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【01 農産活動報告】

2009-08-13

らでぃっしゅぼーや・Radixの会 北海道ブロック会議 報告

 
らでぃっしゅぼーや・Radixの会 北海道ブロック会議
日時
:2009年7月17日 13:00~17:00
会場:北海道富良野市 ふらの広場2F
参加者
34名(※スタッフ含む)

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7月17日、北海道富良野市のふらの広場の会議室において、
らでぃっしゅぼーや・Radixの会 北海道ブロック会議を開催しました。
活発な意見がかわされた会議の概要をお伝えします。


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(菅野理事より挨拶)
皆さん、遠いところをご苦労さまでございます。
日頃よりRadixの会の活動に多大なご協力をいただきありがとうございます。
改めてお礼申し上げます。

北海道ブロック会議の開催は数年ぶりとなりますが、Radixの会とらでぃっしゅぼーやの共催ということで皆様にお集まりいただきました。
Radixの会の役員会に出席しても、なかなか地域の生産者の声を把握した上で発言できていないということを他の理事の方も把握しておりまして、ブロック会議を復活できないか、意見を集約した方がよいのではないかということで各地でブロック会議を開催しています。

今年の春先は非常に天気が良くてスタートダッシュはよかったけど、ここにきて雨ばかりが続いて、全道各地もうこれ以上雨はいらないのかなという感じです。

私はタマネギを中心に栽培していますが、今年はかなりタマネギバエにやられました。春先、雨が少なかったためハエにやられたのかなぁと・・。
他の生産者に聞くとそれだけではなくて、ある意味で有機質の肥料をやるということはかなりリスクを伴うのでそのあたりを考えた方がいいのではというお話をいただきました。
そうした技術的な話も、後ほどの懇親会などでお話ができればと思っています。

8月末にRadix役員会があります。
Radixの会に伝えたいこと、私の方に伝えてくれれば役員会で話をしたいと思いますので、今日の会議ではいろいろと話を聞かせてください。
有意義な会議にしたいと思いますので、今日一日よろしくお願いします。

(事務局よりRadix農産部会の活動紹介)
1.生産者塾について
      昨年も好評だった生産者塾を全国6カ所で開催します。
      5月:福広塾(三重県:トマト、野菜、堆肥活用勉強会)
      7月:小川塾(山梨県:果樹勉強会)
      8月:船久保塾(山形県:お米勉強会)
      9月:新田塾(熊本県:果樹勉強会)
    10月:出張版新井塾「めだかの学校」(長野県:トマト、野菜勉強会)
    11月:丸山塾(茨城県:野菜、堆肥勉強会)

2.生産者勉強会助成について
      生産者主催の自主勉強会を後押しするための助成制度を実施します。
      地域や生産現場の問題解決に予算を活かす方針です。

3.農業セミナーについて 
      6月20日、明治学院大学の神門先生による「日本の農地・農業問題を
     考える」農業セミナーを開催しました。
     (※食糧・エネルギー問題の柴田先生、水産資源問題の小松先生に続く
          学識者によるセミナーです)

4.農業経営塾について
     昨年、群馬で開催した農業経営塾が好評だったこともあり、開催継続の
     ご要望をいただいています。ブロック会議でご意見を聞きながら今年度の
     開催を検討していきます。

5.農産ブロック会議について 
     Radix役員より提案のありました農産ブロック会議を全国5ブロックで開催
     します。ブロック会議では、生産者同士の意見交換・交流をすすめていきま
    す。

6.いと愛づらし百選、伝統野菜調査について
     いと愛づらし百選企画への協力と選定委員会への参加を予定しています。

7.農産分析機器購入助成について
     生産者が簡易に土壌分析できる機器の導入助成を継続実施します。


【以下、参加生産者の自己紹介とご
意見をまとめました】

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(泉農園 泉さん)
今年の生育はやや遅れ気味、最近温度が上がってきて遅れがどの程度回復できるか様子をみているところです。
病気・虫の異常発生はまだ出ていませんが、暖かくなるとどうなるかですね。
秋になってみないとわからないです。
天気がかなり悪いときには光合成菌などの微生物を活用したり、ミネラル系の肥料を活用して光合成の能力を高めて病気にならないような工夫を考えています。

勉強会もいろいろ参加して、だいたい良いところまで来たのではないかなと思います。
ただ勉強して、あれが足りない、これが足りない・・・、本当に足りないのかわからなくなってしまうこともあります。
鉄が足りないという場合も、本当に鉄が足りないのか、天気の加減や温度の加減などで吸収できないだけなのか・・・。
作物の姿を見ながら対応もしています。
色と光沢と葉の厚みなどを気にして見ています。


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(大牧農場 五十川さん)
大牧農場はここずっとDr.ソイルを活用していてミネラル重視の施肥設計をしています。
らでぃっしゅさんには、ジャガイモを中心に出荷しています。
ジャガイモはソウカ病対策が課題です。
輪作はもちろん、緑肥も組み入れてやっていますが、どうしてもでる土地があります。
小祝さんの指導のもと乳酸菌だけのボカシをつくったところ、ソウカ病というのはカビと放線菌のタイプがあって、大牧はカビの対策が必要だということで、カビにはバチルス菌(納豆菌)がいいんだよということを聞きました。
そこで今年つくったボカシには納豆菌と乳酸菌を組み合わせたボカシをつくって試験をしているところです。

7月5日、小祝さんに圃場巡回していただきました。
そのときに勉強したのは作物との会話ですね、私たちはまだ若いので定規みたいなものがあればいいなと思っていたんですけど、そのときに光合成の量を計るメーターを持ってきていただきました。
マグネシウムをきちんといれている圃場は上の葉も下の葉も数値で70ぐらいで、借りている畑でマグネシウムを減らした畑は、上の葉が65~62ぐらいになっていました。
仲間だけの畑を比べても試験にならないと思って、慣行のジャガイモをやっている方の葉を測定してみると数字が45ぐらいで、ああ違うなと改めて思って、収量は別として数値としてでてくるんだなと思いました。
ソウカ病は畑の菌のバランスなのかと思いまして、豆とにんじんにも同じボカシをいれて試験をしているところです。
試験の記録は取っています。
クロロフィルメーターは9月に購入予定です。(※試験は借りて実施)
光合成量を見ることでミネラルバランスを見ることができます。
栽培のモノサシになると考えています。


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(大牧農場 村橋さん)
今の問題としては肥料が高いことです。
苦土、石灰、鉄、マンガンなどいろいろありますが、単肥と比べて倍ぐらい、リン酸だと3倍ぐらいします。
それぐらい肥料が高騰していまして、今年の施肥設計では苦労しました。
肥料の値段が下がることを神頼みするしかないです。


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(大牧農場 樫木さん)
最近天気が悪く、2日ぐらい前まで天気が悪くて畑に入れなかったし、明日からも天気が良くないと言われています。
畑に入れない日が続いています。


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(オニオンファーム カワマタ 川眞田修さん)
作物は主にタマネギです。
有機栽培のタマネギ、今年で7年目になります。
らでぃっしゅぼーやさんには、トウモロコシでもお世話になっています。
トウモロコシもなかなか大変な作物の一つで、有機栽培だとアブラムシが一番の問題で、アブラムシとヨトウムシなど毎年苦労しています。
自分のところの直売店で売るのは問題ないのですが、外に売る場合はアブラムシは全然受け入れられなくて困っていた状況です。 
7月末から10月中旬まででます。遅くなるとヨトウムシにやられるんですよ。
本で調べましたらネットをかぶせて対策をしていると見ましたが、広いところを全部ネットをかけるとなると・・・。
作業も大変だし、どれほどの効果があるのかもわからないし・・・。
今年の春はタマネギの移植直後から干ばつで、移植の時は天気が良かったのですが、干ばつで灌水もしましたね。
生育中期、6月中旬から7月にかけまして雨が多くなりました。
2回ほど土砂降りとなりまして、畑の低い方へ雨水が流れまして側溝があふれかえって、田んぼ状態になってしまいました。
経験したことのない雨でした。

草取りができる状況ではありません。
草はどんどん大きくなる。今年は草で一番泣かされるかな。
出面さんも来ていただいているけど草取りが間に合わない。
昨年はそれほどでもなかったけど、今年は見るに見かねて自分も草取りを手伝っているけど・・・。

タマネギの状況は、雨が多いせいか、ちょっと色が抜けている感じです。
色がいつもより薄いですね。それと水焼けがあります。
根っこがやられているので、なかなか回復しないかな。
畑の低いところは葉が黄色くなっています。

草取りは別としまして、有機栽培で一番問題になるのは自分の経験上は虫の害ですね。春はタマネギバエです。
一番はタマネギバエですね。二番手はスリップス。
この二つの対策ができれば有機栽培は万々歳です。
病気にかんしてはほとんど心配ない。
虫だけなんとかクリアできれば、いい年だったなということになるのかなと思っています。


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(オニオンファーム カワマタ 川眞田和枝さん

私の担当で今一番まいっているのが草です。
手に負えない状態です。
この雨上がりでまたがんばろうと思います。
毎年種が落ちて、だんだん畑が草にまけてきそうなところなので、皆さんどのような効果のある方法を活用しているのか教えていただければと思います。
草で一番困っているのはスギナがはびこってきて、中にどんどんひろがってきていますので・・、スギナ対策とか・・。
一番地道な方法でひとつひとつとっている状態です。
昨年はタマネギバエにすごくやられまして、よほどの量をとって捨てたのですが、今年はそれがなくて良かったねと言っている矢先に今度は大雨で急に黄色くなってしまいました。
トウモロコシも去年からお世話になっています。
今年もがんばりますのでお願いしたいと思います。
ヤングコーンを袋につめて置いておきましたら利用価値があるようで、喜んでいただける人もいるようなので、食べれるところはなんでも、無駄にしたくないなと思っているところです。


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(小野寺富雄さん)
ナガイモとアスパラでお世話になっています。
今年は5月は天候もよく、6月は皆さんがおっしゃるような長雨もなく適当な雨があって、アスパラは収穫時期が約50日、この間終わったばかりです。 
アスパラもそろそろ美味しい時期になってきています。
これからもよろしくお願いします。


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(麓郷生産組合 菅野さん)

タマネギとジャガイモが主流です。
うちも草がひどいです。
雨が多いせいか、タマネギも伸びるんですが、雑草も一日一日と順調に育って今日も逃げ出してきました。
本当にひどいです。
除草対策は春先に何度もカルチを入れると、雨が降らなければ灌水してでも発芽させて、タマネギが小さいうちにカルチをどんどん入れていく方法しかないです。
うちは圃場を毎年交互にしまして、完全にひとつの圃場を休めまして、緑肥をまいてどんどんすき込んで、雑草が生えたらロータリーをかけてですね、4回か5回ぐらいですね。
ここ2年ぐらい、ほんの数年前に比べて草の量は減ってきました。

