生産者VOICE……生産者のチェーンBlog 生産者から生産者へ。このページでは、各地の生産者が「VOICE」のバトンを手渡していきます

農産

菅野義則/麓郷生産組合

2009-07-20

こんにちは Radixの会理事(農産部会) 麓郷生産組合の菅野義則です!

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麓郷生産組合の菅野義則です。

我々の組合は富良野市より東部方面へ約15kmほど山間に入った所に位置し海抜は400m以上、冬はマイナス20℃以下、夏はプラス30℃以上にもなり一年を通して激しい気温の差の中で暮らしております。
組合員戸数は4戸で主にホウレン草、玉葱、じゃがいも、カボチャ、アスパラ等で、
らでぃっしゅぼーやさんと取引をさせてもらっており、平成13年に取得した有機JAS圃場にて全作物を栽培しております。

組合となるまでを少し振り返りますと、約20年前に「土作り」を目的として後継者仲間十数人と「土壌活性化研究会」と妙に堅苦しい会として発足しましたが実態は集まっては飲んで騒いでいた方が多かったかもしれません。
活動としては仲間の圃場視察、土壌検査を基とした微量要素による土作りやエーザイ生科研の中嶋先生の講演会へ参加したりと、それなりに一生懸命に取り組んでいました。
「食べた人が健康になる野菜」を目指していましたから、必然的に農薬や化学肥料や除草剤等は使用しなくなり、せっかくこだわって作った野菜は理解ある消費者に食べてもらいたいと気持ちも大きくなった訳です。

その頃は東京へは高校の修学旅行でしか行ったことがなく、ましてや飛行機に乗るのもほとんど初めてのあり様でしたから、無い金はたいて知り合いについて東京の消費者に会いに行きました。
しかし、なかなか消費者と会話が弾まないし何を話していいかわからない(今では想像もつかないと思いますが)で困り果てた事を思い出します。

冬の東京で取引先の手伝いという事で軽トラックに野菜を積んで団地に売りに出掛けまして、その日はめずらしく東京は早朝から大雪で軽トラックを押しながらで、皮靴はベチャベチャになり疲れ果てたところへ一緒に行った店の人に「菅野さん自己紹介して!」と拡声器を渡されたので団地に向かい大きな声で「エーッ北海道は富良野から来た玉葱生産者の菅野でございます!!!少々見たくれは悪いですが味は・・・」

ドサッ、ドサッ。
何と軽トラックの横で叫んでいた私の頭に電柱の雪の塊が落ちてきたのでした。それを見て団地の奥様が「本当に大変ねぇ」と声を掛けてくださった一言が今でも忘れられませんね。
あとは消費者との交流会に出席したときの事。
「いつもおいしい野菜をありがとうございます」と小さな子供から感謝状を頂いたときは、地元での色々な事が思い出され胸が熱くなりました。
自分たちの応援団はこんなに沢山いたんだなぁと。


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これからは今までの経験を生かし土作りの大切さ、自然の大切さ、命の大切さ、そして「食べた人が健康になる」野菜作りを提案していきたいですね。

Radixの会にはこだわりをもった生産者を育てていただきたいですね。
自分も農業を目指したい人がいれば受け入れていきたいし、富良野へ行きたい人がいれば受け入れていきたいと思います。

これからは、食糧を育てられる土地と、きれいな水が溢れている所に住むのが一番ですよ。

露木和美/らでぃっしゅぼーや株式会社

2009-06-29

Radix 役員Voice 特別会員理事 露木和美

   露木さん(笑顔)

Radixの会のみなさん、こんにちは。
品質管理課の露木です。

Radixの会の衛生講習会で加工食品、水産加工品、畜産加工品に携わる会員のみなさんとはお会いする機会がありますが、農産や畜産の方とは面識があまりないのではと思います。
お話サラダをくまなく読んでいただいている方であれば、なるほど添加物の
コーナーでおなじみのといったところでしょうか?

会社内での役割としては、お客様にご満足いただける商品を品質の面で確実にしていくことと認識しています。そのためには栽培、飼育、原料からお届けまでのすべてにおいて、品質を作り、維持するために具体的に何を約束事としてどう管理していくかが大切です。

おかげさまで、製造元起因のクレームは数年前に比べるとずいぶん減ってきています。ひとえにみなさんの努力の賜物と思いますが、衛生講習会やお魚 会議での情報や知識が少しでも役に立っていれば、開催する甲斐もあります。さらに役立つ会にしていくべく、参加したときのアンケートやそれ以外でもご意見をお寄せいただければと思います。また、農産や畜産における品質管理も今後ますます重要になってきます(実際、農産物への髪の毛混入がクレームとしてあがってくるようになってきています)。土台となる部分は一緒ですので、農産、畜産の方もぜひご参加ください。

食品に関する事故や事件が発生するたびに、法律で表示のルールや製造上の管理項目が増え、表示の変更やそれに伴う確認などもややこしくなってきていると、実感されている方も多いと思います。ただそれだけ食品に対しての不安や不満が消費者にあるのだということ、また、だからこそ私たちの商品を選んでくださるお客様がいるということを、みなさんとともに再認識し、その期待に背かないように私たちがやるべきこと、できることは何なのか、一緒に考えながら取り組んでいけたらと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

農産

森﨑秀峰/らでぃっしゅぼーや株式会社

2009-06-29

Radix 役員Voice 特別会員理事 森﨑秀峰

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農業に従事したいと思い、らでぃっしゅぼーやに入って15年目。
ほぼ、農産に携わる仕事1筋でやってきましたが、まだまだ日々勉強だと思っています。神奈川、大阪のピッキング現場では、多くのパートさんたち、そして生産者の皆さんに勉強させていただきました。仕入れの部署では、引き続き生産者の皆さんに勉強させていただく毎日が続いています。

