【02 畜産会員情報】の最近の記事
【02 畜産会員情報】
2009-07-08
えりもの高橋さんが日本農業新聞に紹介されました!
北海道えりも町で日本短角牛を育てている高橋さんが、6月30日(火)の日本農業新聞18面に写真付で紹介されました!
『風土に根ざした畜産システムを考える』をテーマに開催された畜産システム研究会第23回大会の報告記事で高橋さんが大きく紹介されています。
高橋さんは、『襟裳の風土と日本短角牛生産』というタイトルで講演されました。
厳しい自然環境のえりも町、かつては日本有数の短角牛の産地だったそうですが、牛肉自由化以降の時代の荒波で地域の短角生産者が一人抜け、二人抜け、今ではえりも町内で高橋さん一戸だけに・・・。
最後の一戸になろうとも、短角牛の美味しさをもっと広く伝えたいという想いから、レストランなどの多角経営にも乗り出したことも紹介されています。
もっと知りたいという方は、高橋ファームさんのホームページはこちらです。
→ 短角王国 高橋ファーム
参考までに、Radixニュースレターより高橋さん関連の記事をピックアップ。
→ Radixニュースレター記事検索結果
【下記記事をクリックすると大きな画面になります】
日本農業新聞 2009年6月30日(火) 18面より抜粋
(※記事の掲載は、日本農業新聞編集局の許諾をいただいております)
Radix事務局 成田
【02 畜産会員情報】
2009-03-17
三重県の四日市酪農さん訪問記
2009年3月12日、四日市酪農さんを訪問しました。
四日市酪農さんは平成12年からNonGM飼料で乳牛を育てていて、らでぃっしゅぼーやWEST・中部、そしてEASTに乳製品を出荷しています。
地球まるごとごっくん牛乳やプレーンヨーグルトなど、いつもお世話になっています。
今回の訪問は、先日開催されたRadix畜産会議で後藤事務局長が生産者の太田さんにぜひ現場に来てと誘われたことがきっかけとなりました。
ちょうど、農産勉強会の打ち合わせで名張を訪問する機会ができたので、その道中の四日市に立ち寄ることになりました。
(※後藤事務局長がRadixの畜産担当ですが、今回同行した成田が代理報告します)
当日、後藤事務局長と名古屋で合流し、近鉄に乗って四日市へ。
そこで湯の山温泉行きの電車に乗り換え、四日市酪農さんの工場近くの桜という駅で四日市酪農の原社長と合流。
(※写真は湯の山温泉駅の様子。電車がかわいくデザインされています)
四日市酪農さんの本社を訪れると、2階の窓から「モーモー君」がお出迎え。
いつ動き出すのかしばらく見ていましたが、相手もさるものちっとも動いてくれません。(残念)
こちらがミルクハウスの全景。
入り口から入ると事務所、その奥がアイスクリーム工場です。
四日市酪農さんの牛乳工場。
パレットが整理整頓されています。
回収され洗瓶を待つ牛乳瓶
(※ごっくんローファットの瓶を手に持っているのが、Radixの後藤事務局長)
先日、四日市酪農さんは、この工場で製造しているすべての乳製品についてISO22000(食品安全マネジメントシステム)を取得しました。
乳製品全般で取得したのは全国初だそうです。
(それも審査一回でOK!ふつうは1回の審査では通りません。
ISO22000については、フリー百科事典「ウィキペディア」のISO22000の項目をご参照ください)
この快挙については、各メディアでニュースになりました。
参考までに、毎日新聞と読売新聞の記事をご紹介。