タマネギといえば、育苗培土は有機の方で問題になっています。
育苗培土のなかに粘着剤、バインダーですよね、来年の春までは良かったですかね、それ以降になると禁止ということで、北海道とか、道の花野菜技術センターさんの職員の方と一緒にかわるものを開発しようと、川眞田さんもそうですが、試験をしようということでやってまいりました。
(※培土に土を固めるバインダーが含まれている。そのバインダーが化学合成された物質ということから将来的に有機栽培では使用が認められなくなる。3年間の経過措置があり、その間に代替え品を見つける必要があるということ。面積が少ないところでは培土を使った機械による定植をしないので問題はないが、北海道のような大面積での有機栽培では大きな問題となる)

春先に土を固める材料として食品添加物のものを入れましてやったところ、土がうまく固まらず、定植率が80%未満ぐらいになりました。
80%未満というのはかなり植え付けが悪いということで、手で補植するとなると大変な労力で、今の(培土の)代替え品にはならないような状況です。
このまま代替え品がうまくいかないと、北海道からJASのタマネギはなくなるという状況におそらくなるかもしれないです。
来年も試験を協力して続けまして、継続していこうと思っていますが、非常に厳しい状況かなと思っています。
特に面積の多い方は8割ぐらいしか固まらないとなるとお話にならないので、灌水の技術が非常に難しい。
植え付けの時、今の培土は上から水をかけても大丈夫なんですが、食品添加物のものは水をかけると砕けてしまう。
だから定植までにかなりの期間、水をあまりやれないんですよ。
今年みたいに干ばつの時期に定植すると苗がよけいふにゃふにゃになって、いっそうハエを呼んでしまう。
そういう状況にもなりかねないと・・・。
他の生産者に聞いても「あまり良くないね」ということで、集まりがあって話をもっていくのですが、存続できるように今後も協力していきたいと思います。
その都度報告したいと思いますのでよろしくお願いします。
これから手植えにもどるということにはならないと思います。
北海道は機械植えがこれからも主流だと思います。


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(麓郷生産組合
白井さん)
20年ほど前に新規就農しました。
怖いもの知らずといいますか、いきなり有機農業をはじめました。
8町1反です。実際に実働しているのは4町ほどです。
そのうち施設の方でアスパラとほうれん草をやっています。
露地の方では、にんじん、芋、スイートコーンなど栽培しています。

課題となっているのが、ほうれん草で、5年ほど前までは見かけの虫というのはコナダニとか青虫ぐらいでできたんですね。
4~5年ほど前から糸ミミズというか赤ミミズというか、色のきれいなミミズが帰ってきましてね、よろこんでいました。
でも、それを餌にしてですね、オケラがすごいんです。
ハウスで播種しましたらトンネルのようにボコボコと中に入ってきましてね、それで2~3列がダメになるんですよ。
それでしばらく待っていて発芽の時期になっても、オケラがはったところはほとんど(芽が)出てないですよね。
そんな状態で非常に深刻な状態です。
相手が土にもぐって生活しているので、なかなかやっかいだなというのがありまして、皆さんから何か情報ありましたらお伺いできればと思います。

あとはもっぱら草取りです。
草取りで苦戦しております。
うちは遅出しがメインなので、今時期に根を切っていく畑もありまして、最初はすべて手で・・。
多少はカルチを入れたところもありますが、あまり深く入れますとまた新しく植えに生えてきますので、よけいにうるさくなりますので・・。

今使っているのは、魔法カルチ(※開発:キューホー製作所、人力株間除草機)というんですかね、あのタイプがいままで使った中では有効なのかなと思います。
地表に対して平行に刃がもぐって、初期の雑草には有効ですね。
ただしタイミングが大切です。
最初のうちに種が発芽してきた状況で、2cm幅で魔法カルチを入れてみて、それでもう一度、畝間が残ってしまうので、今後は刃を少し広げて少し深めにいれます。2回入れるとだいぶちがうのかなと思います。
その後は、うちの家内にがんばってもらっています。
アスパラはハウスも露地もやっています。

オケラの行動範囲は広い。
一匹でかなりの面積のほうれん草をダメにしてくれませす。
たまたまオケラの穴を見つけたら、そこに糠を水でといて、そのとぎ汁を中に入れると出てくるという話を聞いてやってみたけど、ダメでしたね。(笑)


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(オーガニック・マーケット・北海道 長内さん)

オーガニックマーケット北海道の事務局の長内(※おさない)です。
今、一番忙しい時期で、サクランボの時期なんですよね。
アスパラの生産者もいて順調に終わったんですけど、サクランボが雨で、施設が完全ではないので、正直今年はいいサクランボはとれていません。
森崎さんの話の中で相談したいこともありますので、そのときに話をしたいと思います。


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(狩野自然農園 狩野さん)
昨年、Radixの方で研修をさせていただきました。
北海道の方の勉強会でも皆さんに大変お世話になりありがとうございました。主にジャガイモとタマネギとにんじんを作っています。

タマネギですが最初雨が降らずにようやく育ってきたなと思ったらこの雨で草畑になっています。
草の方は、出面さん、パートさんにお願いして草取りをしていただいています。

去年学んだことをやってみようということで、重曹を水に溶かして雑草にかけると枯れるよということで試したのですが、若芽の芽吹いたばかりの草にかけてみたんですけど、黒ずんだだけで生育が遅くなっただけで生えてきましたし、ヒエは全然関係なく生えてきました。
ということで重曹はあまり使えないかもしれないです。
小祝さんより三重県の方に行ったときに生産者から酢にマヨネーズを溶かして水でうすめてかけると草も野菜も全部枯れてしまうということなので、どなたか試されてはいかがでしょうか。

タマネギにスリップスという害虫がつくんですが、ヤクルトに黒砂糖を混ぜてしばらくしてかけてみたら、白カビがはえて、その中にスリップスが入って死んでいました。しかしかけたところがカビの被害が大きくて・・・。
にんじんの播種シートを使うのがいやだったので、粒をちょんちょんと置くタイプに切り替えたんですけど、発芽は9割ぐらいでした。
にんじんの方はアブラムシが多くて、毎年酢をまいています。
籾がら酢を東京の方で作っているみたいですが、自作しようと考えているところです。小祝さん曰く、酢は殺菌作用としても栄養源としてもいいよと言われているので、確保しようと考えています。

にんじんの根の方に小さな根が生えているところが黒くなって出荷できないことがあるんですが、どうやら硼素がたりないんじゃないかといわれています。
Dr.ソイルでは(硼素は)測定できないんですよね。
今年は硼素をまいたので今年効果があればどこかで共有できればと思います。

ジャガイモは特になにもしていないです。
本州ではタマネギにマルチをしているんですよね。
今年、マルチをしているタマネギを見てみたらやはり玉がいいですね。
資材的には高いので手がでないんですけど・・・。
マルチをするとベト病がでやすいかもしれないと聞いているので、その点が解決できればやってみたいなと思います。

勉強会については、昨年群馬の経営勉強会で澤浦副会長の話が非常に勉強になったので、ぜひ北海道でも開催していただければためになると思います。
北海道にはそんなに大きなグループはないと思うのですが、今後引退というか、今後大規模化したり、グループ化したりすることを考えている方には良いと思います。


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(新得町しいたけ生産組合 桜井さん)

しいたけをつくっていますので、皆さんと話が少しあわないかもしれませんが、このような会に初めて参加させていただきました。 
畑の話があまりできないので、申し訳ないと思っています。
らでぃっしゅぼーやさんには以前から出荷させていただいています。
十勝というのは冷涼で湿度も低くて、シイタケ栽培も有利な土地なんですが、最近少しずつ変わってきまして、夏の湿度も変わってきまして、最近戦々恐々としています。
原木でしいたけをつくっていて、美味しいシイタケを作っている自負がありますが、菌茸類はかなり足が速いのでできるだけ美味しく食べて頂くためには、できるだけ早く出荷したいと思っています。なかなか便が見つからず、工夫がまだまだできる余地があるのか考えてみる必要があるのかなと思っています。
うちは6名で原木4万本ですね。
原木のほとんどは十勝館内の原木です。


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(ちにたふぁーむ 田中和正さん)

今日3名きています。
昨年は雪解けが早くて、それにあわせてやったばかりに干ばつにあいました。今年の雪解けは平年並みで普通にスタートできました。
それで5~6月はいいなと思っていたのですが、6月下旬から雨がほしいときに全然ふらなくて、近所の農家と雨乞いをしようということで、やりすぎましてね、こんな雨になってしまいました。(笑)
もういらないですね。
雨をやませたい儀式をやらないといけない。
畑には入れないですね。
うちは傾斜地ですが、それでも入れないです。
ここ数日は農休日のような感じです。
今日の天気みたいに早く晴れてほしいです。

ジャガイモは最初に雨がほしいときに雨がなくて、多少恵みの雨をもらって生き返ってですね、このままでいいんじゃないかなという安堵感はあります。
にんじんは、発芽の状態が一部悪くて心配していたのですが、それでも様子見という言うところです。
それとヨトウが少なくて非常に助かっています。
一昨年前にヨトウに悩まされていたのですが、今年はそのような心配はいまのところない感じです。

ウーフという組織があって、その労力を提供していただいて、ホスト側は宿などを提供するわけですね。
金銭のやりとりはないですが、ウーファーを入れてやってもらうわけですが、素人さんなのでやってほしいところと、やってほしくないところがあるわけですね、出面さんと違いますからね。
使い分けは必要ですが、臨時の草取りとか、カボチャのマルチ間の除草とか、そういうところは助かっています。
長い人は1~2ヶ月います。昨年からは香港からの人が多いですね。
イングランドや、アメリカ、オーストラリアからもきます。
自分の力量の範囲でやっています。
しかし最後は天候、運任せです。
息子は主にほうれん草をやっています。


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(ちにたふぁーむ 田中正太郎さん)

この天候で、葉ものが出荷時期があわせづらいということがあります。
寒い日がきたり天候の加減で、ほうれん草のトウ立ちが増えています。
ご迷惑をかけておりますが、この後の天候が安定してくれることを祈るばかりです。
今年から試していることが一つあります。
昨年にほうれん草にコナダニがたくさん出たのですが、ほうれん草の中期から葉が縮れてしまって出荷できないこともあったんですが、農産の島田さんから情報をいただいたり、インターネットで調べたりして、本州の方では気温が高いというのでハウスの施肥後に散水してビニルをかけて熱処理すると・・・。
このあたりでも夏に晴天が続く時期があるので、この暑さをうまく利用してコナダニ対策や、雑草の抑制を考えていこうと思います。



