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【01 農産活動報告】
2009-10-19
柑橘生産者向け除草機の実演会in熊本が開催されました!
10月8日(木)、熊本県で水の子会主催の柑橘生産者向けの除草機実演会が開催されました。
水の子会代表の上村さんより報告をいただきましたので、その概要をお知らせいたします。 ![]()
今年度の九州ブロック会議にて除草作業で困っているという柑橘生産者の声を聞き、Radix理事でもある上村さんは現場で役立つ除草機の調査に着手しました。
先日の柑橘勉強会(※新田塾)でも、現場で求められる除草機の機能などについて参加生産者と意見交換しながら、除草機のイメージをかためてきました。
そして今回、上村さんがこれだと思う除草機の実演会を開催することになりました。
当日実演された除草機は以下の製品です。
・(株)アテックス 『刈馬王ハンマー』
クローラー式(180mm幅)、刈り幅650mm、8馬力
最大作業能率 21.6a/時間(3速時)
斜面15度まで除草作業可
※『刈馬王ハンマー』についての詳しい情報はこちら
→ 歩行型草刈機 刈馬王ハンマー RX-651
上村さんによると、この除草機はうまく出来ていて作業能率の向上と労力の軽減に役立ちそうとのこと。
実演を通じて、ほぼ満足できる性能だったため、上村さん自ら『刈馬王ハンマー』を導入することにしました。
(※「刈馬王ハンマー」の気になるお値段は47万2500円。なお左記値段には昇降ブリッジ代が
含まれています。本体価格は約42万円ほどです)
導入に際しては、㈱水の子が除草機を購入して、水の子会の生産者があらたに組織する除草機械利用組合に貸与するという方式をとるそうです。
貸与方式だと会の生産者の経済的な負担が軽減され、除草機を共用することで機械の効率的な活用もすすみます。
水の子会では、より高機能な機械類の導入も視野にいれつつ、今回のような共同購入・共同利用を進めていくそうです。
上村さんは、みかんの樹冠下の除草が簡単にできる小型除草機の調査も並行して進めています。
すでに2機種の候補が見つかったそうで、近日中に実演会が開催できるよう進めていきたいとのこと。
実演会の予定が決まりましたら、あらためてご案内しますので、柑橘生産者の皆さん、今しばらくお待ちください。
(また、おすすめの除草機がありましたら、Radix事務局までご一報ください)
【除草機『刈馬王ハンマー』の実演写真】
ごらんの通り、足元もすっきり!
【追伸】
水の子会の柑橘生産者の方が実際に刈馬王ハンマーを活用したときの写真が届きました。
上村さんによると、『生産者が荒れた畑で使用して見ましたが予想以上に いい結果でした。大きな石さえなければかなり能率もいいようです』とのこと。
刈馬王ハンマー、これからの活躍が楽しみです。
【01 農産活動報告】
2009-10-19
2009柑橘勉強会in水俣
2009年9月18日(金)
・新田農園視察 8時30分スタート
・座学 11時00分スタート
・農産課 加川さんより報告11時50分スタート
昼食
・ JGAPについて 13時30分スタート
・ 除草機について 14時30分スタート
以前は、一度に大量にボカシ肥料を作っていましたが小祝さんの話や本を読んで勉強をしたところ、その時々に合った量を作った方が良いことを学びは、
2回に分けて作っている。
今回は9月5日に作り始めましたので、現在13日目の状態。
材料は、魚カス、骨粉、醤油カス、油カス、米ぬかである。
ボカシ肥料作りで一番難しいのは水分調整である。それさえ、間違わないとほとんど腐敗になることは無い。腐敗になるか、発酵になるかは、匂いを嗅ぐとわかる。それと腐敗すると必ず、ハエが寄ってくる。今は、ハエが1匹もいないから成功している。ボカシ肥料の良さは、アミノ酸肥料を作れて糖度を上げる手助けになること。そして成分を出しました。チッ素→5、リン酸→5.5、カリ→1.7 また、自分で作るので値段が安く出来ること。人件費は含まれていませんが、有機肥料の半値くらいで現在作れる。 ![]()
ボカシ肥料の現在の温度は48℃、だいたい仕込んで3日目くらいに50℃くらいまで上がっていて切り替えした。今、2回切り替えした。48℃に今下がっている。これからまた下がっていくと思う。酵母菌というのはだいたい45℃が限度、それ以上に温度が上がれば酵母菌が死にますから最高でも45~50℃までに抑えておかなければならない。
水分調整は、だいたい水が材料の20%~25%、その中に糖蜜を200倍、天恵緑汁を300倍それから海水を25倍になるように薄めて入れている。ボカシ肥料作りの秘訣は海水を混ぜるということ。海水の中にはミネラル分が入っていますし、生物の繁殖に良いので入れる。なぜ、糖蜜を入れるか、天恵緑汁を入れるか、というのは乳酸発酵だからである。乳酸菌というのは名前から言うように甘いものを好む。だから、糖類を入れる。天恵緑汁の中にいる微生物が早く発酵させてくれる。
土着微生物の採取方法は、山から腐葉土を取ってきて本当は杉の箱の中に入れるのが一番いいのですが、この箱に入れています。そして、米ぬかを腐葉土の倍くらい入れる。水分を少し入れてあげる(湿度50%)。箱に入れて2~3日置く間は、ワラをかぶせておくと一番繁殖しやすい。それを元菌としてボカシを作る。大切なことは、山から必ず腐葉土を取ること。
(質問):水の変わりに海水だけ入れるのは?
(答え):材料が1tの時は水が200㍑必要。その中に海水が25倍になるように、そして糖蜜が200倍になるように入れる。海水だけだと濃過ぎる。
ボカシを作る3日前に天恵緑汁、海水を準備しておくのが一番良い。微生物が繁殖している状態になっているからである。
また、ボカシ肥料を作るときは場所が広い方が良い。同じ所をユンボで切り替えしているが、本当は右から左に移しながら混ぜるのが一番よい。
(質問):乾燥はするの?
(答え):出来上がったら乾燥します。資料にも書いての通り堆積物を徐々に低くしていく。
(質問):カリは全然入れないの?
(答え):有機質の材料でカリが含まれているのは木灰だから、カリが欲しい時はボカシを作るときに木灰を混ぜればいい。
(質問):カリをみかんの圃場に入れる?
(答え):カリは元々圃場にあるし、今の一般栽培で問題になっているのはカリ過剰だから特別にカリを入れようとは思わない。
(質問):骨粉はどれくらい入れる?
(答え):全体の10%~15%入る。
(質問)一番骨粉を入れたときはどれくらい?
(答え)25%くらいかな
(質問)土壌分析をされて今、リン酸の値はどれくらい?
