農場主のキースさんは14世紀から続く農家の19代目。2003年からAWをブランド化とすることを決意し放牧を始め、2013年オーガニックに。通年放牧に周囲の理解が得られなかった当初に比べ、今は一般の人もAWの知識があり反対の声はないそうです。豚が土地を耕しその後生えた草を牛が食べるため、広い敷地を区切り、1年ごとにバークシャー豚→アンガス牛の順に移動、7年かけてのサイクルで放牧しています。
キースさんは「動物がHAPPYな一生を送れるよう、それを実現するために先駆者的人間が必要」と言っていました。一方で農業の肉体労働を背負っているのは移民であり移民の労働力あってのオランダ農業という現実の中「若い人で農業をやりたがる人が少ない。オランダ農業の未来は、大型化していくのでは…」という言葉は日本と共通する部分も感じ、心に残りました。