農産部会ブログ

2013/12/25

全国若者集会 in 福島 開催報告





「根源を共に拓く」ALLらでぃっしゅぼーや作戦会議
テーマ:つながる・つなげる
なんと5年ぶりとなる若者集会。2013年11月23 日(土)〜24 日(日)
の2日間、福島県・安達太良山のふもと、岳温泉の「櫟平(くぬぎだい
ら)ホテル」で開催されました。
当初は東京開催の予定でしたが、世話役たちの提案で「被災地の今をこの
目で見れば、各々が何かを感じられるはず」と福島に変更されました。
開催地決定が遅くなったことで「30人も集まればいいか…」という予想
を大きく裏切り、ALLらでぃっしゅ(生産者35名+配送クルー33名+
らでぃっしゅぼーや30名+α)の100名余りが作戦会議に集まりました。
スケジュール1日目
世話役の皆さん
全国若者集会準備委員会メンバー(世話役)は、
信太 惇吉さん(Radixの会/理事代表) / 五十川 賢治さん(Radixの会
/ 北海道地区代表)/ 上村一 宏さん Radixの会/九州地区代表)/ 北
沢 正樹さん(Radixの会/ 東北地区代表) / 斉藤 篤司さん(Radixの会
/関東地区代表) / 宮垣 剛さん (Radixの会/関西中四園地区代表)/
島田 晶子さん(らでいっしゅぼーや(株) 若者代表)/市川 一紀(Radicleの会 若者代表) / 竹田  徹(Radicieの会 若者代表)の9名。
開始直前までスケジュールのすり合わせです。
開会式
信太惇吉さん







続々と到着した参加者が大宴会場に集まり、いよいよ若者集会がスタート。
世話役の信太さんから、開会の挨拶と若者集会の今後についての提案があ
りました。
若者集会を継続的な活動にするための変更点は以下の3点。
●年齢制限→就業年数25年までに
●名称→らでぃっしゅ次世代ネットワークに
●世話役→任期2年、立候補か指名に
密なコミュニケーションで様々な問題点を解決し、よりよい活動を続ける
ために、Facebookの活用も提案されました。


「若者って言うには苦しい人が混じってないか?」が合言葉だった若者集
会の年齢制限もすっかり(?)解消です。年に1回と言わず、各地で小さ
なオフ会がたくさん開催されるといいですね。
座学発表
挨拶に続いて会議本番。代表者6名による発表です。
●生産者&メーカー:水の子会・上村一宏さん/常盤村養鶏農業共同組合・葛西佑哉さん
●らでぃっしゅぼーや:農産部・三宅和成さん/営業部・本宮洋志さん
●配送クルー:(有)エムズ・山内宏将さん/(株)シード・宍戸義英さん
自社業務紹介から壮大な自己PRまで、みなさん直前に依頼されたにもかかわらず
興味深い発表が続きます。中には「今年の猛暑で、なぜ女性クルーが大量退職したか」
という気になるテーマもありました。
上村一宏さん
葛西佑哉さん
三宅和成さん
本宮洋志さん
山内宏将さん
宍戸義英さん

グループディスカッションとその発表
くじ引きによって参加者がシャッフルされ、9グループに分かれてのディ
スカッション。皆がリラックスして活発に議論できるよう、世話役たちが
グループにナビゲーターとして加わりました。
テーマは決めず、日頃感じていることなどを自由に議論していくというス
タイル。硬かった表情も時間と共にほぐれ、活発なやりとりがあちこちで
行われました。
「座学だから座敷で」とホテル担当者さんの勘違い(!)が大成功。話し
合いの距離が近く、あちこちで「つながる」様子が見てとれました。
ディスカッションの発表もおのおののスタイルで。
実は発表の内容よりも、1時間半のディスカッションに
意味があったと感じた参加者が多かったようです。


懇親会
吉澤正巳さん

懇親会の前に、2日目に訪問する希望の牧場・吉澤正巳さん(浪江町で被
爆した牛たちにエサをやり続けている)から、牧場に関する簡単なレク
チャーがありました。
若者集会で、最も重要なプログラムでもある懇親会。
後藤常務理事からの「火をつけない限り、どんなに盛り上がっても大丈夫!」という挨拶に、参加者全員大変な
盛り上がり。さて今夜の被害状況はいかがなものか…。