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(ちにたふぁーむ
長山さん)
ハウスでトマトとミニトマトを作っています。
息子がいるんですけど、息子は別の圃場で特別栽培のミニトマトをつくっています。私はJAS有機でつくっているんですが、息子の方も特別栽培から徐々にJAS有機にきりかえてきています。
今年は2棟をJAS有機にしました。
ちにたふぁーむとしてはJAS有機で参加させていただいています。

今年は今までとすこし違う状態で悩んだんですが、途中で生育が非常に悪くなりましてね、しおれてですね、去年までの水やり、同じような栽培では元気がないんですね。
それでやむを得ないから昨年の3倍ぐらい水をやりました。毎日やりました。
なんか最近回復したような気がしたんですけど。 

pHが非常に低くて4.7しかなかったですね。Dr.ソイルで調べたら5.5。
別の機器、デジタルpHメーターで水溶液を測定したら4.7しかなかったんですね。Dr.ソイルのはかり方が悪いのか・・・。
いずれにしてもpHは低かったんですね。
どうしたら高くなるのかな。
ベッドもできて、マルチもかかってしまっていますから。
そういう状態でpHをあげる方法をどなたかご存じでしたら、良い知恵がありましたら教えて頂ければと思います。

もう一つは、暑さ対策なんですが、遮光剤をハウスに塗ったりとか・・、今年はこんな天気なのでまだ塗っていませんが。
今年は、苗床用にハウスを二重にしていたんですが、そこにもトマトを植えたんです。今年はその二重のハウスをとっぱらわなかったんですよ。
時計で言うと、10時と2時ぐらいまで巻き上げておいて、そのままにしておいたんです。
暑いかなと思ったら、すずしいんですよね。
遮光されているわけです。
それですごく元気がいいんですよね。
これ新発見だなと。それを期待して二重のビニルをおろさなかったわけではなくて、忙しくておろせなかっただけです。
そういうことで来年からこんな遮光の方法もあるのかなと収穫もありました。
そういう状態です。


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(なかふらの すりーしーず 徳弘さん)

代表は太田さんなんですが、事務局をやっています徳弘といいます。
Radixの会への希望として澤浦さんに富良野に来て頂いて話を聞いてみたいと思います。
やはりうちのグループも、私が来年で40になるんですが、後メンバーの方は自分より20歳ぐらい上のかたばかりで、グループの中でも次の世代にどのようにつないでいくかということが課題になっています。
今後どのようにやっていくかということで考えているところがありますので、澤浦さんの話をぜひ聞いてみたいです。


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(なかふらの すりーしーず 太田さん)

今年の作柄は、春先の生育不良にあわせて日照不足、最近の雨。
タマネギはそこそこ。
面積が多いので除草が間に合わず苦戦しています。
去年、けっこう欠品してしまいまして、今年は品質向上、収量アップを目指してがんばってやろうと思っていましたが、なんとか目標だけはいけるかなと。
今後はしっかりやっていきますので、よろしくお願いします。



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(番場清司さん)
岩見沢からきました番場と言います。
タマネギを7.5ha、そのうち5haぐらいは有機JASで栽培しています。
虫対策が共通点だと思います。
皆さんから知恵を借りたいと思って話をしたいと思います。
スリップス、タネバエなど虫のオンパレードで困っています。
栽培計画書などのデータで、虫の部分、そのような防虫・防除などに関する情報をネットワークを活かして情報提供というか、他の生産者がどのように対策をしているのかを知りたいですね。お互いにね。
九州の方のやり方が参考になるかはわからないですけど、Radixの会でなんか考えてほしい。
やるかやらないかはそれぞれ選択肢があるかと思うので、どれとどれを混ぜたら効果があったとか、ヒントというか何か手助けをしていただければ・・・。
自分はタマネギなので、タネバエ・スリップスなどですね。
タマネギの葉も青虫に食べられてしまって、水玉のような状態で・・・。
それが現状なんです。
虫対策について、いろんな情報というか、Radixさんの方で対応していただければと思います。


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(松田ファーム 松田和幸さん)

十勝からきました松田です。
6町3反のタマネギをやっています。
その中で耕作しているのは5町5反で残りは休耕、緑肥を栽培しています。
タマネギのタネバエの話が出ましたので、全滅するんではないかと思うほどやられたことがあります。
それを機会に、全部ぼかし、有機質に関しては秋に全部やるようにしました。
十勝は秋に非常に好天に恵まれますので、作業性は非常によいです。
それをするようになってから、タマネギバエの被害が軽減されました。
ネギアザミウマ、スリップスあたりは、幸い今年は気温が低く雨が多いためが若干発生が少ないようです。
このままで収穫が迎えられればいいなと思います。 
今年は過去にない経験をしていますけど、減収はまぬがれないかなと思っています。
昔から泣く子とお天気には勝てないというのが現状です。

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(松田ファーム 松田えみ子さん)
草を横目に今日はでかけてきました。
自然は私たちを見捨てないと信じてがんばりたいと思います。
よろしくお願いします。

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(宮嶋農場 菅野さん)
宮嶋農場で事務局をやっています菅野といいます。
宮嶋農場は3軒の農家で主にトマトを栽培しています。
Dr.ソイルの話がでていますが、私たちも導入しまして、ご近所の太陽農園さんと一緒に使っていますが、感想としては変動は少ないですね。
毎年春調べても毎年変わっていないし、作の途中で見てもあまり変わっていないです。
その数値そのまま信頼できるのかなということですが、先ほど狩野さんもおっしゃっていましたが数値として十分あっても吸えていない状況がいろいろありまして・・・。
最近感じておりますのが一生懸命苦労して比色をしてですね、これはいくつだいくつだとみんなで苦労するよりも、作物の方をもっと見てやって欠乏症など作物が訴えていることを読み取る力をつける必要があるんじゃないのかなと感じているところです。


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(東神楽米生産グループ 寺尾さん)

代表として私が報告させていただきます。
今年の私たちのグループの作付け品種は「ほしのゆめ」「ななつぼし」「おぼろつき」「ゆめぴりか」などを栽培しています。
売れ筋は「ななつぼし」が一番うれていまして、ついで私たちがオリジナルで栽培しております「混植栽培米」です。
これは種籾の状態で、「ななつぼし」「おぼろづき」「きらら397」「あやひめ」という種籾を混ぜて播種してつくった米です。
いわゆる雑種みたいな感じのものです。
雑種というのは病気に強かったり害虫に強かったり、当初減農薬にいいのではないかということで取り組んでみました。
ところが虫はふつうのと同じようにつきまして、病気もふつうにでてしまいました。
しかし食味が非常に良いと言うことがわかりました。
もうひとつは収量が非常にあがることです。
食味が良くて収量が上がるのは生産者にとって非常に喜ばしい品種です。
ただふつうに売ってしまうと、相対品種になってしまうので、売り先をきちんと決めないとなかなか作付けもできないので、計画的な栽培が必要なんですが、非常に伸びている品種です。

今年の作柄は、旭川も東神楽も全道と同じように、春は悪くて東神楽は強風で植えた苗がすぐに痛んで大変なことになって、低温・日照不足、水田だからといって雨ばかりがよいわけではなくて水の入れ替えなどをしてもらわないと酸欠とかになってワラの腐りが悪かったりとか・・・。
普及センターの発表では、私たちの地区では2日遅れではないかと言われていましたが、私たちが見て生産者の方と話をして、4~7日ぐらいの遅れがあり、個人差が非常に大きいと思います。
出穂のばらつき、圃場のばらつきがありますので、青米が多かったりとかどうかなという不安な点があります。

勉強会について簡単に報告させていただきたいと思います。
参考になればと思います。
北大の相馬先生という方がいらっしゃいまして、その相馬先生の勉強会に参加しまして中札内の麦の湿害調査をされたんですが、その先生の勉強会の中で、中札内の湿害の原因がプラウをかけることだったらしいんです。
プラウをかけることによって物理的な硬盤ができて水はけが悪くなる。
これが麦などの湿害につながっているという調査結果だったんです。
その対処方法としてサブソイラを時速2kmで入れなさいということです。
ちょっとだまされたと思ってやってみようかなと思っているところです。
今年は非常に雨が多い年でありながら、4町歩サブソイラをかけた方は、良い結果がでていて地元の人たちが手間をかけた甲斐があったねという感じでした。
ちょっと雨が多かったからわかったという、良い事例だったので、ご参考まで。


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上の写真は、らでぃっしゅぼーや農産課の森崎課長のお話の様子。
詳細は省きますが、下記内容が話し合われました。
・ 売上動向および販促例について
・クレーム動向および対策について
・温度管理、温度計について
・異物混入防止について
・農薬の管理体制について
・農薬保管庫について
・禁止、制限農薬の見直しについて
・農薬の管理体制についてのスケジュール
・農薬の管理、使用について
・管理帳票についての提案
・コスト削減の提案
・資材販売について(Pプラス)
・リースコンテナについて
・農業生産事業参入について ・・・等々


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(菅野理事よりまとめ)
今年の北海道は、皆さん天候で苦慮されているなということがよくわかりました。
雑草対策、また防除等の情報のネットワークというのをRadixの会の方でも
どういった形でやっていけるのかということも役員会で話していきたいと思います。
また資材の情報だとか、そういった部分もできれば皆さん、Radixのホームページとかブログとかをいろいろ見て、すぐ情報が収集できるような形がとれるようになればいいのかなと思いました。
農業経営塾につきましては、澤浦さんの講演会、もし可能であれば北海道の方でも打診してやっていただけるように役員会で話をしていきたいと思います。
今後ともRadixの会の活動に対しましてはご協力をよろしくお願い申し上げまして本会をしめたいと思います。
ありがとうございました。

(※ブロック会議にご参加の皆さんより、多くのご意見やご提案をいただき、
誠にありがとうございました。会議でいただきました内容、アンケートにご記入いただきました内容はRadix役員会を通じて活動に反映させていきたいと思います)

(Radix事務局:成田)

IMG_4314 (会場となった『ふらの広場』)

農産畜産Blog

【01 農産活動報告】

2009-08-13

果樹勉強会『小川塾in山梨』 開催記録

7月3日、山梨県塩山市において、ブドウの新短梢栽培を体系化した小川孝郎さん(グリーンファーム山梨)の果樹勉強会『小川塾in山梨』を開催しました。

小川さんは世の"常識"にとらわれず自らの経営にあった栽培体系を常に模索されています。
その小川さんから、メインのブドウをはじめスモモなど果樹全般の栽培管理のコツ、経営に役立つノウハウなどを縦横無尽にお話いただきました。
(※本文がかなり長いので、前半の途中まで掲載します。全文をお読みになりたい方は、最後に開催記録の全文が読めるファイルを添付しましたので、こちらをご参照ください)