(答え)150(mg/100gDr.ソイル読み)でオーバーしている。
ボカシは面倒だからと言って意外と作らない方がいるが、作業のローテーションの中に組み込んでいれば大した負担にもならない。だいたい1ヶ月~2ヶ月前くらいから材料寄せを始めればいいので大変な作業ではない。
(質問)醤油カスは最近入れ始めたの?
(答え)はい。最初は、小祝さんに大豆カスはあまりよくないよ、と教えて頂いていたから醤油は大豆から出来ているので良くないと思っていたが、醤油カスの話をしたらそれが一番いいよ、とおっしゃったからそれからは目の色変えて使ってる。ボカシの成分はあまり気にしなくていいんです。目安として計算しているだけであって、いわゆる微生物を肥料として与えているのだから。
(質問)微量要素は?
(答え)亜鉛とマンガンを一年に一回入れる。
(質問)ホウ素は?
(答え)葉面散布です。
(質問)堆肥は?
(答え)堆肥は木の疲れているところに入れて、3~4年に一度。
基本的に反に2~3㌧。もみ殻を米ぬかで発酵させたもの。温州みかんはやらない方がいい。中晩柑にあげる。
今年の春先はこの辺がダニだらけで、真っ白になっていたが今は回復した。赤ダニは3年毎に発生している。ハウスは発生するが、露地栽培は発生しない。
サビダニは6月中・下旬にフロアブルで防除する。今年は、こんな天候だからサビダニが出やすい。注意をしながら見回っている。あと1ヶ月くらい用心しなければならない。
(質問)これからサビダニが発生したらどういう防除が必要になる?
(答え)やはりフロアブルで防除する。外気温が32℃~33℃くらいならば、薬害は出ない。ただ、温州みかんだったら、不向きだけど不知火(デコポン)、ポンカンなどだったら日焼けも出にくい。なぜかというと、果皮に凹凸があるでしょう。凹凸は光を屈折するから日焼けになりにくい。パール柑などは果皮がツルッとしているでしょう?だから日焼けが出やすい。
(質問)不知火(デコポン)は日焼け出ない?
(答え)不知火(デコポン)はあまり出ない。また、栄養バランスが崩れているところは、日焼けしやすい。ちゃんとカルシウムやマグネシウムを与えているところは、あまり出ない。
(質問)この不知火に(デコポン)にビニールを被せるのはいつくらいですか?(答え)だいだい12月の初め。本当は3月くらいでも良いのですが、12月の天候をみて雨の多かったときには12月に被せた。
***圃場内を移動中***
![]()
圃場を移動しているとなにやら大きな機械を発見!傾斜に向いている草刈機です。
・レモン畑にて
(質問)加川さん、こんな見かけはどうです?
(答え)厳しいね。ここまで許すと目揃いの基準が緩くなるからね。レモンの皮は、結構使いますからね。これくらいが、ギリギリOKだね。
【今年の状況について生産者からの報告】
肥薩自然農業グループ
吉田さん:今年の実っているところと実っていないところもあって、また不知火(デコポン)は割れるものもあるのでまだ土作りが出来ていないのかなと思う。晩柑は去年より少ないような気がします。グレープフルーツは去年より倍の量に増えると思う。
(質問)割れるのは何か原因がある?
(答え)やはり土が出来てくれば割れるのも少なくなる。
水の子会
桝永さん :今 年は摘果しても摘果してもみかんが小玉でなっている。その上、雨が降らないので小玉。先週の土曜日に久々雨が降って『肥のあかり』の劣化が見られてきた。そして、去年すす病が多く見られたが、今年は今のところ見られないが新田さんに先ほど石ケン液で防げると聞いたので参考にしたい。
森下さん:パール柑が特に不作です。(私の圃場だけですが…。)
鹿内さん:全体的にみかんの皮が薄いです。昨日、加川さんに極早生の腐敗について言われたのですが、来年の対策はカルシウムなど入れていこうと思うけど今年の出荷前の対策はどうしたら良いのか?
今村さん:雨が少ないので小玉傾向である。内容は良いので宜しくお願いします。あと、見栄えなどの許容なども宜しくお願いします。
(加川さん):防除暦はどうですか?
(今村さん):去年は全く使用していない。今年はICボルドーを使った。
中山さん:皆さんのお話があったと同様に雨が少ないので、内容的には良いのです。どうぞ宜しくお願いします。
草枕グループ
右田さん:皆さんと同じような感じで、豊作で干ばつなので玉の伸びが悪い。潅水もしているけど、焼け石に水で恵の雨が欲しいです。
また、今年の木の状況を見ていて4年前に受けた台風の被害から樹生が立ち直ってきたかな、と思う。葉の色艶が良くなってきているから。
そして農薬改定の見直しでは、本当に果樹は厳しい状況に立たされるので対応の方を宜しくお願いします。
(森下さん):右田さんのところは、極早生の腐れが少ないという報告を聞いたのですが、その秘訣はなんですか?
(右田さん):ここ最近、肥料で炭酸苦土石灰などをよくふっている。カルシウム分を意識している。
(加川さん):収穫してから出荷までの流れは?
(右田さん):極早生の時期はまだ暑いので乾燥しやすいので出荷までの流れは、収穫してすぐに選果する。色が完着していない時期のみかんは劣化が早いから。
(森下さん):雇用状態は?
(右田さん):常時雇用で若手男性を1人。あとは、パートさんを1人。
(加川さん):選果は何人でやるの?