四日市酪農:ISO認証取得 工場製造の全乳製品で/三重 …(Yahooニュース毎日新聞 2009-03-04)
四日市酪農が認証取得 食品安全基準最高規格…(読売新聞 2009-03-03の記事が読めなくなっているので、googleキャッシュをリンクしてあります )
写真の真ん中の方が、四日市酪農の原社長、右が生産者の近藤さん。左がRadixの後藤事務局長。
原社長が手にしているのが、ISO22000の認定証です。
次に四日市酪農さんの生産者を訪問。
最初に飼料高騰のため独自に自家配合飼料の製造まで行っている田川さんと太田さんを訪問。
写真は乳牛の餌となる牧草類が積まれているところ。
田川さんと太田さんは高騰する飼料価格に対応するため、未利用資源を積極的に活用すべく飼料の自家配合へとカジをきりました。 (平成17年11月より稼働、平成18年1月より給餌スタート)
トウモロコシなどの飼料を単体で購入しながら、NonGMのおからなども仕入れます。
濃厚飼料:粗飼料を6:4ぐらいで配合し、乳酸発酵させてサイレージにします。
田川さん曰く、「自家配合していなければ今頃は・・・」
購入配合飼料に頼っていたら、お二人とも畜産を続けていくことは困難だっただろうと言います。
(※飼料高騰の影響は非常に大きく、畜産業界に深刻な影響を及ぼしています)
下記の写真は自家配合するための設備と貯蔵場の一部です。
自家配合用の飼料(あっぺんされた穀物や粗飼料類)
生産者の田川さん
後ろの大きな容器にはサイレージ化されている自家配合飼料が入っています。
一番左が生産者の太田さん
自家配合された飼料は橙色の大きな容器に入れて乳酸発酵させます。
配合飼料の原料はNonGMのおから、醤油カス、トウモロコシ、ふすま、ビートなど。
この容器1杯で約3tのサイレージとなります。
ちなみに乳牛1頭あたり飼料を20kg/日食べます。
田川さんの牧場には約200頭の乳牛がいるので、田川さんの牧場だけでもこの容器2杯分のサイレージが必要となります。
自家配合されたばかりの飼料
若い従業員の方がラッピングして・・・
コンクリート板をクレーンで持ち上げて・・・
ラッピングした容器の上にのせます。
重しをのせることで余分な空気を押しだし乳酸発酵を促進させるわけです。
そして140日ほどねかせると、牛たちがばくばくと食べてくれる良質なサイレージのできあがり。
漬物づくりとよく似ていますね。
仕込み中のタンク、タンク、タンク・・・
それもそのはず、ここでは年間3000tの自家配合飼料を製造します。
持続可能な酪農を目指して、今日も田川さん、太田さん、そしてスタッフたちは今日もサイレージづくりにはげみます。
若手生産者の近藤さん
近藤さんの牧場にて、乳牛たちが干し草をはんでいるところ
人なつこい乳牛たち
思わず頭をなでなで・・。
敷藁や牛たちのうんちくんを良質な堆肥にすべく、牛舎横には新しい堆肥場が設置されています。
発酵を促進させるため、自動攪拌機が毎日2往復します。
完成した堆肥は農家さんのもとへ。
今回はじめて知ったのですが、四日市酪農の原社長はお茶農家でもあり、今でも1町5反!ものお茶畑をご自身で管理されているそうです。
仲間の堆肥を積極的に活用しながら、美味しくて安全なお茶づくりをされています。
四日市酪農さんが管理を委託されている四日市市ふれあい牧場。
ふれあい牧場は、お茶産地の水沢地区に囲まれた乳牛育成場です。
(※四日市酪農さんの子牛が放牧されながらのびのびと育てられています)
