今回、第6回目の開催となる農業ワールドの視察に行ってきました。農業分野で日本最大の商談展で、大きく①次世代農業EXPO、②農業資材EXPO、③6次産業化EXPOと3つの区画に分かれて農業者や6次産業のための加工分野向けの製品・サービスが一堂に並び、講演ブースでは農業を軸とした各種セミナー会が行われていました。
総計730社が集まった会場では、施設では植物工場、ソーラーシェアリング。機械ではドローン、IT分野では環境センサー類の出展が目立ちました。各々なスタイルからは技術的進歩や、それに伴う流行を感じるとともに、数多くのビジネス・ヒントを学ぶことができました。現段階では、植物工場・ドローン等、導入数はまだまだ少なく、これからといった感じもしましたが、秘めたポテンシャルの高さには皆が注目しており、適所活用も近いように感じます。
しかしながら、ドローンは主に農薬散布を目的として開発されており、従来のラジコンヘリに比べ、操作的にもコスト的にも手軽にできるようになれば、慣行栽培での利用が広がることで、有機圃場との緩衝地帯のとり方にも問題がでてきそうですし、養蜂等、地域の生態系への影響も懸念されます。何においてもリスクは付きものですが、改めて環境や農業を見つめなおす良い機会となりました。
ちなみにNTTグループのブースでは、商談用と思われる、らでぃっしゅぼーやの缶ジュース類がカウンターに置かれており、目を引いていました。(研修生・西岡)