(右田さん):選果台の上でチェックするのは2人。量が多いときは、他の選果段階で忙しくなるので台の上でチェックするのは1人になってしまう。あとは、最後の箱詰めの段階で1人チェックする。
(上村さん):腐れが多いということで選果を2回やるようになった。(1回目は選果機を使って。2回目は手でチェックしていく)それから、腐れの件数が減った。やっぱり、選果の段階で見落としが多いのかもしれない。もちろん圃場の管理も大切だけど。
長崎有機農業研究会(長有研)
太田さん:去年より3割UPの見込み。しかし、みかんのサイズ(玉伸び)が心配。病害虫の発生は今年少ない。そして、腐敗対策としてカルシウム分を施肥した。
(長有研のお二人で左:長尾さん、右:太田さん)
もっこす倶楽部
中嶋さん:勉強会を重ねて実行してくように努力はしていますが、年によって気候の変動が激しいのでその年・その年で対応するのが大変なので悩んでいる。今年のみかんの生育状況は皆さんと同じですが、作業面や経済面などを考えると機械を入れたりし経営もまた見直していきたい。また、廃園が多くなってきているのでそれで病害虫の対策が大変になってきている。そのため、グループの枠を越えて皆さんの知恵を共有できたら一番経営のためになると思う。だから、こうゆう技術・経営の勉強会を頻繁にやっていきたい。そして、ひとつ・ひとつクリアしていきたい。生産者も頑張りますので、らでぃっしゅぼーやさんも頑張って売って欲しい。
浦下さん:豊作ですが、8月15日から雨が降っていないので小玉傾向である。
【座学in昇陽館】
新田さんのボカシ肥料の作り方・使い方、柑橘の生理について
現場で見たこと、そして私の実践していることを話していこうと思う。
*作物栽培の基本
みかんの木を健康に育てることが基本だと思う。どういうことかというと、生育初期に(種を蒔き発根して最初に吸収した栄養分が)化学肥料を吸収すると樹液が酸性になる、そうすると病害虫に対する抵抗が弱くなる。そして、その樹液の匂いに寄ってきて虫が付きやすくなる。だから、有機質肥料・ボカシ肥料でやるのが良い。微生物の力によって有機質肥料を分解するので微生物の住み良い環境を作ってあげる。
*発酵と腐敗について
同じ有機質でも腐敗と発酵は全く違う。これは、人間でも同じ。腐れたものを食べたら、腹を壊す。植物も同じ。腐敗した有機質を食べたせると病気になりやすい。何を気を付けるのかというと、水分調整をきちんとすると良い。それと、微生物の好む食べ物を与えること。要するに、微生物の衣・食・住の環境を整えてあげることが人間の仕事である。(衣は微生物には不必要ですが) 菌のほとんどの系統が乳酸菌である。乳酸菌は甘いものを好むので、私達が土壌微生物を採取しに行くときは雑木林や竹やぶに行ったりする。こうゆう場所の土は食べると甘い。だから、有機農業にとって一番必要な資材は黒砂糖や糖蜜である。
有機物の分解には発酵分解と腐敗分解がある。同じ分解でも発酵させたらアミノ酸、脂肪酸、たんぱく質を合成させ作物は健康に育つ。人間が健康に生きるための食べ物も同じ。味噌、醤油、納豆、お酒。みんな甘い。いわゆる発酵したもの。逆に腐敗したものだと、病気になる。注意しなければならないものがたとえば、牛フンや鶏フンを生で与えると腐敗するので発酵したものを与える必要がある。
*微生物による土作り
土を改良してくれるのは、土壌微生物である。だから、善玉の微生物を沢山土の中で増やすことである。耕運機で耕すのは表面の15~20cmである。それ以上の土の下は耕してくれない。しかし、微生物は草を生やしていることによってその根をたどってどんどん下へ下へ行き耕してくれる。あるいは、みみずがいれば1mくらいはもぐって行くし1匹で年間20㍑の土を食べて吐き出すので、私達の仕事はその住み良い住居と食事を作ることである。
微生物の排泄物や死骸は、作物の栄養として最適である。有機質肥料・ボカシ肥料は土壌中の微生物の密度を高める上で最適である。
*草生栽培
果樹の場合、草は歓迎である。今の気候を考えると(夏から秋にかけて)草のある土と草の無いところの土の乾燥の具合や地表面の温度が違う。外気温が33~34℃のときは、地表面は47~48℃ある。しかし、草の下を測ると27~28℃である。だから、草を生やして土を保護してやる必要がある。そして、春の気候の時には地温を上げてあげる効果がある。私達が衣類をきている状態と同じでる。
また、微生物は直射日光に大変弱い。七陰三陽といって日陰を好む(7割が日陰で、3割が日当たる)。草が無いと(日陰が無いと)住めないので分解してくれない。そういったことで果樹には草生栽培が向いている。
*草刈
草生は土を肥沃にする働きがあるのであまり神経質になることはない。『草刈は満月にせよ』と言うがこれは草が一番伸びきった時に刈り取れ、ということである。そのため私達は、春草を5月に入ってから刈る。なるべく遅く刈って夏草を抑えてくれる。そのときに夏肥を与えるので時期的にちょうど良い。
*作物栽培上不可欠の施肥管理
作物の生長に合せて施肥することが大切である。ようするに生育の過程でそれぞれ要求する養分は異なるので適期に適量を施すことが必要であって元肥中心の施肥に頼らないことである。
*栄養周期
栄養成長期(子ども)、過渡期(青年期)、生殖成長期(大人)と三段階に分かれる。その中で、過渡期時に要求する養分は特に違う。『ツワリ処理』というものを行う。
母が妊娠するとツワリがあるが植物にもある。それは、いつかというと花が咲いて実にかわる時である。たとえば、沢山花が咲いたが落ちてしまった場合のは、ツワリ処理をしておけば花が落ちることはなかった。ツワリの時には何を好むか?というと酸っぱいもの葉面散布してあげれば良い。だから、5月下旬頃~6月の初め頃にリン酸処理(酸っぱいものを散布してあげる)をすれば実止まりが良くなる。花が少ない年にも効果的である。この作り方は、水60㍑に対して8kgくらいの過リン酸を混ぜる。そして、出来るならばその中に天恵緑汁を1~2㍑入れ、1日1回混ぜる、1週間混ぜると出来上がり。その上澄み液を150倍~200倍薄めて葉面散布する。そうすると、実止まりがよくなる。裏年の花が少ないときに行うと良い。
果樹には一年の周期があり、一生の周期がある。生涯を通じて若樹時期、壮樹時代を経て老樹時代へと段階があるので同じ管理をずっと続けていてはいけない。若樹時期は、チッ素中心の管理でもいいが壮樹、老樹になったらカルシウムやリン酸を中心に与える。
*果樹の施肥
春肥は軽く、夏はたっぷり、秋はおいしく。だから、春肥(元肥)中心ではなく、軽く与えるそして早めに施肥してあげること1月~2月の間に与える。遅くとも2月の中旬まで。
夏肥はたっぷりあげるため2回に分けて施肥するとよい。秋肥は、10月下旬までに与える。
また、4月頃にカルシウムを施肥。8月下旬くらいにマグネシウムを施肥。
*ボカシ肥料の作り方
まず、地元の土着微生物を雑木林か竹林に行き取ってくる。(地元の菌なので一番強く、定着しやすい。)採集した腐葉土と米ぬかを混ぜ、適度な水分を与える。このときに手で握って団子が出来たら失敗。サラッとすれば成功。また、採集するときの天候も(晴れなのか、雨なのか)考慮して水分調整すること。できれば糖蜜をちょっと入れてあげる。これを2~3日置く。繁殖したものを元菌としボカシを作る。
*ボカシ肥料作りの手順
一次発酵:まず米ぬかだけ発酵させる。(米ぬかに糖蜜と水分を入れる、5日間ぐらいで出来上がる)
二次発酵:次は残りの材料を全部混ぜて(魚カス、骨粉、醤油、油カス)、土着微生物、糖蜜、天恵緑汁、海水を入れ発酵させる。できれば、そこの地元の土を10%くらい混ぜてあげるとベストである。
山積みにした堆積物は温度が50℃くらいあるので、まずは切り返してやる。あとは、1週間おきくらいに3~4回切り返しをする。
ボカシの出来具合の良し悪しは、匂いで分かる。最初の1週間は、こうじのような匂いがする。この匂いだと成功である。
放冷・乾燥して完成:切り返しの度に堆積物を低くしていくのがコツである。
また、ボカシ肥料の基本は、微生物肥料であるから、発酵の途中で止めることを忘れないように。発酵が過ぎるとエネルギーが無くなり肥料の効果がない。
*ボカシ肥料の施肥方法
施肥をする場合、あまり日向にまかない。主幹から60cm以上離して与える。
*天恵緑汁について
これは、回数を重ね与えることが重要。
おすすめの材料は、たけのこ、ひじきが一番良い。また、魚も良い。
水分の多い材料を使う場合は、黒砂糖を多く使うようにする。
作り方は、カメの中に筍、黒砂糖と交互に入れ最後は黒砂糖で覆う。次に重石を置く。和紙でフタをした状態にする。
(質問):デコポンのハウスはあの木で樹齢はどれくらい?