いよいよ、農業生産事業にも進出して、入社前の夢が、現実の仕事、壁として目の前に立ちはだかってきました。

農業経営においては、理念技術経営の3つの柱が必要になり、
どれかだけが突出していても、継続しての運営はできません。
その中で、Radixの会、らでぃっしゅぼーやとしては、理念、技術の順で皆さんと共有、そして高めあってきました。
これからは、もうひとつの柱である経営の部分も高めあっていく必要があると考え、昨年の経営勉強会を開催しました。

経営と聞くと、昨今の資本主義の終焉のように、悪い響きのほうが大きいように思えたりもしますが、決してそんなことはなく、変化する環境の中で、どのようにしていくか、継続して農業を続けていくのか、それは金銭面であったり、法律面であったりと、多面的に考える必要があるということだと思います。
進化論を唱えたチャールズ・ロバート・ダーウィンの格言に以下のものが
あります。

「最も強い者が生き残るのではなく、

最も賢い者が生き延びるでもない。

唯一生き残るのは、変化できる者である」

理念を変える必要はなく、経営手法を変えること脈々とつながる命をつなぐ食を提供する技術を継続していくことができる思います。
Radixの会には、若手の生産者が多くいます。(私もまだ若手です!)
私たちの手で、日本の食を支えていけるように、3つの柱を、より太いものにしていきたいと思います。

畜産

佐藤貞之/木次乳業

2009-06-29

こんにちは Radixの会理事(畜産部会)木次乳業の佐藤です!         

こんにちは、木次乳業の佐藤です。

2年間Radix理事を努めさせていただいています。

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牛乳屋の大きな嘆き

毎日の口癖が『農業を疎かにすると国が滅ぶ』よ、でも、「農業は永遠不滅の仕事である」

と喧しく言い続けています。

戦後日本は、一貫して利益追求に走ってきましたが、なぜか今生きる事に、肉体的にも精神的にも不安が一杯です。

江戸の昔、士・農・工・商と呼ばれた時代がありました。『生かさず殺さず』の農業政策は今も何ら変わりはありません。今になって自給率を取りあえず10パーセントアップと囁いて言っていますが、絶対無理です。増えるどころか酪農を中心に畜産関係は、壊滅的な状況であり、大半の酪農家は、空気や水で生活していると言っても過言ではありません。

私も他の仕事を中断し酪農家が、ご飯粒が食べられるように一生懸命に駆けずり回っています。今ここで頑張らないと絶滅の危機に陥る。何ここ一番踏ん張ろう。諄いようですが、このような危機的状況をご理解賜りたいと思います。

一つ提案を、徴兵制ならぬ徴農制を行ったらどうでしょうか。食糧の輸入は不安が一杯です、国民は陸に上がった河童になります。一番の自己防衛は自国で食糧(命)を作ることです。食べ物の大切さ、有難さ、農業は金の価値観で判断するから誰も就農しません。

農業は聖域であることを、どうかお忘れにならないで下さい。

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エコロジー

岡山晄生/リバーライト

2009-06-09

こんにちは Radixの会理事 岡山晄生です!

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    一昔前までは、殆どの日本の主婦は「安全な食品かどうか」を自分で見分けることが出来た。ところが今日では多くの人にとって、食品の安全は自分で見分けることではなくなってしまったようだ。人間だって生き物。ならば生き物として進化し続けなければならないはず。ところが多くの人は食べ物の良し悪しさえ自分で判断できなくなってしまった。これは「生き物としては退化?」なのではないだろうか。「空気、水、食料」なしでは人は生きて行けないのに、この国では、食べ物を粗末にする、食べ物のことが分からない、こんな人が増え続けている。今、世界では食糧争奪戦争、水争奪戦争、資源争奪戦争が起きているというのに…。日本人一人一人が真の賢さを身につけ、自分で判断し行動するといったこと無しに、政治や行政まかせで問題を根本から解決することなどといったことは出来るはずがないのに…。

良い自然環境が豊かにあってこそ、「良い空気、良い水、安全な食料」にも十分に恵まれる。その原点は、豊かな森林だ。日本は一見森林に恵まれているように見えるが、実はすでに健康といえない森林が増え続けている。森林の劣化が進行しているのだ。

自然環境と食糧。この問題を解決するには、消費地といわれる都会に住む人々が「自然環境と食糧」を、「自分の命の問題」として考え理解することが必須条件となる。普通の商品と同じレベルでとらえている間は、根本的な解決は無理だろう。

もう一つある。食糧問題でも自然環境問題でも日本では今、日本中にはびこっている「善意(?)なる人々の無知」も、解決を遅らせる、或いは妨げる大きな障害、問題点と言える。そのためにも、「森林」と「空気、水、食糧」と「人の生命」との関係をしっている世代が、周りの人に、若い世代に、事の重大さを伝えることにもっと真剣に取り組み、行動する必要がある。

誰しも、この世に生を受けた以上、なにがしかの役割を社会で果たして行かねばならないと考える私ですが、自分が社会とかかわる限り、このようなことを考え続け、らでぃっしゅぼーやと共に、Radixの会の皆さんとともに行動し続けようと思っています。

その第一歩は、自分が本物のプロであり続ける努力を日々怠らないことです。そして多くの生活者に向けて、プロなればこそ発信できる「質の高い情報」を分かりやすく発信し続けることが重要だと思います。もちろん私も、本当に小さな力でしかありませんが、自分の最善を尽くして機会のある限り発信し続けてまいります。

 

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