消費者との交流の場でもあり、牛や山羊などとふれあうことができます。
写真は管理棟、その奥が育成舎。
四日市市ふれあい牧場の案内図
ふれあい牧場の周辺案内図
四日市市ふれあい牧場からの眺め。
周辺がお茶産地なので、お茶畑が広がります。
その先には四日市市街、伊勢湾、さらに対岸の知多半島まで見ることができます。
天気が良い日には、最高のビューポイントになることでしょう。
![]()
【01 農産会員情報】
2008-12-16
伊藤幸吉さんを偲ぶ会
伊藤幸吉さんを偲ぶ会。12月11日、200名は下らない多くの方々が東京に集まった。呼びかけは、幸吉さんに近しい、お付き合いの深い生協さん、生産者団体の方々、大地を守る会の藤田会長、らでぃっしゅぼーやの緒方社長も名を連ねた20名からなる発起人会。
呼応して参加された方々は皆、安心、安全、有機農業などに連なる方々ばかり。この方々、すなわち幸吉さんとお付き合いのある方々をひとくくりにして安心安全業界と呼ぶならば、“ギョーカイ”が目を瞠るソウソウたる顔ぶれ。幸吉さんが結んで遺した航跡を肴に、改めて追悼の杯が酌み交わされていった。
Radixの会員生産者も多くいらっしゃっていた。お会いできた方を名簿で確認すると…大牧農場・五十川さん、常盤村養鶏農業協同組合・石澤さん、アップルファームさみず・山下さん、あゆみの会・斉藤さん、野菜くらぶ・澤浦さん、和郷園・木内さん、無茶々園・片山さん、平田産業・平田さん、新農業研究会・一戸さん、木次乳業・佐藤さん…。発起人には、さんぶ野菜ネットワーク・下山さん、黒富士農場・向山さん、匠集団そら・椎名さん、ながさき南部生産組合・近藤さん。らでぃっしゅぼーやからは緒方社長、古原常務、『お話SALAD』ウシオダ編集長。Radix後藤事務局長。
【01 農産会員情報】
2008-11-27
BM技術協会全国技術交流会in成田
11月21日から23日にかけて、2泊3日、年に1度のBM技術協会恒例の全国交流会が開催された。今回で18回目。大会の命題は「食料・環境危機に直面し、生産・生活・地域のあり方を変えよう」というものだ。(タケウチ)
その模様を報告したいのだが、まず集会の全体感から。
1日目は午後1時スタート。協会の核をなす講演が発表される。2日目は様々な取り組みの発表、後半は2日間のすべての発表えを受けた形で命題に迫る「食料・環境危機時代に、どう生産・生活・地域を変えていくか」と締め括りのパネルディスカッション。最後の総括を常任理事の伊藤幸蔵氏(米沢郷牧場執行役員、ファーマーズクラブ赤とんぼ)。3日目は朝からチャーターバスに分乗して、幹事団体となった和郷園の取り組み視察をして解散。
毎夜の交流懇親会のエネルギーもさることながら、これでもか!と進んでいく数々の発表に圧倒される。その充実のプログラムを全部拾うと……
【02 畜産会員情報】
2007-12-25
生産者紹介・黒富士農場
自然に還る畜産......黒富士農場
農場主の向山茂徳さんは1984年、塩山市から茅ケ岳山腹1000mの地に現在の黒富士農場を開設、1991年平飼い養鶏を開始した。農場中央を流れる沢の左右の斜面上、森にうもれ佇む鶏小屋。沢水は変わらずおいしい。この土地で向山さんが進めている新たな取り組みを紹介する。内容は10月29日取材。12月25日発行のラディックスニュースレター52号と重複するが、WEBは文字数に余裕があるので、元原稿にて再録する......