(答え):18年です。
(質問):その収量は?
(答え):反あたり平均3㌧半です。腐敗が少なく、見掛けも綺麗なので、ロスが少ない。
(質問):春肥の時期を3月から1~2月に早く施肥することによって何か変化は?
(答え):春の芽吹きの時期に芽吹く力が凄いです。
(質問):2年前の勉強会時に摘蕾の話を聞いたのですが、その結果と今年工夫されたことは?
(答え):摘蕾の作業は大変。だから、今年は成り年と分かっていたので、枝を落としていった。だから今年の剪定は、ビックリするくらい落とした。高さも2mくらい低くするほど落とした。そして、今年の摘果は7割くらい落とした。この結果は収穫してみないと分からないね。
さて、今年もいよいよ収穫が始まりますね。頑張って今年も良いみかんを皆さんに届けて行きましょう。
おまけ写真集
Radix事務局 右田利香
【01 農産活動報告】
2009-09-30
高知里山の挑戦と広がりに期待! 夢産地さとやま開発公社訪問記後藤和明
題4回畜産合同会議で講師をしていただいた蔦谷栄一氏(農林中金総合研究所特別理事)ブログ参照http://www.radix-jp.org/honbu/2009/08/000647.htmlの同行で高知市土佐山地区の取り組みを秋の連休に視察してきました。
高知市内から車で30分、急峻な山林が多く、棚田と小さな畑が点在している長閑な山間。過疎化、高齢化、山林の荒廃など全国共通の問題をかかえるムラです。今回の視察目的は、中山間地の実情と小さくとも大切なムラの可能性を探りに行きました。
土佐山地区(旧土佐山村)は人口約1150人。510世帯が暮らしています。一世帯あたり2,2人、高齢者の一人暮らしが多いことが伺われます。その内販売農家360人、田56ha,畑32ha.から平成16年報告では4,5億円の農業産出額があったとのこと。単純計算では反当り51万円、一人当たり125万です。この金額では農業経営は不可能です。主要品目は米、しょうが、ししとう、みょうが、なす、ゆずなどです。
そんな中、平成4年に有機の里として公益法人、農作物製造・販売「夢産地さとやま開発公社」を設立。行政が主体となり、ムラの産業を継続する取り組みを少し紹介します。
・名水100選に選ばれた鏡川源流の公社では、農業を後方支援する組織です。
標高300メートルの山を切り開いたところに、地元の大豆とそばの栽培。やはり地の品種が病害虫にも強く味もいいそうです。豆腐や味噌そして蕎麦は、ムラの地域活性と産地交流には大事な作物です。
・そばの畑で蔦谷夫妻を中心に、左から藤村次長。創業からの前事務局長山本さん、右が土佐ジロー飼育も実践する大崎理事です。地元大豆栽培。
山間では竹やぶの放棄が年々増加しています。ここでは、珍しい四角い竹の子が珍重され、山の管理も行っています。さらに驚いたことに春ではなく秋に採れる竹の子です。鹿児島の一部とここ土佐山しか秋の竹の子はないそうです。切り口はほんとうに四角く採りたては柔らかく美味な一品でした。市場でも高い評価を頂き、正月まで楽しめる加工四方竹を開発中でした。これは限定商品として話題を呼ぶと確信した山の恵みです。
・秋収穫の貴重な四方竹の断面と良く管理された四角い竹(100%有機肥料)
さらにパプリカやインゲン、さといも、梅など新たな取り組みが着実に広がっています。有機認証も取得、その為の地道な努力として堆肥りセンターも平成4年に建設。全国に広がるBM技術(バクテリア・ミネラル・ウォーターを活用した技術)を取り入れ良質で低価格の堆肥が製造されていました。畜産厩肥は少ないこともあり、地域の生ごみも取り入れた循環的なリサイクルが構築されていました。
・蔦谷夫妻に説明する大崎理事。平成15年からBMMプラント導入。
小さなムラの中に、
①有機栽培を可能にするBM技術の堆肥センターと情報収集の仕組み
②生協や市内の売り先、地元の直売場など多角的な販売先を確保
③貴重な四方竹や土佐ジロー卵他オリジナル限定商品を取り入れている
④有畜複合+森の恵み(竹の子他)を合わせた経営をまず行政が率先し、地元が同じ取り組みをできる仕組みを開発公社が積極的に指導している。
・のびのび育つ土佐ジロー、卵1個90円の価値がる。彼岸花がきれい棚田風景。
さらに、ムラが取り組んだ宿「オーベルジュ土佐山」はムラそのもの空間を裸で表現した宿を演出。先祖が愛した川や棚田、飾り気のない空や風、地元食材を堂々と取り入れた宿は多くのリピーターにより、じゃらん 口コミ 中四国地区NO1になっているそうです。「何も足さない。何もひかない。」のセオリーは山間にはピッタリなのかもしれません。
・宿での四方竹他野菜料理。地元食材での夕食、年間稼働率80%の秘訣があります。
全国の中山間地帯では、「限界集落」という失礼な標語に翻弄されています。宮崎県知事はイキイキ集落と命名した県も出てきていますが、今回の視察で感じたことは地元行政の支援を活用すれば十分生活できる山間の有畜複合経営は可能だと思ったのです。狭い田畑での収入を目論むと、①田んぼ50万円②露地50万円、ハウス300万円③竹の子他80万円④土佐ジロー卵200 概算680万円プラスアルファーの皮算用は土佐山では可能です。市の協力と地元協力を取り付ければ新規夫婦も山での豊かな農業に取り組めるはずです。その為には、行政と共に独自性を持ったムラ経営のグランドデザインが必須になるのです。もっと現実的な就農は60歳以上の定年退職者は蓄えもありより現実的です。何千とある限界集落をムラムラできる取り組みに変える若モノが日本にはたくさんいるはず。元気は確かにムラにありました。
追伸:4年ぶりの愛媛県無茶々園訪問。極早生みかん今年は小玉傾向ですが、着色が早く味ものっています。柑橘ベテラン担当者加川氏の仕入れと販売の腕の見せどころです。今年のみかんが楽しみです。
・極早生みかん 一週間早いそうです。みかん担当加川氏、たくさんみかん売ってくれ。
【01 農産活動報告】
2009-09-08
お米全国集会 in庄内(船久保塾) 開催報告
2009年8月6日(木)~7日(金)、山形県鶴岡市で『お米全国集会in庄内(船久保塾)』を開催しました。
当日、取材で参加したライターの小川恵さんに報告書をまとめていただきましたので概要をご紹介いたします。
(※報告書全文を読むには報告書をダウンロード、または添付画像をクリックしてご覧ください)
【お米全国集会in庄内報告書 目次】
開会のご挨拶(伊藤幸蔵副会長、森﨑秀峰氏)
会議概要
開催地紹介/山形県庄内地方
特集1/グループワーク① 概要
特集1/グループワーク② 圃場・ライスセンター・調製所視察
特集1/グループワーク③ グループ発表
特集1/グループワーク④ パネルディスカッション『売れるお米とは』
特集2/船久保正明氏・講義『お米の品質価値観を見直す』
らでぃっしゅぼーや農産課報告(上甲泰三氏)
会議終了にあたって(伊藤幸蔵副会長)
Radixの会より(後藤事務局長のご挨拶)
開会のご挨拶(伊藤幸蔵副会長、森﨑秀峰氏)
今、消費者が求めているものは何だろう?
