食品部会ブログ

2017/09/15

お魚会議 in 北陸 開催報告

今回伺った3箇所の位置
 世界に誇れる和食文化のひとつでもある魚食産業を再び未来あるものにしていくには?和食の中心にある発酵文化などを知ることも魚食の可能性を広げることに結びつくのではないか?また、食を通じて繋がる水産以外の業界との取組みが新しいことを考えるきっかけになるのでは?という想いから今年の「お魚会議~北陸昆布ロードから日本の食文化と発酵を学ぶ~」を開催しました。
 9月7日(木)北陸の地に19社28名と、らでぃっしゅぼーや・Radixの会スタッフ6名が集合しました。今回は、見学先が3ヵ所の他、勉強会、ディスカッションと盛りだくさんの内容となりました。

昆布館(敦賀)

日本海を越えて綴られた北前船や昆布ロードの歴史について、迫力ある大画面シアターで視聴。その後の説明では、おぼろ昆布・とろろ昆布の違いが、削る面の違いということや。
今は機械削りが主流なので手削り職人の後継者不足ということを聞き、驚いたり心が痛んだりしました。

マルカワみそ…(越前)

マルカワみそさんからの説明
木桶を使って蔵付きの麹菌と有機の原料で仕込む全国でも珍しいお味噌屋さんです。当日案内いただいたのは、みそソムリエの資格を持つ河崎専務。温かみのある空間と食器が揃う食堂で説明していただきました。お味噌の魅力と良さを伝えたいという熱い想いが、聞く側にじーんと伝わる講義でした。蔵見学では、木桶はもちろんのこと、機械の型番などを皆さん熱心に見ていました。(目の付けドコロが渋いです!)『どこを撮ってもOK』と撮影をご快諾いただき、シャッターの音が絶えませんでした。見学が終わると直営店舗でお土産を購入する長い列ができていました。
マルカワみそさんがウェルカムボードでお出迎え
作業風景
集合写真

ヤマト醤油味噌(金沢)

おかみさんの説明は糀の力が実感できる_手湯につかりながら
工場敷地内の「糀パークひしお蔵」には足湯ならぬ「手湯」があります。両手を浸けながらおかみさんの説明を聞きます。壁一面にパネルがあるので、歴史と発酵のヒミツを知ることができます。外に出ると創業当時の船着場があり、遠くに白山が見えました。
初代はもともと北海道と北陸を結ぶ船に乗っていたそうです。ここで原料の荷おろしをしていたのだと思うと感慨深いものがありました。そして、白山の伏流水を使っているのでお味噌の美味しさの秘密のひとつを知ることができました。見学して学んだあとは、お楽しみのランチタイム。寝かせ玄米と糀を使った「発酵食美人ランチ」は、見た目もきれいでもちろん美味しい上にお肌と腸も喜ぶ嬉しい味でした!
クリックで画像がアップ
初代は、ここから北海道へ行き来して商売をしていた。

【勉強会・ディスカッション】

バス車中では、昆布巻でおなじみのNSニッセイ松田専務による「昆布ロード勉強会」もありました。NSニッセイさんの所在地である小樽の発展に大きな役割を果たした北前船の歴史や昆布についてじっくり学びました。
ディスカッションでは、「おさかなの消費を増やす為にどうすればよいか?」という課題をグループで話し合い、キャッチコピーを考えました。今回は水産以外の食品部会、エコデザイン部会からの参加もあり性別・年齢層もいろいろでしたので各グループとも活発に斬新な意見が飛び交っていました。今回の「お魚会議」では、海の生き物は川から流れ込む山や森の養分が深く関わることや漁業と里山(農業・林業)は通じている。そして日本の食文化には発酵食品が欠かせないということが再認識された気がします。そして、このディスカッションから新たなコラボ商品が生まれる可能性を感じました。解散時の参加者皆さんの笑顔を見て、とても充実した二日間でした。来年の「お魚会議」も乞うご期待!
ディスカッションの様子
グループごと意見をまとめ中
まとめたことを発表