【第1部:ポーの丘 甲州ブドウの圃場にて】

(小川さん)
事前に質問をいただきました。
(※質問内容:
『現在、デラウェアを栽培しています。巨峰について、毎年無核果の発生がひどく、特にこの数年は多くなりました。樹齢は25年くらいで樹勢はおちついているのですが、なかなか有核果を安定させることができません。剪定は中梢選定で180cmのトンネルの下に納まるようにしています。収穫は8月15日位から9月10日位です。解決できるような栽培面での方法や、あるいは着果の安定する別の品種等について、ぜひお聞きしたいと思います』 )

種有にこだわるのであれば、有核率が高く着色し易い巨峰系では“70168”という品種、巨峰以外の黒で、これから面白いと思う品種は“オリエンタルスター”だと思います。(※オリエンタルスター:果樹研究所が育成し登録した品種)
これは“シャインマスカット”と兄弟品種で黒紫色です。(※シャインマスカット:安芸津21号に白南を交雑育成された品種)

とにかくつくりやすい品種です。
ちょっと工夫すれば摘粒なしでつくれます。
ただし黒痘病に弱いので注意すること。
欧州系で完全に有核になります。
無核にもできますが有核でいくべき品種です。
出荷時期は8月末でしょうね。

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(左の写真 左上のブドウが“シャインマスカット”、左下が“オリエンタルスター” )

基本的に種苗メーカーが出しているような冊子はあまり信用しないことです。
書いてあることをポイントとして、まずは1本だけ購入して作ってみることです。
自分の経営の中で取り入れることができるかどうかということが大切。
その視点をもつことです。

(※動画で新品種導入の視点の部分を視聴できます。下記をクリック!
  

自分の販売方法や栽培スタイルの中で、この品種は取り入れても面白いなという視点で見ること。
この品種は経営に取り入れてプラスになるなと判断したら、一気に接ぎ木をするというわけです。
この園を見ていただけるとわかるのですが、全部醸造用の甲州ブドウで、高接ぎになっています。
(※高接ぎ:台木の高い位置で穂木をつぐ接木の方法)

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目の位置まで台木です。(※必ずフリーの台木を用いる)
したがって、この品種がダメになればここでズバッと切って、ここで接ぎ木をかけてやります。
根っこはそのままですから、来年から収穫できるので収入が落ちていくことはないですね。

専門家に言わせると、台木の影響が出て味がどうとか玉張りがどうとか言いますけど、言うだけの話。
かってに言いなさいよ、と言っておけばいいです。
商品として全く変わりませんし、粒を張らせたかったら、玉の張る品種を中間台にして接ぎ木すれば、玉が張ってきます。

早熟化をさせるのであれば、早生種に接ぐ。
デラに接げば半矮化しますので早熟化しますよね。
そういう視点でものをとらえます。
新しい品種を取り入れる場合、時期・作業性・品質・労力などから自分の経営に取り込むことが可能か判断することが大切です。

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ちなみに私が品種を取り入れる視点は、『いかに省力化できるか』です。
だから私のブドウ作りのベースは、摘粒を一切しないということです。
摘粒をしないですむ品種はどれかな、という見方をしています。
もう一つは病気に対する抵抗性がどうなのかなという視点です。

商品が売れるかどうかということは、自分がどういう売り方をするかが重要です。
例えば、宅配で“藤稔”を売る場合、基準通りに28~30粒にして、大玉をそろえて売るか、あるいは、おおむね30~35粒でいいやという発想で、多少玉が小さくなっても味とボリュームを優先したいのか、それを最初から考えてやるということです。

ちゃんと手入れをしたものを最初からやってしまうと、それでずっと続けなければならなくなりますね。
ずっとその商品でおさなくてはいけないのに、自分の体力・能力・視力が落ちていくのだから、やっていけないでしょう。(※商品の品質が低下していく)年々、自分の能力がどのようになっていくのかも考えて、販売の仕方を考えていかないとダメです。
品種を選ぶときには世間に惑わされずにね。

今は“シャインマスカット”がブームでしょ。
“シャインマスカット”は確かにいいと思いますよ。
いいけれども自分の経営でどのように取り入れるかという発想でやらないとダメです。
みんながいいと言うから、それを作ってみたいという発想ではダメ。
自分の経営に入りそうだなと思ったら、一気に変えてしまうことです。
一気にです。

なぜかというと、昔は新品種がでると高価格が長く維持できたんですよ。
今は、新品種が出たらまもなく価格が落ちてきます。
次の新品種が出ても同じです。
一年に一回しかとれないものを、そんなことして追っかけたのでは経営が成り立ちません。
ですから、高接ぎで一気に更新すれば成園化が早く、一気に収穫できるじゃないですか。
人より先に成園になってしまうのですから。
形質的には多少違うかもしれないですけども、遺伝子的には変わらないわけですよ。
ですから、ぜひそのような視点を持つことが大事ですね。

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(参加者)
山形の羽黒町、出羽三山があるところで米(※有機米)を主体にやっています。サクランボと枝豆(※ダダ茶豆)もつくっています。
サクランボは特栽です。

温暖化のせいかウルミがでて最近問題になっています。
ウルミの防止策と着色の促進的なことを一番聞きたいと思います。
(※ウルミ:果肉が過度に柔らかくなる症状 )

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(小川さん)
今日のブドウの話、果物づくりの話をサクランボへ持っていってください。
今日の私の話はブドウだけでなく、果樹の生理をベースにした話をします。
今言われたことは解決できると思います。

一つ一つのことは言いませんが、(質問として)糖度を上げる方法だとか、鮮度維持の品質管理だとか、着色だとか書いてありますが、解決法は皆同じです。

(※質問内容:
『糖度をあげる方法、鮮度保持の方法と品質管理方法、着色の進め方、ショウジョウバエと灰星病の低減方法』 )

作り方次第で、良い方向にもっていけます。
果物づくり、ブドウもサクランボもすべての果物はメタボでつくるとダメです。
そこを解決していくことが、軟果だとか着色の問題とかの解決にもつながるかと思います。

今年からまったくの素人の嫁さんに、“藤稔”のある圃場をまかせています。
一週間くらい前に摘粒が終わったみたいです。
「お父さん、確認してくだい」と言われたんですけど、恐ろしいからまだ見ていないです。どんな形になっているかね。
楽しみでもあり、不安でもある気持ちです。
まったくの素人でもこのようにできますよ、と見ていただくことができるのかなと思います。

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最初に、この栽培の仕方を見ていただきたいと思います。
約30年前から研究を始めたわけですが、ここの畑が25~26年ぐらいたちます。
これがその当時の原木です。
ここに33本植えましたけど、だんだんと淘汰をしていって、これだけ残りました。
そこの3本も弱毒のウイルスが入っているようですから、抜いていきます。

私は、もともと野菜の担当だったんです。
野菜の専門で、昨晩お話ししましたように山崎先生の2年間の研修も、レタスの水耕栽培で研究にいったわけです。(山梨県の普及所に)帰ってきましたら、若い職員が入ってきまして、どうしても野菜をやりたいと言いましたので、「じゃあ、いいよ、俺が果樹やるから」と言って、果樹に鞍替えをしたわけです。
その関係で、果樹の剪定講習とか摘果とかの講習にいったわけですが、そこで一番感じたのは毎年行っても全然変わらないことです。
やった木は変わっているんですけどね。

(※動画で新短梢栽培の説明その1を視聴できます。下記をクリック!


まわりが変わっていないということは農家が話をきいても、難しくてやれないんじゃないかなという発想をもったのが一つです。(野菜のように生理上からの作業の単純化がされていないのに気づく)

もう一つは、その後すぐに大分県の安心院(※あじむ)というところでブドウの全国大会がありまして、そこに行きましたら、安心院という地域は構造改善で山の上にブドウの大産地をつくっていました。
従来の岡山方式の短梢方式と山梨方式の長梢方式とが入り交じって作っていたわけです。
それをよく観察してみると、明らかに短梢の方がシステム化できるなと感じました。

だけど従来のやり方だと問題があるな、なんとか時代にあった新方式がないかな、ということで新短梢栽培を考えたわけです。

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お手元に配りました『長梢剪定と短梢剪定の利点と欠点』ですが、むかし岡山県が出してあらゆる本に掲載されていた内容です。
なんで短梢にこんなに欠点が書いてあるんですかね。
この時、この欠点を全部消していけば短梢の方がはるかに優れた栽培になると思いました。

ではどのように消していったらよいのか、短所を長所にしていくにはどのようなシステム、栽培方法にしていったらよいのか、ということで一つ一つ確認していったわけです。
それで今の栽培体系をつくりあげました。

(配布資料: 長梢剪定と短梢剪定の利点と欠点

長 梢 剪 定

短 梢 剪 定

①樹冠の拡大が速やかで早く結果期に達する

②樹勢に応じて剪定量が自由に加減できる

③棚面全体を均等に利用できる

④結果母枝と新梢の選択が自由にできる

⑤樹の若さが保ちうる

⑥収量が多い

①結果部の上昇が少ないので樹形が乱れない

②新梢の勢力がそろうので果房の大きさも斉一で、調整、出荷が容易である

③結果枝の数が一定しているので結果過多に陥ることなく収量が安定し、樹勢の維持が容易である

④剪定や新梢の誘引が容易である

①樹形が乱れやすい

②結果過多に陥りやすい

③負枝の発生と、これに伴う太枝の大きな切り口を生じやすく、腐敗、日焼けの原因となり樹齢を短くする

④若齢樹では樹冠拡大が速やかである反面、根群の発達と、地上部の剪定程度の均衡を失いやすい

⑤整枝・剪定の理解、修得がやや困難である

①幼齢期から強剪定になりやすく、樹冠の拡大が遅れる

②樹勢に応じて剪定量が自由に加減できない

③側枝(小腕枝)の老化が防ぎにくく、一部枝梢が損傷した場合、長梢剪定のように自由に他から枝を回して空間を防ぐことは容易でない

④新梢の配置は容易であるが、誘引時または強風により新梢が折損しやすい

⑤発芽がやや遅れながら徒長的となり、着色成熟が遅れやすい

⑥果房が小型となり粒着が密で、品種によっては裂果の原因となり品質を低下する

⑦新梢を棚下部へ下垂させるため機械作業が不便となる


簡単に短梢栽培の欠点を説明します。

1.幼齢期から強剪定になりやすく、樹冠の拡大が遅れる
これはですね、例えば、この枝はね、ここからあそこまで伸びています。一年でね。(※長く使う)
従来の剪定というのは、この半分か、2/3を切って落としてしまいます。
それはなぜかというと、頂部優勢性という法則がありまして、それが優先してしまって根元に(芽が)吹かないから、強く切って全部に芽をだしたいと。