我々生産者は、米作りというフィールドを超え、
新しいステージを目指す段階へと来ている。
これから必要なこと、皆さんと一緒に考えたい。
らでぃっしゅぼーや株式会社
農産課課長
森﨑秀峰 氏
景気が悪い中でも、そこそこの販売はさせていただいています。これも日々皆さんに良いものを作っていただき、コツコツ販売させていただいている結果だと思います。ありがとうございます。
私は、一方通行でお客様に喜んでいただくことはできないと思っています。この間もお客様から言われました。「単に安いものを求めている訳でも、安心・安全なものを求めている訳でもないんです」と。このように、生産者さんの真摯な姿勢に共感し、商品を買ってくれるお客様に対して、私たちは何ができるのだろうかと、皆さんが日々悩まれているように、私たちも悩んでいます。以前のように販促・アピールするだけ売れるかというと、実はそうでもない。安ければ売れる訳でもない。高くても売れるものは売れます。買っていただけるんです。何がお客様をそうさせるのか?今、私たちはそれを見つけ出そうとしています。それを一緒に考えていただけないでしょうか?最終的に実行は私たちで、皆さんはよりよい商品を作るということに変わりはありませんが、一緒に話し合うことができれば、個別に抱え込んで悩んでいることも解決につながるかもしれません。お客様と対話することも大切ですが、その前に私たちと皆さんの間でどういう共通認識を持って進めるのかということを、一緒に考えていければと思っています。
問題が起きるのは、誰かが悪いんじゃないんです。どこかに課題があるから、それを一緒に解決できれば、皆でハッピーになれるんだ、というように考えていただければと思います。
栽培技術のこともですが、これからは販売のことも一緒にお話をさせていただく機会を持っていきたいなと思っています。
特集2/船久保正明氏・講義 『お米の品質価値を見直す』
これまで、Radixの会が実施してきた勉強会は主に栽培技術向上を目指すものだった。
今回、栽培技術から一歩先へと進み、販売や流通も視野に入れた勉強会であることを受け、講義も消費者と生産者の間で、日々販売について試行錯誤を重ねている。
ふなくぼ商店の船久保正明氏に、講義を依頼。これまでとは違う切り口での講演を実施した。
消費者が情報を受け取る能力に、期待はできない
これからお時間もらいまして最近感じていること、それから最終的にですね、今日の話の中から22年産の取り組みや今後の方向性のきっかけづくりになってくれればいいかなと思います。
まず、皆さんと話していると、非常に自分の地域への思い入れが強いんですよね。自分が第三者になって考えてください。それを言われた時、正直に言うと重たいんです。自分たちには当たり前の話でも消費者には難しすぎる。例えば炊飯のことを聞かれた時、おいしく炊くための情報を10個発信しても、やってくれません。どういう産地ですか?どういうお米ですか?ということを聞かれた時に10個発信しても受け止められないんです。今は、食べてもらって後で分ってもらえればいいと思います。そして、そのお米をまた食べたいと言ってくれればいいと。
おいしいかどうかと、買う買わないは別問題
今、僕は新たな方向性を見つけるために行っている取り組みのひとつに、インターネット上でモニター募集をかけてアンケートに答えてもらうということがあります。モニターには炊き方から食べ方まで、全部答えてもらいます。だから、炊飯の問題でおかしな食味結果になっているのかも僕はわかります。その状態の中で栽培の情報も全て渡して5キロいくらが妥当かと聞くと、同じお米でも5kgで2000円以下という人もいれば、4000円以上という人もいます。そして、実際にそれを買うかどうかの話になったときに、「おいしいけどうちの家計では買えません」という答えが返ってきます。お米のよしあしと、買う買わないはまた別ということなんです。こういう消費者に対して、みんなが同じ無農薬、同じ除1で、同じ品種で、「うちのがウマイ」と言った時、他どこで差をつけるんでしょう?バイヤーは思いの大きさではなく、一番安い米を買うでしょう。
その発想でいくと、いくらでどういうお米だったら食べてもらえるという所からスタートして、じゃあそういうお米が作れないかという発想になっていくべきだと思います。でも、それをするには、らでぃっしゅぼーやや馬込さん、僕がいくら言ってもダメなんです。皆さんがその気にならないと無理なんですよ。
今後、生き残るには皆さんが自分のグループ、本当に自分の食味、自分のカラーを出していくかが大切になんだと思います。
じゃあ、最低限、何をしなきゃいけないかってことですよね。例えばネズミが袋を破ったんだけど送っていいか?という電話がたまにあります。でもよく考えてください。当店がお客様に「ちょっとネズミにかじられたんだけど送っていいですか?」とはいいませんよね。誰もそんなもの食べたくないんです。対価をいただく以上、相手が満足して初めてお金を貰えるという認識を一緒に共有しないと、精米所で色彩選別機を通るから大丈夫だろうという甘えが出ます。僕らの精米過程で何かが入ったのであれば僕らの当然責任ですけど、僕らは皆さんのところから来たお米に入っていた物を抜きまくって、抜けなかったら僕らの責任になるんです。それを分かってください。全く入らないのは無理だと思いますので僕らも努力します。今の消費者はきれいな白米が田んぼになっていると思っています。これが消費者の今の現実なんです。
いいお米より、クレームのないお米が欲しい米販店
米販店では100点、90点のお米は望んでいません。クレームの来ないお米を望んでいます。
クレームが来ないお米を作るためには、実はカントリーが一番手手っ取り早い。何十人の生産者の米を混ぜると、なぜかニュートラルになる。JAさんでやってる高度調製は機械的に全部はじいて粒を揃えてしまうから、ある程度安定性があるものを低価格で出せる。これもひとつの方法なんです。
だから、それと同じレベルの米だったら、価格で負けて売れないということになってしまうんです。思いで勝てても、機械力で負けてしまったら売れないんです。だから、どういうお米を作るかとなったときに、他の新米が出てきてもお米を食べ続けてもらえる、あなたの新米が出るまで待ちましょうと言ってもらえるお米を作るしかないんです。
・・・・以下、続きます。
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【01 農産活動報告】
2009-08-17
らでぃっしゅぼーや・Radixの会 東北ブロック会議 報告
らでぃっしゅぼーや・Radixの会 東北ブロック会議
日時:2009年8月7日 14:00~18:00