参加者の感想一覧

【昆布館】
・日本の食文化を改めて感じた昆布のロードに感激しました。
・おぼろ昆布の製造方法の実演を、ビデオではあったが実際に見る事が出来て大変勉強になった。
・昆布文化、日本を支えて来た産業であり、北海道の産業興国の一つであった事が改めて知ることができたのが大変に嬉しく思いました。
・身近にある昆布に秘められた特性を知ることが出来たので、今後の自社商品の営業のプラス知識を得られました。
【マルカワみそさん】
・有機原料、木桶仕込み、自家採取のこうじ菌などマルカワみそ様の方向性を知る良い機会になりました。
・同じ醸造メーカーとして、販売政策や製造現場での施策など、勉強ななるところがたくさんありました。
・老舗100年の歩みを知り改めてマルカワさんの商品の素晴らしさを再認識しました。
・EUへの輸出に目からウロコ。AllorNothingがきちんと見分けられている事情に感心!
・木桶を使ったみその製造にご苦労されている事や、昔ながらの伝統製法を続けられている事に感銘致しました。
・製造業としての課題に通じるものがありおどろきました。
・オーガニックに代えていくことの英断にすごさを感じます。覚悟ですよね。経営者として学ぶところ大きかったです。・
・オーガニックにこだわる姿勢やその需要、生産のこだわりなど沢山学ばせて頂く事がありました。何よりも自社商品を愛している気持ちが大切だと思いました。
【ヤマト醤油味噌さん】
・蔵見学がすばらしかったです。分かり易く、話術も魅力がありました。蔵見学も参考になりました。ランチでお腹が一杯になり、心も満たされました。
・発酵の仕組みを図解で、ご説明頂き大変参考になりました。今後の業務にも生かせる内容でした。
・発酵美人食、手麹湯を通して、麹の力を感じました。働いている方(おかみさん初め)の肌の美しさに驚きました。
・歴史をしっかり伝えている事業にすごさを感じました。いいですね、地方の底力をみられました。
・糀について新しい発見が沢山ありました。糀の働きが人の健康にとても役立つ事を知りました。自分の仕事(開発)にも役立てて行きたいと思います。
【NSニッセイ松田専務昆布ロード勉強会】
・歴史を知る事で、物の流れ、食文化との背景が分かりました。どこかの機会で誰かに伝えたいと思います。海水温上昇はどの水産物にも影響がある物と常々感じました。
・海を渡っての「昆布ロード」の起源と様々な昆布の種類と美味しさの秘密が勉強になりました。
・昆布の種類、使い方から文化まで知ることができ、知ること=豊かさだと感じた。
・北前船が各地にもたらした役割が大きいことが分かり食料だけではなく、文化も各地に影響をあたえたということが勉強になりました。
【ディスカッション】
・率直に楽しかったです。異業種との関わりが解決方法、ヒントになると改めて実践を通じて感じました。
・未来を感じる、素晴らしい会になったと思います。続けていきたいですね!!
・様々な業種の方が意見交換することで、新たな意見がたくさんでてきました。今回は魚の消費についてでしたが、自社商品のPRにも生きる意見もありよかったです。
・部会を越えた参加者の各々の意見が大変貴重でした。皆で一つになれた達成感があります。また皆さんでお逢いしたいと強く想います。
・異業種だからこそ云える意見など交流を深める事が出来て大いに役立った。
・これだけ多くの人達が意見を出し合いまじめに頭を使えた時間だったと思います。自分達の参加意識が高まったと思います。
・自分達とは違う業種のスタンダードな考えが学べて面白かった。
・業界が異なっても同様の問題があり、その解決の取り組み方などお話が聞けてよかった。
・異業種の方からの意見が貴重でした。違う角度の意見が参考になりました。
・各班、全く違う発想があり、皆で楽しく考える事の大切さを感じました。とにかく明るく仕事をする大切さを感じました。
・新たな発想を得る良い機会となりました。様々な業種、年代の方々との交流は貴重な財産となりました。

2017/09/15

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