●水をデザインする
畜産は生産の工程より静脈側のシステムを見る。すなわちその構造を見るのに、土と水がどう循環しているかを見るのがよい。この意味で向山さんの設計思想は、すべて農場を流れる"おいしい"沢の水にあると言える。
森の営みが生命活動に起因する汚染物質をどのように浄化するか。
向山さんはそのふるまいを科学的にシステムに取り込むBMW技術にめぐり合い、土着の微生物と、自然が本来備えるミネラルの機能を活用し、嫌気発酵主体のバイオリアクターを介して畜ふんを活性堆肥に、汚水を活性水に転換し循環させる技術を農場の設計の柱に据えた。
日本の畜産において飼料は輸入が前提だ。そして静脈である排泄の問題は別扱いで、コスト追及の面から長く目隠しされてきた結果が様々な環境汚染だ。向山さんは開設当初から、鶏糞発酵堆肥を域内で供給する仲間づくりを進め、15年前には山梨県内の果樹農家とのネットワークを結び、"土"での農畜連携を遂げている。
鶏は他畜種に比べ消化器官が短く排泄物も未分解で、タンパクやカルシウムなどが多い。ふつうはこれを乾燥させまたは発行させて肥料として販売するが、黒富士農場ではこれに馬糞や茶がらを混合し堆肥化させる。排泄物であるからわざわざ他から排泄物を持ち込むという発想をする養鶏家は少ないが、賢い耕種農家の立場からすると、それでは困るという。土を再生させたいのだ。
良い堆肥は2つの理由で土を再生させる。ひとつは土壌の団粒構造の母体として土を蘇らせること。太陽と水そして土の栄養を作物に吸収させ成立する農業は、地力を収奪する定めにあるが、補給すべきは栄養分だけではなく、植物の根が活発に呼吸し活動できる状態を維持させることが重要だ。
もうひとつは良い微生物を供給すること。理想的には土着の微生物が活性化して、畑の微生物叢をバランスさせることだが、このとき前述のBMW技術が結びつく。浄化目的のBMW技術は、土着の微生物を有効に利用することが家畜の健康にも関与するから、とうぜん排泄物たる畜糞にもなんらかの良い影響があるはずだ。もともと消化器官の短い鶏ならなおさらだろう。
土着の微生物が鶏の消化管を経て糞となり、堆肥化の過程でより活性化し、土を蘇らせるとすれば、畜産という産業は、社会に新たな価値を創出することになる。黒富士農場が、鶏糞の堆肥化を進めた理由はここにある。
その仲間が"やまなし自然塾"であり、技術的な背景をなす山梨自然学研究所へと進化していった。開設から10年に及ぶ大仕事だった訳だが、この静脈側の基礎的な設計思想が、森に埋もれた農場の沢水を生かし続け、後世に残るだろう黒富士の事業の骨格をなすことになった。
水のデザイン。ローインパクトを旨としながら、事業として高い生産性を保つ黒富士の生産システムは、堆肥や水で域内ネットワークを結ぶことで一旦の完成を見た。
●日本の畜産、国内と海外
次に向山さんが目指すのは、飼料のネットワークと、その有効活用のための技術の完成だ。
以前の日本農業が小農有畜複合であり、田畑と、家畜小屋には数十羽の鶏、数頭の豚や牛が暮らす姿。餌はワラや残飯などの副産物が養うことで循環していた。原油高、穀物相場の急激な不安定化で注目されている飼料自給だが、向山さんはこの取り組みに既に5年の時を費やしてきた。
昨今叫ばれる飼料自給は、輸入飼料価格の高騰の反動が、旧来の"自給"という見えそうで見えない理念と錯綜し、整理されないまま推移しているように感じたりもするが、向山さんの見ている世界は、むしろネットワークなのだと思う。堆肥の農畜連携で築き上げた"やまなし自然塾"の仲間作りと合い通じる部分でもある。そこからは現在、海外と地域、その双方の連携の姿が見えてくる。
「カナダに今、遺伝子組み換え穀物を導入しないで頑張っている生産者のネットワークがある。GMO問題は日本からエキセントリックに見てると見えないことがある。アメリカなりカナダなりオーストラリアなり、先進国の農業の実情を知った上で、まだできることはあると思う」