会場:山形県鶴岡市 鶴岡商工会議所4F
参加者:41名(※スタッフ含む)
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8月7日、山形県鶴岡市の鶴岡商工会議所において、らでぃっしゅぼーや・Radixの会 東北ブロック会議を開催しました。
その会議の概要をお伝えします。
(後藤事務局長より挨拶)
今日の前半はRadixの会による意見交換会、後半はらでぃっしゅぼーやの農産課から共有化したいことがあるということで、このような集会を設けさせて頂きました。
らでぃっしゅぼーやは1989年、いまから20年前に発足しました。
1994年にRadixの会が始まったわけですが、それからRadix基準をつくろうといういうことで自主基準を皆さんとつくりましたよね。
そして小祝塾を筆頭にもろもろの技術勉強会などの活動をしているのがRadixの会です。
2年前まで事務局長だった竹内周さんが、らでぃっしゅぼーやのおはなしサラダ編集長になり、今は私が事務局長を担当させていただいています。
ニコニコした女の子がいますが、昨年より研修制度、農家さんやメーカーさんのご子弟を一年間Radixで研修する制度ですが、今年度は熊本の草枕グループの娘さんが一年間研修をうけていただいているところです。
Radixの会はすでに14年目に入っています。
Radixの会は農産・畜産・水産・加工・エコの生産者・メーカー314団体からなる日本全国のネットワーク組織です。
日本では民間団体でこれだけ有機農業を中心に集まっているのは皆無だと思います。
岩手県で200年のお醤油造りをしている八木澤商店の河野和義さんが会長をしていただいています。
あとでご挨拶をしていただきますが、山形県のファーマーズクラブ赤とんぼの伊藤幸蔵代表が副会長をしていただいています。
基本的に生産者の皆さんよりご提案をいただいて実行する会です。
5年くらい前までブロック会議をやっていたんですが、今回森崎課長を始め生産者理事からもブロックメンバーの中で意見交換をやっていこうやということになりました。各ブロックをまわってかなり面白い意見が出ているんですよ。
栽培技術、貯蔵方法などで悩んでいるので、その開発の応援をしてほしいとか、病害虫対策、さらに農家民宿などの企画など具体的な意見をいただいています。
この会議では、正直こんな点で悩んでいるとか、らでぃっしゅぼーやにこういう点を提案したいというような建設的なご意見やご提案などをいただければと思います。
皆さんと意見交換をしながらその辺のお話をしていただければと思います。
有意義な会議にしたいと思いますので、よろしくお願いします。
(Radix事務局より農産部会の活動紹介)
1.生産者塾について
昨年も好評だった生産者塾を全国6カ所で開催します。
5月:福広塾(三重県:トマト、野菜、堆肥活用勉強会)
7月:小川塾(山梨県:果樹勉強会)
8月:船久保塾(山形県:お米勉強会)
9月:新田塾(熊本県:果樹勉強会)
10月:出張版新井塾「めだかの学校」(長野県:トマト、野菜勉強会)
11月:丸山塾(茨城県:野菜、堆肥勉強会)
2.生産者勉強会助成について
生産者主催の自主勉強会を後押しするための助成制度を実施します。
地域や生産現場の問題解決に予算を活かす方針です。
3.農業セミナーについて
6月20日、明治学院大学の神門先生による「日本の農地・農業問題を
考える」農業セミナーを開催しました。
(※食糧・エネルギー問題の柴田先生、水産資源問題の小松先生に続く
学識者によるセミナーです)
4.農業経営塾について
昨年、群馬で開催した農業経営塾が好評だったこともあり、開催継続の
ご要望をいただいています。ブロック会議でご意見を聞きながら今年度の
開催を検討していきます。
5.農産ブロック会議について
Radix役員より提案のありました農産ブロック会議を全国5ブロックで開催
します。ブロック会議では、生産者同士の意見交換・交流をすすめていきま
す。
6.いと愛づらし百選、伝統野菜調査について
いと愛づらし百選企画への協力と選定委員会への参加を予定しています。
7.農産分析機器購入助成について
生産者が簡易に土壌分析できる機器の導入助成を継続実施します。
【以下、参加生産者の自己紹介とご意見をまとめました】
(会津うまいもの塾 佐藤さん)
福島県の会津から来ました会津うまいもの塾の佐藤と申します。
会津に勉強会組織があり、そこに約30名います。
その中のお米中心に共同出荷をするグループに二十数名います。
範囲が広くため、勉強会を開催しても全員が揃うことが年に一度もなくて、情報が的確に全員に伝わるかというとなかなか難しいかなと思っています。
みなさんの中できちんと情報が伝えられる組織体制になっているところがありましたら、どのように組織を作られているのかをお聞きたいと思います。
よろしくお願いします。
(アグリ福島 松川さん)
アグリ福島の松川と申します。
生産しているのは野菜・米などです。
らでぃっしゅぼーやさんには野菜を中心に出荷しています。
主にブロッコリー、トウモロコシ、大根などです。
それ以外にサプリメントの青汁、大麦などもやっています。
農業生産法人として30haぐらいの畑をやっています。
息子が新規就農する予定です。
よろしくお願いします。
(いわきやさい倶楽部 佐藤さん)
いわきやさい倶楽部の佐藤と申します。
1年ぐらい前から、毎月1回、生産者が一同に集まって雑多なことも含めて情報交換をする場をもうけています。
一同が集まることによって生産意欲がわくのではないかと思って、毎月1回集会を開催しています。
もっと生産意欲を高めよう、技術を上げよう、失敗を減らそうということで、やっています。
よろしくお願いします。
(エコ・ライス新潟 阿部さん)
エコ・ライス新潟の阿部と申します。
自分たちは有機栽培米などを栽培しています。
有機は難しくてあまり増えないのですが、これからも取り組んでいきたいと思っています。
よろしくお願いします。
(おーちゃーどたわわ 五十嵐さん)
おーちゃーどたわわです。
よろしくお願いします。
山形の大江市でやっています。うちは果樹専門です。
モモ、ブドウ、リンゴなどを栽培しています。
らでぃっしゅぼーやさんには、昨年からブドウを納めさせて頂いています。
よろしくお願いします。
(シグマー商事 土田さん)
シグマー商事の土田と申します。
事務局をさせていただいております。
福島県の会社ですけど、産地はたいへん広くて福島から山形の村山まで。
主に果物を納めさせて頂いています。
地域が広いものですから、品目ごとに情報交換をして土作りや圃場のことなどを勉強しながら、がんばっています。
最近の天候不順で果物、防除の面で生産者の方が本当に苦労しています。
