昨年の専門部会、福広・村山塾で取り上げられた、地力プロジェクトの話を聞かれた、あゆみの会の丸山さん。さっそく地元に帰って取り組んだ結果の報告と気になる点をお話しいただきました。
アンモニア態や硝酸態の窒素はDr.ソイルでは出てこないが、同じ試薬を使い熱水抽出法で検査すると今まで見えていなかった窒素(アンモニア態・硝酸態)が出でくる。この検査方法を導入して現在試験中とのこと。
今年は春先、乾燥し硝酸化が進んでいる中で急に雨が降り植物に吸収されたことで害虫の発生に繋がったと考えられる。これは地力窒素の由来が大きいので今回の検査方法をうまく使い管理することで害虫の発生をおさえることに繋げていきたいと考えている。今後は各農家が使っている堆肥の分析もしてデータ収集も行っていきたい。
逆にこの検査方法で気になることは、鉄・マンガンの数値がMAX状態で検出されるので慎重にデータ収集していく必要があると考えている。