向山さんは現在、カナダのとある農業組合との連携を模索している。フィリピンとの取り組みも含め、畜産において海外との連携を無視することは、ある意味時期尚早であるとも言える。畜産という役割が、社会経済的に見てどのようなな存在として生かされていくのか。すなわち日本の畜産では、土地に根ざした自給から発想し消費者の合意を得る方向と、中間搾取の構造をめくりとって、実需者双方のメリットが継続し得る海外生産者との関係を取り結ぶ方向の中間に位置しているようにも見えるのである。まだ日本の畜産が、普遍的な存在として見えていない時代なのだ。
日本の畜産は変動相場制に移行した70年代以降、急速に進んだ円高によって小農有畜複合型、都市型の畜産は崩壊し、特に小家畜である養鶏業において、安い輸入穀物飼料を利用する大規模の企業畜産が席巻した。90年代は肉の輸入自由化が大幅に進み、肉牛などの大家畜で生産構造が急速に変化していった。この40年一貫しているのは低価格化による消費の拡大と経営の大規模化、輸入の増大だ。昨今の健康志向も含めて、低価格に支えられた需要が幻の需要であることは間違いがない。しかし日本の畜産は何に支えられて産業として継続しうるのか。
「カナダの農家のみんなも、悩んでいるし、がんばっているよ」
こうした可能性をについて、飼料を通して、海外との連携、ネットワーク、仲間作りの中で模索する姿が向山さんの一面でもあるように思う。
●地域に還る畜産
そして向山さんのもうひとつのオルタナティブが、飼料の国内自給、域内連携の可能性の模索だ。向山さんの目指す飼料の域内自給は、まったく新しい技術になってくる。それはまず高品質の生産物を安定して生産しつつ、分業化した食品産業全体をネットワークする。そして最終的には生産物に高い機能性を見出していく。基本形はもう見えているという。
これは緻密な作業だ。海外からの飼料輸入とは違い、同じ日本語を話せる同士、同じ社会状況を共有している同士、どのような価値を飼料の取り組みの中で生み出すかについて、取り組みの結果として生まれる鶏の健康や、消費者に届くだろう卵のおいしさ、栄養面まで、話し合いを重ねながら問題を共有していく。要は、日本人同士でどれだけいい事ができるかを、向山さんがプロジェクトリーダーになってネットワークして、進めていく取り組みなのだ。
プロジェクトに関わっているのは食品メーカーの方々、大学の研究室など。現在向山さんが入手している菜種油粕、味噌、オキアミ粕、米ぬか、おからなどの飼料原料のすべては域内の食品メーカーから産出され、履歴が管理されているが食品残渣と呼ばれる、いわば廃棄物。これらを鶏の健康衛生面、求められる代謝スピードから、乳酸菌(腸内pHを安定化させる)と納豆菌(サルモネラ、コクシジウム対策)などにより積極的に発酵させ、最終的にはアミノ酸バランスを調整した上で飼料とする。
ボイラーつきの混合装置を発酵槽として、発酵時のみ加温。嫌気と好気の異なる条件をコントロールしつつ、4つの槽を経て完成させる。ここで発生する暖かい空気は、隣室で別途進めているクロレラの培養室に送られ、これもBMW技術による活性水で培養、飼料にタンパク源、色素源として添加される。
この一連のシステムが現在、沢を隔てた鶏舎の反対側に設置されていて、原料供給、細かい耐用が確認できた後は、しっかりと農場全体の系に組み込まれ、少しずつ現在の輸入飼料に取って代わる予定だ。
畜産が、新しい地域との結びつきを、必然として生み出すのかもしれない。
***********
物質循環の大きな流れは土でも飼料でも、域内のネットワークで、人が生み出す。目に見えない部分では、森の常在菌の緩やかな浄化力を土と水に(広範に)対応させる。飼料の発酵には積極的に菌種を選定し(限定し)対応させる。生命体は物質循環において唯一、秩序を生む流れだというが、ここでは人と微生物の秩序形成の総合力が、水を汚さない、クリアでクリーンなデザインに結ばれていると言える。
こうした一連の取り組みは、かつてアメリカ西海岸で志向された適正技術の流れや"豊かさを2倍に、資源消費を半分に"を標榜した『ファクター4』(E・ロビンスほか著・省エネルギーセンター刊)をほうふつとさせた。一貫しているのは高度な技術による自然との共存。そしてその景観は"草の屋根"の建築などで知られるドイツの建築家、フンデルトワッサーの環境デザインだ。
(周)