(芽の)出ない恐れのある4倍体品種については、あるいは甲州のような品種については、芽傷だとかね、いろいろな催芽処理をして芽を出させようと一生懸命になっている。

僕の発想はまったく逆です。
せっかくこれだけの養分を出す力があるのだから、強く切るのではなくて長く使えば強剪定にならないのではないか、樹冠の回復も早くなるのではないか、と考えたわけです。
これも一年でこれだけになっているでしょ。(※4mほど伸びている)

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その根拠、理由は植物の水分の上げ方は葉が出る前と葉が出てからでは、全然違うと言うことです。
この生理を理解していれば、この発想が浮かんでくるわけです。

根が出るまで植物・果物というのは、浸透圧で順次あがってきます。
春に幹に傷をつけて水がたれて、次にもう少し上の幹に傷をつけて水がたれるまでに3日ぐらいかかるわけです。(※台木の低い位置から徐々に上の部位に向かって水が上がっていくイメージ)
順次あがってきて、先端までいくわけです。
だから圧力がかかってきて芽が動き出す。
短く切れば早く圧がかかるから頂部優勢がさらに強くなってしまう。
遠くなればこの圧が均等にかかってくるから、芽が平均に吹くわけです。
葉っぱがでてからは、蒸散量が多くなるでしょ。

今日はたぶん蒸しますから、皆さん水を持っているかどうか知りませんけど、熱射病になるということはそういうことですね。
体から水が蒸散して水分不足になっていくわけです。
これはまったく同じです。
蒸散で水分が抜かれるから、抜かれる力で根から水分が引き上げられてくるわけです。
そういうことがわかれば、1番の問題は解決できたということです。

2.樹勢に応じて剪定量が自由に加減できない
これは樹勢を強くしすぎるから問題が起きるのであって、樹勢を弱くすれば問題は出ないじゃないですか。
最初の段階で強く切って芽を出させて樹勢を強くしてしまう強い新梢が多く、栄養生長型からの問題が起きるのであって、弱い生殖生長型管理をすればよいということで、これでもう解決できますね。

3.側枝(小腕枝)の老化が防ぎにくく、一部枝梢が損傷した場合、長梢剪定のように自由に他から枝を回して空間を防ぐことは容易でない
ここに芽がでていませんよね。
このような欠損がでた場合、従来はこの枝を、この結果枝をこう下げてきて、ここへ寝かせてね、そして防いでいたわけですよ。
私はそういう発想はしません。
こんなところは、ごくごく簡単な話です。

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(※新梢が欠けた場合の措置のイメージ:結果枝の欠損部は側面、反対側の新梢で補う)

ここはどうですか、反対側の新梢をこっちへ誘引してあるじゃないですか。そうすればこちらの欠損を防げるでしょ。
ここの枝をこちらに下げると言うことは、バイパスが増えると言うことです。
バイパスが増えるということは、養分の転流がほかの枝と違うことになってしまうわけですね。
だから新梢が揃わなくなってしまいます。
そして作業が複雑になるでしょ。
そんなことをしなくても反対側から持ってくればいいわけでしょ。
そういう発想ですね。
そうすれば3番の問題は全然問題になりません。

4.新梢の配置は容易であるが、誘引時または強風により新梢が折損しやすい
これは一番最初の段階です。
岡山方式で線の下へ誘引したわけです。
これだとまさに4番の問題ですよね。

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誘引するのに鋭角になるわけですから、自分の手がこうなるのは簡単だけど、こっちに誘引されると痛いですよね。(※手を後ろに回すことはできるけど、さらにねじられて上に回されると痛い)
だから折れてしまうじゃないですか。
それで特許を取りました。(※小川さんの冗談です。実際にはとっていません)

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ここへ新しい線を引いたわけです。(※支線の下10~20cmに誘引線を設置)
ここに誘引すれば、新梢(結果枝)は斜めに誘引しているわけですから、この問題は全然起きません。
簡単に、はるかに簡単に、能率は上がりますね。
これは、特許に値すると思いますよ。
特許庁には出してありませんが・・。(笑)

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5.発芽がやや遅れながら徒長的となり、着色成熟が遅れやすい
確かに4~5日ぐらい遅れますね。
その遅れる部分がどこかと言うと、骨格に近い主枝の下の部分です。
でも先端は遅れませんよ。先端はね。
この部分が確かに普通の部分より遅れますけど、逆にはここの糖度が収穫できる糖度になったら、すべて一気に収穫ができるということです。
もう一気に収穫できます。
作業性は、はるかにこれの方が高いですね。

(※動画で新短梢栽培の説明その2を視聴できます。下記をクリック

6.果房が小型となり粒着が密で、品種によっては裂果の原因となり品質を低下する
果房が小さくなるということは、マイナスでしょうか?
これはプラスなわけですよ。
特に4倍体ブドウでジベレリン処理をする場合には、絶対プラスですね。
成形が楽ですよ。

例えば、このブドウをジベレリン処理するとするならば、こういうふうにいちいちこれだけ取らなくてはいけないじゃないですか。(※大きい房を示して、支梗の切り下げを示す)
これが半分の大きさだったら、半分の労力ですむということでしょ。
だからはるかに省力的だということです。

今の時代は小さくコンパクトにそろえた方が品質も良いですし、パック詰めで出す場合にはパックの基準にあわせて作ればいいわけですよ。
長梢の、でっかい房をいちいちハサミでねらって落とすのは労力がかかります。目も疲れます。
だからむしろ短梢で果房が小さい方が、省力化ができるということにつながります。

裂果の問題は、葉の蒸散に関係があります。
蒸散量と大いに関係があります。
だから蒸散量が多いということは、それだけ水を引き込むと言うことですね。
成熟期にはいるどんな果物でもそうですが、成熟期に入る前に肥大するわけですよ。
その時に裂果を引き起こしますので、その時点で蒸散量が少ない状態、樹勢管理を仕上げておけば裂果はおきません。(※ベレーゾン期に新梢の伸びが少ない管理)
あとで“藤稔”の圃場へ行きますが、過去に裂果を起こしたことはありません。

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7.新梢を棚下部へ下垂させるため機械作業が不便となる
機械作業がえらいというわけですね。
従来はこの位置から枝を下げて管理していたわけです。

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それはなぜこの位置から枝を下げて管理していたかというと、一点は1房を仕上げるのに葉が20枚必要だという理論があるわけです。
その理論をいかすために、20枚の葉を確保するために、長く新梢を保持するということですね。

もう一点は樹勢を弱めるために枝を下に下げるということです。
樹勢は上にあがればあがるほど、強くなります。
栄養生長型になりますからね。

ですから枝を下げれば下げるほど樹勢は弱っていきますので、その2つの作業をするために下げていくわけです。
穴蔵へもぐるような格好で消毒したり管理をしていたわけです。

20枚の根拠は何かと考えたときに、例えば20枚あってもね、この枝がこのように下がっていれば太陽光線は・・。
初夏の太陽はどう動いていますか?
真上を動いているでしょ。
枝が下がっていると、下がっている部分は午前中に日があたるだけで、午後は日があたらない。
午後はこっちの半分があたるだけです。下の方は全然日があたりません。

植物の原点は光合成ですよね。
光合成でできたものを私たちがいただいているわけです。
光合成で何ができるかというと炭水化物です。
炭水化物からブドウ糖とかショ糖とか果糖とかに変わって、『おいしいね』となっていくわけです。

ブドウの炭水化物は約70%です。あとの20~30%が無機成分ですね。
ですから重要なのは土壌中の成分より、炭水化物をいかにため込むかが絶対に重要なんです。

なぜかというと、炭水化物をためこめばためこむほど、土壌中の根の活動もよくなるわけです。
養分を送り込みますから・・。それで根が動くわけです。
だから地上部の光線利用率をいかに高めるかということが最優先しなければいけないのです。

先のサクランボのウルミの問題もここにあります。
光合成をいかに高めるか。窒素と水は厳禁ですね。

商品価値の見栄えを良くするのなら、窒素と水が見栄えを大きく左右しますが、味で勝負するなら厳禁でしょうね。
だから、味と見栄えは相反する作り方です。

そのところを物によってね、あるいは品種によって、どう変えていくかだと思います。
あるいは売り方によって、売るシステムで味よりも見栄えが必要ならば見栄えを・・。

岡山県はまさに味より見栄えですよ。それは桃からブドウまですべてそうですね。
それはその地のやり方ですから、それで良いと思います。
その商品で有名になって成り立っているわけですからね。

自分の経営体の中でどっちを選んでいくか、作り方を変えて行かなくてはならない部分だと思います。

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そのように考えていくと、7つの欠点はすべてクリアされたということです。
そうすると、7+4で、11も利点になるじゃないですか。
(※『長梢剪定と短梢剪定の利点と欠点』には、短梢の利点として4つの点があげられている)

こんな作り方はないですよ。
この棚を見てください。
支柱が少ないでしょ。

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作業管理は縦横一直線でやりますが、除草作業とか消毒の作業とかは、乗用草刈り機やSS(スピードスプレイヤー)が自由に動けます。
だから従来の短梢栽培よりも、はるかに省力化できますね。

最初にやりだした頃、家内はですね、「こんなことは初めて・・、何を考えているだか・・」と。
一番の抵抗は、かみさんからでましたね。

かみさんは農作業をやったことがありませんでしたから、「世間と同じことをやってくれればいいな」と思っていたんだと思いますが、やりだしたら「はるかにこちらの方がいいね」ということになって、今日もワインの“ピノノワール”の傘かけにせっせと行っております。
いいワインをつくるためにね。ありがたいことだと思います。

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そのような発想でこのような形を仕上げました。
ですから、養分転流をいかにおこすかということで、私の考え方では「もと葉」は10枚あればいいだろう、だから1mから1m20cmあれば十分だと、あとは副梢がでてくれば、それで1房ないし2房を確保する、500gから600gぐらいまでの品種によってはね、確保ができるでしょう。
500g以上をコンスタントに収穫するのであれば、このスパンを3mぐらいに広げてね、結果枝の長さをちょっと長くすればできます。

ですから自分がどのような商品をつくるかで、樹幹の位置を変えていく、光合成をいかにおおくできるようにするシステムを考えていけばよいわけです。
これは他の果物でも同じことです。

光合成をためこむという発想はどんなものでも同じだと思いますから、考え方をそのような視点へもっていってもらって応用していただければいいんじゃないかと思います。

ちなみにここは25年たちますが、肥料は入れていません。
ただ最初の3年は堆肥が入っています。2tぐらいですかね。
それ以降は、一切無肥料です。肥料は入っていません。
たまにほんのちょっと鶏糞をふる時がありますけどね。
木にはふりません。
草を見て、草の生育が遅れている部分がでてきます。
草を見て草に(鶏糞を)やります。

草生栽培というと、皆さんの頭の感覚、指導者の感覚というのは緑肥生産、緑肥補給ということをベースにしています。上を刈ってそれだけ補給するならばね。
私の発想は全く違います。
上じゃなくて、草の根っこをいかに生やしてやるかということです。
根っこにいかにたくさんの穴をあけてもらうか、土にね。
しかも深く穴をあけてもらう。
そうすればするほど、微生物群が増えるわけですから、10cmの有効土層が20cmになれば、極端に言うと2tとれていたものが4tとれるということになるでしょ。
だから土の力を引き出すためには草を積極的につくりなさいということです。

今日は草が刈ってありません。
本来ならばお客さんがくるわけだから、大概は刈ってあるよね。
きれいなところを見てもらいたくてね。
この梅雨の時期に絶対に刈らない理由があるんです。
草を刈ってはいけないわけです。
なぜかわかりますか?