このような集会で情報をいただきながら勉強できればと思っています。
よろしくお願いします。
(庄内協同ファーム 志藤さん)
庄内協同ファームの志藤といいます。
庄内協同ファームはここ鶴岡市と隣の三川町とその隣の庄内町と3市町村の農家22戸で構成している農事組合法人です。
主な作目は、お米、柿、枝豆、お米・大豆の加工品、お餅、きなこ、麦茶など、農産物と加工品の生産と販売を行っています。
世の中の状況としては、安いものを求める声が非常に多いと思いますけども、産直を長く続けている一番の強みというのは、こういう時代こそきちんと生産者の立場をわかっていただきお互いの立場を理解しあい、生産者・消費者がともにやっていけるのが産直の強みだと思っています。
こういう時こそ本当に本音で話し合ってできる、ぎりぎりのところをみんなで話し合いをしていくというのはいいことだと考えています。
ぜひ率直な話し合いを期待したいと思っています。
(新農業研究会 今井さん)
新農業研究会の今井です。
うちのグループはリンゴが主体で、お米と野菜なども出荷しています。
今年、出荷団体のナチュラル農究の代表が亡くなったんですけど、組織としてつなげていきたい、後継者につなげてきたい、生産技術なども高めていきたいと思います。
よろしくお願いします。
(津軽産直組合 斉藤さん)
青森から来ました津軽産直組合の斉藤です。
私どもには43名の組合員がいて、全員リンゴ農家で一部ナガイモをつくっています。全員が有機栽培で安心・安全・美味しいをモットーにしてつくっています。有機栽培で10年ぐらいたっているんですけど、天候不順で苦しんでいるまわりとはちょっと違って、良い結果がすこしづつ出始めているのがわかってきて自信をもって栽培しているところです。
よろしくお願いします。
(土地込農産 佐藤さん)
土地込農産の佐藤です。
宮城県から参りました。ここから約150km東に位置します。
車で3時間、新幹線で言いますと古川の東側で、利根市になります。
米の生産者です。
一昨年の会津の勉強会と、昨日のお米集会は都合で参加できなかったんですけど、これからも勉強させてもらいます。
(なるほど舎 竹内さん)
秋田県の一番南、日本海側の、鳥海山のふもとにある、なるほど舎の竹内と申します。
15年ぐらいになりますか、同時進行で立ち上げた鳥海山にブナを植える会も足かけ15年ということで、全国に600人ぐらいの会員がいらっしゃるんですけど、これまでに20000本ぐらいのブナの苗を植えています。
生産と環境問題ということで取り組んでいます。
生産活動うんぬんの他に、中山間地の地域の農業をどうするかという大きいテーマもありまして、やはり負担感が増えているなという実感があります。
(八幡平農研 赤坂さん)
八幡平農研の赤坂と申します。
岩手から来ました。
八幡平(ハチマンタイ)という観光地の麓に私どもがあります。
私を含めて合計5軒の農家で生産をしています。
岩手県は農業県で、しかも四国四県分の広さがあり、三陸という海はありますし、標高800~1000メートルの農地もあります。
宮城県に近い温暖な地域から、津軽に近い県北まで、非常に広い耕地、海あり山あり高低差ありというところで、農業県として非常に魅力にあふれる県でないかと自負しております。
今5軒でやっているものを将来的には50軒、100軒の生産地にしたいという思いもあり、求心力を高めようと言うことである農家と一緒になり株式会社を立ち上げました。
まだ新参者で、皆さんのご指導をいただきながら一緒にやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
(羽山園芸組合さん )
福島県の二本松市からきました羽山園芸と申します。
4名で組織をくんでリンゴを栽培しています。
先日、Dr.ソイルデジタルを初めて使ったのですが、一発で数字がわかるのであれはいいと思います。
よろしくお願いします。
ファーマーズクラブ赤とんぼ 武田さん)
山形県のファーマーズクラブ赤とんぼです。
いつもお世話になり、ありがとうございます。
私どものところでは米と野菜をやっています。
野菜はキュウリとかナスとか収穫しているところです。
果樹はブドウ、サクランボ等を出荷させていただいています。
山形県の南東、置賜地方で生産をしています。
米や野菜の生産の他に、精米、お餅などの出荷もしています。
若者を中心とした技術開発委員会で毎年いろいろな勉強会をしながら技術力を高めています。
お父さんだけでなくお母さんなど女性にも参加して頂いたり、生産者全体として勉強を毎年やっています。
今年もBM技術協会で8月17日に小祝さんを講師として野菜・果樹等の勉強会を開催する予定です。
今日いろんな話をうかがいながら勉強をしたいと思います。
本音でいろいろと話ができればと思います。
よろしくお願いします。
(ベジタブルスタイル 信太さん)
秋田県の大潟村からきましたベジタブルスタイルの信太と申します。
よろしくお願いいたします。
栽培品目は、らでぃっしゅぼーやさんでお取り扱い頂いているのは、お米と中玉トマトとニンジンです。
そのほかに、まだ取り扱いをいただいていないもので、メロンと長ネギ等々、大潟村でありながらも周辺地域を考えながら野菜の方に力を入れております。よろしくお願いします。
(みずほ有機生産グループ 菅原さん)
自分たちは有機米と特栽米をらでぃっしゅぼーやさんに出荷しております。
昨日のお米集会の中でプレゼンをしたのですが、都会の消費者に自分たちのことをもっと伝える方法はないのかなと思いながら参加していました。
ただ売れるだけで良い、売れるためにはなにがいいか・・・、たしかに良い物をつくれば売れます。それだけでは我々の生活が大変になってしまう。
消費者との接点がなにか見つかればいいなと思っています。
よろしくお願いします。
(みちのく有機 斎藤さん)
うちの会には18名の生産者がおりまして、青森県11名、岩手県5名、秋田県1名で組織されています。
会を始めて14年になります。
主な生産物はナガイモ、ごぼうなどです。
野菜は基本的にJAS有機をとるようにしています。
すべてではないですが、極力取るようにしています。
よろしくお願いします。
(遊農くらぶ 尾形さん)
遊農くらぶの尾形です。
私はここから一時間ほど北の遊佐町で農業をいとなんでいます。
仲間は4名です。
できるだけ農薬に頼らない農業をやっています。
自己紹介をさせていただきます。
数年前から食事を変えまして、一切動物性の物をとらないベジタリアンになっております。5年ほどたったのですが、大変調子がいいです。
なぜ世の中に病人が多いんだろうと思います。
遊佐町でも急激に人工透析患者が増えています。
