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2008-11-07

日本の「食」は安すぎる

2008年3月20日に発売になっているので、すでにお手元にある方も多いかもしれません。著者は山本謙治さん。やまけんって言ったほうが馴染みがいいでしょうか?

yamaken_hon

安い食を求め続けるということは、身近な日本国内の生産者・製造業者を生活できない状況に追い込んでいくということでもあるのだ。
本書で言いたいことはひとつだ。
それは「日本の食品価格は安すぎる」ということである。
最近、マーケティング業界の集まりなどでも、「農業などの第一次産業を復興させるためには、価格を少なくとも1.5倍、できれば2倍くらいに上げなければ無理でしょう」という話をする。聴衆が期待しているのは、「様々な工夫によって、良質なものを低価格で提供できるビジネスモデルが成り立つんですよ」といった話なのはわかっている。
けれども、そんなムシのいい話は、そもそもどこにも存在しない。
新鮮で、安全で、美味しい食品は、高くて当たり前のものなのだ。

と、ガツンと書いているやまけん。全国各地へ自身で足を運び、生産、流通、販売をつぶさに見極めてきた彼のメッセージはさまざまな事例の紹介の中に随所にちりばめられています。

本書の帯には、
安さだけの追求が、食品偽装を引き起こす
タブーを犯さなければ生産者は生きていけない
本物には、必要な「適正価格」がある。
買い支えよう! 日本の素晴らしい食を!!

とあります。食に関わる仕事をしている私自身も、消費者であり、その消費行動が日本の作り手さんたちを応援もし、追い込みもするのだとこの身が引き締まる感じがしました。そして、らでぃっしゅぼーやの20年のあゆみをダブらせていました。らでぃっしゅぼーやに関わる全ての人にオススメしたい。

先の東北集会in大潟村でも紹介させていただいた書籍です。

講談社+α新書
日本の「食」は安すぎる
「無添加」で「日持ちする弁当」はあり得ない
著者:山本謙治

発行日:2008/03/20
サイズ:新書判
ページ数:206
ISBN:978-4-06-272490-6

定価:840円(税込)


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