・・・・ 続きは、『小川塾in山梨 開催記録』をクリックしてご参照ください。
(※A4で60ページの報告書です。ワードファイルで、8.3MBほどのサイズとなります。下記のリンクをクリックするとファイルがダウンロードされブラウザ上で全文を読むことができます)

             2009年 『小川塾in山梨』 開催記録.doc


(Radix事務局:成田)

農産畜産Blog

【01 農産活動報告】

2009-07-27

らでぃっしゅぼーや・Radixの会 関東ブロック会議 報告

らでぃっしゅぼーや・Radixの会 関東ブロック会議
日時:
2009年6月26日(金)13:00~17:00
会場: 機械振興会館6階67号室
参加者: 68名 (※スタッフ含む)

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********************************

6月26日、らでぃっしゅぼーや本社近くの機械振興会館の会議室において、
らでぃっしゅぼーや・Radixの会 関東ブロック会議を開催しました。
その会議の概要をお伝えします。

IMG_3966 

(後藤事務局長)
Radixの会は設立13年目を迎え、現在314団体の生産者の会になっています。
技術勉強会を開催している農産部会をはじめ、畜産部会、水産部会、食品部会、エコ部会、合計5つの部会があります。
情報発信ではRadixのホームページ(ブログ)を通じて毎月多数のアクセスをいただいています。
小祝塾をはじめ、新井さんのめだかの学校、福広塾などの勉強会の記録もブログ上に出ていますので、ぜひ活用してみてください。

情報発信では、メール配信をやろうと考えています。
定期的にRadixの活動などについてのメールが届けられる予定です。
メールのアドレスをいただければ、皆さんの活動なども配信したいと思いますので、ご協力の程よろしくお願いします。

この4月よりRadix事務所が芝公園の本社4階に移転しました。
昨年度、狩野さんがRadix事務局で一年間研修されていましたが、今年は九州のみかん生産者の娘さんの右田さんが一年間研修をすることになりました。
また、来年2月27日にRadix総会を開催しますので、よろしくお願いします。

今日は皆さんからいろいろな意見や情報をいただきながら、
・Radix
事務局でこういうことがやれるんじゃないか
・関東ブロックでこんなことをお願いしたい
・こんなところに情報があるから取ってきてほしい ・・・等々
いろいろと意見交換をしたいと思います。

日本の農業では、「グランドデザイン」が必要だと感じています。
最近なにかと農業が注目をあびていますが、マスコミが騒ぎすぎる感じも。
農業ビジネスがどうの、農家がどうのとか、変なバブル状態のような感じもしています。

これからの10年、日本の家族型経営が本当に存続できるのかどうかということをつきつめていきたい。
未来は大規模農業だけではない。まだまだやり方があります。
家族経営があってこその第一次産業だと思います。
家族経営が負けるようなことがあってはならない、言わせないような組織にしていきたいと思います。

自分の想いをまず先にお伝えしました。
これから3つのグループに分かれて意見交換をしたいと思います。


~ 3つのグループに分かれて、グループディスカッション ~
 

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【参加生産者からのご意見・ご要望などをピックアップ】
今後も勉強会、研修会をいろいろと開催してほしい
・群馬の新井さんの勉強会「めだかの学校」や、小祝さんの勉強会などに参加しながら勉強しているところ。Radixの会のホームページをよく見ている。すごく詳しい報告がのっているので、とてもわかりやすい。
・関東は品種や品目が多いのでまとまるのが難しいが、勉強会を開催してその結果の情報共有をしたい
・小祝さんを講師にした勉強会を予定しています
・タイのバナナ勉強会を予定しています
・フィリピンの農民(※バナナ生産者)と日本の農民の交流を希望します
・シイタケの勉強会、意見交換会を開催してほしい
・昨年、澤浦さんに経営の視点、地域の課題についてのお話いただき好評だった。今年も経営塾を開催してほしい
・飼料が高騰して畜産農家が少なくなると、堆肥原料の入手が難しくなる
・Dr.ソイルデジタルの購入を検討したい
・・・・等々



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上の写真は、らでぃっしゅぼーや農産課の森崎課長のお話の様子。
詳細は省きますが、下記内容が話し合われました。
・ 売上動向および販促例について
・クレーム動向および対策について
・温度管理、温度計について
・異物混入防止について
・農薬の管理体制について
・農薬保管庫について
・禁止、制限農薬の見直しについて
・農薬の管理体制についてのスケジュール
・農薬の管理、使用について
・管理帳票についての提案
・コスト削減の提案
・資材販売について(Pプラス)
・リースコンテナについて
・農業生産事業参入について ・・・等々



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最後にRadixの会の澤浦副会長より〆のご挨拶。

(澤浦副会長)
皆さんからお聞きした事を次のRadix役員会で話し合って、より良い方向に向けていきたいと思っています。
ぜひ懇親会でも森﨑課長やスタッフに向けてご提案いただければと思います。
Radixの会は皆さん一人一人で成り立っている会だと思っていますので、主体的なご意見をお願いします。
外は暑いので、この後ビールを飲みながら皆さんと楽しい話ができればと思います。
今日は本当にお疲れ様でした。


(※ブロック会議にご参加の皆さんより、多くのご意見やご提案をいただき、
誠にありがとうございました。
会議でいただきました内容、アンケートにご記入いただきました内容は
Radix役員会を通じて活動に反映させていきたいと
思います)

農産畜産Blog

【01 農産活動報告】

2009-06-24

福広塾に参加してきました!

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5月29日天気予報は大ハズレの快晴。たまに雨が降ったときもあったが、ちょうどそのときは福広さんの小屋の中で座学タイムのお陰で運良く雨に当たることもなく無事に?勉強会が開催出来た。

実は、勉強会の前日は懇親会がありAM2?・3?時くらいまで賑わっていたみたい。遅くまで飲んでもやるときは皆やりますよ!

勉強モードにきちんとスイッチが入っています。

福広さんの畑には現在ズッキーニ、オカノリなどなど沢山の作物が
育っている。
こんなに沢山の多品目の野菜を作っていらっしゃるのを実際に見て驚いた。

資料上の写真や文字などで見る分には小松菜・トマト・エンサイ・ズッキーニ、オカノリと
目で追って終わり。(少し感情が足りなすぎるくらいの反応!?)

だけど、実際に畑に行って、作物の成長を見て、話を聞いて、食べて、沢山の生産者の方と触れ合うと何と驚き、感動が沸くのだろう!

IMG_3201 ズッキーニ 生育がそろっている
福広さんの畑は本当に作物がキレイに縦・横・丈の長さまで揃っていて美しいんだ。その上、多品目に及んでいる。
また、土作りからこだわっているため、堆肥も作っている。
若手も育てている。

こう聞くと毎日ガムシャラに働いて、眉間にシワ寄せながら気難しい生産者かと思うかもしれない。イヤイヤ、違う!美味しい作物を作っている福広さん、
凄くいい笑顔で、温和な感じがにじみ出ていて、そして今までの試行錯誤してきた経験や結果など教えて下さる、本当に素晴らしい生産者だ。
カリスマ生産者と呼ばれる訳に納得する。

福広さんの勉強会は露地野菜編・トマト編・堆肥編・座学編・村山さん編と
1日かけての勉強会。そこでは、質問が飛び交い、即解決出来た内容もあり
これからの課題となる問題も共有できて良いネットワークが作れたと思う。
これからのらでぃっしゅぼーやの野菜の品質は向上↑・向上↑
同じ生産者としても楽しみ、ら会員としてもぱれっとのお届け日が待ち遠しい。

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また新規就農の村山さん話では、
就農までの経緯と今後の展望について詳細な資料まで用意されていて、
この中のどこかに成功の秘訣がある!?と思い拝読してると・・・。
村山さんが一言。
「仲間でやる、グループの重要性がわかった」
やはり、農業ってそうだよね!!!長い期間を要して作物を育てあげるからこそ協力し合うことが一番大切だよね!!!と。つくづく思う。

皆で切磋琢磨し、これからも村山さんのように新規就農者が増えることを
心より願う。

そして、それをRadixが支える役目を担っていけたらと思う。

Radixの会 研修生:右田

農産畜産Blog

【01 農産活動報告】

2009-06-20

らでぃっしゅぼーや・Radixの会 九州ブロック会議 報告

らでぃっしゅぼーや・Radixの会 九州ブロック会議
日時:
2009年6月12日(金)13:00~17:00
会場: 熊本県熊本市 熊本市国際交流会館4F第一会議室
参加者: 20名 (※スタッフ含む)

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********************************

6月12日、熊本県熊本市の熊本市国際交流会館の会議室において、
らでぃっしゅぼーや・Radixの会 九州ブロック会議を開催しました。
とても活発な意見がかわされた会議の概要
をお伝えします。
(相変わらずの長文で
スミマセン・・(^_^;))

IMG_3522 IMG_3520 九州ブロック会議スタート 
前回同様、Radixの
後藤事務局長からの報告からはじまります。
以下、発言者の内容をまとめています。

(後藤事務局長)
九州ブロック会議は九州で今後どのように活動を進めていくかを打ち合わせる場として考えています。
今日お見えになっている新田さんを講師にした新田塾の開催も検討しています。生産者勉強会には、若い生産者も数多く参加しています。
やはり現場の活きたノウハウや農業経営が学べる場となっていることが、いいみたいです。

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先日開催した福広塾の詳細な内容についてはRadixブログに掲載してありますので、まだグループの中で読んでいない方がいましたら、コピーして回覧するなどしてぜひ活用してください。
生産者の生の声をRadixの活動に反映させていきたいと思い、今年はこのようなブロック会議を各地で開催していきます。
これからの10年をみすえたグランドデザインを一緒につくっていきましょう!