人間もクスリに頼らない生き方もあるのではないかと思います。
(大潟村有機栽培研究会 山田さん)
秋田県の大潟村から来ました大潟村有機栽培研究会の山田です。
らでぃっしゅぼーやさんには、あきたこまちを納めさせて頂いています。
有機栽培研究会という名前ですけど、国の有機認証が始まる前に設立された研究会です。研究会では有機質肥料を使った稲作を研究しています。
今おさめさせていただいているのはJAS有機ではなくて特別栽培米です。
有機質肥料をつかった稲作を主体としてやっています。
よろしくお願いします。
(遠野ライフ農法研究会 菊池さん)
岩手の柳田国男の遠野物語で知られている遠野でやっています、遠野ライフ農法研究会の菊池と申します。
らでぃっしゅぼーやさんに方には主にレタス、キャベツ、ネギ、ブロッコリーなどを出荷しています。
この間、集中豪雨に遭いまして二週間ほど欠品などでいろいろとご迷惑をおかけしました。
天候に左右されないような栽培方法を考えたいとがんばっています。
3人で共同出荷をしています。
(最上まいたけ 荒木さん)
最上まいたけの荒木と申します。
この秋から私どものマイタケを扱っていただくということで参加させていただきました。
私どもの方では、マイタケ、ヤマブシタケ、シイタケ、季節的にトビタケ(トンビマイタケ)などをやっています。
加えて干しマイタケ、干しシイタケなど加工品をつくっています。
よろしくお願いします。
【生産者の皆さんからのご意見・ご要望ピックアップ】
(伊藤副会長より)
こんにちは。
ファーマーズクラブ赤とんぼの伊藤と申します。
昨日からお米の勉強会をやっていたんですけど、若干今までと変わってきたことがあります。
らでぃっしゅのお米の勉強会、ほかの品目の勉強会もそうなんですけど、今までは技術、生産技術をずっとつきつめてきました。
それが昨日は、他産地の方とグループをつくっていただき、グループワークということで、集まって頂いた任意のグループが、どんな米をつくって、どんな価格で、どういう人に売るかというグループワークをしました。
それを米屋のふなくぼ商店さんとマゴメさん、それと上甲さんがプレゼンをうけて、それを評価して買うか買わないかを決めるという取り組みをしました。
その中で、共有してでてきたのが技術プラスその先に産地も含めて組み込むしかないよねということ。
『自分たちが提案も含めて売ること、積極的にかかわるべきでしょう』という話がでました。
もう一つは大前提としてRadix、この会ですよね、Radixの会員というのは基本的に生産者の会です。生産者、メーカーさんの会です。
Radixを十分に活用していただいて、どこにでも通用するもの、どこにでも売れるもの、自分たちの技術や想いも含めて、レベルアップしていただきたいということです。その上で、らでぃっしゅさんと取り組みができればいいなと思います。
今回はらでぃっしゅさんもお見えになっています。
でも基本的にはRadixの座談会ということで皆さんの忌憚のない意見、Radixの会にこんな活動をしてほしいということがありましたら、発言していただきながら、Radixの活動につなげていきたいと思っています。
先ほど、価格のことや地域のことなどの話がでました。各組織でかかえている課題とか悩みなどを出して頂きながら進めたいと思います。
その上で次の役員会につなげていこうと考えていますので、よろしくお願いします。
【生産者の皆さんからのご意見・ご要望の抜粋】
・若手も農政を考えて、自分の地域で何をするのかを考える時にきている。30~40代がこの先の農業を担っていくと考えると経営的な課題だけでなく、具体的な農政であったり、動向などをきちんと把握できる農業者の育成も必要。Radix会員内で先人の方にご指導をいただいたり、外部の方を招いて勉強会を開催するなど、ぜひ若手農業者を育てていただきたい
・小祝塾がなくなり、技術指導は小祝先生以外に考えられないか。
小祝塾のような勉強会を開催してほしいと思います。
・消費者の生の声を生産者にももっと伝えてほしい。クレームだけでなく、お褒めの声も私たちに伝えてくれればと思います。
(森崎課長より:消費者からのFAXが毎週束になって私の机の上に置かれます。生産者の皆さんに必ずお便りは送っています。良い声というのはなかなか届かないんですよね・・・)
・お米のクレーム件数は会員さんに届けたお米の数で割ると0.1%もいかないと思います。0.1%にならないクレームに対応しようとすればするほど、きれいなものを出せば出すほどクレームを助長してしまうような気がしてしまいます。
農業の現場でこのようにやっていると出てしまう物なんですと、きちん生産現場の説明を行うことがこれからはしていかなくてはいけないと思います。
商品にいろいろなカードを入れるなどの対応も含め、生産現場の声を会員さんに直接届ける仕組みというのを求めて行かなくてはならないのかなと、先週の衛生講習会と昨日のお米集会で感じたところです。
・もっと消費者に田んぼや畑に来て頂きたいと思います。
・農水省の「施肥体系緊急転換対策事業」という事業があります。
生産者団体として土壌分析機器などを申請すると、地元の秋田県の説明では簡易な土壌分析装置が50万円ぐらいなんですが100%助成対象になります。
試薬についても申請すれば助成されると思います。
まだ土壌分析の機器をもっていない産地にとって、良い機会かと思いますので、地元のしかるべきところにぜひ問い合わせてみてください。
農水省のHPにも紹介されていると思います。
・有機農業と農政の動きについて、有機農業に関わる他団体とも協力しながら動向をウォッチしていく必要があると感じます。
・・・・・・・・等々
ブロック会議後半は、らでぃっしゅぼーや農産課の森崎課長のお話。
詳細は省きますが、下記内容が話し合われました。
・ 売上動向および販促例について
・クレーム動向および対策について
・温度管理、温度計について
・異物混入防止について
・農薬の管理体制について
・農薬保管庫について
・禁止、制限農薬の見直しについて
・農薬の管理体制についてのスケジュール
・農薬の管理、使用について
・管理帳票についての提案
・コスト削減の提案
・資材販売について(Pプラス)
・リースコンテナについて
・農業生産事業参入について ・・・等々
********************************
東北ブロック会議にご参加の皆さんより、多くのご意見・ご要望をいただき、
誠にありがとうございました。
会議でいただきましたご意見・ご要望、アンケートにご記入いただきました内容はRadix役員会を通じて活動に反映させていきたいと思います。
(Radix事務局:成田)


