食品部会ブログ

お魚会議 in 和歌山 開催報告

紀伊半島の地図は分かりやすかったこちらから拝借
 和歌山県は豊かな水と自然に恵まれ、醤油や鰹節発祥の地で和食文化の原点とも言われています。

 今年のお魚会議では、古式捕鯨発祥の地、太地町と、マグロ延縄漁で有名な那智勝浦町を訪ね、伝統的食文化に森と海はかかせないことを肌身で感じながら魚食を見つめ直し、昨年に続き、これからの魚食について議論しようと、6月6日~7日で実施しました。

 松下会長含め、今年も水産以外の食品加工・エコデザイン部会からの参加があり、運営メンバーも含め総勢31名での開催となりました。

名古屋駅に集合。貸切バスで一気に南下

 1日目は、名古屋駅に集合。貸切バスに乗り三重県を南下、那智勝浦を訪ねるなら、熊野本宮は通り道・・・ということで、まずは名古屋から熊野本宮まで4時間の長旅が始まりました。
 バスの中では今回の学びの資料映像を見ながらのお弁当タイム、そして、ご同行いただいた日本鯨類研究所の西脇茂利先生にも、たっぷりとクジラの基礎知識を伺いながらの移動となりました。
 世界遺産でもある熊野本宮大社では、らでぃっしゅぼーやで商品部長まで経験をした後、熊野本宮近くで加工品づくりを始めた「熊野鼓動」の横瀬社長に、熊野本宮の案内含め、その後のプログラムにもご参加いただき、大変お世話になりました。
鯨研の西脇先生による車中クジラ基礎講座
熊野本宮の参道入口で記念撮影

宿についたら、水産加工品販売の現状とディスカッション

 熊野本宮では、おおよそ1時間、澄んだ空気を深呼吸しながらお参りし、17時に宿到着。17時半からは、らでぃっしゅぼーや食品課メンバーによる水産加工品の販売状況のファクトや新しい取り組みの報告があり、その後、グループワークでディスカッション。
 昨年に続き、魚食の復権をテーマに、どのような課題があり、打ち手は何か、話し合いました。他の部会の理事、メンバーや熊野鼓動の横瀬さん、西脇先生、翌日お世話になる脇口水産さんのメンバーも加わり深い議論ができました。最後は昨年同様グループごとの発表もあり、今年も、商品開発や販売に活かされることになります。

2日目は朝7時から勝浦漁協のマグロのセリ見学から

 今回、那智勝浦で、持続可能な方法で生産された水産物を積極的に調達することを宣言している、ヤマサ脇口水産さんのご案内で、朝飯前にマグロのセリを見学。主に、競り場にずらり並んだキハダとビンチョウ、加えてカジキマグロがいくつかあがっていました。勝浦漁港の歴史や延縄漁の説明も受けながら見学。
奥にある青と赤の机を中心にセリが行われる
脇口水産の久保さんが延縄漁やセリについて説明


 朝食後は太地町に移動し、くじらの博物館を視察。くじらの骨格標本や様々な道具などの展示を見ながら、長きに渡る捕鯨の歴史を学びました。また、追い込み漁につかっていた湾や梶取崎(古式捕鯨での連絡用狼煙場あと)、くじらの供養塔なども見学しました。
くじらの博物館外観
ノロシを使って合図した梶取崎
くじらの供養塔にて


 昼食後に脇口水産さんへ戻り、会議室で、脇口社長から、今も、巻き網漁のマグロを入れず、延縄漁のみ水揚げする那智勝浦の歴史、脇口水産の海洋資源管理に向けての取り組み(MSC認証にも挑戦)など、そのこだわりについてお話を伺い、また加工場の視察も行いました。  参加者の一人で一本釣りのカツオにこだわりながら鰹節屋を営むタイコウの稲葉さん(Radixお魚チームの理事)も、巻き網漁の問題点はマグロもカツオも一緒と話していました。資源管理と見栄えや味など品質の両面で、やはり一本釣りや延縄が優れており、それは、当然、流通価格や利益にもつながってきます。
社長からヤマサ脇口水産の取り組みを説明
加工場での説明を聞く参加者

名古屋への帰路では、くじらのドキュメンタリーをもう一本

 名古屋への帰路はバスでの長旅。もう1本の資料映像を見ながらの帰路となりました。

 往路で見た資料映像とは別の方が制作されたものですが、どちらも、クジラ漁やイルカ漁についてマスメディアから受ける断片的な印象とは別の考えさせられるものでした。
(事務局・高橋)

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