Radixの会のイメージソングが作られることが世話役の上村さんから発表され、歌詞を作るためのキーワードが募
集されました。総会当日はみんなで歌いましょう!
懇親会の最後には赤とんぼの伊藤幸蔵さんが合流。若者集会の顔でもあった伊藤さんの叱咤激励の言葉に喝采の
声があちこちから上がりました。
そして2次会、3次会、4次会……いつまで続く「つながる」宴会。ちなみにその夜の被害金額はゼロでした。
後藤常務理事からの言葉に刺激されてか、すぐに座がくずれ、あちこちに車座の出来上がり!
らでぃっしゅ女子何を語る?
歌詞のキーワードを募集しました
伊藤幸蔵さん

スケジュール2日目


バス2台に分乗し、地震の被害はほとんどなかったものの、福島原発の
事故により放射性物質による汚染の脅威にさらされた3カ所を回ります。
羽山園芸組合さん訪問
武藤善朗さん

二本松町のりんご生産者、羽山園芸組合さんを訪問。原発事故から今まで
のお話を武藤善朗さんとお父様にお伺いしました。りんごを廃棄しなくて
はならなかった辛さ、効果を上げた除染方法、徐々に回復してきた売上状
況など淡々と話される武藤さん。
奥さんが手際よく剥いていくりんごは、蜜の入りがたっぷりで美味!「お
尻まで赤いりんごを選びましょう」とりんご選びのコツも教わりました。
傷ものなのにこんなに蜜が
美味しいりんごはお尻で見分けろ!
奥様の明子さん

道の駅「ふくしま東和」訪門
武藤正敏事務局長
道の駅「ふくしま東和」で災害復興プログラムについての取り組みを、
ふるさとづくり協議会・事務局長の武藤正敏さんに伺いました。

放射性物質の測定、会員の健康調査、除染、さまざまなデータの収集……
前向きに被害を分析し対策することで、風評被害を克服しつつある東和の
取り組みには頭が下がる思いでした。
東和地区の放射線マップ

原発事故の影響と正面から向き合う羽山園芸組合とふくしま東和。奇しく
も、お話しを伺ったお二人の武藤さんが口にされた「あきらめずに元気に
やっています。だからここを覚えていてください」という言葉。ホッとす
ると同時にずしりと重く胸に響きました。
非営利一般社団法人「希望の牧場・ふくしま」訪問 
ゴーストタウンと化した浪江町の町並みを横目に見ながら「希望の牧場」
に向かいました。政府の殺処分指示に従わず、被曝した牛たちに餌をやり
続けた吉澤さんの牧場を見学。
吉澤さんは、牛たちが寿命を全うし研究対象になればと、現在も350頭の
牛の飼育を続け、原発の反対運動を続けています。
餓死してしまった牛、荒れ果てた牧場は今はもう写真でしか見られません。
皮肉なことに牧場は平和そのもの。遠くに福島原発が見えます。
原発事故後の悲惨な状況を写真パネルで説明する吉澤さん。現在、希望の牧場は寄付で運営されている。

相馬海岸地区訪問
道路をふさぐゲートと警備員の姿に、これから向かう場所に想像をめぐらし、バスの中にも緊張感が漂います。
津波の被害を受けた海岸線は原発事故の影響で、震災直後からほとんど手つかずの状態。
時間が止まってしまったような場所でした。
被災地を訪れた人たちからも「震災直後なのかと錯覚してしまう」という声が上がりました。
慰霊碑に手を合わせ、若者集会は終了しました。
瓦礫がまとめられただけで全く手つかずの海岸線。セイタカアワダチソウが群生する野原に何隻もの船が浮かぶ

2日目は福島で開催された意味を考える1日でした。
若者集会でつながった参加者たちが、2日間で感じたことをどんなふうに
つなげていくのでしょうか。とても楽しみです。
(羽山園芸組合さんのりんご畑で記念撮影)

フェアリーダスト・オフィス株式会社 西村郁子
2013/12/25

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