【Radixの活動紹介】
・今年度の生産者勉強会の予定
・生産者自主勉強会の助成についての概要説明
・Radixセミナーの紹介
・農業経営塾の開催提案 などを順次紹介


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(らでぃっしゅぼーやの森崎課長より農業経営塾の概要説明)
なぜ農業経営セミナーを企画したかというと、片手にそろばんを持ちながら、農業をやりましょうということです。
新規就農者がどんどん出てくるようになっても、経営面でうまくいかない方もいらっしゃるようなので、いい生産者の経営を見て、良いところを感化してしてもらえればと思います。

良いところは真似る! どんどん刺激をうけていただきたい!

らでぃっしゅの生産者で、澤浦さんや木内さんを講師にして全国の生産者に集まっていただくのも良いのかもしれないし、地域地域で集まって活動してもらってもよいと思います。
地域といっても、事業内容や規模
なども異なるので、まったく同じようなコピーはムリとしても、良いところは参考にして経営に取り入れてほしいと思います。

栽培技術はこの10年間の勉強で共有化が進み、どこにどのような生産者がいるのかも共有できたと思います。
農業経営の面でも、このような組織体制はいいんだとか、皆でお金を出し合っているんだとか、ちょっと見ていただきたいと思います。
九州は九州で農業経営の勉強会をやっていただいた方がよいのか、北海道に見に行きたいとか・・、Radixの場で情報を出し合いながら活動ができたらいいなと思います。

昨年の農業経営勉強会のアンケートで多かったのが、『先駆者の話を聞くこと』でした。難しい勉強はまた別のところでやっていただくとして、Radixの仲間の中でそのような勉強会をやっていきたいと思います。
そのような内容がありましたら、ぜひアンケートに書いていただきたいと思います。

(後藤事務局長)
九州で何をするかについて具体的な提案を出していただきたいと思います。
たくさん要望をいただいたら、らでぃっしゅぼーやと相談しながら検討していきます。


【以下、参加生産者の自己紹介と意見をまとめました】

IMG_3529 かごしま有機生産組合 外西さん
(かごしま有機生産組合 外西さん・・写真左の女性)
新規就農者が増えているのですが、農業経営の点で壁にぶつかってしまい、行き詰まってしまった事例もあり、農業経営の話をうかがいたいと思います。
セミナーなどがいろいろ開催されていますが、生産者を選んで参加させている状態です。生産者が多くて、事務局がそれをまとめるので手一杯。
らでぃっしゅぼーやで農業に詳しい方が(かごしま有機の)事務局スタッフと一緒に勉強会を開催するとかしていただけると、私たち自身も勉強になるし、農家さん自身も受け入れられやすいと思います。
そのようなサービスがあればいいなと思います。
ちなみに、かごしま有機生産組合の生産者130名のうち、JAS有機の認証をとっている方は8割以上となっています。

IMG_3531 宮崎有機農業研究会 長嶺さん
(宮崎有機農業研究会 長嶺さん・・写真左の男性)
この6月2日に第17回の総会を開催しました。
研究会ができて、まるまる17年がたちました。
10年ぐらい前は、堆肥オンリーの考え方、堆肥さえ入れておけば野菜はできるんだという感覚でした。しかし、どんどん収量が落ちてきて、どうしたんだろうということで、小祝塾を通じて苦土を入れたり、石灰を入れたりして少しは変わってきたんですけど、まだ収量が安定していない状態です。
理論というのは生産者もマスターしていると思うんですけど、条件によって非常に良い年、悪い年があるわけなんですね。
特に去年から今年にかけて、ハクサイがめちゃくちゃになってしまいました。
キャベツもそうなんですけど、クサレが多くでました。
ハクサイのナンブ病はなぜこうなるのかとか、こうすれば打開できると
いうようなつっこんだ専門的な勉強会をやっていただきたいと思います。
一般的な理論というのはわかっているんです。
生産者が困っているような点を解決するような方策が必要なのかなと思います。
堆肥が主体となってきますから、良い堆肥を使うことによって、良い資材を使うことによって、安心安全はもちろん、おいしさも追求できないかなと考えています。
問題解決したいと思っているのが、ジャガイモソウカ病です。
なかなか解決策がないのです。
それと葉もののナンプ病も。
去年と一昨年にキャベツ・ハクサイをつくった圃場で、一昨年は良かったけども去年は悪かった・・。同じ肥料設計をしていてもです。
年によって違う。気候によって違うのかなと感じます。
気候に左右されないような何かがあると思うんですよね。
ソウカ病の対策として、これまでいろいろやってきました。
菌を入れたり、ソウカ病に良いと言われる資材を入れてみたり・・。
虫がかじったようなソウカ病で、ある生産者は非常に大きな被害を受けて出荷量がガタンと落ちたこともあります。

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(らでぃっしゅ農産課の加川さん)
ソウカ病は積年の恨みではないけど、ずっと問題になっていますよね。
水の子会さん
の北原さんが乳酸菌で解決できるという方法があるといって、ある程度実験していただいていたのですが、それもあう・あわないがあって、なかなか難しいようです。

参加者より)
品種をシンシアアという品種を変えたら、ソウカ病にかかりにくくなった。
品種で対応することも検討してみるのも一案では。

(長嶺さん)
ソウカ病に対して品種的に対応する方法もあるだろうし、そもそもなぜソウカ病が発生するのかを掘り下げて話をしていただいて、ソウカ病に対してこうすればいいんだよという方法があればと思います。
以前から小祝塾の勉強会でもソウカ病の話があったんですが、解決法がなかったんですよ。ジャガイモソウカ病について掘り下げて勉強会をやっていただけたらと思います。

IMG_3534 宮崎有機農業研究会 萩原さん
(宮崎有機農業研究会 萩原さん)
九州で経営セミナーをやっていただきたいと思います。
雇用をかかえながらやっているので、ほかではどのようにやっているのか関心があります。
関東・中部・関西で同じナスでもピーマンでもサイズや規格があると思います。産地でつくりやすいものをつくってきたわけですが、消費者が望むサイズ、種類、そのあたりの対応が生産者としてもやっていけたらいいかなと思います。
九州だったら関西に7割、中部に3割、その割合で品種を変えてみようとか・・、その対応の方法を考えていかないと・・・。
九州のナスといったら大きいタイプなのですが、その辺は少し知りたいなと思います。
この時期のアブラムシに対する対処法を知りたいです。
JAS認証をとっているんですが、アブラムシに効く菌をやっていても雨が降らないので、アブラムシが非常に発生しています。
品目はピーマンです。
この時期にピーマンを栽培されていて、アブラムシの防除をしている方の防除方法はどのようにされていますか?
これまで牛乳を散布したり、乳酸菌をまぜたものを散布したり・・・、効果があるのかないのか・・。

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(水の子会 上村さん)
水の子会として生産者が40名ほどいます。
50~60歳の方が大半をしめています。
10年後になったときにいったいどれぐらいの生産者が残って、ちゃんと経営を維持しているのかという漠然とした不安があります。
毎年毎年天候不順なので、事務員も謝るのが仕事じゃないけど、はたから見ても大変な仕事だなと感じています。毎日毎日謝ってばかりいます。
謝りっぱなしというのは、漠然とあまり良い関係ではないなと思うんですね。
なにかできないのかなと思っています。
九州のいろいろな産地があると思うので、そういうところの話も、どういう問題をかかえているのかという話を聞けたら参考になると思います。
小祝さんの勉強もけっこう聞かせていただいて、完璧には頭に入っていませんが、理屈や理論はためになりました。
引き続き取り入れながらやっていきたいと思います。
私はレンコンとイグサ、餅米をつくっています。
レンコンの腐敗が毎年でるので、そのあたりの話を勉強会でうかがいましたが、決定的な解決法にはならなかったですね。最終的には単純に圃場を変えるというやり方で、病気を出なくしたというのがあります。
茨城のレンコンの種屋さんから話を聞いたのですが、その方は肥料でなおしたというんですね。苦土だったかな。苦土をやって、その方は東京でレンコン作りをやっていて腐敗病でつくれなくなったから、茨城の方へ越して、そこでまた病気が出たけど、その時にはすでに何十町歩とやっていたので、よそに引っ越すこともできずに自分で勉強して治したと聞きました。
全国どこでもレンコン腐敗病がでているようで・・・、単純に肥料をやったから(腐敗病がなくなるものではないので)植え付けるのがこわいんですよね。
また腐敗病が出たら、かなり金銭的にもマイナスになるし・・。
関東の方は資材をかなり入れたわけでもなく、微量要素的に少し入れればいいよという感じだそうです。

IMG_3539 水の子会 桝永さん(真ん中の方)
(水の子
会 桝永さん・・写真の真ん中の男性)
高齢者の代表として参加しました。
ミカンをつくっているんですけど、草刈りがとにかく大変で、できれば消費者の皆様が加勢にきていただければ・・。(笑)
Dr.ソイルのデジタルですね、だれでも土壌分析できるようにぜひ購入したいと思っています。

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(もっこす倶楽部 藤本さん・・写真左の男性)
Dr.ソイルのデジタルについては、Dr.ソイルが新しくなると言うことで購入をひかえているところです。
分析は自分たちでもやっていますし、アライさんに頼んでやっていただいています。肥料をふる際に品目毎に土壌分析をしています。
年間でかなりの回数、土壌分析をやっています。一日がかりです。
Dr.ソイルのカリと石灰については、白濁しているため見る人によって読む数字が一人一人意見が違ってきます。ある人が100であったり、ある人は200であったりと、なかなか見分けがつきにくいですね。
だからはやくデジタルが入ればいいのかなと思っているところです。
堆肥舎を計画していて、堆肥舎をたてるための助成をですね、していただければいいなぁと思います。
低金利の融資とかがあればいいですね。
国や県の低利融資の紹介でもいいです。

IMG_3543 もっこす倶楽部 浦下さん(右の方)
(もっこす倶楽部 浦下さん・・写真右の男性)
1月~2月の天候不順でタマネギの生長が悪くて、らでぃっしゅぼーやさんに迷惑をかけてしまいました。
小祝さんの肥料をけっこう使ったんですけど・・・、肥料だけでは・・・、天候に一番左右されるかなと感じました。
先ほどジャガイモの話がでましたが、私たちの何人かの生産者もジャガイモを
つくったんですが、二年目にしてソウカ病でほとんど出荷なしの状態に・・・、もう無理してつくらんでいいと言ってあります。
Radixの会で、宮崎の長嶺さんの圃場を借りてそこで作り方別にジャガイモをつくって、種を蒔く前の肥料の段階から、どうしたら
ソウカ病がでなくなるかについて検討していただければと思います。
肥料のやりかたとか、菌の入れ方とか、区画をわけて三~四種類ぐらいつくってみて、それで収穫してみて・・。植えるときと収穫するときに生産者が行ってみて、生産者自らが確認して自信を持ってつくれるようになれたらいいかな。

