽井沢は、もっともっと進化しているだろう。農畜の地域連携がより質的な結合を遂げるだろう。土が宝物になり、他の産地からも羨まれる土地になっているかも知れない。そんな時代の現場に居合わせて、わずかながらでもお手伝いができるRadixそしてらでぃっしゅぼーやの存在を、誇りにも思うのだ。
さて、現在のらでぃっしゅぼーやの担当者は野島くんという。勉強会に同行してれて知ったのだが、奇しくも2001年の堆肥勉強会に入社したてで参加していたのだそうだ。みなさん、夢をもってがんばろうじゃありませんか!
ということなんで、クレームもなんのその。今シーズンはザクっと、半減と言わずゼロ目指して、うまい野菜届けましょうよ、忠雄親分!
タケウチアマネ
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