(長嶺さん)
ジャガイモの話ですが、去年の秋作で3通りの試験を同じ圃場でやったんですよ。
一つは宮崎大学の先生がつくってくれたシュードモナスと言う強力な菌を土と混ぜて作付けしたもの、一つは納豆菌をやったもの、もう一つはゲンゴロウ(?)という商品があるんですが、これをやったところと3通りやってみました。
結果は、3カ所とも(残念ながら)どこも同じでした。(※ソウカ病になった)
試験した圃場はもともとソウカ病が出やすい圃場なんです。
シュードモナス菌は種芋を植える前に、植え筋に散布しました。
シュードモナスは乾燥に弱いので、散布したら種芋を植えて、すぐに覆土しました。それを3列やって、ほかも3列ずつやって・・。
シュードモナスの増殖のための餌は特にいれていません。
シュードモナス菌は堆肥成分と水分があれば十分に増殖するということなんですよ。
先ほど話のありましたシンシアという品種ですね、同じ試験をですね、同じ圃場でやってみます。よい結果がでればいいんですけど。
シンシアという品種と、デジマとニシユタカ、キタアカリの4種類ぐらいやってみようと思います。

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(肥薩自然農業グループ
新田さん)
課題として後継者の話が先ほどから出ていますが、もうこちらは化石化している感じです。なんとか後継者はいるにはいます。
スタートから農薬に頼らない栽培をしています。
多いものでも1回~2回ぐらい。
カメムシの問題ですね、毎年毎年、カメムシが早生や極早生に発生するのですが・・・。
外観が思うようにいかない、味とかはなんとかやっていますけど、外観がうまくいかないので、売れないものがかなりでてきます。
土着天敵による防除法ということで宮崎大学農学部に大野和朗先生(※準教授)がいらっしゃいまして、このごろよくテレビにもでていますが、あの先生の話を聞くのも面白いのではないかなと思います。
カメムシは、アオカメとかチャバネとかでまして、チャバネが圧倒的に多いですね。昨年は台風がこなかったので比較的少なかったのですが、台風がきたら台風の後はほとんど全滅です。
カメムシは杉と檜の実を好むわけです。秋口になるとその実が堅くなるでしょ。
園の周りは杉林なので台風がくるとすぐにおりてくるわけです。
誘蛾灯はかなり効果はあります。一晩に一升ぐらいとれますね。
6~7割は効果はありますが、それ以外はそれ以上増えたらもうだめですね。

IMG_3548 長崎有機農業研究会 長尾さん
(長崎有機農業研究会 長尾さん)
小祝さんがはやくからDr.ソイルのデジタルを出すといっていたのですが、なかなかだしてくれなかったので、「つち博士」を使いはじめたんですけど、その数値がDr.ソイルとつち博士と普及所の分析結果と、さらに専門機関にも同じ土を分析してもらったんですが、全部(数値が)違うんです。
今年はどれでもいいから一つにしぼって・・・。
小祝さんのDr.ソイルのデジタルはいくらぐらいなものなのですか?
それを買うと使い方の指導まできていただけるのですか?
私たちは有機農業推進のモデルということで、南部さんなど7団体で有機農業推進協議会をつくって活動したんですが、いろんなところに勉強会ばかりで、結構多いんですよ。
できれば推進協議会の方で、講師の紹介をしていただいたり、セミナーの開催をしていただければなと思います。

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(草枕グループ 右田さん)
ミカンをつくっています。
やってもらいたいのは経営塾です。
うちは生産者兼事務局みたいなことをしているので、一般の生産者の中で経費削減とか経営の効率化を図っているような篤農家的な方の講演とか、組織のトップにたつ経営者の先駆的な話を聞いて刺激を受けたいなと思います。
その二つの柱でやっていただきたい。
うちも後継者問題があります。私自身は若いんですが、ほかは50代がメインです。ほかにも若手後継者がいたんですけど、夏の草刈りが非常に大変で土にはいつくばってやる農業がいやだということで離れていってしまった生産者もいます。
草に対して農法的な抑え方というのもあるし、農業機械などで草をおさえる技術を考えていただきたい。
以前は年に4回ほど草を刈っていましたが、もうやってられんということで・・。
うちではもう生やしたままで引き倒すようにしています。木のまわりだけですね。(※機械がはいるところは機械で除草)
ほかの生産者は見苦しいとか、虫を呼ぶとかいいますが・・。
ほかの生産者の後継者が増えてこないから毎年5反ぐらいずつ平均して増やしているんですけど、うち一軒だけでふやしていくのも限界があるのかなと。
早急に除草対策を考えて行かなくてはいけないなと思っています。

新田さん)
草刈りは一番楽だと思います。
草刈りは年中やらなければならないものではないでしょ。
午前中に1~2時間ですよ。
雑草をはやしておくと病気が増えるというのは本当は逆なんですよ。
逆の発想なんですよ。
草があるからダニなんかはミカンにのぼらない。
草がないからミカンにのぼるんですよ。
ダニでもなんでも。
そのように考えれば楽でしょう。

右田さん)
ダニの方は皆さん草が生えていれば抑えられるという考え方なんだと思います。うちはゴマダラカミキリが入るんですよ。
カミキリの問題で荒廃している園地がいっぱいあるので、きびしいなというのがあるんです。
バイオリサも経費と畑の面積を考えるとコスト高でできないですね・・。

新田さん)
ナガタマムシの被害は樹齢の高齢化によるものです。
昭和30年代にナガタマムシの大被害が発生したことがあるんです。
それから回植しているでしょ。
またその年代にきているじゃないですか。
だからナガタマがでたら早く植え替えることです。
昭和30年代にナガタマムシが大発生した時には、どこでも新しい品種に切り替えていった経緯がある。
その時期がまたやってきたということ。

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(立花果樹園 立花さん)
屋久島なもので、なかなか出てこれないんですが、今回参加させていただきました。ミカンをつくっています。
何年か前から地球温暖化の影響だと思いますが、リュウキュウミカンサビダニが入ってきました。リュウキュウミカンサビダニが温暖化でだんだんと北上してきまして、困っておりまして、マシン油をまいたり、黒砂糖酵素もやっていますが、リュウキュウミカンサビダニにはききません。
石けん
がいいとか聞いてやっていますが、まだはっきりつかめておりません。
それと最近は天候不順でして、今年は1月~2月に雨が多かったですから、ミカンの糖度が上がらなかったり、普通だったら色がつくんですが・・、青かったり・・、そういうものがすごく出まして、いつもの年の2/3は(JA出荷の)糖度の基準に達しなかったなど、だいたい10度前後が60%から70%ぐらいありました。
うちのところだけでなく、全体的に同じような傾向でした。
また年々、隔年結果的なようなものがではじめたような感じがします。
ミカンの樹齢が高くなってきたのが原因の一つかもしれませんし、剪定の仕方が悪いからかもしれませんが、そういうようなところで頭をいためています。
これまで見なかったような虫まで入ってきていますので、これからどうなるのかなと思います。

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(立花さんの奥さん)
屋久島車エビさんからエビをいただいて堆肥を作っていたこともあります。
堆肥の切り返しは人力で切り返しています。とても大変な作業です。
前回もこのような会議に参加させていただいて、とても刺激を受けて楽しかったので、また刺激をいただきながらがんばってきたいと思います。
新田さんのところで勉強会を開催するという話を聞いていましたので、それをすごい楽しみにしております。また勉強させてください。

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(ながさき南部生産組合 金井さん)
昨年の2月までRadixの理事をさせていただいておりました。
今の課題としましては、うちは後継者が残っていて、これらが育ってくれればいいなと思っています。
若者のつながりとして若者集会以外でも、農家以外のつながりでも互いに成長できるようななにかができればと期待しています。

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(はちまき自然農法生産グループ 本多さん)
うちのグループは少人数で小さいグループです。
今は5名ですが、会員は7名います。
皆さんにお聞きしますが、冬にダニが発生しませんか?
アブラナ科のダニですけど・・。
JAS有機で使用できる農薬がいろいろあるんですけど、うちのグループは絶対農薬をかけない、まあかけてもいいんですけど周りからみるとあいつは無農薬といいつつ農薬をかけているとみられるので、絶対にやらないようにしているんですよ。
はやく植えて、冬場に大きくすればいいんですけど、遅く植えた部分になるとダニがついてですね、葉が真っ白になって、生育しきらなくなってしまいます。
ほかの産地はどうなんですかね。
アカダニです。動きも早いんですよね。
つぶしたら変なにおいがしてですね・・、ないですかね。
寒くなればなるほどダニが出てくる感じです。
作物は大根、キャベツ、ブロッコリー、高菜などにつきます。白菜にも・・。
被害は枯れたように真っ白になるんです。
見たことはないですか?
県の普及センターにも聞いてみたんですけど、農薬かけたら一発といわれてしまいました。
自分たち以外の圃場では農薬散布で被害をおさえているけど、自分たちは農薬を使わないので被害が大きいです。

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【後藤事務局長によるまとめ】
ブロック会議は年に1回と決めずに、ブロックのメンバーの意向で回数をかさねてもよいかと思います。
今日の会議だけでも、いろいろな意見がでました。
ブロックでも随時集まりながらテーマをもって解決できるようになればすばらしいことです。
自主的に開催していただくのもいいと思うので前向きに検討していきたい。
8月にRadixの役員会があるので、そのときに上村理事から報告していただきます。その内容を持ち帰ってきますので、あらためて共有する場として開催したいと思います。


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上記の写真は、らでぃっしゅぼーや農産課の森崎課長のお話の様子。
詳細は省きますが、下記内容が話し合われました。
・ 売上動向について
・クレーム動向について
・温度管理、温度計について
・異物混入防止について
・禁止農薬の見直しについて
・農薬保管庫について
・管理帳票についての提案
・資材販売について(Pプラス)
・リースコンテナについて  などなど


IMG_3589 IMG_3590 九州ブロック会議 懇親会場に入る
IMG_3592 九州ブロック会議 懇親会の模様 IMG_3593

ブロック会議のあとは、お待ちかねの懇親会。
一同移動しながら(記念撮影をしながら)お店へ。 
今回も一次会が盛り上がり、さらに二次会、三次会に・・・。
熊本のブロック会議は参加者の熱気でとても暑かった! 

Radix事務局:成田

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